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定期的に妊婦健康診査(妊婦健診)を受けましょう!

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定期的に妊婦健康診査(妊婦健診)を受けましょう!
妊娠がわかったら
定期的に妊婦健康診査(妊婦健診)を受けましょう!
妊婦健診は、ママや赤ちゃんの健康状態を定期的に確認するために行うものです。また、お医者さんや助産師さんなどに、
妊娠・出産・育児についてわからないことや心配なことを相談することもできます。
妊娠期間中をより健やかに過ごすためには、病気の有無を調べることだけではなく、日常生活や環境、栄養などさまざま
なことに気を配る必要がありますので、妊婦健診を活用してください。
市町村では、健診にかかる費用を公費で負担する
「妊婦健康診査受診票」
を発行しています。妊娠がわかったら、早めにお
住まいの市町村へ「妊娠届」
を出して、妊婦健診を受けましょう。
健診を受けられる主な場所は、病院・診療所です。
妊娠中は、妊娠の経過に伴って、心と体も変化します。ママ自身が上手に変化に対応できるよう、妊婦健診では、ちょっ
としたことでも相談し、その時々の生活状況に応じたアドバイスを受け、出産・育児の準備をしましょう。
出産・育児に向けて 知っておきたいこと、相談しておきたいこと
妊娠初期
妊娠中期
▶ 妊婦健診のスケジュール
▶ 貧血の予防
▶ つわりの対処法
▶ 早産の予防
▶ 流産の徴候と予防
▶ 妊娠中に起こる不快な症状への対応
▶ 日常生活の注意
(腰背部痛、むくみ、便秘、頻尿など)
▶ 妊娠中の食事
▶ 妊婦体操
▶ 出産場所を選ぶ
▶ 母乳の準備
▶ 母親学級、両親学級の受講
日常生活や食事など、
これまで以上に気を配る
必要があります。
▶ 赤ちゃん用品の準備
▶ 里帰りの時期
▶ 産後の支援者
妊娠後期
▶
▶
▶
▶
入院の準備
出産に向けての心構え
おっぱいのケア
異常徴候
産後に向けて
▶
▶
▶
▶
▶
▶
赤ちゃんとの暮らし
生活のリズム
母乳のあげ方
産後の体調管理
産後うつについて
家族計画
もし、お医者さんに相談しづらいことがあったら・・・
市町村の子育て支援担当窓口や保健センターなどでは、困っていることを相談すれば、専門家を紹
介してくれます。また、地域で病気の予防や健康づくりの活動をしている保健師もいます。心配ごとや
不安な気持ちは、ひとりで抱え込まず話してみてください。
マタニティマーク
妊娠初期は、赤ちゃんの成長はもちろん、ママの健康を維持するためにとても大切な時期ですが、
外見ではわからないため、
「電車で席に座れない」など、ママにはさまざまな苦労があります。
「マタニティマーク」はママが交通機関などを利用するときに身につけ、周囲に妊婦であることを
わかりやすくするものです。通勤や健診のための通院などにお役立てください。
妊婦健診を受けていないと・・・?
妊婦健診を受けず、陣痛が始まってから病院に運ばれる方が、残念ながらいらっしゃいます。病院側
では、これまでの妊娠経過がわかりませんから、注意しなければならない病気があるのか、赤ちゃんが
順調に育っているのかなどが全くわからない状態です。ママと赤ちゃんにとって、非常に危険な出産に
なりますし、受け入れられる病院は限られてしまいます。
もともと健康な方でも、妊娠中に重い病気にかかることがあります。症状が進んでからでは治療は困
難ですので、安全な出産のため、早期に発見し、適切な治療や保健指導を受けることが重要です。
秋田県健康福祉部健康推進課
妊婦健診の内容を知っておきましょう
妊婦健診で行われる代表的な検査の内容と時期をご紹介します。
適切な時期に必要な検査を受け、健康状態を確認することが大切です。
※これらの検査を実施するかどうかや時期は、病院などによって、また、ママと赤ちゃんの経過によっても異なります。
時 期
毎回
検査項目
尿検査・血圧測定
血圧の上昇、たんぱく尿や尿糖の有無により、妊娠高血圧症候群、妊娠糖尿病
などの病気を早期に発見します。簡単な検査で、多くの情報を得ることができ
ます。
体重測定
妊娠中は、体格に応じた適度な体重増加が必要です。体重の増え方が著しく多
い場合は、妊娠高血圧症候群など、著しく少ない場合は、赤ちゃんの発育が順
調ではない可能性などが考えられます。
腹囲・子宮底長測定
腹囲は、おへその位置でお腹の周囲をメジャーで計測します。子宮底長は、恥
骨の上から子宮の上端までの長さをメジャーで計測します。子宮が妊娠週数に
応じて大きくなっているかどうかを確認します。
血液型
妊娠初期∼ 11週
28週∼ 31週
妊娠初期∼ 11週
妊娠初期∼ 11週
血液検査
妊娠初期∼ 11週
28週∼ 31週
36週∼出産まで
ママに
「不規則抗体」があると、赤ちゃんが黄疸になる可能性があるので、その
時に備えて検査をしておきます。
血算
貧血の予防のため、お産の時の出血のリスクなどを考え、あらかじめ貧血や血
小板減少などの異常がないかを確認しておきます。
血糖
妊娠中の糖尿病は、ママと赤ちゃんの両方に影響があります。妊娠糖尿病がわ
かれば、早い時期から血糖コントロールを行います。
風疹ウイルス抗体
ママが妊娠初期に風疹に感染すると、赤ちゃんに影響を与えることがあるため、
風疹に対する抗体の有無を調べます。抗体がない場合は感染しないように注意が
必要です。
(妊娠前に検査をして、予防接種を受けておくことが、より重要です。
)
HTLV−1(ヒトT細
胞白血病ウイルス−1
型)抗体
ママがこのウイルスを持っていると、母乳を介するなどして赤ちゃんがHTL
V−1に感染する可能性があります。ママに感染がある場合、授乳方法を工夫
することで赤ちゃんが感染する可能性を低くできることがわかっています。こ
のため、検査をしてウイルスの有無を調べます。
超音波検査
(エコー検査)
妊娠初期∼ 23週
性器クラミジア
32週∼ 35週
B群溶血性連鎖球菌
妊娠初期∼ 23週
28週∼ 31週
36週∼出産まで
ABO血液型とRh式血液型を調べて、赤ちゃんとの「血液型不適合」
を早期発
見し、対応できるよう準備します。また、もしもの時の輸血のための検査にも
なります。
不規則抗体
その他の感染症検査
16週∼ 19週
24週∼出産まで
内 容
Nugentスコア
(細菌性膣症検査)
心臓四腔断面・
3 vessel view確認
NST
(ノンストレステスト)
B型肝炎、
C型肝炎、
HIV、梅毒などの感染の有無を調べます。感染がある場
合は、赤ちゃんへの感染を予防するための処置を行います。
お腹の上や、膣内から超音波をあてることで、お腹の中の様子が画像になって表
れます。妊娠初期の検査では、赤ちゃんの大きさから妊娠週数がわかります。そ
の後の検査では、赤ちゃんの発育状態や、胎盤の位置、羊水の量などがわかります。
赤ちゃんが産道を通るときに感染する細菌です。膣内の粘液を綿棒で取り検査
します。感染している場合は、赤ちゃんへの感染を防ぐために必要な処置を行
います。
早産を引きおこしたり、赤ちゃんへの影響が大きい
「絨毛膜羊膜炎」
の原因とな
る「細菌性膣症」の症状の有無を、膣内の粘液を取り検査します。症状によって、
必要な処置を行います。
赤ちゃんに先天性の心疾患がないかを確認します。胎児診断がされていると、
仮に疾患があった場合でも、出生後すぐに治療を開始することができます。
ストレスのない状態、つまり陣痛のない状態で、赤ちゃんが元気かどうかを診
ます。お腹に、赤ちゃんの心拍と、子宮の収縮状態を記録するセンサーをつけ
て調べます。
パパの支えは効果大!
妊娠してからのママの体と心の変化に比べ、パパになることは実感しづらいかもしれません。
でも、パパが、ママや赤ちゃんを大事に思う気持ちは、思っている以上にママの体と心によい影
響を与えます。ママの体の不調や不安な心に寄り添って、やさしく接し、安心させてください。
また、
「母子健康手帳」などを読んでみて、妊娠・出産の知識を身につけることもよいでしょう。
パパが興味を持って学ぶ姿を見るだけで、ママはうれしい気持ちになるはずです。
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