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知の知の知の知 - 社会福祉法人大阪手をつなぐ育成会

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知の知の知の知 - 社会福祉法人大阪手をつなぐ育成会
い~な
あまみ
中 央
しらさぎ
さくら
大阪+知的障害+地域+おもろい=創造
知の知の知の知
社会福祉法人大阪手をつなぐ育成会 社会政策研究所情報誌通算 1736 号 2014.1.16 発行
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介護事業者の倒産、昨年は過去最多の 54 件- 前年比 6 割増、商工リサーチ
キャリアブレイン 2014 年 1 月 14 日
東京商工リサーチが 14 日発表した全国企業倒産状況によると、有料老人ホームや訪問介
護など「老人福祉・介護事業」の倒産は 2013 年には 54 件発生し、介護保険制度がスター
トした 2000 年以降、最多となった。利用者減など「業績不振」によるものが過半数を占め、
東京商工リサーチでは「ニーズはあるが、高額な入居金がネックになって、利用者をうま
く受け入れられていないことが一因」と分析している。【兼松昭夫】
老人福祉・介護事業の倒産は 2000 年以降、増加傾向が続き、08 年の 46 件をピークにい
ったんは減少に転じた。しかし、12 年には 4 年ぶりに増加し、13 年は前年比 63.6%増とな
った。負債総額は 36 億 1400 万円だった。
経営主体が財産を清算して消滅する「破産」による倒産が 50 件と、全体の 9 割を超えた。
経営再建を目指す「民事再生」は 3 件(5.6%)にとどまった。倒産の原因別では業績不振
30 件、放漫経営 12 件な
どだった。
■医療機関は 1 件減の
36 件
一方、病院や診療所な
ど医療機関の倒産は 36
件で、前年の 37 件から
1 件減少した。施設ごと
の内訳は、病院 8 件、一
般診療所 13 件、歯科診
療所 15 件。破産が 29
件と 8 割を超えた。一般
診療所では 12 件、歯科
診療所では 14 件がそれ
ぞれ破産によるものだ
った。
倒産の原因は業績不振 12 件、放漫経営 10 件など。
介護サービス費用引き上げ提示 消費税対応、大半で数円増 共同通信 2014 年 1 月 15 日
厚生労働省は15日、社会保障審議会(厚労相の諮問機関)の介護給付費分科会で、4
月の消費税増税に伴う介護報酬引き上げを踏まえ、具体的なサービスごとの費用引き上げ
案を提示した。増額幅はサービスや要介護度によって異なり、介護サービスの大半で、1
回の利用者負担が数円増える見通しだ。
事業者に支払われる介護報酬は「単位」で示される。1単位10円が基本だが、都市部
など人件費の高い地域では加算がある。今回は1~7単位の引き上げが多い。サービスの
利用者は1割を負担する。
生活保護の誤解解く 実情訴える出版物相次ぐ
東京新聞 2014 年 1 月 9 日
生活保護を受けている人たちへの世間の誤解を解きたい-。そんな思いで受給者や元受
給者、支援者らが生活保護の実情を説明する出版物が相次いでいる。元受給者の実名や顔
写真まで入ったインタビューが掲載されているケースもある。 (白井康彦)
季刊雑誌「はるまち」は昨年十
二月に、第二号が出た。受給者や
元受給者へのインタビュー記事
がメーンだ。
「受給歴を世間に知られると中
傷されやすい。それでも明かして
『当事者の顔が見える』状態にし、
実態を知ってもらおう」と、社会
活動家の湯浅誠さん(44)が発
案。東京都内に住む大学生の小林
さよさん(23)に企画を持ちか
け、知人らが協力した。
小林さんは幼いころから生活保護家庭で育った。生活保護制度がなければどうなってい
たか。
「その素晴らしい面を伝えたい」と意気込む。第二号の表紙などに登場した藤村貴俊
さん(34)は、京都府京丹後市の職員。高校生のころ受給世帯だった。今は生活困窮者
などを対象にした「寄り添い支援総合サポートセンター」の担当だ。はるまちは一部二百
円で、A4判二十四ページ。問い合わせはメールで編集部=[email protected]=へ。
昨年末には漫画「陽のあたる家」も発売された。主人公は夫と中学生の娘、小学生の息
子と暮らす主婦。夫が病気で倒れて会社を退職し、生活に困って生活保護を受給したとい
う物語。保護申請が心理的にすごく難しく、受給者が周囲から誤解されることなどを描き、
学校のスピーチ大会での娘の訴えで誤解が解ける場面で終わる。
作者のさいきまこさんは「生活に余裕がなかった」と言う。
「将来は生活保護かも」と考
え始めた二〇一二年春、高給取りのお笑いタレントの母親が、生活保護を受けていたこと
が発覚。受給者をバッシングするような風潮が広まった。そこで「生活保護制度を正しく
知ってもらおう」と、NPO法人「自立生活サポートセンター・もやい」で生活保護の申
請同行なども体験し、生活保護制度をみっちり勉強したという。
一二年十二月に発刊された「生活保護とあたし」では、元受給者の女性が暮らしぶりを
生々しく描写。
「誤解されたまま批判されたくない」という当事者の思いも率直に伝えてい
る。
昨年はフリーライターのみわよしこ、支援者側の稲葉剛、大山典宏の三氏らも生活保護
の実像を伝えようと単行本を著した=表。
一方、自民党の片山さつき参院議員は一二年十一月、生活保護予算が増えすぎたとの視
点から、
「正直者にやる気をなくさせる!? 福祉依存のインモラル」を出版。お笑いタレ
ントの問題を追及したことに激励の手紙やメールが大量に届いたことを紹介。「働こうと思
えば働ける受給者が増えた」
「個人の勤労意欲や家族の絆を喪失させないよう、生活保護制
度を改正せねばならない」と強調している。
社説;【民生委員不足】支える体制づくりを急げ
高知新聞 2014 年 01 月 15 日
住民と行政のつなぎ役である民生委員の不足が県内で深刻化している。昨年12月時点
で、16市町村で計101人の欠員が出た。100人を超える欠員は初めてだ。
県内全体の欠員数は2007年が30人余り、10年は80人近くで、年を経るごとに
状況が厳しくなっている。こうした傾向は全国でも共通している。
住民同士のつながりが希薄になり、民生委員に期待される役割はますます重くなってい
る。1人暮らしの高齢者や障害者ら地域で支援を必要とする人は多い。民生委員を支える
体制づくりを急ぐ必要がある。
民生委員は住民の生活状態を把握し、相談に乗ったり必要な情報を提供したりする特別
職の地方公務員で、厚生労働相が委嘱する。活動費の補助以外は原則無報酬で、実態は手
弁当のボランティアだ。
かつては生活保護世帯や母子家庭などへの助言が中心だったが、00年の民生委員法改
正を境に、活動範囲が広がった。最近は、児童虐待や引きこもり、家庭内暴力、高齢者の
見守りなど多岐にわたる。
10年の高齢者の所在不明問題をきっかけに、その役割の重要性が再認識された。だが、
なり手はなかなか見つからず、かえって辞退するケースが多く見られる。
一つには面倒を嫌う風潮があるという。普段から近所付き合いが活発でない上に、対応
の複雑さや責任の重さなどから敬遠する人は少なくない。
欠員がある地区では1人当たりの担当件数が増える。定期的な見守りができない所も出
てくるという。
高知市の調査では、民生委員の約8割がやりがいを感じると同時に、7割近くが「大変」
と答えている。この負担感を取り除かなければ、なり手不足は解消されないだろう。制度
や業務内容の抜本的な見直しが求められる。
05年の個人情報保護法施行も活動に影響しているようだ。高齢者ら住民の情報を提供
しない自治体もある。マンションが増え、民生委員が住民の情報を収集するのは困難だ。
一方で、各地域の事業者が民生委員の団体と見守り協定を結ぶといった動きも広がって
いる。
民生委員は、防災面でも災害弱者の被害を最小限に食い止めるために不可欠な存在だ。
その活動をどう支えていくか。地域全体の課題である。
ブックレット 17「子ども相談ノート~統合保育のみちしるべ」
武居 光 著
A5判 112 ページ 定価 本体 1,000 円+税 送料 80 円
この本には、私が 2007 年から 2013 年までの 6 年の間に川崎市発
達相談支援センター、川崎西部地域療育センターに勤務しながら子
どもについて書いたり話したりしたことを収めました。
この本は自分が支えられた数々のワンフレーズからできています。
第1部は、地域の保育士や親の会のつながりで書いた文章です。
私は療育機関に働きながら「療育者は黒子であれ」という上司、佐々
木正美氏のことばに共鳴して、ケースワーカーとして保育園や幼稚
園の先生、親の会を支えることに取り組んできました。読み返すと、
支えることと教わることは同じという感慨があります。
★S プランニング
児童買春・ポルノ…性的被害防ぐ
子供向けの啓発漫画
NPO法人が作成へ
産經新聞 2014 年 1 月 15 日
児童買春や児童ポルノなど子供の性被害を防ぐ啓蒙(けいもう)活動に役立てようと、
人身取引の被害者救済を行うNPO法人が子供向けの啓発漫画作りに取り組んでいる。イ
ンターネットで小口資金を集める「クラウドファンディング」を活用して資金を募る一方、
制作には対象読者の中高生を加える。
発案したのはNPO法人「人身取引被害者サポートセンターライトハウス」(旧ポラリス
プロジェクトジャパン)
。人身取引は労働や売春を強要して利益を搾取することで、ライト
ハウスは被害者からの電話相談など救済に取り組んでいる。問題の認知度向上などのため、
学校や児童養護施設などで年間50~60回の講演活動を実施する中、児童養護施設の職
員などから「子供の性的搾取について、子供自身が知る機会がない。子供も手に取りやす
い小冊子があるといい」との意見が出された。このため、学校での教育機会もなく、家庭
でも触れにくいテーマであることから、子供に身近な漫画での制作を決めた。
啓発漫画は性被害予防マニュアルとなるよう被害事例をストーリー仕立てで紹介。被害
からの回避法や被害に遭った際の対処法を学べるようにする。中高生も参加してもらい、
読者となる当事者の知りたいことを盛り込み、作画にも全面的に取り組んでもらう予定だ。
制作費の募集目標は100万円。約1万部を作り、これまで講演した学校や施設などに
配布する。目標額を超えた場合は携帯アプリで無料公開する方針だ。
寄付はクラウドファンディングサイト「シューティングスター」(http://sho
otingstar.jp/projects/462)からできる。募集期間は2月1
日午後6時まで。1千円、3千円など9種から金額を選び、クレジットカードで決済する。
ただし、期間内に100万円未満だった場合は寄付は不成立となり、決済はなされない。
問い合わせは、ライトハウス(電)050・3496・7615。
子育て一時金 DV、被害の親に支給
産經新聞 2014 年 1 月 15 日
厚生労働省は、消費税増税時の経済対策として実施する子育て世帯への一時金「子育て
世帯臨時特例給付金」についての注意点を示した。
給付金は、父母のうち所得が高い方に、子供1人につき1万円を1回限り支給する。今
年1月分の児童手当が子供1人当たり1万~1万5千円支給される世帯が対象だ。
支給基準日の1月1日時点で支払い対象者が決まるが、その後にDV(ドメスティック
バイオレンス)被害を受けた人が加害者と離れて子供を養育するケースでは、所得が低く
ても対象とする。ただ、1月1日以降に父母が離婚した場合は、所得が高い方が支給対象
となるため、親権を持っている親に必ずしも支給されない。親が死亡したり、海外に引っ
越したりした場合は原則支給となる。
給付金は市区町村の準備が整えば順次、支給する。支給時期は地域により差が出る見通
しだ。
虐待児童にセラピー犬 心落ち着き症状緩和
中日新聞 2014 年 1 月 14 日
日進の療育施設が導入
愛知県日進市岩崎町の児童心理療育施設「わかば館」が、虐待を
受け心理的治療が必要な児童に、犬を使ったアニマルセラピー(動
物介在療法)を導入。つらい記憶がよみがえるフラッシュバックや
人への愛着形成に苦しむ子たちの心を、穏やかな犬の存在が落ち着
かせる効果などがあることが証明された。 (並木智子)
アニマルセラピーに協力した海野さん(右)とシーズー犬「トムトム」=日
進市岩崎町のわかば館で
児童心理療育施設でのアニマルセラピーの効果の本格的な検証
は全国で初めてといい、わかば館は昨年末、長野県松本市であった日本子ども虐待防止学
会学術集会で成果を発表した。
同館には虐待されたつらさから、自分の中につくった別人格にその記憶を背負わせたり、
一時的に記憶が飛んだりする解離性障害がある子どもたちが生活している。
相手を攻撃することで注意を引こうとする傾向もあり、普段は定期的に専門職員との心
理療法を続けている。だが、ふとしたことで職員が虐待していた親などと重なりパニック
になる。それが壁となって、適切な人間関係や愛着の形成に時間がかかる。
アニマルセラピーは試験的に、こうした症状が重い小学生の女児3人が受けた。兵庫教
育大准教授の臨床心理士、海野千畝子さんの協力のもと、2012年2月〜13年3月に
実施。人になつきやすく、かみついたりほえたりすることがなく、カナダの動物養成施設
で適性が認められた13歳の雄のシーズー犬「トムトム」が加わった。
女児たちは個人とグループのプログラムを計15回受けた。個人プログラムでは、生ま
れてから現在までの出来事を順を追って振り返った。話が虐待された時期に及ぶと気持ち
は不安定になるが、そばで穏やかに座る犬を見たり抱いたりして、ぬくもりを感じ気持ち
を落ち着かせた。また、優しく歩み寄ることで触れ合いを受け入れる犬の存在を通じ、徐々
に人との距離感を学ぶこともできた。
セラピー実施後は、3人とも他の子と比べて症状が緩和。8歳の女児は急に記憶が飛ぶ
ことが減り、言葉遣いも素直になり、「優しい人になりたい」と話すようになった。
わかば館指導課長の石垣儀郎さん(名古屋学芸大非常勤講師)は「虐待を受けた子は逃
げるか戦うかの生活の中で育ち、大人に不信感を持っている。悪意のない温かい犬が応え
てくれることで、心の回復に必要な健康的なぬくもりを得られた」と話す。
検証終了後に新たなセラピー犬が見つからないこともあり、現在、この療法は中断。た
だ効果が認められたため、引き続き犬を探し、他の子も受けられるよう検討している。
わかば館 社会福祉法人、中日新聞社会事業団が運営する児童福祉施設「中日青葉学園」
内に2003年設立された。県内の児童相談センターを通じて、虐待などを受け心理的な
治療が必要な小学生から高校生を受け入れている。現在は35人が男女に分かれて生活し
ている。
呼べば立体模型作る最新機器 盲学校で授業
NHK ニュース 2014 年 1 月 14 日
調べたいものの名前を呼びかけるだけで立体の模
型が出てくる最新の装置が横浜市の盲学校に貸し出
され、14日、装置を使った特別授業が行われました。
この装置は、インターネット検索大手の「ヤフー」
が開発し、調べたいものの名前を呼びかけるとインタ
ーネットでデータを探し、3Dプリンターを使って樹脂で立体の模型を作り出します。
1か月間、横浜市神奈川区の盲学校に貸し出されることになり、14日は初めて装置を
使った特別授業が行われました。
子どもたちは、
「ハート」などをかたどった模型が出来上がると歓声を上げ、興味深そう
に形や構造を確かめていました。
視覚障害のある子どもは、名前は知っていても形のイメージがはっきりとしないものも
多いということで、模型を触ることで理解が進むと期待されています。
小学部の4年生の女の子は、
「こんな便利な機械があると知ってびっくりした。細かいと
ころもきちんと出来ていてすごいと思いました」と話していました。
横浜市立盲特別支援学校の星野勉校長は、「実際に触って形や構造を確かめてもらうこと
で、身の回りの物に関する知識やイメージが豊かになっていくと思う」と話していました。
認知症・うつ、画像で診断…技術開発支援へ
読売新聞 2014 年 1 月 15 日
政府は、認知症やうつ病などの早期診断などにつなげる新しい画像診断技術の実用化に
向け、資金支援に乗り出す方針を決めた。
診断や治療が難しい認知症などの適切な治療に結びつける狙いだ。最先端を走る日本の
研究は世界的に注目されており、政府は2015年に発足する日本版NIHの目玉事業に
位置付ける考えだ。
画像診断技術は、日本医科大学の大久
保善朗教授(精神医学)のチームが15
年度をめどに実用化を目指している。政
府は日本版NIHの発足を待たず、厚生
労働、文部科学、経済産業の3省が14
年度当初予算案に計12億7000万円
の研究支援費を計上した。
同様の研究は世界数か国で競い合っているが、日本の研究が最も進んでおり、米国など
約20か国から早くも開発後の技術供与の要請がきているという。
近畿大医学部と付属、堺市に移転へ…3月にも協定
読売新聞 2014 年 1 月 15 日
近畿大学が、医学部と付属病院を大阪府大阪狭山市から堺市の泉北ニュータウンに移転
する方向で検討していることがわかった。
近大が府や堺市から用地を購入し、2023年の新病院開業を目指す。近大と府、堺市
は3月にも協定を締結することで調整している。
近大医学部は1974年、大阪狭山市に開設。75年には付属病院(病床数933床)
が開院したが、施設の老朽化が進んでいることから移転を検討していた。
府や堺市などによると、移転先には、堺市南区の泉北高速鉄道泉ヶ丘駅前にある府営住
宅や市有地を予定している。医学部と約1000床の付属病院(地上19階)を新設する
計画で、高度ながん治療施設を備え、災害時の医療拠点となる機能を持たせる。
現在の付属病院は約300床に縮小して運営を継続し、堺市内にある近大医学部堺病院
(440床)は新病院建設に伴い、閉鎖する方向で検討している。
府や堺市は高齢化が進む泉北ニュータウンの再生につながると期待。老朽化した府営住
宅を高層マンションに建て替えて集約し、売却用地を確保する計画だ。
高知県内の障害者施設で初めてレネーがISO取得 安全な菓子販路
拡大を「世界基準を武器に」
高知新聞 2014 年 01 月 15 日
ISO22000を取得した杉野修副理事長と作
業者=左、豆腐でできた「きぬはだプリン」を作る
作業者。一つ一つ丁寧に作る=右(写真はいずれも
高知市の「菓子工房レネー朝倉本店」
)
障害のある人たちが働いている「菓子工房
レネー」(本店、高知市朝倉己)が、食品の
安全に関する国際規格「ISO22000」
の認証を取得した。高知県内で認証を受けて
いる企業はほかに1社しかなく、障害者施設では初めて。運営するNPO法人の杉野修副
理事長は「障害のある人でも安心、安全の商品を作ることができる。これからは県外にも
商品を売り出したい」と意気込んでいる。
増える「お泊まりデイサービス」
人権、安全確保へ独自基準
東京新聞 2014 年 1 月 16 日
日中に介護保険の通所介護(デイサービス)を高齢者が利用し、夜そのまま、そこに泊
まる「お泊まりデイサービス」は、都市部を中心に増えている。家族の負担を減らせると
の評価の半面、人権面や安全面で課題のある事業所もあるといい、最近は自治体が独自に
基準をつくる動きが広がっている。 (佐橋大)
「お泊まりデイといっても、内容はいろいろ」。名古屋市内の事業所のケアマネジャーは、
こう表現する。
日中のデイサービスなど、介護保険に
基づき提供されるサービスには職員や
設備で守るべき基準があるが、介護保険
外で提供される「お泊まりデイ」には、
全国一律の法的な基準がない。自治体の
行政指導の対象でもない。利用料、宿泊
室の広さ、防火対策などが事業所によっ
て、大きく異なるのはこのためだ。
自治体の調査によると、都市部では、
通所介護事業所の一~二割が宿泊サー
ビスも提供しているようだ。
名古屋市が二〇一一~一二年にした
調査では、二割弱の通所介護事業所が、
宿泊サービスも提供していると回答。利
用者ごとの個室が18%、仕切りなどで眠る際のプライバシーを配慮しているのが54%
なのに対し「ハード面の配慮は特になし」が21%だった。
愛知県が昨年、政令市、中核市を除く県内の事業所にした調査でも、13%が宿泊サー
ビスを提供していると回答。一カ月以上連続で宿泊している人がいる事業所が過半数で、
慢性的に待機者がいる介護施設代わりに使われていることがうかがえた。宿泊料金も無料
から一泊九千円まで幅があった。県によると、一人当たりの面積が非常に狭く、雑魚寝状
態のところもあるといい、消防設備のばらつきも大きい。
全国では極端な例も。広島県では、約七十平方メートルの宿泊スペースで六十代以上の
男女十七人が泊まっていたとの報告もある。
愛知県の担当者は「宿泊サービスは、緊急時などにショートステイの予約が取れない高
齢者を夜に預かったり、ショートステイになじめない高齢者を引き受けたりしてニーズが
ある。ただし、劣悪な環境で高齢者を寝泊まりさせるのは虐待にあたる可能性もある。虐
待を防ぐため、指針が必要」と指摘。年度内に指針をつくり、それを基に事業所に助言な
どをして、サービスの底上げを図る。
指針案は、連泊が際限なく延びて“施設化”するのを防ぐため、連泊は原則三十日以内と定
める。宿泊スペースは四畳半にあたる七・四三平方メートル以上とし、個室以外では間仕
切りなどでプライバシーを確保すべきだとしている。著しく狭い空間で雑魚寝させたり、
プライバシーのない状態でおむつを交換したりすることを「高齢者虐待に該当する可能性
がある」と指摘し、利用者の尊厳や権利に最大限配慮するよう求める。宿泊者数は昼間の
利用定員の半分以下とし、男女同室を避けるべきだとする。
ほぼ同内容の基準や指針は、東京都が一一年、大阪府が一二年、千葉県が昨年十月に策
定している。静岡県も年度内をめどにつくる予定。東京都や千葉県は事業者選びに役立て
てもらおうと、届け出・公表制度も導入しており、東京都は届け出事業所を宿泊室や防災
設備の情報とともにホームページで公表している。静岡県も届け出・公表制度と事故があ
った場合に市町村に報告する制度を盛り込む方向で検討中だ。
厚生労働省も、利用者の家族らがサービスを比較できるよう、一五年度からお泊まりデ
イを届け出制とし、ネット上で情報の公表を進める方針だ。
五輪メダリストお勧めの最重点筋肉強化法
東京スポーツ
2014 年 01 月 15 日
3連休中の12日、新年のあいさつを兼ねてマラソン女子の五輪メダリスト・有森裕子
さんのトークショーへ。会場はあの巨大なイオンモール幕張新都心(千葉市)。「モールデ
ビュー」と語っていた有森さんの話は、浄水タンブラーから2020年東京五輪に及んだ。
リアリティーがあったのは、将来の五輪メダリストになる可能性は誰にでも開かれてい
るというくだり。東京五輪は開催7年前の昨年秋、国際オリンピック委員会(IOC)の
総会で決まった。この総会前に開催地ブエノスアイレスでロビー活動もした有森さんは、
1992年バルセロナで銀、96年アトランタで銅メダルを獲得。バルセロナ五輪に触れ
て「7年前、まったくもって箸にも棒にも引っかからない選手だった。全然知られていな
かった」と自身を振り返った。
バルセロナ五輪7年前の1985年、有森さんは岡山・就実高から日体大に入学。高校
時代は全国トップレベルの実績はなく、全国都道府県対抗女子駅伝では3年連続で補欠と
いう珍しい“記録”を残した。女子高校生の長距離ランナーのエリートは実業団に進むの
が主流。当時の有森さんを「将来のメダリスト」と見抜いた人はいなかっただけに、20
20年五輪で誰が活躍するかは現時点ではわからない。
2月16日の京都マラソン、同23日の東京マラソンなど大規模な市民レースが近づき、
春のマラソンシーズンも控える。一般ランナーの体力強化について有森さんは「どんなト
レーニングをするより、日常的に運動を絶やさないことが大事」として、階段の上り下り
を例に挙げ、以下のように説明した。
高齢者らがなぜつまずくのかというと、ひざから下の脚前部の外側にある前頚骨筋(ぜ
んけいこつきん)が弱るから。この筋肉は、階段の上り下りをする際につま先を上げて足
を踏み込むことによって強化できる。
「筋力を落とさないために日常生活での“トレーニング”を心がける。ひと駅前で電車
を降りて歩くとか、階段を上ったり。こういうことをしないと見事に故障する。日常の健
康意識が大切」
重要な前頚骨筋についてそう力説しているうち、いつの間にか立ち上がっていた有森さ
ん。知的障害者のスポーツ活動を支援するスペシャルオリンピックス(SO)日本の理事
長も務めており、SOはその発祥の経緯からケネディ元米大統領一族とのかかわりが深い。
トークショー終了後、キャロライン・ケネディ駐日大使と会う可能性を尋ねたら、いずれ
そういう可能性も、ということだった。
健康、成績…炎に願い事
砺波学園の児童ら左義長
中日新聞 2014 年 1 月 16 日
子どもたちが願い事を炎に託した左義長=県立砺波学園で
砺波市福山の障害児入所施設「県立砺波学園」の子どもたちが十五
日、学園グラウンドであった伝統行事「左義長」に参加し、燃え上が
る炎に、願い事や一年間の無病息災を託した。
となみセントラルライオンズクラブが催し、会員ら二十五人が朝か
ら近くの山から切り出した竹を組んだ。
年男の小学生五人が点火し、子どもたち二十人が「かぞくみんながけんこうでながいき
できますように」
「せいせきがよくなるように」などと願い事を書いた短
冊や、書き初めなどを会員らが火にくべた。クラブが子どもたちにドッ
ジボールなどを贈呈し、子どもたちは手作りカレンダーを贈った。
寮生活の学園内で地域のつながりや伝統行事を体験してもらおうとク
ラブが毎年、左義長をしている。 (萩原誠)
月刊情報誌「太陽の子」、隔月本人新聞「青空新聞」、社内誌「つなぐちゃんベクトル」、ネット情報「たまにブログ」も
大阪市天王寺区生玉前町 5-33 社会福祉法人大阪手をつなぐ育成会 社会政策研究所発行
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