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オンラインショッピング - インターネット白書ARCHIVES
インターネット利 用 者 動 向 第 2章 第 1 部 個人 男女ともに購入分野は書籍/雑誌 オンラインショッピングw 資料1-2-17 製品・サービス実際の購入分野(性別) N=553 コンピュータソフトウェア コンピュータハードウェア 13.1% コンピュータ関連周辺機器 7.4% 産地直送品/食料品/酒/飲料 7.5% 8.1% 0.8% 5.0% オークション 有料情報サービス 6.0% 5.5% 3.8% 5.2% 4.5% 4.3% ゲーム(ネットワーク含む) ギフト/生花/中元/歳暮 家具/雑貨/小物 医薬品/健康食品 3.0% 2.6% 映画/演劇/コンサート バンキング 9.0% 5.0% 3.3% 2.9% スポーツ/アウトドア/園芸 ギャンブル AV機器 0.8% 家電製品 4.5% 3.8% 2.9% 2.3% 3.1% 1.5% 2.9% 2.6% 0% 1.2% 0% 0% 6.8% 5.0% 4.5% 4.8% 1.5% 化粧品/ヘアケア 一戸建て/マンション/土地 19.5% 6.0% CD/ビデオ/DVD 国産車/国産バイク 14.3% 5.5% 衣料/アクセサリー/ファッション 輸入車/輸入バイク 19.5% 14.5% 6.0% 金融商品取引/トレーディング 23.3% 19.8% 3.0% 旅行/宿泊,航空/鉄道チケット アダルト 23.3% 18.0% 17.4% 書籍/雑誌 0.7% 0.2% 0% 4.3% 4.5% 5.2% その他 わからない 0 男性 N=420 女性 N=133 6.8% 5 10 15 20 25% インターネット白書 2000 © インプレス, Access Media International&IAJ, 2000 解 説 オンラインショッピングで実際に購入した製品やサービスの分 野(資料1-2-17)をみると、情報収集分野とは異なり、「コンピ ュータソフトウェア」(22.1%)と「書籍/雑誌」 (18.8%)が高 くなっている。それぞれ「コンピュータソフトウェア」は男性が、 品/酒/飲料」や「衣料/アクセサリー/ファッション」などの購入 比率を押し上げている。 最近1年間の製品・サービス購入の回数(資料1-2-18)は「2〜 4回」(35.8%)と「1回」(30.4%)が主流となっており、年 2 「書籍/雑誌」は女性が購入している比率が高いという特徴があ 回以上の複数回購入者が全体の約半数を占める。今回の回答者 った。特に昨年3位だった「書籍/雑誌」が2位に浮上したのは のインターネット利用歴は「1年未満」が38.2%を占めるという 女性インターネット利用者の増加と密接である。 ことを考慮すれば、利用者における繰り返し購入率は高いとみて 情報収集では最も高かった「旅行/宿泊、航空/鉄道チケット」 は実際の購入では4位であるが、これも女性が購入している比率 が高かった項目である。 一方「コンピュータハードウェア」は女性の支持が低く(女性 よいだろう。 オンラインショッピングによる1年 間 の平 均 購 入 金 額 は、 「50,000円未満」が最も多く30.6%を占める、次いで「5,000円 未満」が11.6%、 「100,000円未満」が11.4%と僅差で続いてい の購入率は3.0%)、昨年までの1位から3位へ落ちている。その る。繰り返し購入率が高いためか、年間の購入金額(資料1-2-19) 他にもインターネットの女性利用者の増加は「産地直送品/食料 は意外に高く、男女ともに5万円未満の合計は約半数である。特 46 インターネット白 書 2 0 0 0 年間購入金額は5万円未満 オンラインショッピングw 資料1-2-18 最近1年間の製品・サービスの購入回数(性別) N=553 0回 1回 2∼4回 5回以上 資料1-2-20 製品・サービス購入の際の決済方法(実際に利用した決 済方法/今後最も利用したい決済方法) N=553 わからない クレジットカード (ウェブ上でカード番号入力) 男性 N=420 11.0% 29.8% 35.2% 13.6% 10.5% 30.4% 代引き(商品と引き換え) 12.7% 27.2% 銀行振込 7.6% 21.0% 郵便振替 女性 N=133 9.0% 0 10 32.3% 20 37.6% 30 40 50 60 10.5% 10.5% 70 80 90 8.0% 今後最も利用し たい決済方法 4.2% 6.0% 4.3% プロバイダー独自の決済 インターネット白書 2000 © インプレス, Access Media International&IAJ, 2000 実際に利用した 決済方法 7.6% クレジットカード (電話やFAXでカード番号通知) 100% 31.7% 13.9% 5.4% コンビニ決済 13.4% 資料1-2-19 製品・サービスの平均年間購入金額(性別) N=553 1,000円未満 50,000円未満 500,000円未満 0.2% 5,000円未満 100,000円未満 500,000円以上 10,000円未満 300,000円未満 わからない 3.3% 7.6% 男性 N=420 11.4% 29.5% 23.6% 11.4% 8.8% 4.0% 1.5% 0.5% SETによるクレジットカード アコシス,NET-U等の 0.7% 0.2% 電子クレジット決済サービス 電子ウォレット, 電子マネー,デジタルマネー 0.9% Bit cash等のプリペイドカード 0.6% 1.1% 7.1% 5.3% 0.8% 0.0% 2.4% 0.4% その他 女性 N=133 12.0% 12.0% 33.8% 24.1% 11.3% 10.4% わからない 26.8% 0.8% 0 10 20 30 40 50 60 70 80 90 0 100% インターネット白書 2000 © インプレス, Access Media International&IAJ, 2000 5 10 15 20 25 30 35% インターネット白書 2000 © インプレス, Access Media International&IAJ, 2000 解 説 に男性では10万円以上が16.1%いる。 製品・サービス購入の際、実際に利用した決済方法と今後最も してさまざまな取り組みをしていることに対する認識が推察でき る。 利用したい決済方法を聞いた(資料1-2-20) 。昨年同様、主流と 今後最も利用したい決済方法としても、 「クレジットカード(ウ なっている決済方法の順位は全く変わっていない。最も変わった ェブ上でカード番号入力)」に次いで、前記のように「コンビニ といえるのは「クレジットカード(電話やFAXでカード番号通知) 」 決済」が挙げられている。実際の決済方法で上位に挙げられた の大幅減少(1999年15.4%→2000年7.6%)と「コンビニ決済」 「代引き」や「郵便振替」「銀行振込」を上回っての2位である の増加(1999年4.4%→5.4%)である。前者はオンラインショ ことからも期待が大きいことがうかがえる。また、昨年に引き続 ッピングのシステムの進化と利用者の利便性を考えれば当然のこ き「電子ウォレット、電子マネー、デジタルマネー」に対する期 とといえる。一方、後者の「コンビニ決済」は微増だが、注目 待も依然として高い。 したいのは今後利用したい意向が現状を大きく上回っている点で (矢野さよみ アクセスメディアインターナショナル株式会社) ある。「コンビニ決済」が支持されているのはプライバシーの問題 への不安と同時に、日常生活におけるコンビニ利用率の高さや、 日頃のコンビニへの親近感、あるいは最近の『町の窓口機能』と インターネット白 書 2 0 0 0 47