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詳細を見る - 山梨県立 甲府西高等学校
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西高のステージへ!
26
vol.
2012.9
甲府西高情報誌
山梨県立甲府西高等学校
Kofu Nishi High School
Topics
特集 全国高校総合文化祭
底なしの可能性! 富山大会
インタビュー「伝統を受け継ぐ」
株式会社 印傳屋上原勇七
印傳屋上
印傳
屋上原勇
原勇七
七
ようこそ西高へ(オープンスクール)
理数探究クラブ宿泊学習会
熱闘!
第2回書道パフォーマンス・
幕絵甲子園
UTY教育美術展・サマーコンサート
個性こそ未来への希望 校長メッセージ
熱中! 集中!!
夏
汗
炎熱の 青春の
個性こそ未来への希望
校長
八巻 良一
「創造の舞台∼美しき越の国∼」をテーマにした全国総文祭富山大会が8月8日から開催され、その視察及び激励に高
文連の関係で出かけました。オープニングには富山県の高校生による漢方の新薬開発をテーマにした演劇が熱演され、
またパレードでは各県で意匠を凝らしたマーチングバンドの演奏やバトントワリングの演技があり、沿道の観衆を楽し
ませていました。9日の本校の吹奏楽部の演奏はまとまりのあるレベルの高い演奏であったと思います。また、美術・工
芸部門の2名の作品は全国の作品と比較しても出色の出来映えでした。
芸術面で高く評価されるには、しっかりとした基礎的な技術とともに、これまで誰も気がつかなかった新たな視点や
発想が必要です。これは何も芸術の分野に限ったことではなく、これからの日本の未来を考えても、途上国が同質な製
品を大量生産する時代になると、我が国はこれまでにない発想や工夫でやりくりしていくほかありません。それには一人
ひとりが持っている優れた個性・特性を大事にする風土が必要です。
最近の「いじめ」問題を考えると、異質なものを排除しようとする貧しい精神構造が見られますが、未来への希望は個
人の持つ個性・特性の発揮にかかっており、この特異性を大事にする風土を社会全体で育てたいものです。
底なしの可能性! 富山大会
第36回
全国高等学校総合文化祭
合唱・美術工芸・将棋・
吹奏楽部門の4部門に
参加しました。
第 36 回全国高等学校総合文化祭「富山大会」は 8月8日(水)∼8月12日
(日)の 5 日間に渡り開催されました。山梨県代表として本校からは、合
唱・将棋・美術工芸・吹奏楽部門に参加しました。また高文連オーケスト
ラとしても4 名が参加しました。
富山県の各地域で、部門ごとに全国から集まった高校生同士の活発な
交流が行われ、文化活動を通じた心の交流が深まりました。
I
N
T
E
R
V
I
E
W
イ
ン
伝統 を 受け継ぐ
両道でした。
道
た これはもちろん生徒だけでなく先生方
れ
生徒だ
先生方
も学校全体がとても盛り上がっていました。非常に
楽しい生活を送りましたし、高校時代の友人とはま
だ交流を続けています。
Q:高校時代から印伝のお仕事を受け継いでいく
上原 重樹さん (うえはら しげき)
株式会社印傳屋上原勇七 代表取締役社長
甲府西高校
(昭和54 年卒業)
同志社大学経済学部
(昭和58年卒業)
■ インタビュアー
(新聞部)
川原 麗奈さん
鈴木 実莉さん
藤田 祐貴子さん
Q:上原勇七、というお名前では何代目でいらっし
ゃいますか?
上 原 勇 七とい
う 名 前 は 代 々襲
名 をして います。
裁 判 所 に 行 って
戸 籍 か ら 変 えて
もらいます。現 会
長( 上 原 勇 七 )は
父親で、先代が亡
くなった時に裁判の後、上原勇七となりました。現
在は父が十三代目です。私がなった場合は十四代
勇七となります。
Q:高校時代はどんな高校生活を送られたのですか?
特に部活動には参加していなく、学校に行って授
業を受けて帰宅する、
という普通の生徒でした。私
が入学したときはまだ
「甲府二高」
で、三年生はセー
ラー服を着た女性生徒のみ、総合選抜の一期生が
私より一つ上の二年生。私たちが一年から二年へ
と上がる時に校名を変更するという話になり、私た
ち生徒にもアンケートを行ったのをまだ覚えてい
ます。結局私たちが二年生になり全校生徒が総合選
抜となった時に「甲府西高」という校名になりまし
た。当時の学校という
のは、総合選抜で先を
行っている甲府一高や
甲府南高に負けるなと
いう 雰 囲 気でした。も
ちろん勉強ばかりでは
なくスポーツも盛んで、
現在と同じように文武
藤田 祐貴子さん
おつもりだったのではと思いますが、その点は
いかがでしょうか。
当然高校の時には後を継ぐ、という意思があり
ました。いつ頃思ったかというと小学校の卒業アル
バムに将来の夢を書く欄があって、友人たちは「野
球選手」などが多い中、私は「父親の後を継いで印
傳屋十四代目社長になる」
と書いていました。小学
六年生のレベルですから、そんなに深く考えずに
書いていたのかもしれませんが、少なくともそうい
う意識はあったのではないかと思います。そのこと
は親から指導されたのではなく、祖母に小さい頃
から後を継ぐんだ、
と言われていたことが自然とそ
のような発言になったんだと思います。
Q:印伝のお仕事を長く続けてきて、何か大きな転
機はありましたか?
一つは今から十八年前のことです。現在の本店
の裏に工場があって、そこで製造と販売の両方を
やっていたのですが、街中で狭く作業がしにくいと
いうことで川田町に引っ越してきました。当時私は
三十代前半だったのですが新工場アリアをつくる
にあたって私がプロジェクトチームのリーダーと
して工場レイアウトから予算まで全部責任を持っ
てやる、
ということになったのが一つの転機です。
もう一つは今から四年前に起きたリーマンショ
ック、これは日本だけでなく世界が受けた衝撃で
した。もちろん当社も大きな影響を受けました。正
直経験したことのない大きな出来事でした。今ま
では順調にできていたものが一気におかしくなっ
てしまいました。色んなことを修正していかなけ
ればならないのに、今までやってきたことを急に
修正してもなかなか難しくて。そのようなアクシデ
ントを乗り越えるということも大きな転機だった
のではと思います。
Q:印伝の魅力を一言でいうと何でしょうか?
印伝の原材料は鹿革と漆です。使っていくと鹿革
は 手 に 馴 染んで、持っ
た時の手への優しさは
他の素材では表現でき
ない 程です。また 漆 の
光沢の美しさ、時がた
つにしたがって漆の色
が冴えてくるところも
魅力です。
鈴木 実莉さん
タ
ビ
ュ
ー
株式会社 印傳屋上原勇七
もう 一つ は 柄です。
とんぼや小桜など色ん
な柄がありますが、そ
の柄というのはデザイ
ン が あ るだけでは な
く、そ れ ぞ れ のストー
リー が あります。そう
いったことを提案して
川原 麗奈さん
いけるのが印伝の良
さだと思います。
Q:変化の激しい時代にこのような伝統工芸品が
人気を保てるのは、
どのような工夫があるから
だとお考えですか?
良く言われる言葉ですが、
「 伝統と革新」という
言葉です。伝統というのはとてもありがたいこと
で、大事にしていきながら、
しかしそれだけに甘ん
じているといけません。伝統は守りながら、現代の
人がなにを求めているかということを常にアンテ
ナを高く持って、それに基づきお客様に商品提案で
きるような企業でありたいということを常に思っ
ています。
Q:西高も今年で 110 周年を迎えますが伝統を守
り受け継ぐという点で最も大切なことはなんだ
とお考えですか?
先ほどの話と重なりますが、やはり伝統を守りな
がら残していくためには新しいことをしていかな
ければならない、革新ですね。伝統としてやってき
たことが現在でも正しいのか、
と自問し続けること
ですね。我々の先祖もそういう自問をし続けてき
たから、今まで伝統を繋げて来れたという部分が
あると思います。
Q:では現在の西高をどうご覧になっていますか?
当然私たちの代より人数は減っていますが、皆さ
ん礼儀正しく気持ちよく挨拶をしてくれて頼もしく
感じます。あとは先生方の努力のおかげでもありま
すが、学習の面でも実績をおさめている後輩がい
て嬉しいです。色々な場面で応援していきたいと思
っています。
Q:最後に西高生へのメッセージをお願いします。
皆さんまだ非常に若くてたくさんの可能性を持
っていると思います。やはり若いうちには高い理
想・目標を掲げて、100 %達成できるかどうかはと
もかく、自分でターゲットを設定してそれに向かっ
て努力していくことが大事だと思います。努力は結
果がついてくれば嬉しいですが、大事なのは努力
の過程です。
こういったことを是非意識して大事な
高校生活を過ごしていただきたいと思います。
全国総文祭(富山大会)吹奏楽部門に参加して
2年次 岡 佑樹
8月9日、
「 美しき越の国」富山県。この日私たち甲府西高校吹奏楽
に、総文祭への出場権を掴んだときは喜びもひとしおでした。その想
部は全国総文祭に出場して参りました。テーマにあるように自然豊か
いは本番まで変わることなく、コンクール後すぐ総文祭というハード
で美しい富山県で、地元の方々の優しさに触れたり全国の生徒さん
スケジュールの中であっても、疲れよりも楽しみな気持ちが格段に強
の姿を実際に見たりすることができ、部員一同大きな学びを得ること
かったように思います。
ができました。
北は北海道、南は沖縄まで全国の学校が集まる総文祭は、
楽しい発
今回の総文祭出場は、私たちにとって特別に大切な意味を持って
表の場であると同時に、また学びの場でもありました。待機中に他団
いたように感じます。それは、総文祭への道のりが決して平坦な道で
体を見る機会があったのですが、西高に足りない部分を実感すること
はなかったからです。本県では秋の芸文祭で代表校を選出します。昨
ができ、その意味でもこの大会に参加させていただいたことは、西高
年度は他のコンクールで思うような結果が出せず、リベンジに燃えた
吹奏楽部にとっても部長の私自身にとっても大変意義のあることで
芸文祭でした。新たな練習法を導入し、アンブシュアやブレスの基礎
した。楽しかっただけ・学んだだけ、で終わらず、今後の部活動に生か
の基礎から音作りに励みました。悩み、時にぶつかり合ってきただけ
したいと思います。
美術・工芸部門に参加して
3年次 古屋 真美
わたしは、8月に富山県で開催された、全国高校総合文化祭の美術・
をしました。同じ志をもった高校生と作品を通して価値観を共有で
工芸部門に参加してきました。展示会場には404点もの高校生の作品
きたことは、とてもいい経験になりました。総文祭では、高校生の底
が並び、どの作品にもそれぞれの特色がありました。
なしの可能性を感じて感動しました。自分もその高校生のひとりで
全国のレベルの高さを感じる素晴らしい展覧会でした。交流会
あるという誇りをもって、これからの自分の進路を進んでいきたい
ではランダムに振り分けられた班で美術鑑賞をし、風鈴の短冊作り
と思います。
Open School
オープンスクール
ようこそ西高へ!
9月1日(土
(土)
土)本校を会場にオ
土
)本校を会場にオ
、本校を会場にオープンスク
プンスク
ールを開催しました。残暑きびしい中でした
が、例年を上回る700 名程の中学生をお迎
えしました。全体会では吹奏楽部やダンス
部のパフォーマンスがあり、その後体験授
業や在校生との懇談会、部活動見学が行わ
れました。中でも懇談会は、
「西高生の生の声が聴かれる」ということで、毎年中学生に
人気の催しで、今年も盛りあがっていました。また、本年度初めての試みとして、中学生
の保護者を対象とした学校説明会も体験授業と並行して開催。こちらにも全県下から
300 名程の保護者の皆様にご参加いただき、甲府西高の概況や高校入試についてよく
理解できたと好評でした。参加してくださった皆様、
ありがとうございました。
宿泊学習会 理数探究クラブ合宿に参加して
1年次 三枝 大晃
3日間の合宿では、1日10 時間以上集中して学習
することができました。常に近くに先生がいて分か
らないことがあったらすぐに質問できたので、普段
ではできないような勉強をすることができました。
さらに、長時間学習できる集中力を身につけること
ができたので、普段でもこれまでより効率的に学習
できるようになりました。これからも今回の合宿の
成果を生かして、学習に励みたいです。
幕絵甲子園2012で
熱戦!準優 勝
「幕絵甲子園 2012 」が
県内で来年開かれる第 28 回国民文化祭のプレイベントとして、
8月18日(土)に開催されました。
県内 9 つの高校から1チームずつ出場。縦1.6メートル、横10メートルの布に山梨や世界
遺産をテーマに絵を描きました。本校は美術部と美術選択生徒の13 名で参加、山梨のシ
ンボルである富士山に西高の校章の鳳凰が舞う図柄で、準優勝しました。
作品は12月下旬から JR甲府駅北口ペデストリアンデッキに展示されます。
n-stage
書道部部長 2 年次 長田 真侑
8 月4 日に、第 2 回山梨県高等学校書道パフォーマンス大会が行われました。私たち
西高書道部は去年に引き続き、2 度目の参加となりました。今年の大会には15 校が参加
し、西高書道部は優秀賞をいただくことができました。今回は、夏にちなんで暑中見舞
いのハガキをイメージした作品を作り上げました。音楽に合わせながら大きな紙の上で
ダイナミックに筆を走らせ、書道部員みんなで素晴らしい作品に仕上げることができま
した。今後も見る人たちを魅了することができるような書道パフォーマンスを目指して
頑張っていきたいです。
UTY教育美術展
入選
◀ 年次 千野 希帆子
優秀賞
◀ 年次 笹本 千晴
山梨新報社賞
◀ 年次 相原 美咲
3
2
3
▲優秀賞
優秀賞
3 年次 古屋 真美
■ 美術部:UTY 教育美術展
山梨新報社賞
優秀賞(2名)
入選(1名)
■ 男子バスケットボール部:
1年生大会パート優勝
サマーコンサート
7月16日に吹奏楽部主催のサマーコンサートが、保護者や中学生
などをお招きして行われました。定期演奏会とは違って演奏者と観
客との距離が近く、部員一人ひとりの表情を見ることができ、音楽
に対する熱意も伝わるコンサートでした。
nstage
Kofu Nishi High School
〒400-0064 山梨県甲府市下飯田4丁目1-1
TEL:055-228-5161 FAX:055-228-5164
URL http://www.nishi.kai.ed.jp/
発行日 2012.9 編集 広報委員会
*stage /steIdʒ/
〔「立っている場所」が原義〕
名 複 ∼s /- IZ/ )C
( 1 舞台、ステージ《◆世界の象徴》
2〔活動の〕舞台、場所〔for, of〕
3(発達・発展などの)段階、時期
用例)
1 N-stage 西高生の時代(時期)
2 N-stages 西高生の活躍舞台
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