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超音波診断装置 仕様書
超音波診断装置 仕様書 北海道立江差病院 1 調達物品及び数量 超音波診断装置 一式 (1)本体 1台 (2)腹部用コンベックスプローブ 1本 (3)穿刺用コンベックスプローブ 1本 (4)デジタルカラープリンタ 1台 (5)デジタル白黒プリンタ 1台 (6)搬入、据付、配線、院内画像ファイリングネットワークシステムとの接続作業 2 納入期限 平成28年8月31日 3 納入場所 檜山郡江差町字伏木戸町484番地 北海道立江差病院 2 技術的要件の概要 本調達物品に係る性能・機能及び技術等(以下「性能等」と記載。)の要求要件(以下「技術的要件」 と記載。 )は、以下の要件に示すとおりであるが、以下の点に留意すること。 (1)技術的要件は、北海道及び当院が必要とする最低限の要求要件を示していることから、入札機器 の性能等がこれを満たしていないとの判断がなされた場合には、入札参加決定の対象から除外す る。 (2)入札機器の性能等が技術的要件を満たしているか否かの判断は、当院において、入札機器に係わ る仕様書及びその他の入札説明書で求める提出書類の内容を審査して行う。 (3)入札機器のうち、薬事法に基づく製造承認が必要な医療機器に関しては、入札時点でその承認を 得ている物品であること。 (4)薬事法対象外の入札機器は、原則として入札時点で製品化されていること。ただし、入札時点で 製品化されていない機器によって応札する場合は、本仕様書に示す技術的要件を全て満たすこと が可能であることを証明する技術的資料、納入期限までに製品化され納入できることを保証する 開発計画書及び確約書を提出すること。 3 性能等に係る技術的要件 1-1 本体に関して、以下の要件を満たすこと。 1-1-1 超音波ビームの送受信はフルデジタル制御されていること。 1-1-2 送信回路は2基以上装備し、血流像と断層像を鮮明に描出する機能を有すること。 1-1-3 1回の送信に対し、最大4方向同時受信が可能な複数同時音線処理する機能を有す ること。 1-1-4 Bモードは常に最適な深度にフォーカスが設定されるオートフォーカス方式及びマ ニュアルフォーカス方式の2方式を装備していること。 1-1-5 最大視野深度は40cm以上で、視野深度は1cm以下の単位で切り換えられるこ と。 1-1-6 視野深度ごとにゲインの調整を行うSTCは8段階を有し、深度を変更してもその 表示深度を8分割で調整できること。 1-1-7 BモードとM,Dモードの同時表示はシングルBモード時と画像表示サイズが変わ らないまま切り換え可能な左右並列表示及び上下表示を選択する機能を有し、Bモ ードの大きさを3段階以上選択できること。 1-1-8 B/M、B/D、CDI/M、CDI/Dモードはフリーズ後にB、M、CDI、D モードのみの表示に切り換えられること。 1-1-9 リアルタイム及びフリーズ後に画像の拡大及び移動する機能を有すること。 1-1-10 微細血流を検出する上で広帯域送信パルスを使用し、Bモードと同等な距離分解能 で観察できること。 1-1-11 カラードプラモード、パワードプモードに加えて、ワイドハンドドプラ技術による高 分解能で血流方向の色分け表示が行える広域帯ドプラモードの3種の血流表示モー ドを有すること。 1-1-12 カラードプラの送信フォーカスはROIの位置を変えてもROI内のある深度に自 動追従する機能を有すること。 1-1-13 パルスドプラによる血流波形表示が行え、フリーズ後にベースラインシフト、スイー プ速度角度補正の調整が行えること。 1-1-14 ドプラ波形はリアルタイムに自動トレースする機能を有し、常時モニタ上に最高流 速平均流速やPI、RI値などを表示できるオートトレース計測機能を有すること。 1-1-15 全ての電子スキャンプローブにおいて位相反転方式のティッシュハーモニックイメ ージング機能を有すること。 1-1-16 ティッシュハーモニックイメージング機能は、位相反転方式と2周波を合成した送 信を行い、その差音信号により超音波画像を得る方式も可能なこと。 1-1-17 複数方向の超音波ビームにより情報を捉える空間コンパウンド機能と異なる周波数 によって得られた情報により画像を表示する周波数コンパウンド機能をそれぞれ送 受信コントロールできる画像表示を行う機能を有すること。 1-1-18 深さ方向及び左右方向のゲインやドプラ波形のベースラインシフトをボタン操作1 回で1秒以内に最適化する機能を有すること。 1-1-19 40フレーム/秒以上の高フレームレートにて、2.0cm/秒程度の超低速血流 を、モーションアーチファクトを除去して検出する機能を有し、背景のBモード画像 に重層してカラー表示できること。また、背景のBモード表示を抑制し、血流の視認 性を向上したモノクロ表示モードもあわせて有すること。 1-1-20 組織ドプラ表示機能を有すること。 1-1-21 近接する複数の超音波ライン信号を高速で処理し、組織構造を強調し境界や構造物 の視認性を高める機能を有すること。 1-1-22 超音波造影剤(ソナゾイド)に対応したコントラストハーモニック機能が搭載されて いること。 1-1-23 コントラストハーモニック機能において連続送信しながらリアルタイムで超音波画 像を確認し、低MI値による送信波で造影画像を描出するモニタリング機能を有す ること。 1-1-24 超音波用造影剤(低MI値用)にて、造影剤の流れる様子をリアルタイムに描出でき ること。また、強い超音波を照射して造影剤を全て消失させ新たに造影剤が流入する 過程をリアルタイムに観察できること。 1-1-25 検査目的別に画像条件及び計測機能を設定可能なプリセット機能を有し、操作パネ ルスイッチの機能を25個以上カスタマイズ設定することが可能であること。 1-1-26 多機能の操作性及び視認性を高めるため、操作パネルに大型のカラータッチコマン ドスクリーンを採用していること。 1-1-27 病院独自の計算式を大型のカラータッチコマンドスクリーンに登録し、簡単な計測 にて計算値を算出できること。 1-1-28 撮影条件やそれにともなうプローブ及び操作本体パネルスイッチ系もボタン操作 1 回にて連動しながら瞬時に様々な検査に対応できること。 1-1-29 装置本体にUSBコネクタを搭載し、本体内蔵HDDよりDICOM及び汎用ファ イルが取り出せること。 1-1-30 電子的プローブ変更の際は、カラータッチコマンドスクリーンに写されるプローブ 概観写真に触れ、視覚的操作で間違いなくできること。 1-1-31 17インチ以上の液晶ディスプレイを装備し、モニタ前面に移動用の取っ手が装備 されており、検者との距離を調整するスイングトップ機能を有すること。 1-1-32 検者が操作パネル及びディスプレイの高さをベッドの高さに応じて10cm以上の 上下動で変更することのできる機能を有すること。 1-1-33 電子スキャンプローブを3本以上電気的に切り換えする機能を有すること。 1-1-34 キーボードは引き出し式で使用しない際はパネル下段に収納可能であること。 1-1-35 温度切り換えが可能なゼリーウォーマーを装置本体内部に装備していること。 1-1-36 装置本体は幅610mm以下、奥行910mm以下であること。 1-1-37 検査予約のある患者の属性(患者ID等)を装置本体に受信(MWM接続)できるこ と。また、検査画像(DICOM画像)を院内画像サーバーへ転送し保管できること。 1-2 プローブに関し以下の要件を満たすこと。 1-2-1 腹部用コンベックスプローブに関して以下の要件を満たすこと。 1-2-1-1 プローブ周波数レンジ1.4~5.3MHzの範囲を含むこと。 1-2-1-2 ティッシュハーモニックが可能で、位相反転方式と2周波を合成した送信を 行い、その差音信号により超音波画像を得る方式が可能なこと。 1-2-1-3 Bモードにおける周波数は9種類以上の周波数に切り換え可能であること。 1-2-1-4 コントラストハーモニックイメージングによる観察が行えること。 1-2-2 穿刺用コンベックスプローブに関して以下の要件を満たすこと。 1-2-2-1 プローブ周波数レンジ1.5~5.4MHzの範囲を含むこと。 1-2-2-2 ティッシュハーモニックが可能で、位相反転方式と2周波を合成した送信を 行い、その差音信号により超音波画像を得る方式が可能なこと。 1-2-2-3 Bモードにおける周波数は7種類以上の周波数に切り換え可能であること。 1-2-2-4 コントラストハーモニックイメージングによる観察が行えること。 1-3 記録機器に関し、以下の要件を満たすこと。 1-3-1 デジタルカラープリンタに関して、以下の要件を満たすこと。 1-3-1-1 昇華型熱転写フルカラープリント方式であること。 1-3-1-2 解像度は1,000×500ドット以上で、256階調以上の画像をプリント する機能を有すること。 1-3-1-3 超音波装置本体とのデジタル通信プリンタであること。 1-3-2 デジタル白黒プリンタに関して、以下の要件を満たすこと。 1-3-2-1 サーマルヘッド感熱記録方式であること。 1-3-2-2 解像度は1,000×500ドット以上で、256階調以上の画像をプリント する機能を有すること。 1-3-2-3 超音波装置本体とのデジタル通信プリンタであること。 1-3-2-4 幅110mmのロール紙が使用できること。 2-1 保守体制等に係る要件 2-1-1 納入後1年間は保証期間として、消耗品以外の全ての部品の無償保証に応じること。 2-1-2 年365日24時間体制であり、電話受付対応及びコール後、当施設に到着し、緊急 修理の対応が迅速に可能なこと。 3-1 その他の要件 3-1-1 当院職員に対する操作指導として、納入時もしくは設置後、当院において操作トレー ニングを実施すること。 3-1-2 取扱説明に関する教育訓練は、当院が指定する日時と場所で実施すること。 3-1-3 本仕様書に明記されていない事項及び疑義が生じた場合には、速やかに当院担当者 と協議の上、その指示に従うこと。