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グローバルコーポレートグループの重点施策 シンジケートローン市場は
●グローバルコーポレートグループの重点施策 新たなグローバル展開 みずほコーポレート銀行は、 「海外収益比率40%台」を目標に、銀行 みずほコーポレート銀行のネットワーク拡充(平成19年度上期) の持つ金融機能を内外一体にグローバルベースで強化することを主眼 とした機構改編を実施いたしました。 また、ますますグローバルに広がりを見せるお客さまのビジネスの 動きを受け、海外現地におけるお客さまニーズへのタイムリーな対応を 実現するべく、みずほコーポレート銀行の支店・現地法人ネットワーク ・ミラノ支店開設 (4月) ・メキシコ出張所開設 (5月) ・みずほコーポレート銀行(中国)有限公司開設 (6月) ・ドバイ出張所開設 (6月) ・天津支店開設* (7月) *みずほコーポレート銀行(中国)有限公司の支店 拡充を進めております。平成19年度上期中には、ミラノ支店、ドバイ出 新たな提携関係の締結 張所の開設、メキシコ出張所における営業活動の開始に加え、現地法 (平成19年度上期) ・ (韓国)大韓貿易投資振興公社との業務協力覚書調印 (6月) 人「みずほコーポレート銀行(中国)有限公司」を設立し、既存の中国国 ・ (中国)河南省発展改革委員会との業務協力協定調印 (8月) 内5支店を同社へ移行するとともに天津支店を開設いたしました。また、 ・ (マレーシア)メイバンクとの業務協力締結書調印 10月には、同現地法人の7番目の営業拠点として、大連経済技術開発 (8月) ・ (中国)中国輸出入銀行、国際協力銀行との覚書締結 (9月) 区出張所を開設、11月には、カナダ現地法人「カナダみずほコーポレー ト銀行」からの事業の譲り受けにより、カナダ支店ならびにバンクーバー出張所の営業を開始いたしました。今後につきましても、中国国内 における、青島への拠点展開に加え、台中支店の開設を予定しております。また、海外有力金融機関との提携もより一層加速してまいります。 シンジケートローン市場は新たなステージへ シンジケートローン(協調融資)は、金融システム全体のリスク分担 機能を高める仕組みとして幅広く認知され、平成18年度には国内組 シンジケートローン組成額の推移 (単位:兆円) 30.0 27.5 成額27.5兆円の市場へと急成長しております。みずほフィナンシャル グループは、グループ創設以来いち早くシンジケーションビジネスへ 25.9 25.0 21.6 注力、健全な市場育成の中核的役割を果たしております。また、金融 システム再構築・資金循環円滑化に必要不可欠とされる貸出債権流通 市場の拡大にも注力しており、みずほコーポレート銀行の平成18年 19.1 20.0 15.0 12.1 度の売買取扱い金額は1兆円を超えております。 みずほコーポレート銀行では、国内シンジケートローン市場・貸出 10.0 5.4 債権流通市場の拡大を背景に、グローバルかつ多岐にわたるお取引 5.0 先の業務展開に適切なソリューションを提供すべく、新たなステージ 1.5 0.4 へと踏み出しております。米州、アジア、欧州各拠点との連携を一層 0 平成 平成 平成 平成 平成 平成 平成 平成 平成 平成 9年度 10年度 11年度 12年度 13年度 14年度 15年度 16年度 17年度 18年度 深め、グローバルシンジケーション体制の強化を図るとともに、金融 プロダクツを中心とした各種サービスとの連携により、本格的M&A・ 13.1 11.0 (出典)平 成 9 年 度∼平成14年度:トムソンファイナンシャル 平成15年度∼平成18年度:日本銀行貸出債権市場取引動向 LBO時代到来を展望した総合的インベストメントバンキングビジネス の展開を推進してまいります。 引き続き、より重層的で厚みのある市場の拡大に貢献してまいります。 5 ●グローバルコーポレートグループの重点施策 みずほ証券の概要 みずほ証券は、国内外の機関投資家や事業法人、金融法人、公共法人を中心としたお客さまの幅広いニーズにお応えし、 最適なソリューションを実現するホールセール証券です。 市場・商品部門におきましては、グローバルに展開する国内トップクラスのインベストメントバンクとして、お客さまに満足 していただける株式・債券等の運用商品およびサービスを提供しております。投資銀行部門におきましては、既にマーケット リーダーのポジションを獲得している債券引受業務のほか、先端的なストラクチャード・ファイナンスやREIT分野でも高い シェアを上げるとともに、M&Aアドバイザリーでもわが国トップハウスとしての評価を得ております。 グローバル展開 みずほ証券は、英国、米国、香港、スイスの主要な海外資本市場に海外拠点を配置し、株・公社債の引受・売買を中心に グローバルなインベストメントバンキング業務の運営体制を整え、幅広い業務展開を推進しております。平成19年7月に は、中国に100%子会社である瑞穂投資諮詢(上海)有限公司が営業を開始し、より本格的なビジネス展開に備える体制を 整えております。 新光証券との合併 みずほ証券と新光証券は、関係当局の認可等を条件として、平成20年5月を目途に合併する予定であります。 従来のみずほ証券がホールセール証券会社として培ってきた、投資銀行業務におけるノウハウ、グローバルな営業基盤 に、新光証券の全国規模の営業基盤とフルラインの総合証券ネットワークを融合することで、従来以上に付加価値の高い金 融サービスを提供することが可能となります。合併後の新「みずほ証券」は、みずほフィナンシャルグループの中核証券会社 として、 「グローバルに展開するNo.1のインベストメントバンク」を目指してまいります。 普通社債総合リーグテーブル M&Aアドバイザリーランキング 平成19年4月∼平成19年9月実績 平成19年1月∼平成19年9月実績 ※主幹事関与額ベース ※サムライ債・地方債を含み、自行債・自己募集・個人債を除く 発行総額60,341億円 証券会社名 順位 アドバイザー 1 みずほ証券 11,891 19.7 1 野村 26,937 110 2 野村證券 11,437 19.0 2 シティ 15,280 65 3 大和証券エスエムビーシー 10,056 16.7 3 みずほフィナンシャルグループ 15,087 54 4 三菱UFJ証券 9,077 15.0 4 GCA 15,042 14 5 日興シティグループ証券 6,376 10.6 5 三菱UFJフィナンシャル・グループ 14,044 78 主幹事関与額(億円)主幹事シェア(%) (出典)アイ・エヌ情報センターのデータを元にみずほ証券作成 6 ※公表案件 金額ベース、対象企業:日本、買収側企業:国籍不問 順位 金額(百万米ドル) 案件数 (出典) トムソン ファイナンシャル ●グローバルリテールグループの重点施策 チャネル拡充と新サービスの展開による利便性の向上 店舗・ATMサービスの向上 みずほ銀行では、個人のお客さまがよりご来店・ご相談しやすい魅力ある店舗作 りを基本コンセプトとした店舗「みずほパーソナルスクエア(愛称) 」を積極的に展開 しております。 (平成19年9月末日現在、累計108拠点) その一環として、関西地区の中でも交通の利便性や環境に恵まれた魅力ある住宅 地として今後も更に発展が期待される兵庫県芦屋地区・奈良県学園前地区に、それ ぞれ、平成19年7月に芦屋支店(愛称: 「みずほパーソナルスクエア芦屋」 )を、平成 19年8月に学園前支店(愛称: 「みずほパーソナルスクエア学園前」 )を開設いたしま した。平成20年1月には、首都圏に武蔵境支店を、関西地区に千里中央支店を開設 する予定としております。 「みずほパーソナルスクエア」では、くつろいだ雰囲気で資産運用や住宅ローンの ご相談をしていただける相談専用ブース「プレミアムサロン」の設置やロビースペー スでの金融情報提供など店舗機能の充実を順次行っております。 また、ATMサービスの利便性向上の一環として、平成19年5月より指静脈認証方 式のキャッシュカードを発行している金融機関との間で、生体認証対応ATM(※)の 相互利用を順次開始しております。 ※生体認証取引をご利用いただくためには生体情報の事前登録が必要となります。 仕切りによるプライバシーが守られた空間 (みずほパーソナルスクエア西船橋) インターネット/モバイルバンキングのサービス向上 みずほ銀行では、平成19年5月から、NTTドコモと協力し、 (※1) 携帯電話の専用ソフト(iアプリ®) を利用したモバイルバン (※2) キング「iアプリバンキング」 への対応を開始いたしました。 iアプリの特徴を活かしたカラフルでわかりやすい画面表示 やスライドメニューなど高い操作性の実現により、残高照会・振 込等のモバイルバンキング機能がより簡単かつスピーディーに ご利用いただけるようになりました。 また、お客さまにより安全なお取引を行っていただくために、 iアプリバンキング画面 (※3) (※4) 「リスクベース認証」 「ワンタイムパスワード」 の導入などを予定しており、インターネットバンキングにおけるセキュリ ティ強化にも積極的に取り組んでおります。 ※1「iアプリ®」はNTTドコモの登録商標です。 ※2 iアプリバンキングはNTTドコモが提供するiアプリです。 ※3 リスクベース認証とはインターネットバンキングのご利用環境を総合的に分析・リスク計量する新しい認証方式です。 ※4 ワンタイムパスワードとは取引ごとに異なる 「使い捨て方式」のパスワードです。 7 ●グローバルリテールグループの重点施策 みずほマイレージクラブによるサービスの向上 個人のお客さま向け会員制サービス「みずほマイレージクラブ」は平成19年 11月に会員数が500万人を超えました。 平成19年6月には、みずほマイレージクラブにご入会いただいたお客さまを 「みずほ銀行を支えてくださる大切なお客さま」と位置づけ、感謝の気持ちを込 めたボーナスポイントをプレゼントさせていただきました。たまったマイレー みずほマイレージクラブカード/ANA ジポイントはギフトカードや宝くじへの交換、預金の金利優遇などへの利用が 可能で、多くの会員の皆さまにご利用いただくことができました。 また10月には、全日本空輸株式会社との提携により、生体認証機能付きIC キャッシュカード・ICクレジットカード・ANAマイレージクラブ・電子マネーEdy 機能が1枚のカードに搭載された年会費無料の「みずほマイレージクラブカード/ ANA」の取扱いを開始いたしました。 みずほマイレージクラブ店頭掲示ポスター コンサルティングニーズにお応えするために コンサルティング営業の強化 みずほ銀行では、資産運用を中心とする多様なご相談ニーズに的確にお応え することで、お客さまとの長期的な信頼関係を構築するコンサルティング営業 の強化に取り組んでおります。 専門的なご相談にも的確にお応えすることができるFC(フィナンシャルコン サルタント)の育成に継続的に努めており、平成19年9月末現在、約2,500名 となっております。 また、全国280ヵ店(平成19年9月末現在)の店舗に専用ブース「プレミア ムサロン」を設置し、ゆったりとくつろいだ雰囲気で資産運用などのご相談をし ていただけるようコンサルティング体制を整備しております。 さらに、お客さまにお気軽にご参加いただける「資産運用セミナー」 「相続遺 言セミナー」など各種セミナーを開催するとともに、 「資産運用休日相談会」や 「資産運用平日時間外相談会」等の個別相談会も随時実施しております。 8 本店プレミアムサロン 第二のスタート応援プラン みずほ銀行では、ご退職により新たなライフステージを迎 える世代の皆さまを対象に、退職金運用総合提案として「第二 のスタート応援プラン」を用意しております。 ご退職後の生活設計や退職金運用に関するご相談ニーズを お持ちのお客さまに対しては「マネーライフシミュレーション」 や情報誌「第二幕」での情報提供を行っております。 テレビCM 退職金の運用を具体的にお考えのお客さまには「みずほマネープランセット退職金運用プラン」 や「退職金定期預金特別金利プラン」といった各種運用プランを提案しております。 第二のスタート応援プラン 情報誌「第二幕」 また「第二のスタート応援プラン」は、みずほ銀行のみならず、みずほ信託銀行、みずほインベスターズ証券におきまして も実施しており、銀行・信託・証券のさまざまなニーズに総合的にお応えしております。 資産運用商品の拡充 みずほ銀行では、お客さまの資産運用ニーズにお応えするため、投資信託、保険、外貨預金などの商品ラインアップの拡 充に取り組んでおります。 投資信託では、 「HSBC中国株式ファンド(3ヶ月決算型)」、 「新光ピュア・インド株式ファンド」、 「アジア3資産ファンド (愛称:アジアンスイーツ)」の3ファンドの取扱いを、保険では、年金原資保証タイプの変額個人年金保険「ねんきん便り」 の取扱いを新たに開始いたしました。 また、外貨預金では特別金利プランの取扱いを行っております。 グループ会社との連携による総合サービスの向上 みずほ銀行では、みずほインベスターズ証券をはじめとしたグループ証券会社 やみずほ信託銀行との連携を進め、総合金融サービスの向上に努めております。 銀行ロビー内に設置しているみずほインベスターズ証券のご相談窓口「プラ ネットブース」は、平成19年9月末現在、全国108拠点となりました。 「みずほ 銀行に行けばみずほインベスターズ証券がある」を目指し、ワンストップサービス の全国展開を進めてまいります。 また、みずほ信託銀行の信託代理店として、すべてのみずほ銀行本支店で各 種信託商品を取り扱っております。中でも遺言書の作成、保管、遺言内容の実現 をお手伝いさせていただく 「遺言信託」や煩雑な相続手続きをお客さまに代わっ て行う 「遺産整理業務」につきましては、年を追うごとにご相談をいただく件数が 増加しております。 プラネットブース亀戸 (みずほ銀行亀戸支店ロビー内) 9 ●グローバルリテールグループの重点施策 個人ローンへの取組 住宅ローンへの取組 みずほ銀行では、住宅ローンに関するお客さまの多様なニーズに柔軟にお 応えするため、ライフステージの変化や金利環境の変化に対応したさまざまな 商品を用意しております。 日中お忙しいお勤めの方をはじめ、お客さまに一層気軽に住宅ローンのご相 談をしていただけるよう、平成19年上期には全国の本支店で、平日の夕方や 休日における住宅ローン相談会の開催頻度向上に積極的に努めたほか、ご契約 の際にも、お客さまのご都合に合わせてご来店いただけるよう、営業時間を拡 大したご契約専門拠点(マイホームプラザ)を開設しております。また住宅販売 会社を通じて住宅ローンの取次やご相談をうけたまわる専門拠点(住宅ローン 住宅ローン店頭掲示ポスター センター)を拡充しております。 無担保ローンへの取組 みずほ銀行では、無担保カードローン「みずほオリコカードローン」のご利用 者拡大を積極的に進めるため、平成19年8月から9月にかけ、<夏のキャッシュ バックキャンペーン>を実施いたしました。 また、平成19年7月より、みずほ銀行で住宅ローンを一定期間以上ご利用 いただいているお客さまにお申込みいただける無担保ローンの新商品「みずほ 多目的ローン [住宅ローン利用者専用口] 」の取扱いを開始いたしました。通常 みずほオリコカードローン交通広告 ※オリコカードローン交通広告の金利は、平成19年10月末現 在の利率です。 の多目的ローンと比較して低金利であるほか、ご利用金額も最大1,000万円とするなど、ご利用いただきやすい商品と なっております。 職域マーケットへの取組 みずほ銀行は、みずほ銀行およびみずほコーポレート銀行とお取引いただいている企業等の役職員の皆さまに対し、 退職金運用や住宅資金等の各種ローンのご相談を通じて、ライフステージに合った商品・サービスを提供しております。 また、役職員の皆さまとのお取引に関する専門組織である「職域営業室」を全国6拠点に設置し、役職員の皆さまのさま ざまなニーズにお応えできるようサービス向上に努めてまいります。 10 中堅・中小企業向け貸出・ソリューションビジネスの増強 みずほ銀行では、中堅・中小企業のお客さまの経営課題の解決に役立つソリューションビジネスの推進を通じて、中堅・ 中小企業向け貸出の増強に取り組んでおります。 貸出増強に対する取組 ●中堅・中小企業層への貸出増強 従来の信用格付制度に加えて、お客さまの事業資質等を踏まえた中長期的な与信方針として「取引方針制度」を導入して おり、この「取引方針制度」に基づいて、お客さまの資金需要に対して積極的に取り組んでおります。 また、中小企業のお客さまの資金調達に関する業務を担う戦略子会社「みずほビジネス金融センター」と営業店との連携 により、貸出増強に一層取り組んでまいります。 ●法人新規の取組強化 法人のお客さまの新規取引を専任で行う人材をSP(ソリューション・プランナー)として支店に配置するとともに、成長 分野・業種への取組を強化し、新規取引を飛躍的に拡充しております。 ●個人保証に依存しない融資への取組 動産担保融資、スコアリングモデルを活用した融資、コベナンツを活用した融資等(※)を通じて、個人保証に依存しない融 資に積極的に取り組んでおります。 <最近の取組実績例> 動産担保融資 スコアリングモデルを活用した貸出商品 コベナンツを活用した融資(※) (平成19年3月末日現在) 件数 残高 332件 1,418億円 20,654件 6,044億円 4,144件 9,931億円 ソリューションビジネスに対する取組 みずほ銀行では、中堅・中小企業に的を絞った総勢約350名の専門ソリュー ※コベナンツを活用した融資は、財務制限条項等の条件を 付加することにより、融資取組を可能にするものです。 ●ビジネスマッチング契約実績推移 (単位:件) 1,000 ションスタッフを本部に配置し、M&A、事業承継、海外進出サポート、ビジネ スマッチング(商斡旋)などのお客さまのさまざまな経営課題に迅速にお応え するための体制を構築しております。 ビジネスマッチングでは、法人のお客さま同士が個別にご商談をいただく 800 600 400 イベント型商談会「ビジネスマッチングフォーラム」を開催し、お客さまにご 好評をいただいております。 また、みずほインベスターズ証券やみずほキャピタル・みずほ信託銀行等、 グループ会社との連携強化により、株式公開を展望されるお客さまをはじめ 200 0 平成15年度 平成16年度 平成17年度 平成18年度 とする多様なニーズに対して、高い専門性でタイムリーに各種ソリューションサービスを提供可能な体制を整えております。 引き続き、お客さまのさまざまなニーズにお応えするサービス・商品を提供してまいります。 11 ●グローバルアセット&ウェルスマネジメントグループの重点施策 信託No.1への挑戦 みずほ信託銀行は、グローバルアセット&ウェルスマネジメントグループの中核となるフルラインの信託銀行として、 「信託No.1への挑戦」を基本方針に掲げ、新たな信託ビジネスの創出、既存業務の更なるマーケットシェア拡大に取り組み、 「お客さまから最も信頼される信託銀行」を目指しております。 財産管理部門の強化とグループ各社との連携 みずほ信託銀行では、不動産分野、年金・資産運用分野、資産金融分野、資産管理分野などの財産管理部門を成長分野と位置 付け、強化に取り組んでおります。高度かつ専門性の高い機能でお客さまのご要望に的確にお応えしてきた結果、投資信託の 受託残高や遺言信託の受託件数など順調に推移いたしました。 さらに、資産金融分野では、温室効果ガス排出権の信託や信託法の改正により新たに取扱いが可能となった担保権の信託 (セキュリティートラスト)の受託スキームの開発など、新たな信託ビジネスの創出にも積極的に取り組んでおります。 また、信託代理店であるみずほ銀行、みずほコーポレート銀行、みずほインベスターズ証券、新光証券との各種セミナーの 共同開催等、グループ各社との連携も従来以上に推進強化を図っております。 ●投資信託受託残高推移 ●遺言信託受託件数推移 (単位:兆円) (単位:件) 11 14,000 10 13,000 9 8 12,000 7 11,000 6 5 10,000 4 3 平成18年 3月末 平成19年 3月末 平成19年 9月末 9,000 平成18年 3月末 平成19年 3月末 平成19年 9月末 「みずほ信託銀行ライフデスク」が平成19年9月にスタートしました 「みずほ信託銀行ライフデスク」は、インターネットチャネルを活用して、お客さ まの大切な資産や暮らしに関する情報を提供させていただくほか、サイト上で 質問・相談をお受けする会員専用の窓口です。登録された方だけに使用できる 特典もご用意しております。 【ウェブサイトURL】 https://web.sv.mizuho-tb.co.jp/sv/lifedesk/ 12 本格的なウェルスマネジメントサービスを提供 みずほプライベートウェルスマネ みずほプライベートウェルスマネジメントのお客さま向けサービス ジメントは、ウルトラハイネットワー スのお客さま (*) に日本の法制度の もとで、欧米金融機関を凌駕する包 括的・一元的・継続的サービスを提 供し、ご好評いただいております。 これからも「お客さまのためによ り良いものを世界中から」というオ ープンアーキテクチャーの考え方に 基づき、最高水準の商品・サービス を提供してまいります。 みずほプライベート * ウ ウェルスマネジメント ル お客さまのニーズ ト 金融/非金融サービスに関する ラ 総 合コンサ ル ティング( 含 む 業務提携等 ハ コンサルティング フォローアップ)を実施 イ ネ ッ [提供商品・サービスのコンセプト] ト ワ オーダーメイド ー ス の オープンアーキテクチャー お 客 さ ベストソリューションの提供(金融/非金融サービス) ま 商品・サービス提供会社 商品・サービスラインアップ 銀行商品 証券商品 信託商品 オフショア商品 保険商品 共立インシュアランス・ ブローカーズと提携 不動産 アートアドバイザリー モーターアドバイザリー 日動画廊と提携 CORNES&CO.と提携 フィランソロピー コンシェルジュサービス また、非金融サービスにつきまし ても、一流会社との連携等により、アート・自動車等に関するお客さまの多様なニーズに対してプレミアムサービスを提供 するほか、フィランソロピーやコンシェルジュサービス等につきましても、質の高いソリューションを提供してまいります。 *<みずほ>に極めて多額の運用資産をお預けいただいているお客さま 資産運用ビジネスで高品質なサービスを提供 当社グループの資産運用会社である第一勧業アセットマネ みずほ投信投資顧問の概要 ジメントと富士投信投資顧問は、平成19年7月に合併し、 「みずほ投信投資顧問株式会社」として新たなスタートを切 名 称 りました。 また、興銀第一ライフ・アセットマネジメントは平成20年 みずほ投信投資顧問株式会社 (英文名:Mizuho Asset Management Co., Ltd.) 本社所在地 東京都港区三田3−5−27 資 本 金 20億4560万円 1月に 「DⅠAMアセットマネジメント株式会社」へと商号を変更 する予定です。 これからも、両社ともに当社グループにおける資産運用ビ ジネスの中核会社として、高品質なサービスを提供し、お客さ 興銀第一ライフ・アセットマネジメントの新名称 まからの高い支持の獲得を目指してまいります。 新 名 称 DⅠAMアセットマネジメント株式会社 (英文名:DⅠAM Co., Ltd.) 13 ●コーポレートマネジメント戦略の重点施策 CSR(社会的責任)に関する取組強化 CSRの取組を「新たな企業価値の創造と発展に向けた企業行動の主軸」と位置づけ、5つの重点取組分野、①「本業にお ける本源的責任」 、②「環境への取組」 、③「金融教育の支援」 、④「ガバナンスの高度化」 、⑤「高感度コミュニケーションの実 現」に分けて取組を展開しております。 金融教育の支援の取組 ●大学への寄付講座・寄付講義の開設 実務経験豊かな役職員を講師に派遣し、最先端の金融実務などを伝えております。 開設先: 一橋大学・早稲田大学・慶應義塾大学 東京大学・京都大学・東京学芸大学 ●小・中学校への金融授業の実践 東京学芸大学との共同研究で開発したテキスト・用語集を活用し、<みずほ>の 大学での講義の様子 社員が授業にも参加しております。 ●教職員向けセミナー(公開講座)の開催 金融教育の普及のためには、先生方に金融教育の重要性などについて理解して いただくことが大切です。東京学芸大学と共同で、教員向けセミナー(公開講座) を開催しております。 中学校の授業に参加する<みずほ>の社員(左) 環境負荷低減に向けた取組 <みずほ>は事業活動を行う中で、電力等のエネルギーや紙資源の使用などを通じ、環境に負荷を与えております。当社 グループでは、温室効果ガス排出量削減・省資源活動への継続的な取組、低炭素社会の実現、循環型社会の形成に向け貢献 していきたいと考えております。 <みずほ>の環境負荷低減に向けた目標 〇温室効果ガス排出量削減目標(平成24年度) ・ 当社グループの主要10事業所の温室効果ガス排出量を平成14年度比20%削減 〇紙リサイクル率・グリーン購入比率(紙・文具)に関する目標(平成22年度) ・ 当社グループの主要10事業所における紙のリサイクル率を95%以上 ・ 当社グループにおけるグリーン購入比率(紙・文具)を85%以上 14 多面的なバリアフリー化への取組 みずほ銀行では、年齢、性別、障害の有無などにかかわらず、誰にでも利用しやすい銀行を目指し、 「ハートフルプロジェ クト」 として、ハード・ソフト・ハート面における多面的なバリアフリー化を推進しております。 このプロジェクトでは、ユニバーサルデザインなどに関する有識者のご指導のもと、店舗・設備・機器類等のバリアフリー 化、分かりやすい商品パンフレットやウェブサイトの作成、お客さまへの接遇向上を目的とする教育の推進などに取り組んで おります。 バリアフリー整備状況 (平成19年9月末現在の有人店舗420店舗の整備状況) 364 入口の自動ドア設置 395 269 通路幅整備 412 263 視覚障害者誘導整備 150 車いす使用者用駐車場設置 お客さま用多機能トイレ 419 339 段差解消 お客さま用エレベーター設置※ 133 車いす対応エレベーター設置※ 187 101 149 228 お客さま用トイレ設置 多機能または車いす対応トイレ設置 413 155 136 168 100 200 299 408 視覚障害者対応ATM設置 0 ※一層営業等のため設置不要な店舗は含まれておりません。 300 400 整備済店舗数 500(店舗数) 整備検討中の店舗数 営業店窓口に設置している 「筆談用ホワイトボード」 <みずほ>のCSR活動の詳細は「CSRレポート2007」をご参照ください。 ウエブサイトURL: http://www.mizuho-fg.co.jp/csr/report/index.html ブランド戦略 「お客さまのより良い未来の創造に貢献するフィナンシャル・パートナー」をめざして みずほフィナンシャルグループは、世界をリードするフィナンシャル 【ブランドスローガン】 グループとしてふさわしいブランドを確立するため、社内外でブランド 戦略を展開しています。 当社グループは、ブランドスローガン『Channel to Discovery』を掲 げ、全役職員が「躍動的な」 「オープンな」 「先見性のある」の3つの言葉 お客さまが、いまある夢を実現するだけでなく、 に集約される 「 〈みずほ〉の強みと課題」を共有・実践することで、 「お客 その先に広がる新しい可能性を見つけ出し、 さまのより良い未来の創造に貢献するフィナンシャル・パートナー」を より良い未来を創造していく。 めざしてまいります。 そのために 〈みずほ〉 が果たす役割を表しています。 15