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PDF/970KB - みずほフィナンシャルグループ
グローバルグループ別事業への取り組み グローバルリテールグループ −個人および中堅・中小企業のお客さま向け事業への取り組み− 事業環境とグローバルリテールグループの概要 ●個人のお客さまをとりまく環境 少子高齢化に伴う社会構造の変化や近年の金利動向、 デフレ後の経済環境変化を背景に、 多様化・高度化 するお客さまのニーズに対し、規制緩和の進展のもとでさまざまな銀行商品・サービスが生まれています。 近年のインターネット等の技術発展がこうした流れを促す一方、個人情報の取り扱いやセキュリティ等の面 で新たな課題も生じています。このように、複雑化する金融社会において、銀行には、お客さまのライフス テージに的確に対応した商品、優れたセキュリティ機能、利便性の高いチャネルネットワークの提供や、説明責 任に基づく誠実なコミュニケーションによる、お客さまとの一層強固な信頼関係の構築が求められています。 ●中堅・中小企業のお客さまをとりまく環境 企業収益が堅調に推移するなか、日本経済をさらに活性化するためには、成長性に富む中堅・中小企業や 革新的でチャレンジ精神に溢れるベンチャー企業の育成・創業の促進が必要です。こうした企業のお客さま の 「安定した貸出ニーズ」 と 「経営課題解決ニーズ」に迅速にお応えすることが、銀行に強く求められています。 グローバルリテールグループでは、ますます多様化・グローバル化する個人および中堅・中小企業のお 客さまのニーズにお応えするため、＜みずほ＞各社および国内外のトップブランド各社との連携を活用 し、グローバルレベルの商品・サービスを提供しています。 32 GLOBAL RETAIL GROUP 主なグループ会社 ●みずほ銀行 みずほ銀行の個人向け事業については、個人のお客 さまの利便性により重点をおいた店舗「みずほパーソ ナルスクエア」を積極的に展開しています。また、コン サルティング営業を強化するため、ＦＣ（フィナンシャル コンサルタント）の育成やグループ会社等との連携も活 かした競争力ある商品提供体制を拡充しています。個 人ローンについても、お客さまのニーズに柔軟に対応し た商品開発等により増強を図っています。さらに、ご利 用に応じてポイントがたまる「みずほマイレージクラブ」 によりお取引の深化・成長を促すとともに、ＡＴＭ等の決 済チャネルの利便性向上、セキュリティ強化に取り組ん でいます。 ハイライト ●みずほ銀行 ・退職後のライフプランをご検討中のみなさまを対象 グ ロ ー バ ル グ ル ー プ 別 事 業 へ の 取 り 組 み に、退職金運用総合提案として「第二のスタート応 ● 個人のお客さま向け事業への取り組み ・ 「みずほマイレージクラブ」の会員が350万人を突 破しました。 ・個人のお客さまにより重点をおいた店舗「みずほ パーソナルスクエア」は90拠点となりました。 ・みずほ銀行とみずほインベスターズ証券の共同店舗 「プラネットブース」が100拠点となりました。 援プラン」をご用意しました。 ・キャッシュカード取引における安全性向上のため、指 静脈認証を導入しました。 ・クレジットカード事業で、共同プロセシング会社の 中堅・中小企業のお客さまの資金調達ニーズと経営課 設立を含む本格的な「統合・再編」を行うことにつ 題解決ニーズに対しては、＜みずほ＞各社の金融機能と き、ユーシーカードおよびクレディセゾンと合意しま ネットワークの活用や事業提携を通じて、創業期のお客 さまから事業のさらなる拡大をお考えのお客さまで、最 適な商品・サービス、ソリューションを提供しています。 した。 グ ロ ー バ ル リ テ ー ル グ ル ー プ 中堅・中小企業のお客さま向け事業への取り組み ・法人のお客さま向けインターネットバンキング「みず ほe-ビジネスサイト」の取り扱いを開始しました。 ●みずほインベスターズ証券 みずほインベスターズ証券は、 「お客さまに最も信頼 される身近な証券会社」を目指し、みずほ銀行との共同 店舗化や証券仲介業務の推進、株式公開をはじめとす ・法人グループの組織再編を行い、ソリューション支 援体制をより充実させました。 ・本部人員を営業店へ配置転換することにより、お客 さまとの接点をより強化しています。 るグループ各社との協働等により、お客さまの幅広い証 券取引ニーズにお応えしています。 ●ユーシーカード ユーシーカードは、クレディセゾンとの戦略的業務提 携により、日本初の加盟店事業・プロセシング事業専業 会社として、最強のクレジットカード事業体制を構築し、 革新的で利便性の高いサービスを提供しています。 ●みずほキャピタル みずほキャピタルは、ベンチャーキャピタルとして国 内トップクラスの実績を有し、豊富なノウハウと＜みず ほ＞内外のネットワークをフルに活用して、投資ならび にコンサルティングを積極的に行っています。 33 グローバルグループ別事業への取り組み グ ロ ー バ ル グ ル ー プ 別 事 業 へ の 取 り 組 み グローバルリテールグループ 個人のお客さま向け事業への取り組み メインバンクとして長くご利用いただくために 個人ローンへの取り組み 住宅ローンへの取り組み みずほ銀行では、住宅ローンに関するお客さまの多様 みずほマイレージクラブ な金利ニーズにお応えするため、住宅金融支援機構との 商品・サービスのご利用に応じてポイントがたまるみず 提携商品である超長期固定金利商品「フラット35」に加 ほ銀行の会員制サービス「みずほマイレージクラブ」は、 え、借り換えにも対応できるみずほ銀行独自の超長期固 平成19年5月に会員数が350万人を超えました。 定金利型住宅ローンの取り扱いを開始しました。 また、日中お忙しいお勤めの方をはじめ、お客さまに一 ● 層気軽に住宅ローンのご相談をしていただけるよう、平成 グ ロ ー バ ル リ テ ー ル グ ル ー プ 18年度には全国の本支店で、平日の夕方や休日におけ ｃ ○1976,2007 SANRIO CO., LTD. APPROVAL NO.S8052814 る住宅ローン相談会の開催頻度の向上に積極的に努めま した。 お取引状況に応じて、みずほ銀行や提携するコンビニ ご契約の際にも、お客さまのご都合にあわせてご来店 ＡＴＭが24時間手数料無料でご利用いただける等、従来の いただけるよう、営業時間を拡大したご契約専門拠点（マ サービスに加え、新しいサービスの提供に努めています。 イホームプラザ）を設置しているほか、住宅販売会社を通 まず、マイレージポイントがよりたまりやすくなるよう、 みずほマイレージクラブカード（クレジットカード）のご利 じて住宅ローンの取り次ぎやご相談をうけたまわる専門 拠点（住宅ローンセンター）を拡充しています。 用に応じてたまるポイントを従来の2倍に増やしたほか、 平成19年3月より期間限定で、定期預金・金融債・公共債 の残高に応じてたまるマイレージポイントが従来の5倍と なるキャンペーンを開始しました。 また、若年層から高い支持を得ているセレクトショップ ビ ー ム ス “BEAMS”との提携による口座開設キャンペーンや携帯 オリジナルサイトの導入等、若年層のお客さまとの取引拡 住宅ローン休日相談会テレビCM 充に向けた新たな取り組みも実施しました。 無担保ローンへの取り組み みずほ銀行では、お客さまの身近な資金ニーズに対応 するため、オリエントコーポレーション（以下、オリコ）と の提携による「みずほオリコカードローン」を提供すると ともに、インターネットでのお申し込みの受付開始やペー パーレスでの契約 ※の実現等、手続きの簡便性を高めて います。 がんばれ！新生活！キャンペーン店頭掲示ポスター 34 また、 お子さまの教育ローンニーズにお応えできるよう、 GLOBAL RETAIL GROUP −個人および中堅・中小企業のお客さま向け事業への取り組み− ご入学シーズンにあわせて、みずほ教育ローン金利優遇 日中がお忙しい方のための「資産運用休日相談会」や「資 キャンペーンを実施しました。 産運用平日時間外相談会」等も随時実施しています。 ※ペーパーレスでの契約は、一部商品に限ります。 FC認定者数の推移 （人） 2,500 お客さまの信頼にお応えするコンサルティ ングサービス 2,000 コンサルティング営業の強化 1,000 1,500 ● みずほ銀行では、資産運用を中心とする多様なご相談 ニーズに的確にお応えすることで、お客さまと長期的な信 0 頼関係を構築する「コンサルティング営業」の強化に力を 平成17年 平成17年 平成18年 平成18年 平成19年 3月末 9月末 3月末 9月末 3月末 入れています。 このため、お客さまのことをよく知り、専門的なご相談 第二のスタート応援プラン にも対応できるFC（フィナンシャルコンサルタント）を、平 みずほ銀行では、ご退職によりセカンドライフをスター 成19年5月末現在の2,300名から今後は3,000名を展 トされる世代のみなさまを対象に、退職金運用の総合提 望し、育成強化しています。 案として、 「第二のスタート応援プラン」によるサービスの また、平成19年5月末現在全国259カ店の店舗にご相 ご退職後の生活設計や退職金運用に関する悩みをお持 まにゆったりとくつろいだ雰囲気でご相談いただける体制 ちのお客さまに対しては、 「マネーライフシミュレーション」 の整備に努めています。 や情報誌「第二幕」での情報提供等により、そのニーズに お応えします。 に「ライフプランシミュレーション」を導入しました。教育 運用をお考えのお客さまには、はじめて資産運用を検 費、住宅費、レジャー等のライフイベントに係る諸費用を 討されるお客さま向けの「みずほ資産運用ベーシックパッ 試算することで、幅広い世代のお客さまの資産計画をシ ケージ」に加え、退職金の運用時に金利が上乗せとなる ミュレーションすることが可能です。 加えて、幅広い層のお客さまの資産運用への興味・関 心にお応えするため、 「資産運用セミナー」や「相続遺言 グ ロ ー バ ル リ テ ー ル グ ル ー プ 提供を開始しました。 談専用ブース「プレミアムサロン」を設置する等、お客さ さらに、コンサルティングツールとして、平成19年2月 グ ロ ー バ ル グ ル ー プ 別 事 業 へ の 取 り 組 み 「みずほマネープランセット退職金運用プラン」や「退職 金定期預金特別金利プラン」等、各種プランを提供してい ます。 セミナー」等、各種セミナーを開催するとともに、平日の 本店プレミアムサロン 「第二のスタート応援プラン」の情報誌「第二幕」 35 グローバルグループ別事業への取り組み グ ロ ー バ ル グ ル ー プ 別 事 業 へ の 取 り 組 み グローバルリテールグループ また、 「第二のスタート応援プラン」は、みずほ銀行の みならず、みずほ信託銀行、みずほインベスターズ証券 においても実施しており、平成19年3月には、3社共同 セミナーを開催しました。 一方、保険では、年金受取総額保証タイプの変額個人年 金保険「5年計画」および一時払終身保険「エブリバディ」 このほか、外貨定期預金の特別金利プランの取り扱い や、 「個人向け国債」の購入者向けにギフトカードプレゼン ト等を実施しています。 グループ会社との連携による総合サービスの向上 みずほ銀行では、グループ証券会社や信託銀行との連 携を進め、ワンストップで多様なニーズに対応する総合金 融サービスの向上に努めています。 「マネーライフシミュレーション」 （ポートフォリオ提案例） まず、証券サービスに対するニーズについては、みずほ 銀行ロビー内に設置を進めているみずほインベスターズ 資産運用商品の拡充 証券の「プラネットブース」が、平成19年2月の王子支店 みずほ銀行では、お客さまの資産運用ニーズにお応え への出店により100拠点となりました。引き続きフルラ するため、投資信託、保険、外貨預金等の商品ラインアッ インの証券サービスを提供する拠点として展開していき プの拡充に取り組んでいます。 ます。 投資信託では、平成18年度下期に、国内の株式、債券、 36 始しています。 の取り扱いを開始しました。 ● グ ロ ー バ ル リ テ ー ル グ ル ー プ および「新光ピュア・インド株式ファンド」の取り扱いも開 また、信託サービスに対するニーズに対応するため、 リート（不動産投資信託）等に分散投資を行う「日本3資 みずほ信託銀行の信託代理店として、すべてのみずほ銀 産ファンド（愛称：円のめぐみ）」や、主に欧州の債券市場に 行本支店において各種信託商品を取り扱っています。な 分散投資するユーロ建ての毎月分配型外国投資信託「み かでも、遺言書の作成、保管、遺言内容の実現をお手伝 ずほ・ファンド・シリーズ−ユーロ・マンスリー・インカム（愛 いする「遺言信託」や、複雑な相続手続きをお客さまに代 称：ユーロの実り）」の販売を開始しました。また、昨今の わって行う「遺産整理業務」については、年々お客さまの エマージング諸国への投資ニーズの高まりを受け、平成 ニーズが高まっています。また、相続・遺言セミナーには、 19年5月には、 「HSBC中国株式ファンド（3ヶ月決算型）」 多数の方にご参加いただいています。 みずほ銀行の商品パンフレット プラネットブース池袋 GLOBAL RETAIL GROUP −個人および中堅・中小企業のお客さま向け事業への取り組み− チャネル拡充と新サービスの展開による 利便性の向上 i アプリバンキングへの対応 みずほ銀行は、平成19年5月から、ＮＴＴドコモと協力 し、携帯電話の専用ソフト（ｉアプリ®）を利用したモバイル 店舗・ＡＴＭサービスの向上 バンキング「iアプリバンキング」への対応を開始しました。 みずほ銀行は、個人のお客さまにより重点をおいた店 ｉアプリの特徴を活かしたカラフルでわかりやすい画面 舗「みずほパーソナルスクエア」を積極的に展開しており、 表示や高い操作性の実現により、残高照会・振込等のモバ 平成19年6月末日現在、90拠点となりました。 イルバンキング機能がよりカンタン、スピーディにご利用 平成19年3月には、首都圏ベイエリア最大規模の再開 発事業が進行中の豊洲地域に、みずほ銀行の支店として いただけます。またｉアプリバンキングは一部機種に標準 搭載（プリインストール）されています。 グ ロ ー バ ル グ ル ー プ 別 事 業 へ の 取 り 組 み は初の出店となる豊洲支店（愛称：みずほパーソナルスク 携帯電話の専用ソフト（アプリ）を利用したバンキング ● エア豊洲）を開設しました。関西地区においても、7月に サービスについては、今後、ほかの携帯電話会社にも順 芦屋支店（愛称：みずほパーソナルスクエア芦屋）、8月に 次サービス拡大を図っていくことを検討中です。 学園前支店（愛称：みずほパーソナルスクエア学園前）の ※「iアプリ」はNTTドコモの登録商標です。 グ ロ ー バ ル リ テ ー ル グ ル ー プ ※ iアプリバンキングはNTTドコモが提供するiアプリです。 新規出店を予定しています。 また、ＡＴＭの利便性向上の一環として、みずほＡＴＭ コーナーの営業時間を原則7：00∼24：00へ延長しまし た。年末年始、ゴールデンウィークもATMは休まず営業 しています（一部ATMを除く）。 i アプリバンキング画面 ＡＮＡとの提携による外貨両替サービスの提供 みずほ銀行は、全日本空輸（以下、ＡＮＡ）と提携し、成田 国際空港第1ターミナル内のＡＮＡの国際線出発ラウンジ エーエヌエー ラ ウ ン ジ 「ANA Lounge 」において、外貨自動両替機による米ド ル、ユーロ、人民元への外貨両替サービスを開始しました。 みずほパーソナルスクエア展開状況 （拠点数） 100 80 60 40 20 0 平成18年 10月 11月 12月 平成19年 1月 2月 3月 4月 5月 6月 37 グローバルグループ別事業への取り組み グ ロ ー バ ル グ ル ー プ 別 事 業 へ の 取 り 組 み グローバルリテールグループ 社会環境の変化に対応した取り組み ウェブサイトのリニューアル みずほ銀行では、どなたにも優しい銀行を目指して、 中堅・中小企業のお客さま向け事業への取り組み みずほ銀行では、お客さまのさまざまなニーズにお応 えする各種ソリューションビジネスの推進を一層強化する 「ハートフルプロジェクト」に取り組んでいます。その一環 とともに、将来的に安定した収益基盤の拡充に向けた取 として、平成18年12月にアクセシビリティ （誰もが利用で り組みを強化することにより、中堅・中小企業マーケットに きる）とユーザビリティ （使い勝手の良さ）に配慮したウェ おける 「取引シェアNo.1」、 「ソリューションビジネスNo.1」 ブサイトのリニューアルを実施しました。 の地位確立を目指しています。 障害をお持ちの方や高齢の方にも困難なくご利用いた ● だけるよう、音声読みあげブラウザへの対応や、文字サイ グ ロ ー バ ル リ テ ー ル グ ル ー プ ズの変更等を可能にしたほか、ご利用の多い情報を画面 お客さまとの接点・提案力の強化 の上部に出す等、速やかに必要な情報を取得できるよう に工夫しました。 みずほ銀行では、中堅・中小企業のお客さまの多様化・ また、平成19年3月には、 ｉモード、EZweb、Yahoo！ 高度化するさまざまなニーズにお応えするためのソリュー ケータイの携帯電話向けウェブサイトのリニューアルを実 ション営業推進体制を構築し、専門性の高いサービスを提 施し、新着情報の紹介や商品・サービスに関する詳細な情 供しています。 報の提供を開始しています。 営業拠点においては、既存店舗網の見直しや専門性の 高いＲＭ（リレーションシップマネジャー）の再配置等によ り、専門性の高いサービスを提供できる体制を構築して いくとともに、業務経験を有する本部人員を戦略的に営 業店へ配置転換することにより、従来以上にお客さまとの 接点を強化しています。こうした積極的な営業推進体制 の構築により、資金調達のみならず資金運用に関するご相 談、決済関連業務の効率化・経営課題等への提案等、幅広 い分野において力を発揮しています。 みずほ銀行のウェブサイトトップページ （URL:http://www.mizuhobank.co.jp/） 資金調達ニーズへの取り組み みずほ銀行では、中堅・中小企業のお客さまの資金需 要に積極的にお応えするため、総額１兆円の戦略貸出ファ ンド「スーパーワイド」をはじめ、あらゆる企業規模と多様 なニーズにお応えできる無担保貸出商品「パートナーシ リーズ」の拡充を図っています。また、地震や罹災時に想 定される資金需要に対応した資金枠を提供する「震災 38 GLOBAL RETAIL GROUP −個人および中堅・中小企業のお客さま向け事業への取り組み− ファイナンス」、環境に配慮するお客さまを支援する金利 る融資業務全般を集約し、貸出業務に積極的に取り組ん 優遇制度「環境配慮型融資制度」等、お客さまのニーズ でいます。 開発・提供を積極的に行うほか、知的財産権活用スキーム また、みずほ総合研究所と共同で、みずほビジネス金融 等、ニュービジネス向け資金ニーズへの対応に取り組ん センターのお客さまを対象とした経営に役立つ情報提供 グ ロ ー バ ル グ ル ー プ 別 事 業 へ の 取 り 組 み でいます。 サービス「みずほビジネスチャネル」を開始しました。 ● 中堅・中小企業マーケットにおける ソリューションビジネス グ ロ ー バ ル リ テ ー ル グ ル ー プ に的確にお応えできる商品開発に努めています。 みずほビジネス金融センターは、融資業務に精通した さらに、バランスシートコントロールを切り口とした債 ベテランスタッフを中心とした総勢600名を超える体制 権流動化スキームの提案や、売掛金や在庫等の事業収益 で、保証協会保証付貸出やオリコとの提携による無担保 資産を担保にするアセットベーストレンディング等、不動 貸出商品等により、小規模法人のお客さまの資金需要に 産担保や個人保証に過度に依存しない新たな貸出商品の 積極的にお応えしています。 オリエントコーポレーションとの提携 みずほ銀行では、オリコによる信用補完およびオリコ系 サービサーである「日本債権回収」の債権管理回収業務 のノウハウを活用した、中小企業のお客さま向けの無担保 貸出商品を開発し、お客さまの借入ニーズにスピーディに 対応しています。 ソリューション営業の推進 みずほ銀行では、約350名の法人グループ専門部隊が、 営業店と一体になり、中堅・中小企業取引に特化した銀行と しての専門性を発揮したソリューションを提供しています。 小規模法人のお客さまに対する取り組み 各種ストラクチャードファイナンスやシンジケートローン といったファイナンス提案のほか、事業承継やＭ＆Ａ、ビジ みずほ銀行では、融資業務専門子会社である「みずほ ビジネス金融センター」に小規模法人のお客さまに対す ネスマッチングといった事業戦略に関するソリューション、 海外事業展開に関するアドバイザリーサービス等、提供す ●中堅・中小企業のお客さま向けの広告展開 みずほ銀行では、 中堅・中小企業のお客さま向けに提供するサービス・取り組みを、 より一層ご理解いただくために、 平成19年1月から3月まで計6回にわたり、以下の新聞広告を展開しました。 事業承継コンサルティ ニュービジネス支援 ング（1月22日） （1月29日） ※（ ）内は、広告掲載日です。 ビジネスマッチングサー ビス（2月5日） 動産担保融資（アセット ビジネス金融センター ベ ー ストレンディング） （2月26日） （2月19日） 海外事業サポート （3月13日） 39 グローバルグループ別事業への取り組み グ ロ ー バ ル グ ル ー プ 別 事 業 へ の 取 り 組 み グローバルリテールグループ るソリューションは非常に多岐にわたります。 平成19年4月には、ますます多様化・高度化するお客 さまの経営課題・ニーズに対応したソリューションを迅速 お応えするため、 ＩＴやＷｅｂ等を活用して、中長期的な視 点もふまえた新たなビジネス領域の開発・創造に積極的に 取り組んでいます。 かつ的確に提供するため、法人グループの組織を再編し 平成18年度には、法人のお客さま向けインターネット ました。具体的には、お客さまの事業戦略を支援する機 バンキング「みずほｅ-ビジネスサイト」の取り扱いを開始 能をＡＬＣアドバイザリー部に集約することにより、事業承 し、総合振込や照会サービス等の国内取引に加え、外国 継に関わるＭ＆Ａ、ＭＢＯニーズに一元的に対応する体制 送金、外貨預金、輸入信用状や為替予約締結を可能とす としました。 る等、充実したサービス内容を実現しています。また、本 また、外為取引に係るソリューション提供機能を国際業 人認証時における電子証明書方式の採用等、お客さまに ● 務部に集約し、お客さまの海外事業展開に関するニーズ 安心してご利用いただくために、セキュリティ面の機能強 グ ロ ー バ ル リ テ ー ル グ ル ー プ を国内外一体でサポートする体制を整えました。 化も図っています。 こうした体制整備により、従来以上に専門性の高いソ リューションを積極的に提供しています。 みずほ銀行のソリューション営業体制 みずほ銀行では、法人グループ内にある各分野の専門部隊 が有機的に連携することにより、多方面にわたるお客さまの 経営課題に対して、的確にお応えできる体制・運営を整備し ています。 法人グループ支援チーム お客さま お客さまニーズの収集 お客さまへの情報提供 e-ビジネスサイトの販売開始を告知するポスター みずほビジネスモール ALC アドバイザリー部 多 様 な ニ ー ズ ソ リ ュ ー シ ョ ン 提 案 ・ 提 供 コーポレート ファイナンス部 法人業務部 ビジネスマッチング みずほ銀行では、新たな販売先や仕入先の紹介、コスト 削減に際してのパートナー企業の紹介等、お客さまのあら 法人セールス サポートパッケージ ゆる事業ニーズに適した「みずほのお取引先」を紹介する わかる！業界情報 ビジネスマッチングサービスを積極的に展開しています。 情報カードシステム さらに、 新製品の開発や事業多角化、 物流体制の効率化、 業務のＩＴ化、環境に配慮した社内態勢作り等、お客さまの 能動的な情報提供 営業店 ソリューション提案・提供 案件依頼 国際業務部 ビジネス ソリューション部 リテール法人 営業推進室 さまざまな経営課題に対し、みずほ銀行の幅広いネットワー クと経験を活かして真に有効なアドバイスやサポートを実 施する等、戦略的な事業ソリューションを提供しています。 また、法人のお客さま同士が個別にご商談をいただく イベント型商談会「ビジネスマッチングフォーラム」もお客 みずほ ｅ-ビジネスサイトの販売開始 みずほ銀行では、お客さまの決済業務効率化ニーズに 40 さまにご好評をいただいています。 GLOBAL RETAIL GROUP −個人および中堅・中小企業のお客さま向け事業への取り組み− 確定拠出年金 みずほ銀行では、 「税制適格退職年金の廃止」、 「Ｍ＆Ａ による年金制度の統合」といった環境変化に関するお客さ 行うみずほインベスターズ証券、株式実務のアドバイス・ 代行を行うみずほ信託銀行等、＜みずほ＞各社との有機 的な連携によりお応えしています。 まの企業年金制度再構築ニーズに対し、法人業務部「確定 拠出年金室」において、 「確定拠出年金制度」を中心とした みずほインベスターズ証券のＩＰＯ支援業務 年金コンサルティング、制度導入サポート、運用商品の提 みずほインベスターズ証券では、みずほ銀行をは 供、ご加入者へのアフターケア等、制度の検討から導入・ じめ、みずほ信託銀行、みずほキャピタルとも連携を 運営管理まで一貫したサービスを提供しています。 取りながら、グループの中堅・中小企業のお客さまの また、中小企業向けの「みずほ総合型ＤＣ」、個人向け の「みずほ個人型プラン」等、さまざまなニーズに対応す る確定拠出年金制度の導入サポートも行っています。 ＩＰＯニーズに積極的に対応しています。 平成18年度は、計22社の主幹事を務めたほか、 新規上場先187社のうち4割強の引受に関与する 等、実績を顕著に伸ばしています。 証券仲介業務への取り組み 法人のお客さまに対する証券仲介業務の取り扱いによ り、従来は証券会社のみが取り扱っていた仕組債等の勧 誘・取り次ぎについても銀行本体で行い、お客さまの多様 な運用ニーズに積極的にお応えしています。 法人のお客さまの運用ニーズに対するソリューション提 ●ニュービジネスへのサポート ニュービジネスマーケットにおけるみずほ銀行のノウハ ウは他行を凌駕しています。 グ ロ ー バ ル グ ル ー プ 別 事 業 へ の 取 り 組 み ● グ ロ ー バ ル リ テ ー ル グ ル ー プ 先端科学技術や知的財産権等のニュービジネスマー ケットに関する知識に精通した専門スタッフが、お客さま 案を行う「法人運用室」では、専門スタッフが、お客さまの の事業そのものの将来性をさまざまな視点から分析し、 ニーズに応じて、証券商品を中心に運用商品を提供して 真の意味で理解することにより、次世代を担うお客さまの います。 事業成長、資金調達を積極的にサポートしています。 ●海外事業展開支援 グループ力の結集 ●事業承継ニーズへの対応 ますます活発となっているお客さまの海外進出や、すで に進出されているお客さまの海外事業展開に関する各種 事業承継は、中堅・中小企業のオーナー経営者の方に ニーズにお応えするため、邦銀最大級の＜みずほ＞のア とって極めて重要な経営課題となっています。みずほ銀行 ジアネットワークを活用して、お客さまの海外プロジェクト では、平成17年10月、事業承継コンサルティングの専門 の推進を積極的に支援しています。 組織として、法人グループ内に「法人コンサルティング室」 海外事業に精通した国内外の専門スタッフが、お客さ を設置し、みずほ信託銀行等のグループ会社とも連携し まの海外での現地調査・現地法人設立・操業開始等の各 て、経営権の承継や組織再編等、お客さまの個々のニー ステージおよびニーズにあわせて、最適な情報とサービ ズにふみ込んだクオリティの高い提案を実施しています。 スを的確かつ迅速に提供しています。 ●ＩＰＯ（新規株式公開）支援 さらに、みずほグローバルＣＭＳの提供や、輸出・輸入取引 ＩＰＯを展望されるお客さまのニーズに対し、ベンチャー に関する貿易実務サポート、為替リスク軽減ニーズ等、お客 キャピタルとして投資および公開に向けたアドバイスを さまの海外ビジネスに関わる幅広いニーズに対しても、専門 行うみずほキャピタル、証券会社として幅広い公開支援を スタッフが各種商品の提供をはじめとして対応しています。 41