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デスクトップ仮想化「Citrix VDI-in-a

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デスクトップ仮想化「Citrix VDI-in-a
◇MYNOSMYNOS-2012 年 12 月号 –デスクトップ仮想化
デスクトップ仮想化
Citrix VDI-in-a-Box 導入構築サービスご紹介
-----SMB を対象としたオールインワン型 低価格ソリューション----デスクトップ仮想化を実現する、デスクトップバーチャライゼーション市場は、近年急速に拡大
しています。今後も 2011 年~2016 年の年間平均成長率で 31.2%となり、バーチャルクライアン
トコンピューティング市場の、約 35%を占めるまで拡大すると、IDC では予測されています。
その中で、導入における1つのハードルとして、比較的ユーザー数が多い環境向けのソリュー
ションがラインナップの中心であり、SMB を意識した低コスト製品が少ない点がありました。
今回は、Citrix から提供されている SMB 向けのソリューション、「VDI-in-a-Box」をご紹介させ
ていただきます。
弊社では、これまでもいくつかのデスクトップ仮想化を実現するサービスを、
提供してまいりました。今回は同じ Citrix 社から提供されている、デスクトップ
仮想化におけるエンタープライズ・ソリューションである、「Citrix XenDesktop」
と比較しながら、構成・機能の差異と、双方のすみ分けについて説明させてい
ただきます。
■オールインワン型でシンプルな導入を実現
XenDesktop は豊富な機能を有し、エンタープライズ市場に対応できるソリュ
ーションですが、冗長性を考慮すると、システム構成が複雑化する傾向があり
ます。
■XenDesktop の構成例
Active Directory
管理サーバー
User Device
ロードバランサ
接続ブローカー
SAN Storage
VMを実行している
Host Server
経営者
Owner
CFO
CIO
Desktop IT
担当者
Server IT
担当者
Storage IT
担当者
Network IT
担当者
複雑な構成 = 高インフラコスト
一方の VDI-in-a-Box は All-in-One で提供される VDI ソリューションのため、
インフラ投資コストを抑え、シンプルなシステム構成を構築する事が可能です。
双方の構成例を比較することで、必要とする物理的な機器・機能の数の違い
が明確です。
通常は、仮想デスクトップのデータストアとして、高価な専用ストレージを設け
るところを、Host Server 上のディスク領域を利用する点や、自身にアドオンさ
れた機能を使用して、負荷分散を実施する等により、シンプルな構成が実現さ
れています。
■VDI-in-a-Box の構成例
Active Directory
User Device
VDI-in-a-Box とVM を実行
しているHost Server
ユーザーデータ
経営者
Owner
CFO
CIO
Desktop IT
担当者
Server IT
担当者
Storage IT
担当者
Network IT
担当者
シンプルな構成 = インフラコスト投資コストの削減
■必要十分な基本機能
構成がシンプルであっても、提供される機能は必要十分な機能が備わって
います。
1.グリッド
・複数のサーバーを Single Console で管理することが可能です。
・新しいサーバーをグリッドに追加するだけで、仮想デスクトップイメージや
設定情報が、自動的にコピーされます。
2.高可用性
・高価な共有ストレージは不要であり、安価な内蔵ディスクや外付け SAS 等
で、高可用性を実現します。
3.負荷分散
・グリッド内の各サーバーの負荷を考慮して、ユーザーログオンを自動振り
分けします。
その他、接続方法では Web ブラウザや Java クライアントの他に、モバイルデ
バイス (iOS デバイス/Android デバイス) からのリモートアクセスが可能であり、
さまざまな接続方法のニーズに、柔軟に対応することが可能です。
■XenDesktop との機能比較
VDI-in-a-Box と XenDesktop の主な機能の違いを整理すると、以下のとおり
となります。対応規模は 300 台程度までを想定しているため、それ以上の規模
が見込まれる場合は、XenDesktop での実装になります。
・XenDesktop との機能比較表
Citrix XenDesktop
Citrix VDI-in-a-Box
数台~数万台規模
数台~300 台程度
(XenDesktop へのアップグレード
時には再構築)
プール/専用/既存/物理/ストリーム配信/共
有型
(Hypervisor 上と物理の仮想デスクトップを管
理)
プール/専用型
(Hypervisor 上の仮想デスクトッ
プのみを管理)
実施無し
(既存のみ、sysprep 実施可能)
実施有り
共有 Storage を利用しているため
他の Hypervisor でも差分データを参照可能
Hypervisor 間での移動不可
ストレージモデル
共有 Storage
(SAN 等)
ローカル Storage
CPU/NIC/DISK
複数(Hypervisor の制限数まで)
1 つずつ
サポート
未サポート
あり
なし
ポリシーの設定
GPO / Desktop Studio
GPO
3D アプリへの対応
GPU による圧縮機能
特別な機能はなし
冗長化・拡張方法
Web Interface / Controller Server を複数台
用意
VDI-in-a-Box を導入した
Hypervisor を
追加することで実現
サポート対応 OS
Windows7 / Windows7 SP1(32/64bit)
Windows XP SP3(32bit)
Windows XP SP2(64bit)
Windows7 SP1(32/64bit)
Windows XP SP3(32bit)
対応規模
デスクトップタイプ
仮想デスクトップ展開
時の sysprep の実施
専用イメージの
差分データ
マルチドメイン
ヘルプデスク機能
出典:Networld corp.
■おわりに
弊社では、上記サービスに限らず、お客様の環境に最も適した VDI ソリュー
ションを一緒に模索し、複数の実績あるソリューションから選定・提供しておりま
す。弊社ホームページのお問合せフォームより、お気軽にお問い合わせくださ
い。
解説:システムエンジニア事業 ITPS 第二部 安藤公洋
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