...

デスクトップの仮想化: デスクトップコンピューティング の革命

by user

on
Category: Documents
17

views

Report

Comments

Transcript

デスクトップの仮想化: デスクトップコンピューティング の革命
WHITE PAPER ∣ Future of Desktops
デスクトップの仮想化:
デスクトップコンピューティング
の革命
問題を解決するデスクトップアーキテクチャへの移行
www.citrix.com
多くの IT 企業や IT 部門にとってもエンドユーザーにとっても有効と
は言えない数十年前のデスクトップ管理の戦略で今日も企業を支えて
いるのはなぜでしょう。
デスクトップは、継続的に 1 つずつ組み込まれ、ハード的に接続され
ています。最先端のネットワークが光速に近い速さで情報を運んでい
るにもかかわらず、 IT スタッフメンバーは最も基本的なメンテナン
ス作業でさえ、各 PC の設置場所に出向き、現場で作業を行います。
急速に変化するビジネス要件に対応するための革新的な手法が不足し
ているわけではありませんが、実際に新しい技術を取り入れるには何
か月もかかり、希少なリソースはあっという間に消費されています。
迅速な応答といつでもどこでも接続可能なことを重視する企業体質か
ら、従業員は特定のマシンとその動作を維持するための高コストで労
働集約的な IT プロセスにあまりにも頼りすぎて、離れられない状態
です。
当然のことながら、どの企業の IT 幹部も、改善策として「未来のデ
スクトップ」を求めています。デスクトップ
デスクトップの
デスクトップの仮想化テクノロジおよ
仮想化
びソリューションは、デスクトップアーキテクチャの基本的な改善策
を提供します。あらゆる業種の主要企業は、すでにデスクトップ
デスクトップの
デスクトップの仮
想化を採用して
IT の改革、TCO の削除、柔軟性の向上、サポートの
想化
効率化を図り、IT 部門から時代遅れのデスクトップモデルという重荷
を排除することで革新を実現しています。
従来の
従来の方法:
方法 遅い、高い、ユーザーと
ユーザーと IT の
どちらにとっても苦痛
どちらにとっても苦痛
従来の分散コンピューティング以上に非効率的で面倒なデスクトップ
のプロビジョニング方法はほとんど考えられません。
従来の
従来の管理ツール
管理ツールおよび
ツールおよびプロセス
およびプロセス
調達
イメージ
•
1
2
廃棄
バックアップ
セキュア化
セキュア化
保守
配備
監視
変更は
変更 は費用がかかる
費用がかかる。
がかかる。 アプリケーションはオペレーティング
システムにハードコードされているため、プロビジョニング、
更新、およびメンテナンスには多くの費用と時間が必要です。
新しいオペレーティングシステムやアプリケーションの導入
など、どのようなアップグレードでも多くの時間と費用がか
®
かります。例えばGartnerでは、今年末に企業がWindows 7
を導入するには、1ユーザー当たり1,035~1,930米ドルの費用
1
がかかると見積もっています。
Gartner 社『Migration to Windows Vista and Windows 7』2009 年 5 月 14 日版
WHITE PAPER ∣ Future of Desktops
•
ユーザーおよび
ユーザーおよび企
および企 業の 柔軟性の
柔軟性の 欠如。
欠如 。 企業では、いつでもど
こでも生産性を重視する傾向をますます強めている一方で、
ユーザーが自分用のデスクトップ(アプリケーション、デー
タ、お気に入り、テンプレート、マクロ、その他独自の設定
など)にアクセスできるのは1つの特定の装置からだけで、移
動範囲を厳しく制限されています。
•
データの
データの重要性。
重要性。それぞれのメインPCにローカルに保存され
ているユーザーデータに関しては、リモートで働いている従
業員が自分のデータをマシン間で移動する際に、通常メモ
リースティック、電子メール、その他任意の方法を使用する
ため、セキュリティは常に脅かされています。USBキーや
ノートPC本体は紛失や盗難にあいやすく、オフィスから持ち
出されることのないPCでも、Webから簡単にコード変更され
る可能性があります。
•
サポートは
サポートは複雑で
複雑で費用がかかる
費用がかかる。
がかかる。典型的な3段階ヘルプデスク
は各レベルで完全に対応するため、費用がかかり、多くのリ
ソースを消費し、サポートコストを高くしています。エンド
ポイントの管理もIT部門にとっては大きな負担です。各地で
行われるプロビジョニングから廃棄までの在庫管理には特殊
能力が必要とされ、作業が繰り返されるたびに貴重な時間と
リソースが消費されます。
•
資産を十分に活用できないとリソースが枯渇する。3~4年ご
とに必要なエンドポイントの更新には、一般的なIT予算の半
分以上が当てられ、本来なら革新のために使用されるリソー
スも奪われます。
Windows 7: デスクトップ管理
デスクトップ管理について
管理について再考
について再考する
再考する見逃
する見逃せな
見逃せな
いチャンス
前述の問題点は、特に新しいことではありませんが、今、Windows 7
の導入に関連して、さらに良い方法が求められています。ほとんどの
企業は Windows Vista の導入を見送りましたが、今回は Windows ベー
スの企業の大半が前向きに導入を考えています。事実、IDC では 2010
年に企業が購入する Windows オペレーティングシステムの 49.5%、
2
すなわち 5800 万件を Windows 7 が占めると予想しています。
安易に苦渋の決断をして、主流のデスクトップへの更新に投資するこ
とは、短絡的で犠牲の大きい戦略になる可能性があります。 そうで
はなく、IT 企業は、Windows 7 導入の準備を、これまでユーザーの
デスクトップをサポートしてきた方法について検討し、新しくより良
い方法を考慮する機会として利用すべきです。 特に、ハードウェア
およびアプリケーションの互換性、導入の簡素化、Windows 7 への
アップグレードのコスト削減に関する不安を解消する可能性がある場
合は十分な検討が必要です。
2
IDC 社『 Worldwide Windows Client Operating Environment 2009-2013 Forecast: Windows Vista to Give Way to
Windows 7』 2009 年 5 月版
3
改善策:
改善策 デスクトップの
デスクトップの仮想化
新しいデスクトップアーキテクチャの基盤として、デスクトップ
デスクトップの
デスクトップの仮
想化は
IT 部門を従来の方法に関連した多くのコストと制限から開放
想化
します。管理を集中化することで、IT スタッフが各エンドポイントを
訪れる必要がなくなり、すべてのデスクトップイメージを一箇所に保
存することで、データの安全性を強化し、バックアップおよびリカバ
リーを簡素化します。ユーザーはオンデマンドでデスクトップ環境全
体にアクセスできるため、特定のマシンに依存することがなくなり、
作業の時間と場所をより自由に選択できるようになります。
それでも、すべてのデスクトップ仮想化ソリューションが同じではあ
りません。ほとんどの人は、VDI(仮想デスクトップインフラストラ
クチャ)の観点から、デスクトップ
デスクトップの
デスクトップの仮想化をデータセンター内で仮
仮想化
想デスクトップがホストされるモデルと考えがちですが、これは 1 つ
の方法に過ぎず、デスクトップ
デスクトップの
デスクトップの仮想化戦略全体を表してはいません。
仮想化
個々のユーザーに対して完全なデスクトップイメージが存在している
VDI のシナリオでは、アップデートおよびアップグレードは引き続き
ユーザーベースで実行される必要があり、ユーザーエクスペリエンス
は期待はずれに終わる可能性があります。この方法では、1 イメージ
当たり約 20GB というかなり大きなストレージ容量も必要になります。
•
また、デスクトップ
デスクトップの
デスクトップの 仮想化戦略に関しては、万能な考え方
仮想化
をやめることが重要です。ただ1つの「正解」はありません。
企業およびそのユーザーの要件によって、ホステッドVDIデ
スクトップ(VMベース)以外にもいくつかのオプションを考
慮することが適切な場合もあります。例えば、ローカルスト
リームドデスクトップ、ホステッド共有デスクトップ(ター
ミナルサービスなど)、およびローカルVMベースのデスク
トップ(クライアント側の仮想化)や、同じ企業内に複数の
モデルを導入することも考えられます。どの方法を選択した
としても、一部の重要要件は変わりません。アプリケーショ
ン仮想化は、ポータビリティ、管理の容易性、互換性に必要
不可欠です。さらに、効率的な導入のために、IT部門はWAN
上でローカルPC同様の動作を実現し、LANの帯域幅の使用を
最小限に抑えて、ユーザーエクスペリエンスの最適化を戦略
的に使用することも必要です。
単一イメージ
単一イメージ管理
イメージ管理:
管理 ユーザー、
ユーザー、IT 部門、
部門、ビジネスにとって
ビジネスにとって
より良
より良い結果をより
結果をより低
をより低コストで
コストで
VDI は、ユーザーデスクトップをマシンから切り離すことによって、
デスクトップ管理を大幅に簡素化および効率化しますが、これは第一
歩に過ぎません。単一イメージ管理に基づくデスクトップ
デスクトップの
デスクトップの仮想化ソ
仮想化
リューションでは、個々のユーザー専用のホステッドデスクトップを
オペレーティングシステムとアプリケーションの単一インスタンスに
置き換えて、ユーザー設定と切り離して管理することにより、IT 部門
がユーザーとビジネスをより効果的にサポートできるようになります。
デスクトップの
部門が 1 対 1 のエンドポイント管
デスクトップの仮想化により、IT
仮想化
理から開放されるため、新たなテクノロジをより迅速にコスト効果の
高い方法で実装できるようになります。 来るべき Windows 7 および
その後に必ず発生する多くのサービスパックの導入についてもう一度
考えてみると、企業全体にわたって、各ユーザーの PC が完全に最新
4
WHITE PAPER ∣ Future of Desktops
になっていることをそれぞれ確認する代わりに、IT 部門は 1 つのマス
ターイメージを維持するだけで済みます。 アクセスするユーザーの
数が数十人でも数千人でも、そのイメージに対して行われた作業を、
企業全体で無限に利用できます。ビジネスへの応答がより迅速になる
だけでなく、個々の取り組みに必要なコストと人的資源が大幅に削減
されるため、IT 部門は予算を最大限に使うことができます。
従来の分散型デスクトップ
デスクトップの仮想化
小規模なパッチ、OS 移行などあらゆ
る変更に多くの費用がかかる。
単一イメージのプロビジョニングにより、
パッチおよび OS の移行はすぐに実行で
き、すべてのユーザーが次のログインから
使用できるようになる。
ユーザーは物理的なデスクトップに拘
束され、可動性を制限され、リモート
での作業効率が低下。
ユーザーはどこでも任意のエンドポイント
から仮想デスクトップにアクセス可能。
ユーザーが場所を移動してもデスクトップ
エクスペリエンスは同じ。
アクセスされると同時に、企業データ
はデータの損失や傍受の対象になりや
すいローカルデータになる。
企業データはすべてデータセンターに保存
される。データがローカルに保存されるこ
とはない。
故障により、次第に一貫性が失われ、
サポートが複雑になるため、個々の
PC に注意を払う必要がある。
IT はエンドポイントをサポートする必要
がなくなる。単一のデスクトップイメージ
がデータセンターで集中的に管理される。
継続的な PC の更新は資金の支出と展
開作業の両面で極めて高コスト。
エンドポイントの交換サイクルは、デスク
トップを実行しなくなったことで、2~3
年延長可能。新しい OS またはアプリケー
ションは、仮想デスクトップイメージを更
新することにより、ユーザーの場所に出向
くことなく適用できる。
集中管理:
集中管理 1 つにすることのメリット
つにすることのメリット
従来の分散コンピューティングモデルでは、IT 部門は企業全体の数百、
数千のデスクトップを個々に管理する必要があり、従業員数の増加と
共にサポートの負担も増加します。ユーザーが増えれば、管理対象と
なる個々のアプリケーションとオペレーティングシステムのインスタ
ンスも増加し、デスクトップはより複雑になります。
単一イメージ管理に基づいたデスクトップ
デスクトップの
デスクトップの仮想化を使用すると、こ
仮想化
の数が 1 つになります。各アプリケーションのコピーも 1 つ、
®
Windows のコピーも 1 つ、企業全体の管理ポイントも 1 つになりま
す。これによって次の結果が得られます。
•
アプリケーションやオペレーティングシステムのアップデー
トは1度行うと、全地域の全ユーザーに直ちに適用されます。
•
IT部門が、他から隔離された個々のデスクトップコンポーネ
ントをシングルポイントから管理することで、各ユーザーの
デスクトップイメージの無数の組み合わせを管理する必要が
なくなります。
•
各ユーザー用に個々のデスクトップイメージがホストされる
VDIとは異なり、単一イメージ管理はストレージの影響をほ
とんど受けません。
5
場所も
場所もデバイスも
デバイスも問わない常
わない常に変わらない優
わらない優れた
ユーザーエクスペリエンス
使い慣れたアプリケーションおよびデータ用に企業が支給する 1 種類
の PC に頼る必要はなくなり、ユーザーはネットブック、自宅の PC、
レンタルまたは友人から借りた PC、空港のキオスクなど、どこから
でも、任意のデバイスを使用して、同じユーザー固有の環境にログイ
ンできます。
常に同じ個人用デバイスを使用する必要がなくなるため、ユーザーの
生産性が即座に向上し、ビジネスの敏捷性が改善されます。1 台のマ
シンが故障した場合、他のマシンにシームレスに切り替えて、中断し
たところに戻ることができます。それと同時に、すべてのデータは、
データセンターで集中管理されるため、コンピューターの紛失や盗難
によるセキュリティ上の危険もなくなります。個人用仮想マシンのほ
とんどは、常に稼働されアクセス可能な状態になっているため、ほと
んどのユーザーが、従来のシステムを起動するよりログオンの方がか
なり速い(15 分に対して 15 秒)と感じます。そのため、総体的な
ユーザーエクスペリエンスは実質的に改善されます。
セルフサービスの
セルフサービスのデスクトップ - オンデマンドアプリケー
ション
集中型デスクトップ管理モデルは、エンドユーザーが自身の環境を管
理する能力を制限することなく、アプリケーションをより効率的に、
より簡単に保持できるようにします。アプリケーション仮想化により、
IT 部門ではデータアクセスの制御、管理対象のデスクトップイメージ
の削減、システムコンフリクトの解消、アプリケーションのリグレッ
ションテストの削減が可能になります。ユーザーは集中化されたセル
フサービスのアプリケーションストアを利用して、どこからでも瞬時
にアプリケーションにアクセスできるようになるため、アプリケー
ションの追加、更新、削除を簡単に行えます。
サポートの
サポートの簡素化
エンドユーザーからの問い合わせは、ローカルソフトウェアのコンフ
リクト、アプリケーション障害、その他エンドポイント固有の問題に
関するものがほとんどです。デスクトップ
デスクトップの
デスクトップの仮想化により、各アプリ
仮想化
ケーションおよびオペレーティングシステムの単一のマスターイメー
ジが最新の状態に維持されることで、あらゆる種類の問題が解消され
ます。サポートは大幅に簡素化され、ほとんどの IT 部門は 1 段階の
サービスを完全に排除し、限られた範囲で引き続き発生する問題には
ユーザーが対応できる権限を与えるセルフサービスモデルに移行でき
ます。
インベントリ管理
インベントリ管理ではなく
管理ではなく、
ではなく、技術革新
従来の役割のほとんどをデータセンターへシフトすることで、エンド
ポイントのデバイスは孤立したテクノロジというより、他で発生した
テクノロジのレシーバーになるため、ローカルサポートの必要性が大
幅に減少します。この意味では、一般的なオフィスの電話とほとんど
変わらず、管理方法も同様で、ジャックに接続したら、後は何もする
ことはありません。
エンドポイント管理を簡素化することで、IT 部門は予算の影響と関連
する作業負荷の両方から解放され、計画や革新など、より戦略的な機
6
WHITE PAPER ∣ Future of Desktops
能への取り組みに集中できるようになります。実際に、エンドポイン
トの所有責任はすべて従業員に引き渡すことも可能なため、デスク
デスク
トップの
トップの仮想化は「BYOC(個人のコンピューターの持ち込み)」プ
仮想化
ログラムのサポートに最適です。BYOC では、ユーザーが自分の PC
の購入およびサポート費用を支給され、私生活で使用しているのと同
じコンピューターから、企業の仮想化デスクトップにアクセスできる
ようになります。
エンドポイントの
エンドポイントの寿命
標準的なエンドポイントの更新サイクルは 3~4 年で、費用のかかる
無駄な作業です。今日の最新型コンピューターを使用すれば、廃棄物
処理問題を低減できます。クライアント側の複雑さを軽減し、標準ア
プリケーションおよびオペレーティングシステムのメンテナンスを
データセンターに移動することで、デスクトップ
デスクトップの
デスクトップの仮想化は同様に高
仮想化
レベルのパフォーマンスを維持したまま、同じエンドポイントの使用
期間を 2 倍にできます。
XenDesktop によるデスクトップ
によるデスクトップの
デスクトップの仮想化
20 年にわたり仮想化をリードしてきた Citrix は、この変換アーキテク
チャのメリットを十分に理解できるようにするためのデスクトップ
デスクトップの
デスクトップの
仮想化モデルを開発しました。XenDesktop
で実現されるこのモデル
仮想化
の核心となるのは単一イメージ管理です。データセンター内で個々の
ユーザー用の完全なデスクトップイメージを作成、管理、ホスティン
グまたはストリーミングする代わりに、IT 部門は各オペレーティング
システムおよびアプリケーションの単一イメージ を保持します。お
気に入り、テンプレート、ドキュメントなどユーザー固有のデータの
みがユーザーベースで保持されます。ユーザーがログオンすると、オ
ペレーティングシステム、アプリケーション、ユーザー固有のデータ
がすべてオンデマンドで組み込まれます。FlexCast™デリバリテクノ
ロジを搭載した XenDesktop は、このような新しく組み立てられたデ
スクトップを、タスクワーカー、ナレッジワーカー、モバイルワー
カーなど企業内のあらゆるユーザーに、次の 5 種類の方法のいずれか
を使用して迅速かつ安全に配信します。
•
Local streamed desktops(
( ローカルストリームドデスク
トップ)
) 。 集中管理された仮想化デスクトップがデータセン
トップ
ターにインストールされ、エンドポイントで実行するために
リモートに配信されます。
•
Hosted VM-based VDI desktops ( ホ ス テ ッ ド VDI デ ス ク
トップ(
( VMベース
ベース))
トップ
ベース ))。
)) 。 仮想化デスクトップイメージは、
データセンターの仮想マシン上でホストされ、実行されて、
リモートアクセスが可能になります。
•
Hosted shared desktops(
( ホステッド共有
ホステッド 共有デスクトップ
共有 デスクトップ)
デスクトップ ) 。
デスクトップはWindows Server上でホストされ、複数のリ
モートユーザー間で共有されます。
•
Hosted blade PC desktops(
(ホステッドブレードPCデスク
ホステッドブレード デスク
トップ)
)。専用のCPU、RAM、およびGPUリソースを利用し
トップ
て、各パワーユーザーにホステッドブレードワークステー
ションを提供します。
7
•
Local VM-based desktops ( ロ ーカ ル VM ベー ス の デス ク
トップ)
トップ) 。 集中型シングルインスタンス管理の利点をノート
PCをオフラインで使用するモバイルワーカーにまで拡張しま
す。適切なネットワークに接続後は、OS、アプリケーション、
ユーザーデータに対して行われた変更がデータセンターと自
動的に同期されます。
アプリケーションの仮想化とオペレーティングシステムの仮想化を 1
つのソリューションに統合することにより、XenDesktop は企業がこ
の最新のデスクトップアーキテクチャのメリットを完全に理解できる
ようにすべての内容を提供します。
問題点
問題点
例
起点
目標
デバイスの場所または
デバイス交換
アプリケーションの互換性
または管理
トレーダーデスクトップの交換
安全性の高いアクセス
インスタントオンデスクトップ
EMR への移行
リモートアプリケーションアクセス
単一の OS イメージを持つ
仮想化 OS
アプリケーションの仮想化
単一アプリケーション
イメージを持つ仮想化
アプリケーション
ユーザー
プロファイル
OS の仮想化
アプリケーション
OS
実際の
実際の高性能デスクトップ
高性能デスクトップの
デスクトップの仮想化
XenDesktop の単一イメージ管理用モデルは強力な戦略的利点を提供
しますが、どのデスクトップ
デスクトップの
仮想化
デスクトップの仮想化ソリューションでも、現場でそ
のソリューションがどの程度有効に機能するかをテストします。実際
3
に最近の ESG の調査 では、次のような VDI ソリューションに関連す
るいくつかの共通の問題に注目しています。
エンドユーザーの
エンドユーザーの異文化に
異文化に対する抵抗感
する抵抗感。
抵抗感。簡単に言うと、人は慣れ親
しんだものが新しいものに置き換えられることを嫌います。新しいも
のの良さが明確でない場合はさらに顕著に表れます。
•
パフォーマンス(
パフォーマンス(アプリケーションの
アプリケーションの応答時間など
応答時間など)
など)の低下。
低下。
数秒の遅れが、問題なく受け入れられるか、ユーザーの反感
を招くかの分かれ目になります。
•
プリント
プリン トおよびスキャン
およびスキャンの
スキャンの サポートと
サポートと 構成。
構成。 ローカルリソー
スに関してプラグアンドプレイ対応が保証されないと、IT部
門は直ちに、デスクトップ
デスクトップの
デスクトップ の 仮想化で削減を意図していた
仮想化
ユーザー単位での管理およびトラブルシューティングに時間
を取られることになります。
•
マルチメディアおよびその
マルチメディアおよびその他
帯域幅を大量に
大量に消費する
消費するアプ
およびその 他の帯域幅を
するアプ
リケーションとの
リケーション との連携
との 連携の
連携 の 問題。
問題 。 エンタープライズ規模のソ
リューションとして効果を上げるには、デスクトップ
デスクトップの
デスクトップ の 仮想
化 により、簡単なケースだけでなく、最も要求の多いユー
ザーのニーズでも解決できる必要があります。
3
The Enterprise Strategy Group(ESG)Market Study, Desktop Virtualization Drivers, Challenges and Best
Practices, September 2009
8
WHITE PAPER ∣ Future of Desktops
これまで、
これまで、VDI ソリューションに
ソリューションに関してどのような問題
してどのような問題がありました
問題がありました
(回答率 N=99、
、複数回答有り
か?(
複数回答有り)
エンドユーザーの異文化に対する抵抗感
パフォーマンス(アプリケーションの
応答時間など)の低下
プリントおよびスキャンのサポートと構成
マルチメディアおよびその他の帯域幅を大量
に消費するアプリケーションとの連携の問題
Citrix は、低帯域幅で待ち時間の長い WAN 接続も含め、どのネット
ワークでも最高のパフォーマンスを実現するネットワークとディスプ
レイの最適化およびパフォーマンス向上テクノロジを組み合わせた
HDX™によって、このような実務的および文化的障害を克服していま
す。
•
HDX MediaStream - 他のデスクトップ
デスクトップの
デスクトップの仮想化ソリューショ
仮想化
ンの10倍までFlashを加速し、サーバー側とクライアント側の
両方を最適化することで、WMV、AVI、その他のマルチメ
ディアフォーマットのシームレスな再生を実現します。
•
HDX RealTime - CD品質のオーディオを実現し、webcamの
サポート、VoIPソフトフォン機能、双方向オーディオにより、
リアルタイムの音声とビデオを拡張します。
•
HDX 3D for Professional Graphics - CAD/CAMの上級ユー
ザーおよび工学アプリケーション向けにデスクトップ
デスクトップの
デスクトップ の 仮想
化を拡張し、WAN接続を介した場合でも、他のソリューショ
ンの最大12倍までパフォーマンスを向上させます。このカテ
ゴリーには、プログレッシブ表示機能も含まれます。この機
能は、2次元画像に高度な圧縮を適用して最適化し、パフォー
マンスを最大15倍まで向上させます。
•
HDX Plug-n-Play - USB接続の周辺機器、モニター、スマー
トフォン、プリンタなどのローカルリソースを簡単かつシー
ムレスに使用できるようにします。
•
HDX Broadcast - 高いレイテンシー、低帯域の環境も含め、
どのネットワークを介しても、仮想デスクトップおよびアプ
リケーションの高パフォーマンスを保証します。
•
HDX IntelliCache - Citrixデリバリ
デリバリプロトコルの先進の最適化
デリバリ
およびキャッシング機能を使用して、デスクトップとアプリ
ケーションのHDXエクスペリエンスを高速化します。使用す
る帯域幅を抑え、支社のユーザーに優れたエクスペリエンス
を提供します。
デスクトップの
デスクトップの仮想化:導入例
仮想化 導入例
現場担当者をより
現場担当者をより効果的
をより効果的に
効果的にサポート
レスターシャー警察
レスターシャー警察は、英国のレスター、レスターシャー、およびラ
警察
トランドの 965 平方マイルを超えるエリアで 100 万人近い住民を管
轄しています。2007 年に、内部的な作業研究で、データへのモバイ
ルアクセスを利用することで時間を節約し、警察官の生産性を向上さ
せる可能性のあることが明らかになりました。この時点では、書類作
9
成のために、各チームはオフィスに戻る必要があることから、警官に
よる迅速な犯罪情報の報告が妨げられていました。実際に、一般的な
方法として、犯罪現場ではペンと紙が使用され、オフィスに戻ると、
その情報をデータ局にファックスで送り、そこでレポートが保存され
ていました。
レスターシャー警察では、このような管理作業をオフィスの外からも
処理できるようにすることで、警官が街頭に出ていられる時間を 30
パーセント増加できることに気づきました。モバイルアクセスは、生
産性を拡大するだけでなく、警官がオフィスに戻ってつまらない事務
処理に時間を費やす代わりに、現場で時間を過ごすことで国民の信頼
を高めることにもなります。
「このプロジェクトの資金調
達のために新たな財源を工面
す る必要は ありませ んでし
た。2 年間 PC のアップグ
レードに費やしていた費用を
Citrix ソリューションの支払
いに充てただけです。最終的
に、キャンパスに 500 台の
新しいコンピューターを設置
してそれを使用する一部の学
生とスタッフが恩恵を受ける
のではなく、高速、高可用性
システムの導入によりすべて
の学生と従業員が恩恵を受け
るようにしました。」
Dustin Fennell, CIO
Scottsdale Community
College
レスターシャー警察は、XenDesktop によるデスクトップ
デスクトップの
デスクトップの仮想化を
仮想化
導入することにしました。この方法により、警察の従来のシステムと
車にインストールされたノート PC を統合することで、警官は自分の
デスクで作業しているのと同様のエクスペリエンスを得られます。こ
れによって、Citrix はレスターシャー警察を完全な犯罪報告書を現場
から直接入力できる英国で最初で唯一の警察にしました。 結果: 生産
性が 30 パーセント向上。
教育への
教育へのアクセス
へのアクセスを
アクセスをコスト効果
コスト効果の
効果の高い方法で
方法で拡張
アリゾナ州の Scottsdale Community College(SCC)は、設立 2 年
で、800 人のスタッフと約 11,000 人の学生を抱えています。 地域社
会にテクノロジ
テクノロジサービスを普及させる権限を与えられている
SCC で
テクノロジ
は、新しいハードウェアに絶えず費用を費やしていることが、新しい
テクノロジや教育用ソフトウェアへの投資を困難にしていると考えま
テクノロジ
した。コースに必要なソフトウェアを購入できない学生には、キャン
パスに来て学校の PC を使用する以外に選択肢がなく、その不便さが、
社会人やオンライン学生などこれまでと違う学生に登録対象を拡張し
ようとする学校の努力を妨げていました。
サーバー、アプリケーション、およびデスクトップの仮想化を導入す
ることで、SCC は著しい ROI を達成しました。さらに前進するため
に、このカレッジではハードウェアの更新費用を年間
年間 25 万米ドル節
ドル
約しています。SCC にはその金額を貯蓄するか、他の戦略的なニー
ズや技術革新に適用するという選択肢があります。 現在および今後
予想される州規模の教育予算削減にもかかわらず、SCC は他のカ
レッジや大学よりも有利な状況で新たな技術とアクセスを追加し続け
ています。
IT チームのために、Citrix ソリューションは、管理を簡素化し、デー
タの安全性を強化し、スタッフ数を少なく抑えます。AutoCAD のよ
うなコストの高いソフトウェアを複数バージョン購入して保持する代
わ り に 、デ ータ セ ンタ ーで 1 つ の バー ジ ョン を保 持 し 、そ れを
XenDesktop でデリバリ
デリバリします。100
の仮想デスクトップは、それぞ
デリバリ
れ 10 GB の 2 つのイメージからプロビジョニングされますが、Citrix
を採用しない場合に必要となるストレージは TB 単位になります。
はじめよう
すでにデスクトップ
デスクトップの
仮想化
IT のやるべきことリ
デスクトップの仮想化は、多くの企業で
ストのトップに急速に近づいています。企業にもたらされるメリット
の詳細については、www.citrix.com/XenDesktop を参照してくださ
い。
10
Citrix について
Citrix Systems, Inc.(Nasdaq:CTXS)は、仮想化、ネットワーキング、およびソフトウェアに特化したトッププロバ
イダーであり、これらのサービス技術を世界中の 23 万社以上もの企業や組織に対して提供しています。同社の
Citrix Delivery Center、Citrix Cloud Center(C3)、Citrix Online Services の各製品ファミリーは、ユーザーがどこに
いて、どんなデバイスを使用していようとも、すべてのユーザーに対してアプリケーションをオンデマンドで配信
することにより、数百万ユーザーを対象としたコンピューティングを根本的に簡素化します。Citrix の顧客には、世
界最大級のインターネット企業である各社、Fortune Global 500 に選ばれている企業のうちの 99%、および数十万
もの中小企業やプロシューマーが含まれています。また、Citrix は、100 ヶ国以上の 1 万を超える企業とパートナー
契約を結んでいます。同社は 1989 年に設立され、2008 年度の収益は 16 億ドルでした。
©2009 Citrix Systems, Inc. All rights reserved. Citrix®、FlexCastTM、HDXTM および XenDesktopTM は、Citrix Systems,
Inc.またはその子会社の登録商標であり、米国の特許商標局およびその他の国に登録されています。その他の商標や
登録商標はそれぞれの各社が所有権を有するものです。
Fly UP