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地産地消の仕事人 鹿肉を使ったジビエ料理を開発・普及! 京都府南丹市 フランス料理 オーベルジュナカザワ なかざわ もりひろ オーナーシェフ 中澤 守弘 氏 中澤さんは、獣害対策で捕獲したシカを利活用するために京 都府が設置した「南丹森の恵み利活用専門協議会」の中心メ ンバーとして、鹿肉を使ったジビエ料理を開発。自身が経営す るレストランで提供するとともに鹿肉を提供する店舗数の拡大 にも取り組んでいます。 料理教室で旬の地元野菜や鹿肉を使った手軽なフランス料 理を紹介。地域の安全・安心な食材を地域で利用することを定 着させるため、農家に野菜等の種の提供や栽培方法の指導を 行うほか、小学校でのテーブルマナー研修の講師や料理学校 の講師などの幅広い活動により、実践的な地産地消の展開に 取り組んでいます。 <中澤 守弘さんの活動報告です> -美山鹿のジビエ料理を確立- 中澤さんは、自然に囲まれた京都府南丹市 美山町で地域の森の恵みである「鹿肉」の活 用にあたり、美山鹿と地元産の野菜との絶妙 な取り合わせでジビエ料理を確立。京都市内 でのフランス料理の発展に尽力し、平成19年 度には「京都府の現代の名工」として認定され ています。 -美山の鹿肉キャンペーン- 平成19年から「美山の鹿肉キャンペーン」の 企画に参画し、鹿肉を使った料理を提供する 店舗を紹介。各店舗で和食から洋食まで、店 の個性を生かした鹿肉料理を提供しています。 -食のスキルアップ料理教室- 京都府民向けの料理教室「スキルアップセミ ナー」の講師として、地域の「旬」の野菜や鹿 肉を使った手軽なフランス料理を紹介し、森の 恵みである「鹿肉」の利用を多くの人に呼びか けるなど、地産地消を推進しています。 -テーブルマナー食事会- 地元の小学生や教職員を対象として「テーブ ルマナー研修」を毎年実施し、楽しい食事を通 じて食育を推進しています。 鹿肉の煮込み料理 <今後の活動予定です> 第26回国民文化祭・京都2011年 平成23年10月29日~11月6日にかけて 行われる「第26回国民文化祭・京都2011年」 において、親子で学ぶ地産地消料理教室の講 師として参画する予定です。 西洋料理と文化を地元の食材を使って伝え ていくことにより、親子の絆を深めるとともに、 食育の推進にもつながることにも期待していま す。 -鹿肉フェアの開催- 平成23年11月3日に「美山町料理飲食 組合鹿肉フェアー」を開催する予定です。 各店舗が提供する料理ブラッシュアップ の講師として参画するとともに、フェアー開 催に向けた勉強会の開催などの準備に取 り組んでいます。 -6次産業化ボランタリープランナーとして- 中澤さんは、平成23年8月29日に農林水産大臣より6次産業化ボランタ リープランナーに任命されました。 一次産業と二次産業、三次産業との融和。過疎化に悩む地域の自然への 回帰、地域の特色を活かした商品の開発、雇用の確保・定着、観光客の増 加、外国人観光客の受け入れ、取組のレベルアップと継続。課題は沢山あ りますが、過去の経験を活かし、関係者の協力を得て活動していきたいとの コメントをいただきました。 仕事人のプロフィール ○ パリ、南フランス、ブルゴーニュ、ベルギーで料理修業 ○ フランス料理オーベルジュナカザワ オーナーシェフ ○ 農林水産省より6次産業化ボランタリープランナーに任命 (平成23年8月) URL:http://www.ja-akitakita.or.jp/ オーベルジュナカザワ 住所:京都府南丹市美山町板橋舟ノ向16-1 TEL:0771-75-2001 URL:http://www.a-nakazawa.com/ 豊かな自然に囲まれたオーベルジュナカザワ フレンチレストランのほかコテージ等も併設 平成23年9月作成