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燃料電池自動車の発売
資 料 2 1 2 FCVのうれしさ エネルギーの多様化 水素は多様な 一次エネルギーから製造可能 走りの楽しさ ゼロエミッション 走行中のCO2排出ゼロ 使い勝手の良さ ※ モーター駆動ならではの 滑らかな走りと静粛性 航続距離(約700km) 発進~低・中速域の加速の良さ 氷点下始動性(-30℃) 水素充填時間(約3分) ※ JC08モード トヨタ測定値 非常時電源供給能力大 FCV、EVに共通 供給能力は、EVの4~5倍以上 (一般家庭では1週間以上) FCVならではの特徴 FCVの位置付け 3 自動車用燃料の多様化に対応 走行中は、CO2や環境負荷物質を排出しない 現状のガソリンエンジン車と同等の利便性 を兼ね備え、 サステイナブルなモビリティ社会の実現に貢献する 「究極のエコカー」 4 トヨタ FCV開発の歴史 トヨタにおけるFCVの開発は1992年にスタート 1992年:開発をスタート 1996年:大阪・御堂筋をパレード 燃料電池と水素吸蔵合金タンクを搭載 1996年10月 第13回電気自動車シンポジウム (EVS13)にて、大阪・御堂筋をパレード 5 トヨタ FCV開発の歴史 2002年モデル(12月~) 世界に先駆け日米で限定販売開始 2005年モデル(7月~) 国内で初めて型式認証取得 2008年モデル(6月~) 航続距離・氷点下始動性を大幅向上 2008年モデル「TOYOTA FCHV-adv」 最高速度 155 km/h 航続距離 830 km (10・15モード、 トヨタ測定値) 乗車人員 5人 最高貯蔵タンク圧力 70MPa 燃料電池出力 90kW 日米で100台以上のFCV走行実績が、200万キロを突破 6 燃料電池システムコスト 1/20以下 (2015年) FCHV-adv (2008年) さらなる コスト低減 普及開始 限定導入期 技術課題解決 本格普及期 コスト低減 設計 生産技術 量産効果 燃料電池システムコストを大幅に低減→市販化 本格普及に向けてさらにコストを低減 石油代替燃料の特徴 7 電気 水素 バイオ燃料 天然ガス EV FCV 内燃機関 内燃機関 △~◎ △~◎ △~◎ ○ 供給量 ◎ ◎ △ ○ 航続距離 △ ◎ ◎ ○ 給油時間 (充電/充填) △ ◎ ◎ ◎ インフラ ○ △ ◎ ○ Well to Wheel CO2 すべてに○はつかない →それぞれの代替燃料の特徴を活かして利用 ハイブリッド技術の展開 EV 8 モーター PCU バッテリー エ ン ジ ン HV モーター PCU バッテリー 発電機 エ ン ジ ン 燃料 タンク モーターPCU PHV 発電機 エ ン ジ ン 燃料 タンク FCV バッテリー 燃料 タンク モーターPCU バッテリー 燃料 水素 電池 タンク ハイブリッド技術は、PHV・EV・FCVの要素技術を含む コア技術 モビリティの棲み分けイメージ 9 FCV領域 HV・ PHV 領域 路線バス EV領域 車 両 サ イ ズ 乗用車 大型トラック HV 近距離用途 FCV(BUS) 小型宅配車両 EV 宅配トラック FCV PHV パーソナルモビリティ 移動距離 燃料 電気 ガソリン、軽油、バイオ燃料、CNG、合成燃料etc. EV 、 HV・PHV、 FCV は移動距離によって棲み分け 水素 10 EV・FCVの比較 高 EV シ ス テ ム コ ス ト EV優位 EV優位 FCV FCV優位 FCV優位 航続距離 FCVは航続距離が伸びてもシステムコスト増は少 長 中長距離で優位 外部給電 FCV・FCバスは、給電能力の高さを活かし、災害時の電力源 11 インフラとしての水素ステーションの整備 12 1.水素ステーションの展開 2015年 2025年 “社会実証” 4大都市圏を中心 高速道路 “普及初期” 47県庁所在地網羅 ステーション1,000ヶ所 ステーション100ヶ所 2015年 普及開始 2.ステーションの技術開発 2030年~ “本格商用期” 全国水素ネットの構築 ステーション5,000ヶ所 COCN「燃料電池自動車・水素供給インフラ整備普及プロジェクト」 提言をベースにトヨタ作成 3.規制見直し ‘10年12月「規制の再点検に係る工程表」が公表された コンテナ型低コストステーション例(独・リンデ社) ・材質基準 ・ステーション併設 ・耐圧基準 ・定期検査方法 ・蓄圧タンク構造 ・セルフ化 など 水素ステーション整備には、3つの課題解決が必要 水素ステーション設置計画(14年12月末現在) 13 【地域別水素ステーション申請数】 13年度 開設済み 着工 *1 *2 14年度 着工 15年度 目標 計 首都圏 1 10 10 21 40 中京圏 2 5 3 10 20 関西圏 1 3 4 20 北部九州 1 2 3 10 2 2 10 20 40 100 4都を繋ぐ 高速沿い 合計 3 17 *1:東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県 *2:山梨県・山口県 15年度目標には至らず →FCV普及の鍵はインフラの推進 燃料電池自動車の本格普及に向けた必要条件 14 FCV販売と水素供給ネットワークの自立拡大 お客様 FCV購入・運転 自動車会社 FCV生産・販売 ビジネス成立性(生産・販売による収益) 環境意識に加え 経済的利得 (車両費・燃料費) エネルギ会社/ステーション経営者 水素製造・販売 ビジネス成立性 3者に経済的合理性が成立するまでは社会的支援をお願いしたい。 15