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MARATHON Kitten

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MARATHON Kitten
平成27年度
Kitten
生徒指導たより
五泉市立
発行:
川東中学校
5 月 29 日 NO18
生徒指導部
MARATHON
昨日の 28 日、晴天に恵まれた中で、マラソン大会が行われました。
私の記憶が正しければ、マラソン大会を復活させて五年目。
今年は過去とは異なり、男女ともトップグループのペース、速いこと速いこと!
驚きました。
順位結果は、既にお子様からお聞き及びと思います。
女子の部では、トップ 8 を 2 年生と 3 年生で分け。
男子の部では、トップ 8 を 1 年生と 3 年生が分けました。
回数を追う毎に、沿道で応援をして下さる方々も増え。
今年は何と、「ファイト」と書かれた紙を両手で広げて応援して下さる方まで!
ありがたいことです。
足が速いというのは、一つの才能です。
順位や結果に関わらず、一人一人の生徒が「全力を振り絞った」ならば、嬉しい話。
途中で三味線を弾いてしまった生徒が居たとしたら、それは来年への課題です。
マラソン大会では、毎回トップランナーの先導を行っています。
当該生徒がゴールすると、再びコースに戻り、最後尾の生徒を確認しつつ周回を繰り返します。
生徒の表情を確認しながら。
必死になって走る生徒、必ずしもそうとは言えない生徒、顔を見れば一目瞭然。
とある生徒は、マラソン大会直前の昼食時から、既に緊張をしていました。
それだけ大会に思いを込めていたのでしょう。
距離にすれば、たかだか数キロの大会です。
けれども、スタートラインに立った時、走り始めた時、苦しさがピークとなった時、ゴールに近
づいた時、ゴールの瞬間、その時々に様々な思いが生徒の胸に去来した筈。
時に、人生にも喩えられるマラソン。
長距離故に、ドラマが生まれる競技です。
辛く苦しい段階が訪れると、投げ出してしまいたくもなる競技。
足を止め、歩くことへの誘惑が生まれる競技。
いろんな思いを噛みしめるが故に、マラソンは又、生徒の心の耕しに直結します。
今年の大会を経て、全校生徒が一回り、大きくなってくれたと信じております。
いよいよ五月が終わります。週が明ければ六月。
来週は、部活動の大会が行われる週。公式戦は、同時に三年生の生き残りをかけた戦い。
郡市大会を経て、又一回り逞しさを増して下さい!
今週、小さなお客さんが、教務室に訪れました。
もう、風物詩とも言える光景。
「捨て猫の里親捜し」です。
悲しい話ですが、毎年必ず数匹の子猫が保護され、学校で里親を捜す事態が起きています。
今回は 4 匹。
まだ、目も良く見えず、足腰もしっかりはしておらず、本来ならば母猫のお乳を飲みつつ離乳食
に慣れていく時期。
そんな子猫たち。
有り難いことに、保護した当日、2 匹の里親が見つかりました。
一番弱っていた仔猫の里親が、真っ先に見つかったのは有り難いお話。
仔猫が捨てられる。
命を軽視した行為は、許されざるもの。
他方で、仔猫の保護をすれば必ず、生徒が寄ってきてくれる。
「捨て猫なんて」と冷めた目で見ることも無く、どの生徒も「可愛い可愛い」の連呼。
今週の数日間、授業後の 10 分休憩、教務室には猫を見に来る生徒で埋まりました。
教務室には、ご存じのように黒子が居ます。
黒子は毎年きっちり二回、想像妊娠をしてお乳が出てしまう程情の厚い犬。
実は猫も大好きです。
これまでもあったように、今回も仔猫にお乳を飲ませ、体中を嘗めて綺麗にし、お尻を嘗めて排
泄を促し…。
何とも微笑ましいその姿を、何回も写真に撮影はしたのだけれど…。
真っ黒な犬と真っ黒な猫。写真に撮っても何が何やら。
このたよりに写真をとも思いましたが、印刷すれば更に訳が分から無くなるので。
仔猫を捨ててしまう人間。
仔猫のお世話をする黒子。
何とも皮肉なお話です。
保護した仔猫を自宅で飼いたいと、実に多くの生徒が手を挙げてくれました。
これも又、嬉しいお話。
これを持って「道徳性がどうのこうの云々」と語る気はありませんが、少なくとも小さな命を目
の前にして冷めているより、何万倍も人間味溢れた話です。
残念ながら、実際に自宅に連れ帰ったけれど、様々な事情があって断念というケースも有り、4
匹全ての里親が決まるまでに一週間を要しました。
手を挙げてくれた生徒。
家に持ち帰ってくれた生徒。
親御さんにお願いをしてくれた生徒。
飼うことを許可してくれたご家庭。
休み時間の度に、仔猫を抱きしめに来てくれた生徒。
関わってくれた方々全員に、感謝です!
新しく里親になられた方々。
犬と異なり猫は基本自立型。綺麗な水と綺麗なトイレ、そしてご飯があれば大丈夫。
後は日に 30 分程度、猫の遊び相手となって下さい。
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