Comments
Description
Transcript
全校朝集 1 160418 ①表彰伝達がありました。ありがたいことです
全校朝集 1 160418 ①表彰伝達がありました。ありがたいことです。 初めての全校朝集です。年間を通じて体育館でしてもらうことにし ました。落ち着いて仲間の話や、他の人の話を聴くには体育館で座っ てするのがよいだろう、と判断しました。 感心しました。無言移動でしたね。きちんと座っています。中央を向 いています。黙想もていねいに取り組んでいました。靴もかかとがき ちんとそろっています。グランドの部活動の生徒カバンもそろって います。ありがたいことです。 さて、なぜ無言移動なのでしょうか。なぜ、黙想なのでしょうか。な ぜ、靴のかかとをそろえるのでしょうか。私はそのことがだめだとい う考えで話しているのではありません。すべてのことには理由があ るという話です。さらにいつでも「なぜだろう?」という視点を持っ てほしいと願っています。 ②校門では気持ちのよいあいさつが飛び交っています。上級生下級 生関係ありません。本校の仲間としてとてもていねいにあいさつを しています。地域の方にもきちんと顔を見てあいさつをしています。 ありがたいことです。 今朝は女子生徒が靴下を伸ばした状態で登校したので、3 年生の男子 が声かけをしてくれました。でも、うまく伝わらなかったと感じたの か、3 名程度の男子が走ってさらに声かけをしました。そこで、男子 が自分のズボンをめくって「こないするんやで」と言ったかどうかは 知りませんが、ていねいに声かけしてくれていました。温かいなあ、 と感心しきりです。ありがたいことです。 名札もみなさんきちんとしています。我々教職員も「5/13 までは着 用しましょう」とお願いしています。実は私が教職員の名前と顔が一 致せず、お互いにおぼえるまでお願いしたいということです。1 年生 も 2,3 年生の名前がわからないこと、教職員の名前がわからないこ と、とりわけ新着任の教職員の名前はわかりにくいですね。そのよう なことからです。私は本校 1 年目です。よって、新 1 年生と同級生 です。2,3 年生は先輩です。よろしくお願いします。 ③さて、このように私は 1 週間を振り返って気づいたことをお話し させてもらいます。さらに新聞の投稿文から順次紹介したいと考え ています。今日はその 1 回目です。3 年前の投稿文です。滋賀県にお 住いの 39 歳の男性です。今は 42 歳です。 「3 月 11 日。買い物をして いると店内の BGM が突然途切れ『本日は東日本大震災から 2 年目に なります。犠牲になった方のご冥福を祈り、黙とうをお願いします』 とアナウンスが流れた。朝、朝刊を見ながら『もう 2 年になるのだ な』と思ってはいたが、買い物をしている時は意識の外にあったのだ。 震災直後、被災地支援のための寄付をした。しかし、その一度だけだ った。帰宅して妻と話し合い、少額だが継続して寄付することに決め、 すぐにインターネットで寄付をした。私に具体的な行動を起こさせ てくれた店内アナウンスに感謝し、この気持ちを忘れてはいけない と自戒した」と締めくくっています。 4/14 に地震の一報があり、4/16 にも大きな地震がありました。私は たまたま用事があって九州に行っていたので、夜中に携帯がけたた ましく鳴りました。たくさんの災害派遣の車と出会いました。帰神時、 神戸に戻るときは 200 台以上の支援用の車に出会いました。中には 「災害派遣 福島県」という自衛隊の車もありました。 現在 20 万人の方が被災し避難なさっています。今、この体育館に約 200 人の生徒がいます。在籍数は 209 人です。この 10 倍が 2,000 人、 100 倍が 20,000 人、1,000 倍が 200,000 人です。規模として理解で きるでしょうか。 ところで皆さんのご親戚やいとこさんなどが、被災なさっていませ んか。 大変な事態の時にこのような発言があってはとんでもないことです。 「あぁ、神戸でなくてよかった」です。皆さんはよく理解していると 思いますが、人を傷つける発言もあることを示しました。 修学旅行については学年の先生と業者が相談をして、安全安心を最 優先に考えてもらっています。 さて、我々に何ができるでしょうか。ここ神戸も被災した経験のある 地域です。一人一人が「今できること」を考えてほしいと願います。