Comments
Description
Transcript
TPP協定に関するご質問・ご意見
平成24年4月5日(木) TPP協定に関する説明会 TPP協定に関するご質問・ご意見 1 総論 <ご質問> ① 日本の主張が通らない場合もTPPに参加するのかどうか。 ② 一旦、TPPに参加した場合、合意した内容は将来においても撤廃はでき ないと聞いていますが、具体的にはどのような仕組みなのでしょうか。 ③ 日本にとって不利に働くのか。 ④ TPPに参加すれば何が国益になるのか、参加しなければ何が国益を損な うのか。 ⑤ アメリカとのEPAはどうなるのか。 ⑥ 中国や韓国との関係はどうなるのか。 ⑦ アメリカは自国の雇用創出のためにTPP参加し、また日本も参加するよ うに求めているようですが、もし日本がTPPに関するルール作りで不利 なルールを背負わされた場合、TPP参加で日本国内の雇用は守られるの ですか。 <ご意見> ① TPPには反対です。 ② マイナス面ばかりではなくプラス面を拡充していく検討も行ってほしい。 ③ 孤島国日本は、離島を多くかかえる長崎県は、私たちの住む離島島民はこ の様な展開の環太平洋経済圏の中で、どの様な対応が必要なのか勉強した いと考えています。 ④ TPP参加には基本的に反対です。 ⑤ NAFTA条約の経験に学び、アメリカの労働組合はTPPに反対してい ると聞きます。多国籍企業の利益追求のために、各国の労働者、国民が犠 牲になるのは反対です。 1 2 農林水産業 <ご質問> ① TPPに加入した場合、日本にとって、また長崎の離島の一次産業従事者 にとってどの様な影響が考えられるのか、どの様な対応が必要となるのか。 或いは加入せず、加入の周辺国に囲まれた中でどう生き抜いて行くのか。 ② 農林業分野の関税が全て撤廃されるのかどうか。 ③ 仮にTPPに参加することになれば、海外からの安価で大量の水産物に対 抗するため、国内水産物の更なる品質向上・衛生管理のための行政による 補助金等が必要と思われるが、このような漁業関係補助金は禁止されるの か。 ④ 日本の農業をどう維持するのか、きちんと説明して欲しい。 ⑤ TPPが導入された場合、日本がどう変わるのか。地域がどう変わるのか。 <ご意見> ① TPP交渉は、日本の食料自給率の大幅な低下を招き、医療・福祉分野で も米国並みの貧困な医療が導入されるきっかけを作るものとして、大変懸 念されます。 ② 長崎県においても、農業・水産業などの第 1 次産業に従事する小規模・零 細業者のみなさんにとって深刻な打撃を与えるものとなる恐れが大きい と考えています。県民あげて反対の声をあげるべきではないでしょうか。 ③ TPPに関して賛成反対の様々な意見、報文等が発表されていますが、例 えば将来の日本農業のあり方を見据えた説明をお願いします。 ④ 日本の技術は農業にしても、工業製品にしても、優れていると思う。ただ 担い手がいない。介護の世界でも、担い手が無い。TPPとは悪いものな のか。 ⑤ 本市(南島原市)の基幹産業は農林水産業であり、TPP協定に参加した 場合は深刻な影響が懸念されるため。 ⑥ 文化も歴史も経済状況も違っている国同士の協定で、自国の利益のために 規制をすることは当然のことと思います。TPPを推進しようとする人た 2 ちは何もかも丸裸で競争して、うまくいかない分野をどうしていこうと考 えているのでしょうか。都合の悪いことは国民に知らせないという政府の やり方には疑問があります。 ⑦ 日本の未来に大きな影響がある問題です。デメリットも率直に示して、議 論するべきだと思います。 ⑧ TPPに参加すると、日本の農業は壊滅するのではないかと危惧していま す。真っ先に日本の風土を作っている棚田が失われることは明白です。食 の大半を外国に依存するようになると、安全性の面からも問題がある。農 業ばかりでなく、医療面でもアメリカの医療制度が持ち込まれ、日本の皆 保険制度が崩壊する恐れがある。 ⑨ 政府は食料自給率が低下(40%→14%)することに心配はしないのか。 3 国民への情報提供 <ご意見> ① さまざまな意見があり、どれが真実なのか当惑しているというのが実感 です。 ② 断固反対、農業だけで無く、医療福祉、金融などがアメリカの資本に食わ れてしまう。またマスメディアも全くこれに関して報道しておらず、国民 もよく知らない事も問題である。 ③ 情報不足で賛否がつきかねる。 ④ 概要についてまた各合意事項について、不明瞭な状態だと認識しています。 現状はまだ参加国と見做されていないこともふくめてわかりやすく一般の 人に伝えることが先ではないかと感じます。 ⑤ 全般的に賛成、反対の意見がよくわからない。 3 4 医療 <ご質問> ① 医療問題として、現在の国民皆保険制度がなくなる、もしくは混合診療の 解禁等が行われるのではないのか心配です。また、アメリカの医師が日本 で診療できるようになったり、大規模な株式会社のような営利目的の病院 が進出してこないか危惧されます。 ② 国民皆保険制度、薬価査定への影響と今後の見通し。 ③ 医療制度の行方について詳しく知らせて欲しい。 5 看護師・介護福祉士の受け入れ <ご意見> ① 介護・医療分野における介護・看護人材の移動規定については、TPPと FTAでは整合性がない。受け入れの緩和は賛否両論あろうが、ハードル を下げて受け入れ易くして頂きたい。 6 食の安全・安心 <ご意見> ① TPPの基本原則は貿易の自由化であり、関税等の撤廃にあると思います が、それは実は、米国にとって都合のよいルールを国際基準にするという ことではないでしょうか。たとえば、TPPに参加した場合、遺伝子組み 換え食品を規制できなくなるなど、食に対する安全の考え方やその背景に ある日本文化さえも否定される可能性があると思います。したがって、T PP参加には反対です。 ② 食品に対する安全基準が米国版となり、食の安全性が損なわれる。 ※ 参加申込の際に記載のあったご質問・ご意見すべてをそのまま記載しており ます。 4