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生
Funai Consulting Incorporated, Law Office consulting Team Publication 法律事務所の時流と経営
総力特集
私選の刑事事件に注力し、年間100件以上を受任!
弁護士法人横浜パートナー法律事務所の取り組み
なぜ、私選の刑事事件なのか?
司会:本日は、「刑事弁護の業務改革」というテーマで、
弁護士法人横浜パートナー法律事務所の大山滋郎先
生と船井総合研究所の神徳さんにお話をお伺いしたい
と思います。
司会:それでは神徳さん、今回刑事分野のマーケティン
グというテーマで大山先生にお話を伺うことになった背
景を教えていただけますか?
神徳:はい。昨今、弁護士人口が増加し、さまざまな取
り組みをされる弁護士の先生が増えています。その中
でも、刑事事件に特化して注目されているのが、大山
先生です。大山先生は開業当時から、私選の刑事事件
に力を入れられており、開業された平成19年から平成
24年の12月末までで280件の事件を解決されてきてい
ます。月間の受任件数は5件~10件で多い月には15件
もの受任されており、年間にすると100件以上になるそ
うです。
司会:それは凄い数ですね。私選の刑事事件というの
は、具体的にはどのような事件、どのような依頼が多い
のでしょうか?
大山:いわゆる軽犯罪が中心です。痴漢や盗撮、窃盗、
暴行傷害、飲酒無免許運転、交通事故、詐欺横領など
です。依頼の内容としては、「前科をつけられたくないの
で、不起訴にして欲しい」というものがほとんどです。被
害者との示談をまとめ、不起訴処分にしてもらえるよう
な弁護活動をしています。
司会:大山先生は、開業当時から刑事分野に力を入れ
られてきたとのことですが、どうして刑事事件だったの
ですか?
大山:私は、独立前は企業内弁護士として働きながら、
国選で刑事事件を100件ほどやったのですが、その時
に、非常に問題に感じていたことがあり、私選弁護に需
要があると感じていました。
司会:それは、どういう点ですか?
大山:はい。ちょっと、申し上げにくいのですが、国選の
力の入れ方が十分ではない、というか、手を抜いている
つもりはないのでしょうけれども、弁護と直接関係のな
いこと、たとえば本人や家族への進捗状況の説明など
にまで手を回っていない、ということがよくあるように思
えました。
また、当時は被疑者段階の国選が不十分で、国選弁護
がつくのは起訴後でした。起訴前に手を打っていれば、
起訴されずに済んだ事件がたくさんありました。
弁護士にもっと簡単にコンタクトが取れれば仕事をやめ
ずに済んだり、家族と別れずに済んだりと、もっと救わ
れた人がたくさんいるのにと感じていました。ですので、
国選はもちろん大事なのですが、他の選択肢も必要で
はないか、という想いから私選の刑事事件に力を入れ
ることに決めました。
-1-
生
生
生
Funai Consulting Incorporated, Limited Law Office consulting Team Publication 法律事務所の時流と経営
多くの弁護士は、紹介で仕事を受けていますので、刑事
事件も紹介で受けるしかない、と思っているんだと思い
ます。刑事事件を紹介してくるのは危ない世界の人や、
そういう業界になります。これだと、ブラック化せざるを得
ません。
私の事務所は、「一般の人のための私選弁護」というコ
ンセプトなので、逆に紹介ではなく、事件を導入する方
法を考えてやってきました。
司会:刑事の弁護ということでやはり相談者も癖のある
人が多いように思うのですが、その点はいかがです
か?
大山:確かに、そういったリスクはあります。そこで、当事
務所の契約では、着手金全額返金して無条件で解除す
る規定を設けており、依頼者が信頼できない場合には、
いつでも辞任できるようにしています。これは、逆に依頼
者の側も同じです。納得がいかない場合はいつでもキャ
ンセルができるようにしています。
一般の人の私選弁護をいかに
導入するか?がポイント。
大山:確かに、これまでは、一般の人の私選事件に力を
入れる弁護士は少なかったと思います。
恐らく、刑事事件に力を入れたい先生でも、国選以外に、
どうやって、一般の人の刑事事件を導入するのか、その
方法が分からなかったのだと思います。
神徳:それを、大山先生はホームページから事件を導入
することによって解決された、という訳ですね?
大山:そうです。ホームページを見た、というお問い合わ
せが1日に10件以上は来ていると思います。正確には数
えていませんが。
司会:なるほど。ちなみに年にどれぐらい途中で辞任す
ることがあるのでしょうか?
大山:実際には、年に1回ぐらいですね。相談の段階で、
おおよそ判断できますので、辞任することは少ないです。
刑事弁護で事務所経営は成り
立つか?
神徳:ところで、経営コンサルタントの立場からしますと、
刑事事件を中心にして、事務所の経営が成り立つのか
どうか?というのも興味深いところです。
「刑事事件ばかりでは、採算が合わない」と思っている
先生も多いと思うのですが。
大山:私は独立する以前から、「刑事事件は、採算が合
わない」というのには疑問を持っていました。国選の刑
事だけだと難しいですが、私選の刑事事件に力を入れ
れば、十分にやっていけると思いました。
実際に、当事務所は、刑事事件が中心ですが、事務所
経営は十分に成り立っていると言えると思いますし、経
営的にも、むしろ基盤になっています。
司会:問い合わせが日に10件以上ですか?月にすると
300件ぐらいの問い合わせが来ているということです
か・・・それは凄いですね。
大山:私は、刑事事件でお困りの方のために、ホーム
ページからメールで質問を受付けることにしました。「無
料で答える代わりに質問と答えをホームページに掲載さ
せてください」ということにしています。この質問が日に10
件ぐらいは来ます。
司会:すべて先生が答えているんですか?大変ではな
いですか?
大山:はい。私が全て、答えています。私の毎朝の日課
です(笑)。
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Funai Consulting Incorporated, Limited Law Office consulting Team Publication 法律事務所の時流と経営
メール相談のもう1つの効果
神徳:ホームページは、ページ数が多ければ多いほど
ホームページに来る人が増えます。大山先生のサイト
は5,360ページあります。50ページあるだけでもページ
数の多いサイトになりますので、大山先生のサイトはそ
の1,000倍以上あります。ホームページへの訪問者数
も他の事務所と比べて100倍以上ありますね。
どんな事件でも早期解決が望ましいですが、刑事事件
は特にそうだと思います。
今後の展開について
司会:それでは最後に、大山先生の今後の抱負をお聞
かせいただけますか?
大山:はい。今後も引き続き、刑事事件に力を入れてい
く予定です。
私は、国選には国選の大切な役割があると思っていま
すが、私選には私選の意義が絶対にあると思っていま
す。
「より良い私選弁護のあり方、やり方」を追求していきた
いと思っています。
今、私の事務所は神奈川県でおそらく一番多くの刑事
事件を受けていると思うですが、この一番をより強固な
ものにしていきたいと思っています。
大山:そうなんです。ホームページを作る勉強をしたと
きに、更新、追加が大切だということを学んだのですが、
毎日、メール相談に答えることで、どんどんページ数が
増えて、より訪問者数が多くなりました。
まだまだ、全体の数からしますと、私選の刑事弁護に
ついて知らない方も多いので、認知度自体をあげてい
く必要もあると思いますし、この部分は神徳さんの協力
も仰ぎながら、やっていこうと思っています。今年は過
去の経験を活かして本を作ることも考えています。
司会:なるほど。メール相談には、そういう効果もある
のですね。
神徳:本日はありがとうございました。
私選の刑事弁護の事件処理の
体制とは?
司会:ありがとうございました。
司会:ところで、先生の事務所は現在弁護士4名ですよ
ね?月15件の依頼を受ける月もあるということでしたが、
4名で15件もの事件を受けられるのでしょうか?
大山:はい。大丈夫です。ご存知のように、民事に比べ
ますと、刑事事件は解決するまでの期間が短いです。3
日で解決というのもあります。
うちの事務所は、刑事事件を中心的に取り扱っていま
すので、裁判の打合せが入ることや法廷に行くことは
少なく、問い合わせがあれば、すぐに対応できるように
しています。
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Funai Consulting Incorporated, Limited Law Office consulting Team Publication 法律事務所の時流と経営
刑事弁護業務改革セミナーのご案内
お忙しい中、本レポートをここまでお読み頂き誠にありがとうございました。
船井総研の神徳です。
株式会社船井総合研究所の士業コンサルティンググループでは、数年前から、
私選の刑事事件について、この分野に力を入れている先生方とともに研究と
実践を進めてまいりました。
株式会社船井総合研究所
刑事分野は弁護士白書によると、地方裁判所における刑事弁護人選任
士業コンサルティンググループ
状況は、被疑者段階で国選の割合は54.6%、私選は10.8%で、被告人段階でも、
神徳 あや
国選の割合は85.1%、私選は17.0%と国選事件の割合のほうが多いです。
私達が取材・調査を重ねる中でも、「刑事事件=国選」というイメージをお持ちの先生も多く、また、
「私選の刑事事件=アブない筋の人々」というイメージの先生が多かったのも事実です。
しかし、私達が着目したのは、一般の市民の人々の私選弁護です。弁護士の先生方が考えていらっしゃ
る以上に、私選弁護の需要がある、というのが私達の確かな実感です。
また、痴漢・盗撮事件など、被疑者国選制度の対象ではないために、国選弁護人がつかない方々に対し
て、私選弁護人としてサポートすることで、早期解決し、職場復帰のチャンスや人生をやり直すチャンス
が多くの人に与えることができる、とも感じています。
そして、まだまだ、全国的にも、この分野に意識的に取り組んでおられる先生は少数ですが、レポートに
ご登場頂きました大山先生のように、私選弁護に熱心に取り組んでおられる先生方の事務所は、私選弁
護の相談、依頼が多数寄せられている状況です。
下記のような先生は、ぜひ、このセミナーにご参加ください。
・刑事事件に力を入れていきたい。特に、一般の市民の人々の刑事事件にやりがいを感じている。
・国選弁護にも力を入れているが、私選弁護のニーズも確実にあると感じている。
・私選弁護に力を入れる必要性は感じているが、具体的な方法論が分からない。知りたい。
・私選弁護に力を入れた場合の、事務所経営のイメージを掴みたい。
今回は各会場30名様、先着申込順とさせていただいておりますので、お申込はお早めに
お願いいたします。セミナーで皆様にお会いできることを楽しみにしております。
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Funai Consulting Incorporated, Limited Law Office consulting Team Publication 法律事務所の時流と経営
■ 「刑事弁護業務改革セミナー」のご案内
講座
内容
第一講座
私選弁護の現状と、業務改革の全体像
13:00~13:40
特別ゲスト講座
弁護士法人横浜パートナー法律事務所の
私選の刑事弁護の取り組み
第二講座
13:55~14:55
第三講座
15:10~16:10
第四講座
16:25~17:00
講師
㈱船井総合研究所
高山奨史
弁護士法人
横浜パートナー法律事務所
弁護士 大山滋郎先生
刑事弁護の業務改革の具体的な進め方
㈱船井総合研究所
神徳あや
本日のまとめ
㈱船井総合研究所
出口恭平
■ゲスト講師紹介
弁護士法人 横浜パートナー法律事務所 所長弁護士 大山 滋郎先生
メーカーの法務部門に長期間勤務し、その間に米国のロースクールに留学。ニューヨーク州
弁護士の資格取得。その後、勤務のかたわら司法試験に合格。司法修習終了後、弁護士と
して会社に戻る。企業内弁護士として、会社の法律問題を扱う一方、国選で、多数の刑事事
件を手がけてきた。
2007年に独立。特に刑事弁護に力を入れ取り組み、 2007年から2012年までの解決実績は
280件に上る。現在、弁護士4名を擁し、月間5件~10件、年間100件の刑事弁護の依頼を受
けている。
■講師紹介 株式会社船井総合研究所 士業コンサルティンググループ
出口 恭平
船井総合研究所において、法律事務所を専門にコンサルティングを行っている。法曹界の実
情に即した実践的ノウハウは、弁護士会からも注目され、弁護士会での講演も多い。著書に
『弁護士のためのマーケティングマニュアル』 『弁護士のためのマーケティングマニュアル』 (と
もに第一法規)がある。
高山 奨史
士業コンサルティンググループ 法律事務所コンサルティングチーム チームリーダー。
法律事務所の中長期経営計画の策定やマーケティング戦略の策定、管理職教育の実施まで、
コンサルティング実績も豊富。クライアントの所長、所員の信頼も厚い。
神徳 あや
現在、法律事務所のコンサルティングを20事務所以上担当する、売れっ子コンサルタント。特
に刑事事件の業務改革、私選弁護の取り組みについて、もっとも知識と経験を有している。ま
た、ホームページなどのITツールを駆使したプロモーションにも精通している。
Funai Consulting Incorporated, Limited Law Office consulting Team Publication 法律事務所の時流と経営
「刑事弁護業務改革セミナー」のご案内
日時会場
東京会場:2013年3月23日(土)13:00~17:00
船井総合研究所東京本社(JR東京駅丸の内北口徒歩1分)
大阪会場:2013年3月30日(土)13:00~17:00
船井総合研究所大阪本社(大阪市営地下鉄淀屋橋駅徒歩1分)
参加料金
一般企業: 31,500 円 (税込み) 会員企業: 25,200 円(税込み)
※会員企業様とは、フナイトップリーダークラブ、FUNAIメンバーズPlus(無料お試し期間を除く)、各種研究会にご入会中の
企業様のことです。
※法律事務所経営研究会に入会中の企業様については会費充当となります。
お振込先
三井住友銀行【銀行CD:0009】近畿第一支店【支店CD:974】
普通口座NO. 5785245 カ)フナイソウゴウケンキュウショ セミナーグチ
※お振込先口座は当セミナー専用の振込口座となっております。
※諸事情により、やむを得ず会場を変更する場合がございますので、会場は受講票にてご確認ください。
また最少催行人数に満たない場合、中止させていただくことがございます。尚、中止の際、交通費の
払戻し手数料等のお支払はいたしかねますので、予めご了承ください。
※受講料は開催日の一週間前までにお振込ください。お振込手数料はお客様のご負担とさせていただきます。
※ご参加をお取消される場合は、開催日の3営業日(土日祝日除く)前の17時までにお電話にて、
下記申込担当までご連絡くださいますようお願いいたします。それ以降のお取消しの場合は、キャンセル料
として参加料の50%、当日および無断欠席は100%を申し受けますのでご注意ください。
お問合せ・お申込み
TEL:
㈱船井総合研究所 〒100-0005 東京都千代田区丸の内1-6-6日本生命丸の内ビル21階
0120-974-160
(平日9:30~18:00)
申込専用FAX:
申込に関するお問合せ:西村
内容に関するお問合せ:第三経営支援部
0120-974-111
(24時間受付)
神徳(じんとく)
開催一週間前までに連絡担当者様宛てに受講票をお送りいたします。会場・参加料の
ご確認をお願いします。
万一、お手元に届かない場合は、お手数ですが上記申込担当までご連絡をお願いします。
お申込期限 東京: 2013年3月22日(金)17:00 迄
大阪: 2013年3月29日(金)17:00 迄
お問合せNo.313245
FAX お申込用紙
0120-974-111 担当:西村・北村
刑事弁護業務改革セミナー
セミナーに参加する
3月23日 東京会場/3月30日 大阪会場
いずれかに○をお付けください
一般企業:31,500円(税込) 会員企業25,200円(税込) 1名様
フリガナ
事務所名
フリガナ
代表者名
〒
所在地
電話番号
FAX番号
フリガナ
お役職
連絡担当者
所属会
登録番号
E-Mail
@
ご参加者名
お役職
年齢
当セミナーご参加特典として、無料個別経営相談(60分)を受け
ることが可能です。(後日日程調整のご連絡をさせて頂きます)
フリガナ
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氏名
ご相談内容
フリガナ
氏名
フリガナ
氏名
弊社会員組織(ご入会中の弊社研究会があれば○印をおつけください)
●フナイトップリーダークラブ ●FUNAIメンバーズPlus ●その他研究会(
【個人情報に関する取り扱いについて】
1.申込用紙に記載されたお客様の情報は、セミナーのご案内といった当社の営業
活動やアンケート等に使用することがあります。(ご案内状は代表者様宛にお送
りすることがあります)法令で定める場合のほか、お客様の承諾なしに他の目的
に使用いたしません。
2.セミナーご案内時に、いただきました住所・貴社名・部署・役職・ご担当者氏名を
当社が個人情報の管理について事前に調査した上で契約いたしましたダイレク
トメール発行代行会社に発送データとして預託することがございます。
3.必要となる情報(会社名・氏名・電話番号)をご提供いただけない場合は、お申
込のご連絡や受講票の発送等ができない等、お手続きができない場合がござい
ます。
4.お客様の個人情報に関する開示・訂正、追加、停止又は削除につきましては、
顧客管理チーム(TEL06-7711-1179)までご連絡ください。
研究会)
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を入れて当社宛にご連絡ください。
□希望しません
【個人情報に関するお問い合わせ】
株式会社船井総合研究所 お客様相談室担当:斉藤 英二郎(TEL03-6212-2923)
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