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大豆の播種適期は 5 月 25 日~6 月 10 日! 適期播種・出芽揃の良否

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大豆の播種適期は 5 月 25 日~6 月 10 日! 適期播種・出芽揃の良否
庄内総合支庁産業経済部農業技術普及課
TEL:0235TEL:0235-6464-2103 FAX:0235FAX:0235-6464-2104
大豆の播種適期は 5 月 25 日~6 月 10 日!
適期播種・出芽揃の良否は増収への第 1 歩!
大豆の播種作業は順調にすすんでいます。梅雨シーズン前に初期生育をとり 1 回目の培
土作業を行うためにも適期播種は重要です。適期内は種を心がけましょう。
降雨がなく、作業は順調ですが、圃場の乾燥による出芽不揃いに注意が必要です。
1.
播種前の準備(播種量)
必要な播種量を計算し、種子
種子は
。
種子は十分な
十分な量を用意しましょう
用意しましょう(下表参照)
しましょう
管理機やコンバインの作業幅も考慮し、畦間を設定しましょう。
表.播種量の目安 ☆参考百粒重は実測例
品種
栽植本数
播種量
畦間x株間・1株本数
(参考百粒重)
(本/10a)
(kg/10a)
12,000
75cmx20cm・2本
約3.1kg
エンレイ(中粒)
(26g)
14,000
75cmx17cm・2本
リュウホウ(中粒)
(27g)
12,000
75cmx20cm・2本
14,000
75cmx17cm・2本
リュウホウ(大粒)
(33g)
12,000
75cmx20cm・2本
14,000
75cmx17cm・2本
里のほほえみ(大粒)
(40g)
12,000
75cmx20cm・2本
14,000
75cmx17cm・2本
約3.6kg
約3.2kg
約3.8kg
約4.0kg
約4.6kg
約4.8kg
約5.6kg
☆播種が適期より遅くなる場合は、生育量不足を株数で補うために、目標栽植本数
目標栽植本数を
目標栽植本数を多めにしま
しょう(15,000
本/10a 以上)。目安どおりの播種量になるように、播種機
播種機を
しょう
播種機を調整しましょう
調整しましょう。
しましょう
2. 今後、しばらくはまとまった降雨は期待できず、気温も高い予報です。
10 日間天気予報日間天気予報 庄内(酒田)
2013 年 6 月 4 日 11 時 0 分発表
日本気象協会の HP より
6/6 (木
6/7 (金)
6/8 (土)
6/9 (日)
6/10 (月)
6/11 (火)
6/12 (水)
6/13(木)
気温
23/14
26/15
28/15
29/16
30/16
25/18
27/19
27/18
降水確率
10%
30%
20%
20%
20%
20%
30%
30%
日付
天気
☆播種~出芽までは一般的に 1 週間~10日間かかります。大豆の生育を大きく左右す
る初期の湿害を回避するため排水対策を講じますが、発芽の条件として一定の水分は
必要です。昨年も初期の乾燥による出芽不揃いの事例がありました。
(1)圃場の乾燥対策
・播種深はやや深めの4~5cmとし、浅まきはさけましょう。
・播種前の耕起は、むやみに行わず、圃場の内部まで乾燥がすすむのを防ぎましょう。
・播種前の耕起はできるだけ播種直前に行い、圃場の内部まで乾燥がすすむのをさけ
ましょう。
・過乾燥の土壌では、除草剤の効果が劣る場合があります。特に粒剤、微粒剤では効
果が劣るのでしっかり効かせるためには、耕起後速やかな播種、播種後速やかな除
草剤散布が効果的です。乳剤の場合も、できるだけ播種直後に希釈水量を登録の範
囲内で最大にし、ゆっくり散布しましょう。
(2)適期内播種で生育量確保
大豆は短日植物なので、毎年一定の時期に開花します。着莢数を増やし、百粒重を
高めるには、開花期までに生育量を確保しておく必要があります。
播種は遅れずに行い開花までの生育期間を十分確保しましょう。
6 月 1 日(土)
小畝立て深層施肥播種を行いました
当初 5 月 30 日に実演会を行う計画でしたが、あいにく前日からの雨で実演会は中止と
なりました。その後天候は回復し、6 月 1 日に予定していた 3 ヶ所の実証ほ(鶴岡市長
沼、三川町押切新田、庄内町茗荷瀬)の播種を行いました。
小畝立て深層施肥播種は、県農業総合研究センターが開発した技術で、大豆の初期の
湿害を回避する「小畝立て」技術と、追肥分を種子の下 17cm 程度の深さに施用し追肥作
業の省略と増収をねらう「深層施肥」を組み合わせたものです。
この技術を基に、大豆の播種時に、耕うん・畝立て・施肥を同時に行える専用播種機
(農機メーカーによる試作機)を用いて播種を行いました。
鶴岡市長沼では、昨年もこの技術を用いた実証試験を行っていて、収量(子実重)
436kg/10a(慣行対比 115%)、1 等と高収量・高品質の成果を得ています。
今年の生育は、庄内大豆通信内の新連載「小畝立て深層施肥播種日記」でお伝えして
きます。
深層施用
(尿素)
表層施用
(オール 14)
小畝立て深層施肥は種後の畝立ての状況
(鶴岡市長沼)
種子
(里のほほえみ)
施肥播種機の様子
(鶴岡市長沼)
農薬はラベルをよくみて適正に使用しましょう!
<春季農作業事故防止運動強化月間 4/10~
4/10~6/10>
6/10>
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