さとうきびハリガネムシ防除薬剤効果確認試験

--29
さとうきびハリガネムシ防除効果確認試験さとうきびハリガネムシ防除効果確認試験１課題を取り上げた理由及び目的ハリガネムシの新規薬剤（プリンスベイト）の効果を既存薬剤と比較する。（農薬登録のある薬剤の効果を確認するため，一般販売に先だって試験する）２試
験の概要（１）試験場所：天城町兼久，ハリガネムシ被害激発地域（２）品種・作型：農林８号・春植（３）植付日（試験区設置日）：平成１９年４月２日（４）試験区の概要Ⅰ対照区３ａⅡ展示区３ａⅢ参考区３ａⅣ継続区６ａアドバンテージ粒剤プリンスベイトプリンスベイト
aaaa
９ｋｇ／
10
６ｋｇ／
10
６ｋｇ／
10
９ｋｇ／
10
４／２植え４／２植え４／２植え株出栽培継続数回耕うん後植付数回耕うん後植付１回耕うんで植付３結果（１）切開調査（６／２５）調査健全被害株数被害株率薬剤名株数株数ハリガネムシ類ダイメイチュウ不明（％）薬害Ⅰ対照区Ａ５５００００−Ｂ５５００００
−Ｃ５５００００−平均５５００００Ⅱ展示区Ａ５５００００−Ｂ５５００００−Ｃ５５００００−平均５５００００※Ⅲ参考区とⅣ株出継続区は調査していない。（２）萌芽調査（６／２５）（３）達観調査（１０／２１）区名（薬剤名）調査株数萌芽数株当萌芽数区名
(
薬剤名
)
成育概況Ⅰ対照区
(±ÄÞÊÞÝð¼Þ)
４０株６４本１．６Ⅰ対照区
(±ÄÞÊÞÝð¼Þ)
良Ⅱ展示区
(ÌßØݽÍÞ²Ä)
４０６４１．６Ⅱ展示区
(ÌßØݽÍÞ²Ä)
極良Ⅲ参考区
(ÌßØݽÍÞ²Ä)
４０６２１．
55
Ⅲ参考区
(ÌßØݽÍÞ²Ä)
良Ⅳ継続区
(
株出し継続
)
−−−Ⅳ継続区
(
株出し継続
)
不良やや※別途参考試験（夏植）試験面積；両区とも１ａ薬剤名施用量
10
当たり萌芽数備考
m
プリンスベイト
610
６７本株勢やや強い（分げつやや多い）
kg/a
ダイシストン粒剤
910
５６本株勢やや弱い（分げつやや少ない）
kg/a
４考察切開調査と萌芽調査では，試験区間の差がなかったが，
1021
の達観調査で展示区の生育が優れるこ
/
と，耕種的防除なしでも目立った被害がないことと，別途参考試験（夏植）でも対照薬剤（ダイシストン）より効果が優れたことから防除効果が高いと判断した。また，薬剤の色も目立つことから散布しやすかった。一方，株出栽培における登録がないので，使用できない（メー
カーは登録準備中）。５普及の状況プリンスベイトは，平成
18
年に登録がなされていたが，販売は
19
年の夏植以降となった。
19