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大学と共同した「拠点的福祉避難所の運営訓練」を実施します
平成27年10月9日 保健福祉局高齢障害部 障 害 者 自 立 支 援 課 電話 245-5172 内線 2651 千葉市政担当記者 様 大学と共同した「拠点的福祉避難所の運営訓練」を実施します ~拠点的福祉避難所の開設運営訓練を初めて実施~ 千葉市では、平成27年度の千葉市・大学等共同研究事業の一環として、学校法人植草学園と共同で「災 害時の障害者等への支援に向けた人材育成」をテーマに、拠点的福祉避難所の運営訓練を実施することと なりましたので、お知らせします。 1 経緯・趣旨 本市は、障害者等に対する支援について専門性を有する学校法人植草学園に対して、学園施設を拠点 的福祉避難所に指定することを申し入れており、指定に向けた協議を進めているところです。 今回の訓練は、植草学園が拠点的福祉避難所の指定を受けた際の有効な運営方法を研究するという位 置づけのほか、千葉市・植草学園の共同研究事業として、この訓練で得られた教訓を大学の「カリキュ ラム」や市の「避難所等における要配慮者支援マニュアル」に反映させることで、大学における「実践 力のある人材育成」及び市の「災害時要配慮者支援の向上」を目指して実施するものです。 本市においては、平成23年度から拠点的福祉避難所の指定を始めて以来、現在までに130施設を 指定してきましたが、比較的規模の大きい施設の指定を終えたことから、今回初めて開設・運営に向け た訓練を実施しようとするものです。なお、市の主催する訓練として初めて知的障害者が避難者として 参加します。 2 内 容 本訓練では、災害発生時に障害者等が指定避難所に避難したところからスタートし、そこでの支援に 関する手順を確認・実施した後、拠点的福祉避難所に移送が必要な障害者を拠点的福祉避難所に移送し、 そこで支援を受けるまでの一連の訓練を行います。 (※次ページ参照) 3 開催概要 (1)日 時 平成27年10月15日(木)10:15~16:00 (※詳細は別紙参照) (2)場 所 若松公民館(若葉区若松町2117番地の2)及び植草学園(若葉区小倉町1639番3) (3)参加予定者数 138人 <内 訳> 障害者等及び支援者(39人) 植草学園関係(85人) 市職員(14人) ・身体障害者 10人 ・教職員等 30人 ・知的障害者 11人 ・学生 52人 ・認知症高齢者 2人 ・附属高生徒 3人 ・保護者、施設関係者 16人 (4)主催等 主催:植草学園、千葉市 協力:千葉市身体障害者連合会、千葉市手をつなぐ育成会、社会福祉法人泉寿会、 日本福祉用具供給協会 4 今後の予定 参加者からのアンケート結果や訓練当日に実施する反省会等での意見を踏まえ、反省すべき点や教訓 とすべき点を抽出し、これをもとに、大学の「カリキュラム」や市の「災害時のマニュアル」に反映さ せることで、大学における実践力のある人材育成及び市の災害時要配慮者支援の向上を図ります。 また、今回の反省や教訓については、来年2月に、本共同研究の一環として実施する東日本大震災の 被災自治体である福島県相馬市長による講演会の中で、意見をいただくことを予定しています。 5 その他 取材を希望される方は、10月14日(水)16:00までに障害者自立支援課へご連絡ください。 1 参 考 千葉市災害時要配慮者支援計画における支援の流れと今回の訓練の関係について ■ 千葉市災害時要配慮者支援計画における要配慮者支援の流れ 避難者 (要配慮者) 地 域 指定避難所 ※小学校の体育館、公民館等 移送 拠点的福祉避難所 予め指定した高齢者 施設や障害者施設など における会議室、多目 的室等のスペースを活 用して、専門的な支援 を行う。 障害などにより、一般の避難者と避難生活を送る ことが困難な場合には、必要により、教室を活用す る等の配慮を行う。 より専門的な支援が必要な場合には、予め指定し た「拠点的福祉避難所」と開設協議を行い、可能な 場合に移送する。 ■ 今回の訓練の内容(網掛け部分) 避難者 (要配慮者) 地 域 指定避難所 移送 植草学園の近隣に立地する指定避難所である「千 葉市若松公民館」を会場として実施する。 【訓練内容】 ・避難者受付訓練 ・物資調達訓練 ・拠点的福祉避難所の開設要請訓練 ・その他、備蓄品の説明なども実施する。 拠点的福祉避難所 「植草学園」を会場と して実施する。 【訓練内容】 ・避難者受付訓練 ・トイレ支援訓練 ・食事提供訓練 ・その他 <千葉市・大学等共同研究事業について> 本市の個性と魅力あふれるまちづくりを推進するため、大学等と行政との連携により、新たに取り 組むべき課題や施策についての研究を大学等教員と市職員とが共同で行うもので、大学等と行政の連 携によって、本市が抱える行政課題を共同研究することで、研究成果の本市施策への反映を目指すと ともに職員の能力及び資質の向上を図るものです。 ※平成14年度~平成26年度までに30件の研究を実施済み。今年度は本件含めて2件の研究を 実施中。 2