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郊外市街地におけるインフラ・サービスの維持管理に係る費用便益の簡易

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郊外市街地におけるインフラ・サービスの維持管理に係る費用便益の簡易
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研究動向・成果
個別記事用原稿(1ページ原稿)
郊外市街地におけるインフラ・サービスの
郊外市街地におけるインフラ・サービスの維持
維持管理に係る費用便益の簡易評価手法
管理に係る費用便益の簡易評価手法
写真
写真
写真
(写真デー
タの貼り付
けは不要)
(写真デー
タの貼り付
けは不要)
(写真デー
タの貼り付
けは不要)
(修士(工学))
(キーワード) 集約型都市構造、郊外市街地、インフラ・サービス、維持管理、費用便益
集約型都市構造、郊外市街地、インフラ・サービス、維持管理、費用便益
2.費用便益簡易評価ツールの概要
1.はじめに
「費用便益簡易評価ツール」は、国総研で2015年
わが国は急速な人口減少・高齢化社会に突入し、
都市の郊外部では、空き家・空き地の増加(写真参
に開発した
「郊外市街地の将来像の簡易予測ツール」
照)、地域コミュニティの衰退、生活利便施設等の
2)
撤退による生活の質の低下、地方公共団体の厳しい
生活利便施設等の存続可能性の予測結果を受け、当
財政制約下での介護福祉費用の増大やインフラの維
該地区のインフラ(上下水道、道路、電気・ガス等)
持管理対応等の都市問題が深刻化するおそれがあり、
及びサービス(ゴミ収集、バス、除雪等)の諸元、
集約型都市構造への転換が今日の都市計画上の大き
並びに地区の戦略的政策シナリオ(時間軸やプロセ
な課題となっている。現在国総研では、地方公共団
スを考慮した、インフラ・サービスの維持、縮退等
体による集約型都市づくりの取り組みを支援するた
の計画)を具体的に入力する。これにより、シナリ
め、郊外市街地の再編・縮退に係る整備方針・計画
オ別及び主体別(行政、住民、事業者等)に、要す
を検討する際に参考になると考えられる、地区レベ
る費用及び得られる便益
(移動費用短縮、
税収効果、
ルのインフラ・サービスの維持管理に係る「費用便
省CO2等)を時系列的に算出し、比較評価も可能とす
益簡易評価ツール」のプロトタイプの開発に取り組
るものである(図参照)。本ツールは、地方公共団
んでいる1)。
体職員等が容易に使えるよう、Microsoft Excel ベ
による地区レベルでの将来人口・世帯、空き家数、
ースとし、簡易な入力項目の設定、分かりやすいイ
ンターフェイスや評価結果のアウトプットとするよ
う留意している。
3.おわりに
「費用便益簡易評価ツール」は、地方公共団体が、
写真 都市の郊外部で増加する空き家・空き地の例
住宅戸数
5歳階級別・性別
人口・世帯数
入力
入力
市街地の再編・縮退に向けた具体的な判断・行動に
生活利便施設等の
分布
入力
取り組めるよう提供するものであり、再編・縮退候
補エリアの客観的な評価・選定方法、事業の段階に
郊外市街地の将来像の簡易
予測ツール(2015年作成)
出力
将来人口・世帯
予測結果
出力
将来空き家数
予測結果
入力
現状のインフラ・
サービスの諸元
出力
入力
入力
費用便益
簡易評価ツール
応じた市街地の維持管理手法を検討するためのツー
ルの一つとしての活用が期待される。
生活利便施設等の
存続可能性予測結果
入力
入力
☞詳細情報はこちら
再編・計画的縮退事業
に係る政策的シナリオ
(整備計画の内容)
1) 都市の計画的な縮退・再編のための維持管理技術及び
立地評定技術の開発
http://www.nilim.go.jp/lab/bcg/mailmag/pdf/ml177_1.pdf
2) 国総研レポート2015「都市の計画的縮退・再編に向け
た将来市街地像の簡易予測手法について」
出力
政策的シナリオ別及び主体別の
時系列的費用便益評価
http://www.nilim.go.jp/lab/bcg/siryou/2015report/ar2015hp10
1.pdf
図 費用便益簡易評価ツールのイメージ
- 63 -
1.
インフラの維持管理
室長
室長 ) 勝又 済 都市研究部 都市開発研究室 都市研究部 都市開発研究室 (博士(工学)
済
(博士(工学)) 勝又
室長
室長
都市研究部 都市計画研究室 ) 木内 望 都市研究部 都市計画研究室 (博士(工学)
望
(博士(工学)) 木内
室長
室長 ) 新階 寛恭
都市研究部 都市施設研究室 (修士(工学)
都市研究部 都市施設研究室
新階 寛恭
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