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公務員制度改革の課題と視点

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公務員制度改革の課題と視点
論 説
公務員舗度改革の課題と視点
Re{o鋤O{C墨嚇、serv童cesyste雛
1総雛es a簸d Pe蛤茎〉ect童ve
菅 野
雄
はじめに
欝鱒年(平成2年〉4月刊行の行政歓会論集(第2巻第4弩)において、ダ公
務員行致上の課題についての若干の考察擁を行ない、麟立後馨年を経た人事続
の成果とその課題について i 波瀾と茨の遵一安定盤と定着を求めて一 2
新しい人事行政諸施策の策定 3 願望の給与勧告の完全実施 4 今後検討
すべき隠題 の顯で説窮し、新しい職務分類麟度の構築の必要性を論じた。
その擦、今後験討すべき問題としては、完全遍体二騒麟の実現と以下の開題
を指摘した。
(扮 公務員の範羅の問題(公務員法で規凝すべき範遜はどこまでか/
(2) 職賠麟の問題(新しい職務分類麟度の確立〉
(3) 単身謹任の問題(単身避妊手当以外での援勝措置と単身選任の減少努
力〉
(4)
懸修のあ滲方の開題
(5〉
行政の国焼化に繋癒した公務員の養成縫題
(6〉
官費交流の開題
(7〉
共済年金支給開始年齢引上げの問題(定年麟との鑓係で再雇矯翼題〉
(8)
給与、勤務時間以外の勤務条件の改善問題
その後、公務員行致をめぐる内外の構勢は、大きく変化してお警、この機会
に新たに考察を燦え、現段踏では、現行の公務員難度はどのような位置付にあ
一i29一
行敢縫会譲葉 第欝巻 第3号
るかを評慰しておくことが、今行なわれようとしている行政改革の一環として
の公務員麟度改革を考える上からも必要不可欠である。
ところで、辻清窮教授は、その著r公務員麟度の醗究1鞘において、公務員
譲渡の鎗年を3つの時期に分け、第一の時獺はr餐設の時期でいわば曖念
の時期達とし、第二の時簸は講憩の麟後から躍諏鎗年に至る家での潤で薄氷を
踏むおもいのε受難の鋳期 とされた。第三の蒔幾は、昭融弱年大改匠以降の
r定着の時幾圭とされている。
辻清瞬教授は職度の定着は、ときにその購性化を招きやすい。とくに、激
しい受難の時嬬をやっと切蓼抜けた人事院炉とかく無難な姿勢に臨滲やすい後
れもなくはない。その意殊で現在の人事行政が麟始期における理念と絶えず交
流し、新しい環境に嬉嬉しうる公務員の造璽に努めること潜のぞましいと思う。達
と述べている.そして、今後の主な課題として次のものを挙げている。
(碁 継続的課題(公務員法の麟度以来依然として十分解決されないまま今
目棲み残されている問題〉として
第一 人事行政における「職員参擁まの方法
第二 任絹垂こおける薪適霧鴎麗筆の匿1題(一揺揺絹、麟修辞廼董〉
第三 朧力灘発達の拡充
(2) 状浅酌課題(社会環境の変動にともなってとくに要請となっている閥
題〉
たとえば、退職者の年齢やその後の生活保瞳、遍鉢二§麟、国民や地
方柱浸へのサービス低下を防ぐ搭置など
以上のような辻清瞬教授の指摘に請して、r時期については、現行の公務員
麟度の位置替の評懸としてはどのような時幾と考え、『課題藩については、今ど
のような課題潜あ滲、どのように観点に立って検討していくべきかを検討する
こととしたい。
第一章 最近の公務員行政の動き
一i3馨一
公務員舗度改葦の課題と視点(菅野 錐1
昭趣§8年3薄に、第二臨調{21は最終答申(第5次答申)131を提離したが、人事
院の権銀と機龍については現状維持とされ、人事院とその撞当する機能と役割
は、瞬き続いて安定牲を確保し、建藩を深めた。
そこで、人事鶴は、第二臨講の答串を踏えたうえで、人事行政諸施策の穣討
を行ない、人事行致総合施策として、繕隷59年度には、〈慧 大学進学率の上
昇に俸う新規入職者屡の学歴構成の変化、行政の複雑・多様化、高度化の進展・
公務の能率的運営の要請等に対応し、今後の有為の人材の確保のために、採罵
試験体系の再編(i種、取種、膿種〉を行うとともに、(2〉 時代の要請に応
じた醗修体系の整備拡大(行政醸修の整簿拡充、行政羅修基礎課程(係長綴〉
の新設等〉を行い、昭秘6§年度から実施した。蔓に、紹秘鍵年度には、(3)給
与鰯度の大福改正(行政職俸給表(一)葺綴麟、専懇行政職俸給表の新設等)、
(4) 休暇麟痩の整備拡大を行った。
給与勧告については、昭秘鍵年よ管現在にいたる豪で完全実施となっている
ほか、平成3年3月にはζ完全週休二嚢敏について勧告を行い、平成4年5
需よ参完全週休二響舗を基本とした週鎗暗闘勤務麟潜実施されている。なお、
給与法から独立して銚務時間法が単成5年に麟定されている紛。
麟度改善の醸以外でも、人事院は、露民各磨からの公務員問題についての意
見聴取(公務員開題懇詩会等1勢や蟹際協力の一環としての外国政府職員に最
する蘇修等にカを潅いでいる。
主だった施策は以上のとお警である瑛、人事院は、国会及ぴ内馨に提鐵した
年次報告書1§}(いわゆる罫公務員白書ま〉において、今後の課題(これからの人
事行政)として次のような事項について言及し、その課題への薄徳の基本方海
姓を示している。
平成2年度 高齢縫会への薄慈(積極的な検討〉
平成3年度 変化の時代における入梅確保闇題への繋応(必要な旛策を積極的
に展雛)
平成4年度 時代に適応し得る人材育成
一i3i一
行政桂会論集 第総巻 第3畢
平成5年度
蟹藝祭イヒ時代における人事行政
平成6年度
公務への女桂の進鐵
平成7年度
官昆交流
平成8年度
種馬・鍮務形態の多様化、弾力化
縫会経済情勢の大きな変化(高齢化、高学歴化、醗焼化、椿報此等)は、行
政の複雑化・高度化をもたらし、公務員行政の各部懸にも、その改革を求めて
お蓼、平成8年8月の給与親告の際の報告において具体的な課題として次の事
項炉挙げられている。なお、カッコ書は、具韓的に封癒した内容である。
i 人材の謙遜的育成・活罵
(i〉 政鰐職員としての一体感醸成のための秘任時の長蟻食溺羅修の新設
(平成9年度よ静9週間の嚇径行敢硬修繕」として実施〉
(2) 官銭双方向の新たな交流システムについての法凝的整備(軍威9年3
層に国家公務員法第23条に基づき国会及び内閣に薄して意見の牢患〉
2 醗究活動活性化のための羅究公務員への任幾麟の導入(軍威9年3月に国
会及び内閣に蟹家公務員法第23条に基づき意見の申鐡。疑年5肩にr一般職
の任類世羅究員の採罵、給与及び嚢務暗闘の詩倒に関する法律(平成9年法
律第65号〉」麟定〉
3 ボランティア休曜の新設(平成9年i月に設置)
4 人事管理システムの見直し(平成8年1月に醗究会発足〉
見甕し事項は、
① 露定的な人事橿行等を晃甕し、意欲と龍力ある職員の港用、登濡等
②幹部職員の昇進・退職管理の見直しと在職簸鶴の長期化(平成9年7月
に事務次官等に特例定年(62歳〉を設定〉
③営利企業への就職鰯靉靆渡及び運罵の見直し
などである。
なお、岡報告において、新しい高齢者雇聯鍍の骨格(① 現行の定年年齢
(原貫聡臓〉を維持した上で、定年退職者を再錘得すること②フルタイム
一玉32一
公務員髄度改革の課題と授点(菅野 雄1
嚢務のほか短時間嚢務を設定すること③再種馬は、定年羨の嚢務実績鱒良
野で継続勤務の意欲潜ある者について、鰭内実麺を経て行うこと @ 再任期
の上鰻年齢は65歳とすること⑤再任罵者の給与設講は、麗行のシステムと
は違った棒線みとすること⑥平成i3年度から実施すること等〉を提示した・
また、歓会経済精勢の大きな変化(高齢化、高学歴化、蟹際化、椿報此等〉
による行政の複雑化、高度化への穀慈やセクショナ夢ズムの打破の問題に換え
て、平成5年に起こった大駆の人事介入問題である通産・内藤事件や平成6年
に起こった国民纏縫税騒動での大蔵・斎藤事件で開題となった政治と行政の在
吟方の問題麟大きく提起された1き1.
更に、平成8年度において、公務全体を揺る解すような深葵な開題・特に幹
部職員の不祥事(厚生・岡光事件等〉麟続恥て発生した。平成8年捻月に・政
府全体として実幾のある綱紀粛歪と不祥事の発生を騎銃するため適歪な業務執
行体麟の確立を纒吟、行政及び公務員に蝿する国民の揺頼の羅復を馨搭す新た
な取懇がまとめられて各省庁に職員倫選焼程1§1摂策定された・
このような穀温不において、平成9年度の総与勧告の際の報告においても
罫新たな時代に薄癒した人事管遷墨として、ゼ現在、我潜麗は、桂会、経済等の
様々な分野において、従来から続いてきたシステムの見蔑し麟求められ、行致
の分野では、簡素で効率的な躍畏本位の行敢を翼指す検討炉進められている。
また、行政を支える公務員の人事管理についても、様々な角度から撹甥や捲
擁潜行われ、さらに、民閥企業では桂会経済等の変化を踏まえた人事麟度改革
の取経が進んでいる。こうした状祝の下で、公務員の人事管遜について、時代
の変化に適応したシステムの構築溺求められている」としている。
これからの公務員人事管理に臠し、人事院摂取辱縛み、あるいは今後取吟継
もうとしている課題として次のような事項を挙げている。
i 柔軟な採罵、昇進管理等
(i) 内外の学位取得者や浸潤企業経験者等部内育成では得られない高度
の専習性や多様な経験を有する者を確保するため、給与等の麺遇を含
一i33一
行政縫会誌集 第鎗巻 第3号
む弾力的な譲濡システムを整備(平成欝年度実麹めど〉
(2〉 本省庁課長綴以上への昇長等の審査・選考に当たって、人事交流等
の経験を重視、民購等から幹部職員に採駕する場合の取掃いについて
も検討(平成鎗年度実施めど)
(3〉 籠力・適性等に基づく人事管遷を徹底する一環として、璽種、匿種
等採罵職員の幹部職員への登罵を推進するための単競選抜に港灘でき
る措置等を検討(平成琵年度実旛めど)
(4〉 高度の専講釣籠力を有する職員について、懸人の龍力と成果:を反駁
させる麺遇の枠縛み、弾力的な嚢務形態を検討。人耕育成のため、博
士号の取得機会の付与等を綾討
2再就職規誘護の見{i茎しと茎芝職凄鑓鐸奪の長期嚢二
(⇔ 営利企業への再就職に関し、局長以上の幹部職員の場合、代表役員
へ就く場合、契約聡係撚ある場合について規麟を強化。資格等をいか
した早嬬退職、教育・聡究職員の再就職は、弾力的な取擾い。透醗度
の高い再就職の仕縛みについて検討
(2〉 在職期懸の長期化を緩るため、年次的・国定的な人事管理の見直し。
鰯人の籠力・業務等を重複した新たな麺遇体系、スタッフ職の活絹を
験討。入替バンク等のシステムの整備についても綾討
3 高齢者雇得斜度の験討
(葺 公務における高齢者雇駕難度として、再雇濡による継続雇罵システ
ム(新再経常鱗度)の導入を検討中(9年講をめどに成案を得て、国
会及び内閣に麟して国家公務員法第23条に基づく意見の串趨を予定〉
(2) 成熟した高齢桂会における高齢者雇罵麟度の在蓼方について、65歳
定年も襖野に入れつつ、社会構勢を踏まえ引き続き綾討
4 公務員論理の確立その弛の課題
(碁 公務員倫理の確立に饑し、地方公共懸体等へ辞職鐵掬し復職した職
員に係る懲戴麺分の在鯵方や、人事院の縫与㈱を含めた懲叢手続の整
一i34一
公務員難度敬革の課題と複点(菅野 雄1
騰等について穣討
(2〉 政策の企薩立案等の各部野璽こおいて、今後一層女性を活罵。男女雇
馬機会均等法等の改証に聡達して、セクハラ防生等必要な措置を験討
(3〉 本省庁等における長時闘の趨遍嚢霧の縮減等、総実勤務時間の短縮
へ向けて検討
(4〉 職種や業務の特選!に応じた多様で弾力的な人事運霧を可能とする佳
緩みの導入
また、平成8年登用に、人事鶴に設置されたr新たな時代の公務員人事管理
を考える醗究会〈座長京極純一東大名誉教授)鞠では、①新たな時代の行
政を濯う多様な人材の裸馬②入梅の育成③巽進の多様化・甦遇の弾力
化 ④ 退職管遅、在職類閥の長窺化 ⑤ 能力・実績を重福した人事管遷を
行うための評緬システム ⑥ その飽社会経済の変イとに蝿応ずる課題 を議題
として検討ぶ進められ、平成9年未に報告書騨鐵されることとなっている。先
に違べた勧告の燦の報告においては、r本院としては、硬究会の検討成果・各雰
各層の意見等を踏家え、専醒的能力と纒広い鶴野を持つ入梅の確保・責成、能
力・実績をよ参重観した麺遇システムの構築、在職購闘の長嬬化を擬野に入れ
た退職管理への転換等を馨接す方向で、人事管理システムの見直しを積極的に
進める必要があると考えている圭としている・
一方、政購(総務庁人事局〉においては、軍威7年鴛月に罫人事管遅施策の
在吟方に関する醗究会(座長 近村江太露塵応大学名誉教授)醗を設けて・行
政及び公務員をめぐる諸環境の変化に鱈癒し、よ鯵公務を活姓化していくため
の今後の人事管遅施策の在吟方について諮問した。縁懸究会は、平成8年盤月
に「今後の人事管理の墓本方海について、年功重複の昇進管理・麺遇から饒力
・業績重規の昇進管理・甦遇、ゼネラ夢スト重機の人材育成からスペシャ夢ス
ト重視の人韓育成というような髪来のシステムからの転換まを提言している戦
更に、平成9年連月i賛に、内閣総理大駆の諮闘に慈じ、医家公務員に絶する
麟度に臠する重要事項を調査審議し、及びこれらの事項に聡し内覆総遅大疑に
一i35一
行敢桂会論集 第欝巻 第3号
意見を逮べることを職務とする旺公務員麟度調査会(会長 辻村江太郎霞幕大
学名誉教授〉纏」斜設けられた。この調査会に嬉し、平成9年5月婚鍮こ、内幾
総理大運は、馨家公務員に絶する麟度とその運罵の在静方についての生籬的な
見直しについて諮問した。その理串として「今馨、覆家公務員麟農発足後5§年
の時代の経過を踏衰え、国民の薦頼の確保を基礎としつつ、行政め総合牲の確
保、公務の活性化、職務の専溺姓の強化、高齢化及び就業意識の変化への財慈
などの諸溺題にこたえ得る人事管理システムを構築することが求められている。
このため、総合的観点に立って、現行の蟹家公務員に絶する麟度とその運矯の
荏警方について全般的な見甕しを行う必要がある」としている。
橋本内麟は、平成8年夏月に発足したか、6大改革(行政改革、財政購造改
革、鮭会保葎構造改革、経済購造改革、金離システム改革、教育改革)を政治
的命題としている蓬、そのうち、行政改革については、行致改革会議(会長
橋本縁理〉は、その中間報告嚢鵠において、公務員講度につ》・て次の事項を挙げ
ている。
i 改革の要点
省庁再編成は新たな人材の一抵管運システムの導入に虜けて踏み鐵す機会
とすべきだ。内閣官房、内麟涛を支える人材を確保するため適性なシステム
を確立する。公務員麟度調査会に対し、基本的な課題と検討の方向を縫示す
る。
2 主要な改革の複点と方向
(i) 人樗・任期麟度の改革
① 人材の確保・育成、範遇を多様位する。政策立案部鍔と実施部絹の纏
織的分離ぶなされても、面部糀が薄等な立場で、お互いの業務遂行に資
するために行う人事交流は必要であ吟、交流の跨滑と適歪を確保するル
ールを整備する。
②首相と人事院の機饒は、講者の惟格にふさわしい機籠分極になるよう
見直しを行うべきだ。公務員の労働基本権のあ滲方について輻広く専糀
一i3§一
公務員麟度改革の課題と税点(菅野 雄〉
的な験討を行うことが重要。人事院は、労麟基本権麟約の代撲措置とし
てのギ人事行政の公査の確保および職員の利益保護」にふさわしい機能
に集中することが重要。本来、行政運営を握当する綾編者ぶ果たすべき
機能(綴雛の人事運罵や組織運営にかかわる事項など)との整理を行い、
人事院規則についても見直し、耀麹の弾力化を進めることも必要だ。
(2〉 新たな人材の一抵管理システムの導入
事務系、技徳系を調わず、課長など一定の職以上の職員について・致
府全体として一揺管理を行うべきだ。一揺揺濡には轡定的意見、否定的
意見の講論潜あり、今後撞討解必要.大くく滲の上での一落的な採罵、
省庁閥移籍難度、技官の共織採矯なども験試すべきだ。
(3) 内麟官携、内驚府の人材確保システムの確立
醐富強講糠嫁殖援護難た緻治的任励スタッフにめ墓
本的に運営.首相秘書官は濠遣禿省庁の醒定化を撲除し、内閣法で定数
を定めることも廃鋤
(4〉 多様な人跡の確保と籠力、実績等に応じた麺遇の徹底
(5〉 退職管理の適正化
① これまでの人事娯行を根本的に見蓬すとともに、高齢者の能力発揮を
重複した人事管理システムを構築すべきだ。定年年齢の見直しを行う。
定年まで公務部内で嚢務できる条件・麟簑の整備を園る。
⑨ 各省単位の再就職支援オ“天下鞘との携料を受けやすいことを踏ま
え、公査・透弱な再就職管理システムの導入解必要。営利企業への再就
職鍵翻を強化する.再就職管理を各省庁単離でなく、政府全体として統
一的かつ公証・透瞬に行うための仕懇み(人耕バンクなど〉を導入する。
このように、駿府の行政改革会議は、公務員鱗度の改革を含めた行政改革に
ついての中間報告を鐵したのであるが、種々の調整等を経て、平成9年麓欝末
には最終軽告を鐵し、これを受けて政飛は通常国会に行政改革基本法案提鐡と
いう予定で進んでいくもの纏と考える。なお、調整等のうち、公務員麟度調査
一玉37一
行敷歓会譲葉 第臆巻 第3号
会との翼でのものとしては、公務員舗度調査会は、行致改革会議解中閥報告で
示した① 人事院と総務庁人事局の機籠分桓の見直し ⑧国家公務員の一揺揺
穏や省庁聡移籍難度など人材の一揺管理システムの導入 ③ 内閣官房、内閣
麿に浸潤からも入梅を登駕するシステムの確立の三点については、行政改革会
議潜最終報告を決定する猛月来までに意見をまとめ、岡会議に縫齢する予定と
されている騰・この三点以外の纒々具体的な公務員麟度改革の内容については、
公務員麟度調査会で験討され、その結果麟答申さ風この答申を受けた政府が法
案等の擬趨ということとなると考える。一方、人事醗においても、先に述べた
ように、中央人事行政機縫の立場から、購醗の設置した醗究会の答申等を参考
にして、具体的な改革案を打ち啓すものと考える.(人事銑の具体的な改革案の
内容と公務員麟度調査会の答申内容との調整問題ぶ生ずるものと考える。〉
以上見てきたよ・うに、公務員鱗度の改革の動きは、その実ミ覧に陶けて大きな
うね蓼となって動き産してお警、裏さにゼ定藩の時蟻1から「改革の時期墨に
突入したといえよう。
酸革についての課題も、種々の観点から患されてお馨、今後一定の方向に集
約されていくものと考えられるが、この敷革の時期にふさわしい改革とす
べく、その課題についてどのような視点から考えていくべきかこの際検討を進
めて漸、くことにしたい。
第二章 公務員鵠度改革の要菌と主要課題
先に遠べたように、辻清明教授は、今後の課題として継続的課題(公務員法
の麟定以来依然として十分解決されないまま今霞積み残されている開題)と状
況的課題(社会環境の変動にともなってとくに要請となっている購題〉がある
と指摘している㈱。今、公務員鰯度の改輩について要霞とされるものとそれに
懸癒して考えられる主要課題について整理しておくこと解公務員擬度改革の擁
点(解決への方向姓〉を考えるための第一歩である。
改革の要露は、外在的婆霞と内在的要羅に分けられ、それに帰する課題は、
一138一
公務員麟度改革の課題と綴慮(菅野 錐〉
外在的要遜に麟応ずるものは状漫的課題に挺寒し、内在的要石に蠕応ずるもの
は継続的課題に相当する奮、状浅酌課題・継続的課題の両者ともに該当する複
合型の課題もある。
i 外在的要霞
(i) 歓会経済構勢の変化
現行の国家公務員法は、その時々の歓会経済構勢、たとえば、勇務条
件については歓会一般の情勢に適恋する麟ように改距を行なってきてい
るが、今βのように大きく改変している歓会経済構勢には婦応できない
嚢が患て来ている.
その要霞としては、①高齢化(高齢桂会の到来)②高学歴化
③露豫化④情報化⑤桂会経済の成熟化(複雑化、高度化〉
⑥女性の社会進鐵⑦緬魑慈の多簾化(就業意識の変化〉等である。
(2〉 行政の複雑化・高度化
桂会構勢の大きな変化によってこれに鰐癒する行政は複雑化し高度化
している。また、行政の役割も変化してお吟、官民の役割分握論が、ま
た行政の罫生産者中心蓬から罫環境や鴻費者中心」への転換麟等ぶ論ぜ
られている.
(3〉 国費の信頼・幾待の織綾
後来から弊害の多かったセクシ饗ナ夢ズムを打破すること鱒求められ
ていた解、平成5年よ警は政治と行政の在滲方麟強く関われ,、平成8年
には幹部職員による不祥事(厚生・暁光事件等〉が起こ猟馨蔑の行政
や公務員に殺する儀頬と期待を大きく損ねた。国疑の行敢・公務員に薄
するイ書類・霧待を懸復させることが急務である。
2 内在的要霞
(玉〉 国家公務員法未実施部分の存在
国家公務員法の未実権部分としては、職贈麟・昇任競争試験・人事院
の懲戒権行綾等がある。いずれにせよ、現行舗度としては存在している
一i39一
行政縫会譲葉 第鎗巻 第3号
ので、公務員鰯度全般について晃蓬す今、その決着をつける必要麟ある。
職賠麟については、人事院は、昭融57年の給与勧皆の際の報告で、ギ人事
行政運営の基礎となる官職の分類について鹿家公務員の職階麟に麗する
法律に定める職階舗に代えて現実に聾した講造のものを策定し、これに
合わせて錘得麟度、給与灘度等の関係諸舗度の整備を震ることとしてお
舅と、また、昭霧58年の給与勧告の際の鞍告で嘔家公務員の職購翻
に臠する法律によって定められている職踏簿1に替わるものとして、官職
の職務の種類の類骸牲に応じた職群と、職務の複雑、羅難及び責程の度
に応じた等級とによる現実に離した購造の官職の分類を行い、任罵、給
与麟度等の基礎とするまと方向姓を捲している。
(2) 人事行政の画一性の存在
争議権の否認や政治的行為の麟銀については、最高裁はゼ合憲盛との
判決麗を歯してお蓼、労働基本権講約の閤題については公務員麟度審議
会鱒でも「立法政策の開題拶とさ為、一応の決着麟ついたかと思われる
が、公務員の地位、職種、行為の形態、職務との関連性など真棒的事構
を顧慮しないで、面一的一律的に争議権を否認し、敬絵的行為の麟銀を
行なっていることに違憲ではないかという疑問をふしょくすることはで
きないとの見解がある鵬.このほか、蟹家公務員法での悪一性を再検討
し、多様化をはかるべきとの見解毅もある。
(3) 国家公務員法の§的、原則、根本基準の徹底
国家公務員法は、その第玉条で「・・…似て渥費に薄し、公傷の民主的
昆つ能率的な運営を保臆することを曝的とする」と規定してお駄公務
の民主的且つ龍華的な運営のための人事上の方策を追求して行く必要越
ある.
国家公務員法では、二大原則として平等取掻の原則(第27条〉と情勢
適慈の原則(第28条〉があり、また、根本基準として、任罵については
「すべて職員の任罵は、…一…、その者の受験成績、嚢務成績又はその
一i4毒一
公務員懸度破革の課題と複点(菅野 雄1
飽の饒力の実証に基いてこれを行う(第33条第i項擁と、総与について
は職員の給与は、その官職の職務と責任に応じてこれをなす(第62条
第i項)」と、能率については旺職員の能率は、充分に発揮され、且つ、
その塔進かはかられなければならない(第質条第i項〉圭と、分張、懲萩
及び保縫については罫すべて職員の分鰻、懲戒及び保瞳については、公
疋でなければならない(第簿条第正項)塞と、膿務につ恥ては署すべて職
員は、蛋民全体の奉仕者として、公共の利益のために嚢務し、且つ、職
務の遂行に当っては、全力を挙げてこれに専念しなければならない(第
騰条第i項〉』と競定されている。これらの原則や横本基準を徹底させて
いく方策撰求められている。
これらの要馨に薄癒して考えられる主要な課題は次のとおりである。
霞
主 要 な 課 題
要
i 外在的要露
韓 続会経済精勢の変化
① 高齢化(高齢社会の
到来〉
・ 高齢者群鶴絹麟度の麟設(定年麟・再任罵・麺
遇・逮職年金等についての検討〉
・ 6§歳幾役講の実理騰
② 高学歴紀
・ 採繕試験(亜種業種の数分等〉のあ静方
③女性の縫会進鑛
④儀籠感の多様化(就
・ 各方面での女鑑の登糟
・ 任湧形態・勇務形態の多様化
業意識の変化〉
② 行敢の複雑化、高度化
・ これ・らに蝿応できる人材の確保・鳶威
等
・ 採濡試験のあ滲方
(高齢化、蕩学歴化、匿
・ 昇任試験(簸種嬢種採罵職員の登罵等〉の実施
諜化、稽鞍化 役割の変
・ 人事交流
乾等〉
・ 官民交流
・ 外蟹人の受入れ(覆籍周題〉
・ 醗修¢〉充実
131霞甕の行政・公務員へ
・ セクショナ聾ズムの蕎破(一抵採薦、一揺管礎、
一意i一
行政縫会講集 第憩巻 第3畢
の樗頼・期待の践復
合瞬醗修等〉
政絵と行致のあ移方(特甥職の籔醗等)
天下管の蔑灘の強髭
定年麟の建長
定年まで勘讒する人事管理システムヘの転換
公務員稔運法の麟定
各省庁倫理幾程の徹底
倫選醗修の強乾
行政に透窮牲と緊張感を奪える方策(構報公麗
法の麟定等)
2 内庭的要石
輯 馨家公務員法未実施部
職踏麟問題一新職務分類麟度の構築
分の存在
昇無競争試験の実施一叢種欝種裸馬職員の登薦
等
人事院の懲戒権の行整
② 人事行政の蚕一姓の存
澱務規鰹等の多様紀(特に争議権否認、政治的
荘
行為の講銀〉
轡 国家公務員法の舞的、
原則、根本基準の徹底
① 目的(公務の買主的
運営を掩う人材の確保、畜絞
量つ能率的な運営1
人事行政へめ『職員参撫ま問題
政治的中立性の確保
艮聡企業との癒着雛醸
能率塔進策
公務の活性比
②際雛
平等取掻の原貴意
興任・昇賂の省庁聞格差翼題
キャ夢ア・ノンキャ夢ア麗題
男女差懸聡題
縫合員差幾弱題
外国人の蟹籍問題
一越2一
公務員鰭農政革の課題と視点(菅野 雄〉
構勢適応の原則
・ 労饒基本権の観題一代蟹機籠の強化
・ 新歓会一般の椿勢」についての験講
③根本基準
・ それぞれについての意義の徹底させる方策の検
(任期、給与、能率、
討(たとえば、罫龍力の実証ま方法の験討、職務給
分畷・懲戒及び保障、
の徹底など〉
膿務〉
第三牽 改革の視点
繭章では、公務員麟度改革の要霞とそれに殺する主要な課題を挙げたか、ど
のような椀点(解決への方向性1を持って取吟継んでいくべきかを考察する.
i 各方面からの意見
硬究者を始めとして、各方面から多くの意見鵬摂畿されているぶ、行政その
ものぶもつ開題であった穆、単なる官濠(舗)撹覇であった警で、捧系的に公
務員麟度改革について講述されているものは少い。しかし、そのなかにあって
も、示唆に富むものもあ滲、重要な麗題ぶ提示されている。したがって、改革
に当たっては、謙虚に葺を頬け、参考とすること解大饗である。そこで、代表
的なものを紹介しておきたい.
先に述べたように辻溝瞬教授㈱は.主な課題として (i)纏続的課題とし
ては、①人事行政における職員参趨!の方法②任矯における瞳材醍
置圭の開題(一括採罵、癖修謙遜〉 ③ ギ能力麗発達の拡充 (2〉釈洩的課
題としては、①退職者の年齢やその後の生活の保瞳②週休二段鰯③
国民や住民へのサービス縁下を防ぐ措置 を挙げている。
村松鞍夫教授鱒は、瞭本の公務員難度に楽観的ではない。むしろ、それが未
曾有の露難に直面していると見る!として、公霧買受験者に最も魅力ある青年
麟含まれているためには、高級公務員の労働条件渉遍醗、居住空間を含む報醗
解低いことを挙げる。そして、新現在、日本の公務員麟度は安定嬬にあるといえ
る。しかし、人事院も公務費講度も転換期を逢えているようである。転換期と
一M3一
行政縫会論集 第憩巻 第3馨
は具体的にいって何であるか。それは政治の力摂大きくな参、先進産業国とし
て飽の蟹と協調し、途上蟹経済に越して責任ある蟹家となったことである.騒
内だけに限定してみても、行政の役割は先産者中心主義から環境や消費者準心
主義に転化しつつある。こうした中で、人事饒は、公務員が全体の奉仕者とし
てその任務を集たすことができるように十分な翫濾しているといえるのか。そ
うした変化を十分に理解した若者を採駕しているか、彼らに嚢己革新の機会を
与えているのか。すでに着手した女雛に均等の労働機会を与えることや労働暗
闘煙縮に換えて、こうしたこと潜問わ齧るようになっているといえよう重と論
ぜられている。
教本勝教擾鯵は、麗行の蟹家公務員鰯度では上級公務員の昇進システムが
〈朗鎖的〉であるので、その打破を主張され、公務経織活性化のために、昇進、
昇給における籠力主義、成績主義の導入を基礎にした機能的な人事評懸システ
ムの確立の必要性を訴えておられる。
新藤宗幸教授雛は、編綴幹部を敢治納経命職とし.民麗人を登罵すべきであ
る。敢権の変化とともに入れ替る幹部麟度の下では、これほどまでの省益の追
求と「宵濠天酌は作られない!と論ぜられている。
緒隣孝教授鱗は、鞍本では、大学を卒業してすぐに省庁に入ると、邊嘗して
天下参するまで基本的に講じ省庁の中にいる。純粋培養で縫の盤雰の人と競い
合うこともなく、権鰻を守ろうとするだけだ」と問題を捲摘する。
堺量太一氏鱗は、雑本の官籐は三つの最も重要な錘で無態化してお彗、第一
は予灘龍力の欠魏、第二は実務縫方の欠蘂、第三は論蓬の退廃であると捲擁す
る。
吉露秘男教授幡は、rこれからの公務員麓度を考えるときには、むしろ、公務
員を全省庁の採矯で均質化するよむも、もっとプロの養成を主鰻においた舗度
とすべきであるま ξ職務のプロとして………大学の新卒でなくても中途採驚で
優秀な者を採濡してもよく………」 ゼ今後、官僚が必要とされる能力はプ鴇の
知識であ吟、経験だけでは得られない知識が重要なものとなる」 喀療は、調
一至藪一
公務員鰯度改革の課題と複点(菅畢 雄/
整ではなく、プ灘として新しい構想を提案する仕事に徹するべきであむ、これ
オ糠本の将来の基礎を樵るものとなるべきではないか達と主張される。
塩野宏教授繍は、① 醗家公務員法適期についての蚕一難の癖除(争議権の
否認、政治的行為の麟罎等〉②第三セクターなどへの職員の派選などの法
定外の灘遣悶題③分張延分懲萩麺分の事後手続の賜題(麺分事由説親書に
換えて聴聞の機会の事麟付与〉を挙げられる・特に①については、職本の公務
員労働法麟は露一的公勇藩法麟を基本的にはそのまま鹸提としている点に濫悪
しなければならない。そのような面一的麺理に愛在の人事院を中心とする代襲
措置だけで果して労鱒条偉の維持のシステムとして十分であるかどうか解総題
となるところである。全逓中郵事件を始めとする最高裁霧辮鵯訣の背景には・
かかる統一的麺理に薄する立法政策的疑念があったと推察される。また、現在
の統一的公勤務法舗の改革が露難であるとすれば、公務員窪体の立法的参趨の
麟度的保瞳を考えることも重要であると患われる茎と主張する。
鹿晃島重治教授騰は、縫) 公務員の籠醗については、露一的かつ硬蔑的な
身分取緩い、現行公務員麟度の複雑化、一律的な厳馨な服務矯律を問題である
とし、 (2)成績主義、能力主義による昇進管遅の徹底を主張して、その徹
底のためには「第一は、職員の勤務成績あるいは龍力評儀をできるかぎ管客観
化するためには、現在の勤務評定の鰹度および運罵の見直しを行うことである。
第二は、職員の能力評極の納得牲を得るための措置を工夫することである。第
三は、騒々の行敬実績の詳細を行い、その功罪を瞬らかにするよう努力するこ
①②③③⑤⑥
とである」とされている.更に、次の事項を課題とされている。
人事行政機関の問題(任命権の行硬のチェック)
職贈麟の鷺題(新しい職覇分類〉
公務員の労笈藝§孫
公務員と政治活動との関係
公務員の給与決定基準の問題
労働時間の短縮と官公庁の執務体灘の問題
一望薦一
行政縫会論集 第欝巻 第3弩
⑦学校教育が画一化する中での公務への多様な入替の誘致の方策
⑧構鞍乾および技術革新麟進むことに伴う龍力開発の開題
2 持つべき観点
公務員麟度の改革に当たっては、次の観点を持って験試すべきである・
(碁 近代的公務員麟度(成績簿1〉の本質
透代公務員麟獲は、猟官鰯(鐙。撫sys総猛1と成績鰯(溢e搬 syste搬》
という二つの類型を持っている。獄官糠こ越する葬難と覆家の行政事務の拡大
による公務員の一麟高度の技術的饒力への要請解成績瀧を生み縛して来たので
ある。現行の公務員麟凌は、この成績鱗を前提として威容立っている。成績鰯
の本質は、鵜飼落成教授繍は、碧第一は、龍力の原則で、ここでは、公務員は、
龍力の実誕に基づいてのみ軽爆され、その飽のいかなる精美による人事も許さ
れない。ここで龍力というのは、近代的行政の必要的要請として・かな蓼高度
の、とくべつに譲練され、高い知性に基づくものを捲す。第二は、中立性(あ
るいは葬政治牲/の原則で、公務員は、麗民を直接に代表する立法鱒の政治的
意思を遂行するための存在であ管、決して自己の政治的意思を纏に強麟すべき
ものではない。そして第三は、機会均等の原則で、公務員の地位は・すべての
園浸に麗敷されてお警、癖人でも、縫会的身分露地などによ参差尉を受けるこ
となく、ただ龍力だけに応じてそれらの地位に就くことができる。この意殊で
それは、政濃的平等と重んで重要な、歓会的平等・実質的平等を実現する一つ
の方法と認められる」とし、夢そしてこの意喋の成績麟ぶ政党的な基礎をもつ政
府の手をはなれて、独立した人事行政機麗の管理に属せしめられることになる
のは、右の原則のコロラ夢一といっていいであろ舅と撫撫する。
公務員鱗疫を考える場合には、まず麟縫である成績鰹の本質に立ちもどって
考えてみるべきである。たとえば、政治と行政の在蓼方を考える場合には、立
法府と行致府の在撃方の開題のほか、馨本では議銑内閣麟を取っている縫係で・
各省で大観、政務次官という政務職(特懸職〉と事務次官以下の職員(一般職〉
の在鯵方も賜題となる。平成6年に趨こった蛋民裾継税騒動での大蔵・斎藤事
一i嘆6一
公務員舗穫改革の課題と筏点(菅畢 鮭〉
件は、まさにこの問題であ鯵、成績鰹の本質第二の原則軒中立鐘(あるいは葬
政治牲〉」に立って考えてみるべき事構である。
また、政治の優位性確保として政務職(特懸職〉の拡大を主張する考え方㈱
がある溝、過去の猟官麟の弊害を考え、また、成績灘の本質に立ちもど渉検討
すべき問題である。
(2〉 国家公務員法の菅縫み
先に逮べたように、国家公務員法には、霞的・三原則・五根本基準がある。
蟹家公務員法は、その第i条で履家公務員たる職員について通馬すべき各般
の根本基準(職員の橿鮭及び無益を保護するための適饗な措置を含む。〉を確立
し、職員がその職務の遂行に当鯵、最大の龍華を発揮し得るように、疑主的な
方法で、選択され、且つ、捲導さるべきことを定め、以て蟹蔑に薄し、公務の
民主的量つ能率的な運営を保瞳することを霞的とする圭と規定されている。ま
た、二つの原則を設けてお蓼、一つ弩の原則は、憲法と成績舗からの国家公務
員法適絹についての陣等取掻の原則(第27条擁であ翫二っ欝の原則は労傷
基本権の麟約に難ずる代復としての騰勢適応の原則〈第28条〉」である。更に、
五つの根本基準を設けている。一つ鐸は、任驚の根本基準でギすべて職員の任
用は………、その考の受験成績、嚢務成績又はその魑の能力の実誕に基いて、
これを行う(第33条第i項擁とし、二つ目は、給与の根本基準で罫職員の給与
は、その官職の職務と貴種に応じてこれをなす(第62条第i項〉」とし、三つ欝
は、饒率の根本基準で籔職員の能率は、充分に発揮され、且つ、その増進がは
かららなければならない(第殿条第i項〉」とし、露つ欝は、分際、懲戒及び保
瞳の根本基準で要すべて職員の分隆、懲戒及び保瞳については、公藍でなけれ
ばならない(第74条第i項擁とし、玉つ馨は、騒務の根本基準でダすべて職員
は、覆践全体の奉仕者として、公共の秘益のために嚢務し・且つ・職務の遂行
に当っては、全力を挙げてこれ・に専念しなけれ・ばならない(第麗条第i項〉墨と
している.
以上解、国家公務員法の霞的・原則・根本基準であって、その骨格をなして
一王47一
行政祇会議集 第欝巻 第3馨
いる。
この骨格は、労働基本権の麟約に嬉する代叢としての騰勢適慈の原則塞を
験くと、憲法からの要請や成績麟という前提等から生じた要素を内包している。
この骨格にどのような内容のものを肉付けしていくべきかである熱、この骨賂
の機能を阻害すべきものは除去すべてである。公務員麟度の改革に当っても、
この点に十分醍癒すべきである。
なお、労働基本権の開題については、先に達べたように一癖の決着がついて
いる現在、蚕一的一律的焼麟の開題は磯として、代縷機影の強化という露から
の検討が必要である。
(3) 改革の要石
先に遠べたように改革の要獲については、次のとお吟である。
1 外在的要霞
(i〉 縫会経済椿勢の変化
(2〉 行政の複雑化、高度化等
(3) 国費の行政、公務員に薄する繕頬、幾待の罎復
2 内在的要馨
(i) 国家公務員法未実施部分の存在
(2〉 人事行政の画一牲の存在
(3〉 国家公務員法の馨的、原則、根本基準の徹底
これらの要露について十分に綾試していく必要ぶある.いま、行政や公務
員について各方癒からいろいろな声が上がっている.そのなかには、現行の公
務員麟度とは甕結しているものもある潜、行政の運営そのものに薄するもので
あった吟、単なる官僚(麟〉撹報にすぎないものもある。公務員麟度として取
舵とげるべきものはなにかその要霞分糧をしっか吟行う必要鱒あり、その際に
は各方面からの意見についても謙虚に耳を傾けていく必要拠ある。
(漿) 要霞に懸応ずる課題
公務費講度改革についての要石に韓する課題については、先に述べたように
一i48一
公務員舗度改革の課題と挽点(菅聾 雄)
多く考えられるが、今後政府の公務員麟度調査会や人事薩の覆究会でも十分検
討されていくものと考える。課題によっては、公務員鰹痩の改革だけでは十分
に実効を持ちえないものもあり、また、飽の鰯凌での補填が必要となるもの解
ある。また、飽の麟度とか人事嶺行が主鉢であ弩、その改革について公務員麟
度の改革が補填的な役割とか単に誘導的な役麟を持つにすぎないものもある。
たとえば、天下穆は、現在の幹部の皐擬(若年〉退職という人事管理システム
(慣行〉に弱保するところが多いと捲摘されている鯵が、この横行を改めてい
くためには、国家公務員法での敬重が誘導的な役割ということになるし、また、
不祥事を騎止するためには、行政を透明にし、公務員にも緊張感を持たせるこ
とも必要であるが、これには鋳報公開法の講定等が必要である。このように、
どのような性賂を持っている課題か分析して実動姓のあるものとしなければな、
らない。
また、重要なことは、麟度を改革する以上改革の羅的溺達せられる実動牲の
ある改革でなければならないので、轄ぷポイントとなる課題かをつきつめてい
く必要がある。
改革には少くとも次の事項を盛り込むべきであると考える。
(碁 新職務分類鰯度の構築
(2〉 縫会経済精勢の変化による行致の複雑化・高度化に対応しうる人軽の
採罵・畜成
(3〉 高齢者再濡舗凌の麟設
(4) 政治と行政のあ塗方(守騰籠麟の覇確化)
(5〉 国民の行政・公務員に蝿する鱈頼・潮待の織綾策の撰立
新しい公務員麟度の購築こそ急務であ滲、重要である。しかし、改革の課題
として駿府の行致改革会議の中間報告では取穆上げられている公務員鰯度を擁
当する中央人事行敵機鷺(人事院、総務庁人事局〉での役撰分撞の問題は、新■
しく講築された公務員鰹度に見合ったものを考えるべきで、先行すべき羅題で
はない。また、人事院の権窪の問題は、人事院慰労働基本権鰯約の代穫機能を
一i4§一
行政挫会議集 第欝誉 第3弩
縫う代縷機麗であるので、労働基本権との縫係で論ずべきであって、労鱒基本
権の麟約について一応の決蒼をみている現在ではむしろ代艦機罷の強化という
面から考えるべきである。
おわ鯵に
今、公務員鱗度について改革すべき大きな要霞は、外在的にも内在的にもあ
り、政府の公務員麟度調査会でも、人事院の醗究会でも譲議の薄象となってい
る。今まさに散華の時期墨に突入したといえよう。改革に蜜っては・要霞に
ついて十分分析し、これに薄癒した課題を改革の橿点に立って解決していくこ
と難灘干要である。
この論文は、要霞一課題一観点(解決すべき方陶牲〉という縷説の手順にし
たがって公務員鰯度の改革をみてきた。いずれ公務員講度調査会からも、また
人事院の醸窒会からも意見が鐵されることと思うので、その意見を験証しつつ、
公務員舗度改革の遅念等について講じることとしたい。
漉
(i〉
辻溝霧罫公務員凝度の羅究」28?頁∼293責(東京大学鐵飯釜 平成3年〉
(2〉
第二臨調は、内購総遅大盤の諮麗に爺して答申し、内襲聡遷大臣は答申を受
けたときは、これを尊重しな謬れ,ばならないこととなっている(臨練行政講蓋
会設置法(昭秘55年法律第驚3号)第2条、第3条〉。
(3)
第5次答申では、公務員のうち一般公務員については、基本的考え方、採湧
・昇進・醗修等、専鱒職麟、麟究・教薄公務鍛、職員の士気高揚等、定員管選
等、公務員給尊の在警方について多角的にふれられている。
(嚇
蟻務時間、抹暇等については、罫一般職の職員の給与等に翼する法律(昭秘25
年法律第95号〉費こ規定されていたが、分離して独立の法律として、罫一般職の職
員の勤務時醗、体畷等に絶する法律(率成6年法律第33尉」ぶ麟建された。な
お、給与法は、題名を変憂してヂー般職の職員の緯与に臠する法律(羅秘25年
法律第95号擁となった。
(5〉
人事醗では、人事行政をめぐる諸開題について羅費各贋と意見交換を行うた
一1総一
公務員麟度改葦の課題と視点(菅野 雄)
め、労鶴舞、経済翼をはじめ各界有識者からなる公務員幾題懇談会を行ってい
る。また、人事饒は、翫掌する業驚のうち重要事項について意見を求めるため・
各雰の学識経験者のうちから顧縷、参与を委曝し、意見交換を行っている。
(6) 蟹家公務員法第璽条(① 人事院は、毎年、蟹会及び内閣に薄し、業務の慧
浅を報告しなδればならない。②内襲は、繭項の報皆を公表しなければなら
ない.〉に基づく鞍告書で、政騎韓行鞠として販売されるときには、罫公務員白書」
と名響けられて駆る。
本論文は.各年度版の郭年次難篶麹によった・
(7) 人事残公務員硬修藤ぶ実施している幹部養綾羅修をゼ行政砺修まといってい
る。揉璽時から課長までの段贈饗曝こ実施している。
(8〉 政治と蕎政の在鯵方を講じた著書は多い。代表的なものとしては、嚢本経済
薪闘縫纒罫憲籐一載む鍾大権カー」(轟本経清新聡 平成6年)、後藤撰正購
農政と富ま(講談続 軍威6年〉等がある。
(9) 事行致及び公務員に蝦する蟹罠の欝頬を緩復するための新たな数纏について
(軍威8年捻月露緊事務次官等会議串合せ〉まに基づいて麟定された。モデル焼
程案では、職員論遷規程の構成は、次のとお雛である。
i 馨的
2 職暴の基本的心購え
3 髄係業者等との接触に臠する矯舗
護 縫係公益法人等との接舷についての準絹
5 官公庁との接舷についての準薦
6 違反に鰐する麺分等
7 本省庁課長握当職以上の職員に薄する特甥の遵守搭羅
8 公務員稔遅焼程の実魏趣綴針麟
(憩) 藩家公務員法第撰集第2項では、「人事院は、この法律に規定された講査を経
て職員を懲蔑手続に付することができる圭と蔑達している。
(ii) 新たな時代の公務員人事管獲を考える醗発会のメンバーは・慶長のほかは・
次のとお鯵である(発足時〉.攣藤蔀雄(一橋大学商学離教授)、猪β孝(獲灘連
合大学教授)、今聾敬(新馨本製鉄社長〉、大薮城二(連合中央執行委員・総合企
薦局長〉、太霞弘子(埼玉大学大学院政策科学醗究科豹教授〉、岡本行夫(纏本ア
ソシエイツ代表)、金率輝子(東京穰摩史文化露掻遅事長気行天壷錐(羅豫過賞
瞬究漸遷事長〉、小弁士有治領本分灘醗究機構運事)、小長啓一(アラビア着溝
一i溌一
行政縫会譲葉 第欝巻 第3暑
縫長〉、高島肇久(蕪登K特購主幹〉、鼠智浩縫(攣藤忠蕎事鞭継投人事鶴長〉、橘
木俊詔(蒙薬大学経済醗究駈教授〉、寧島忠龍(跳方公務員災害補綾基金遷事長/、
藤灘溝(舞本石家公務員労働経合舞連合会顧闘)
農2〉 人事管理施策の在多方に絶する醗究会のメンバーは、慶長のほかは、次のと
お静である。
±馨延鑛(羨羅蔑金愚公庫裂総裁/、轡藤大一(散策稗学教育碍究機縫麟設準備
室教授〉、大械二難(産業医科大学躍事長〉、小梅勝二郎(難経連選事・労政部長〉、
篠塚英子(お茶の水女子大学盤活科学蔀教授〉、溝家篤(慶応大学濤学部教授〉、
森懇朗(東大法学部教授〉、梅克罎〔縫方職員共済縫合瑳事長〉
(i3) 捷書の具体的講容は、総務庁人事局藻軒公務員麟度改藁への提言一雛量紀の
公務員縁を求めて一員大蔵省醸麟局 平成9年)に竈載されて》、る・瞬提書の
構成は次のとお静である。
第一章 今後の行政と公務嚢の在静方
第二章 今後の公務襲の荏吟方に対応した人事管建の基本方晦
第三章 今後の公務員の人事管靉靆度・運馬上の課題
おわ鯵に
(i4〉 公務員鱗度講査会は、総務庁緯織令第鎗条第i項に基づき設置され、具体的
な経織及ぴ運営については、公務員麟度調糞令(平成9年政令第鴛塗箸〉に定め
られている。
瞬講糞会のメンバーは、会長のほかは、次のとおむである。
石原鑑雄(地方嚢治醗究機構運事長〉.穏盛舞夫(京をラ会長〉、江上簓子(産籠
大学麟教授〉、羅蔀晃三(蒙本縫害者雇薦促進鶉会長〉、水耕講玉藻(葉大名誉教
授〉、教本春生(獲友専蕎)、鑑々森憩男(欝鞍産業労連委員長〉、雛藤英善(早大
法学部長〉、佐野隣子(東京覆燦大学教授〉.志摩竜雄(公務員労緯連絡会代表委
貫〉、菅野私交(東大大学院教授)、竹内宏(長銀総羅遷事長〉、藪谷鰯(横旗蜜大
教授〉、原五馨縮治労灘委翼長〉、樋韓広太躯(アサヒど一ル会長}、古橋源六鄭
(緩家公務員共済緯舎連合会理事長〉、水谷醗治(東海総蘇縫長〉、森麟幸男(欝
本人事試験扇究センター蓬事長)、八代淺宏(上智大教授/
(i5) 平成9年9層4嚢{寸読売新灘による。
(i萄 平成§年9月8馨種読売新鷺では,「政磨は7艮、車夫省庁の爾編案を柱とす
る行政改革会議(会長・橋奉首癩〉の最終報魯が鴛鴦末にまとまるのを受け、
来年度の通常羅会畢こr行敵機講酸革基本法案ま(飯称〉を提墨する方舞を露めた。
一i52一
公務員譲渡改革の課題と観点(普賢 雄〉
臆艇庫から新たな行政体欝1に移行する政癖の強》・意志を瞬確にするため、麟家
機能のあ鯵方を抜本的に見直す宥政改革の基本理念や国の責務、省庁再縮に関
する基本的施策などを盛穆込む方鎌だ三と按じている。
(鋤 箪成9年9鍔9馨付朝馨新縫では、£公務員講度調奮会 難月来までに提論
と按じている.
(鰺〉 辻溝窮・前編 (i)
(ig〉 馨家公務員法第28条第董項では、[この法律に基づいて定められる絵事、銚務
時潤その鯵勤務条件に麗する基礎事項は、麟会によ陰縫会一般の椿勢に遜縛す
るように、髄時これを変裏することができる。その変更に麗しては、人事院に
おいてこれを勧告することを怠ってはならない達と矯達している。この観定が
人事続勧篶:の根擁である.
(2赫 材松敲夫懸奉の行敢一活動墾富籐灘の変貌一」65頁(申公親善 平絞6年)
(2})争議行為の否認については全農躰警職法反難事件霧決(麟腿8年4月25鋤
など、また、政治的行為の鰯鰻につ恥ては猿払事件覇決(繧趣嫁9年簸舞6印
などである。
(22〉 公務員舗度審議会は、新内鰻総理大運の諮簡に応じて、国家公務員、地方公傷
員及び公共企業体の職員の労騰麗係の基本に絶する事項について調査審議し、
及びこれら事項に臠して内麟総遅大難に建議する3ために設置され(総連綺談
置法第簸条の3)、贈撫鱒年欝月4雛よ零露融48年9層3譲までの闘に、第蓬次
から第3次までの審議会が置かれた。
(23〉第3次審議会は、昭秘記年9層3購こ答牢を行ったが、その前文で.憲法上、
公務員等の争議権の鍛接㌢・は、労働者懸鉢霧騰貴の勤務状浅その飽に麗達する
立法政策の幾題として解決すべきであるとの基本認識を示している。
(24〉 塩野宏罫行政法勲第二離公務員法捻8頁、229頁、2鍵養(有斐馨 軍威?年/
(25/鹿発島垂治誓公務員麟度と人事管蓬一実務上の開題を中心として一f馨本行
政学会年輯行政醗究22(公務員鵜覆の動爽〉(ぎょうせい 畷趣§2年〉
(26〉 軍威9年度労鯵幾書では、ζ65歳堤役縫会まの実現を提書している。
(27〉 潅及びその弛の参考文献で示したもの以外にも多数ある。
(28〉 辻溝窮・前掲 (i〉
(2§) 村松綾夫・蕪掲(2窃
(3窃 数本勝魑家公務員麟度逢講座行政学2 (羅度と購造/§5頁∼葺2頁(有斐
購 平成6年)
圭
鎗
行政鮭会論集 第欝巻 第3畢
(3i〉 新藤宗幸「論点 官擦孝撰改革、政治のカでま(軍威8年珪月i8韓季重菱毫養…新撰灘
(32〉 猪舞孝罫行革瞬本の再建 行財政改革 海外に学ぶ亘平成9年7,雛嬢轡読
売薪闘
(33〉 堺量太一瞬代官燈薪趨謹無韻論鍾文藝春秋 平成9年欝薄暑)
(34〉書穣私男喀擦嶺壊一新しい官藻像を求めて一葺雛頁∼懲2頁(資本評議縫
平成9年〉
(35〉 塩野宏・蔚掲(24〉
(36) 鹿艶島重治・繭揚〈25〉
(37〉 鵜鍼儒域「公務員法(新蔽擁 7頁・8頁(膚斐難 昭趣酪年〉
(38〉 小沢一躯織本改造計灘58頁∼総頁(講談縫 平成5年〉
(3§1宮燐公男「譲葉 脱罫宮籐鼓存ま3っの提案蚕平成9年3鐸28馨樗読売新鶴〉
軒須恵4〉次官に至るまで次第垂こ少なくなるぷストのために、縫購的な定年よ参
もずっと擘く退官しなければならない多くのキャ夢ア官僚人事システムの現実
がある。退官後㊧生活への窪然な要求ぶ、度を過ごした食欲にまでエスカレー
トするということが簡題である」とされている・
そ⑱亀の参考文献
(i〉鹿発島重治・簾藤富子駿盤紀への舵取吟一縫われる響本の行政・政治と嘗
蜘(学曝書携 軍威4年1
(2) 金子仁洋軍官療支醍窪(講談縫 平成5年〉
(3〉 屋毒太部喰籏亡麟論ま(新潮鮭 平成5年〉
(壌〉 脇毒後髪官僚が書いた官擦酸革圭(産能大学鐵嬢部 平成6年〉
(5) 堺屋太一F孜はこうなる」(講談縫 平成9年〉
(6〉 饒々本殿F主張・解読 官優麟散華の道を探る頁平成8年3鍔27欝盤 朝霞
新聡〉
(7〉 斎藤荘之甥罫論壇 公務員は省庁幾でなく一挺採濡せよ亘平成8年7月i醸
付朝鋒新鷺〉
(8〉 寿嚢藤栄一 「論点 犠麟選政治家躍官鐙の課題謹(平成8年7月7霞{せ毒筆売新羅〉
(9〉堤憩馬騰壇轟綴富籐天下吟自粛の抜け遂」(平成8年憩鴛2銀盤朝霞新鷺〉
(i§〉 新藤宗幸罫譲点 官蟹懸人の職務瞬確に!(率成8年稔君S舞盤読売新潮〉
(葺〉 土本鼠舞薪論点 罫わいろ」の認定魑広く鍾平成8年i2擁27馨読売新醐)
(i2) 堀欝力郵論点 甦分営い公務員論理違反1(軍威9年2∫灘鰻轡読売新鹿〉
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