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教員総覧研究概要_080410_共生
縦型タイプ (1)活性炭の構造と表面状態が吸着に及ぼす影響の解明 Amount adsorbed, mmol/L 全体の枠:縦 9cm×幅 12cm タイトル:12 ポイント、ゴシック太字 説明文:12 ポイント 13 行 絵の大きさ:縦 8cm×幅 6cm 以内 [H+]/(2[M2+]) 古くから使われている活性炭(活性 0.08 2.0 炭素)は水中の汚染物質の吸着に有 0.07 1.5 効であるが,その三次元構造と表面 0.05 状態との関係はあまり解明されて 1.0 0.04 いない。当研究室では,活性炭を酸 0.5 0.02 化あるいは還元するなど様々な方 0.0 0.01 法で表面処理をすることによって, 吸着サイトの量や質がどのように 0.00 -0.5 200 400 600 800 1000 1200 変化するかを吸着平衡,吸着速度, Out-gassing temperature, K あるいは表面分析などの手法を用 いて明らかししようとしている。吸 図:He 気流中で徐々に温度を上げて 着メカニズムを解明して,更に高性 いくと,一旦 Pb(Ⅱ)吸着量が減少 能な炭素材料を開発する。 するが,その後再び増加に転じる。 横型タイプ (2)炭素の表面積アップと細孔制御 活性炭は1g当り 1000~2000 m2 以上と広大な表面積を有するが,最近 では,液相や気相の吸着で大きな分子を効率よく吸着させる,あるいは, 容易に再生できる炭素材料が求められている。当研究室では,化学的賦 活方法によって 2500m2/g 以上の活性炭を調製し,物理的な賦活によって 表面積を維持したまま,メソ孔やマクロ孔といった大分子を効率的に吸 着させるための細孔を高収率で製造するための研究を進めている。 IUPACによる分類(R:孔径) マイクロ孔 マクロ孔 メソ孔 活性炭のイメージ図 全体の枠:縦 9cm×幅 12cm タイトル:12 ポイント、ゴシック太字 説明文:12 ポイント 6 行 絵の大きさ:縦 4cm×幅 12cm 以内 マイクロ孔 : R < 2.0 nm メソ孔 : 2.0 ≤ R ≤ 50 nm マクロ孔 : R > 50 nm 賦活により吸着質に合わ せた細孔に制御する