...

カタログをダウンロードする - 株式会社ワイ・ディ・シー

by user

on
Category: Documents
13

views

Report

Comments

Transcript

カタログをダウンロードする - 株式会社ワイ・ディ・シー
高機能バックアップ/災害対策ソリューション
プライマリとスタンバイをバックアップ専用LANで直結し、
3分間隔でDBのバックアップを実現。
. 導入前
導入後
● ストレージの障害が重大なインシデントへ
直結
● 1日1回の夜間バックアップではデータの
損失リスクが大
●既存システムへの影響が大きなバックアップ
環境の導入は困難
「Standby Expressの動作
が軽く、
短時間で同期を行っ
てもアプリケーションの稼働
に影響はありません」
菊池 聡 氏
売管理システム」と「在庫管理システム」のバックアップ環境を強化するためStandby Expressを導入し
氏に詳しく伺いました。
さい。
アクシオでは、
グループ会社である冨士電線株式会
社
(以下、
冨士電線)
が利用している、
基幹システムや
業務システムの開発・構築・運用も担当しています。
今回、冨士電線が利用する「販売管理システム」と
「在庫管理システム」のOracle DBのバックアップ環
境を強化するためにStandby Expressを導入しま
した。
両システムともプライマリサーバとバックアップサー
バ間は、
バックアップ専用LANを用意し、
3分間隔で
DBの同期を取っています。
3分間隔でDBの同期を取っているのは、何か理由が
住所:東京都港区虎ノ門4-3-1
城山トラストタワー8F
●バックアップ環境への切り換え手順を確立
ました。
導入の経緯と効果について、
SI事業部 業務システム部 第1グループ 菊池 聡氏
(主任)
と砂野 裕彦
Standby Expressの利用状況について教えてくだ
株式会社アクシオ
●既存システムに影響なく導入が可能
昭和電線グループのシステムインテグレータ、株式会社アクシオ(以下、アクシオ)では、同社が管理する「販
Standby Expressにより
「販売管理システム」と「在庫管理システム」
のDBを3分間隔でバックアップ
「 経 験 や 知 識 が なくても、
Standby Expressの導入や
設定は、
簡単にできました」
砂野 裕彦 氏
●3分間隔でのDB同期を実現
あるのでしょうか。
Standby Expressを導入する以前は、1日1回 夜
間に、RMANで出力したデータとDBのダンプデー
タをローカルディスクに保存して、バックアップツー
ルを使ってストレージに保管していました。そのため
最悪の場合、丸1日分のデータを消失するリスクがあ
り、できるだけ短い間隔でデータを同期させること
で、データ損失のリスクを最小限に抑えたいと考え
ました。
それぞれのシステムのDB容量とデータ転送量につ
いて教えてください。
販売管理システムのDBの容量は約120GB。1日
あたりのデ ータ転 送 量は平 均で約35GB、最 大で
約50GBとなります。在庫管理システムのDBの容量
は約20GB。1日あたりのデータ転送量は平均で約
3.5GB、最大で約5GBとなります。
低コストかつ短期間に導入が可能な
Standby Expressを採用
Standby Expressを導入した経緯について教えて
ください。
クラスタ構成では、サーバは2台の筐体で冗長化
設立:1991年12月
資本金:3億1000万円
サービス用LAN 1Gbps
従業員数:186名
(2016年4月現在)
事業内容:
バックアップ用LAN 1Gbps
セキュリティ・ソリューション、
ソフトウェア
販売管理
開発・運用保守、
ネットワーク構築
創業以来
「Standing on your Viewpoint」
をスローガンに多様なニーズに対して、
顧 客 視 点でI Tを考え最 適なソリュー
ションを提案。多くの構築実績を持つ統
合認証基盤を中心に、ケーブリングか
ら、ネットワーク、仮 想 化 、モバイルソ
リューションと時代の変化に対応したIT
インフラを提供している。
本番
在庫管理
本番
スタンバイ
Oracle 10g R2
120GB
Oracle 10g R2
20GB
スタンバイ
3分間隔で同期
3分間隔で同期
転送量
平均 約35GB/日
最大 約50GB/日
転送量
平均 約3.5GB/日
最大 約 5GB/日
Standby Express によるバックアップ環境の構成イメージ
高機能バックアップ/災害対策ソリューション
されていますが、共有ストレージの筐体は結局のところ、1台なので、共有
ストレージの筐体に障害が発生すると、システム停止してしまいます。
従来の1日1回のバックアップ方式だと、リストアに時間を要するため、
長時間のシステム停止、更にリストアで戻されたデータは1日前の古いデー
タとなってしまうため、業務に甚大な影響が出てしまいます。共有ストレー
ジのトラブルによる影響を抑えるため、リアルタイムに近いバックアップ方
式の採用を検討しました。海外製の製品も検討しましたが、コスト面が大
きなネックとなりました。
そこでアシストに相談したところ、Standby ExpressであればOracle
Standard Editionに対応しており、既存のシステム環境やDB環境に大
きな変更を加えることなく、低コストかつ短期間に導入が可能だという提
案を受けました。そこで、試用版を手配してもらい、導入の検証をすること
にしました。
検証とはどのようなことをしたのでしょうか。
仮想化環境上で本番システムと同様の環境を用意して、実際に同期がで
きるか、
アプリケーションが問題なく稼働するかといったテストを実施する
と同時に、
システムの切り換え手順なども確認しました。検証環境とは言え、
経験や知識がなくてもStandby Expressの導入や設定はとても簡単でし
システムやネットワークへの負荷がかからない
バックアップ環境を実現
Standby Expressの導入効果について教えてください。
既存のシステムに影響を与えることなく、簡単に導入できるというのは
とても助かりました。
本番DBとバックアップDBの同期には、バックアップ専用LANを利用し
ているので、業務で利用するサービス用ネットワークには影響しません。
評価版による社内検証の結果、Standby Expressの動作は軽く、同期
間隔を短くしてもアプリケーションの動作に影響がないことから、3分間
隔の同期設定とすることができたことも大きな成果だと捉えています。
さらに、システムは安定しており、導入後2か月以上経過していますが、
同期エラーは一度も発生していません。通常時は、1日1回送られて来るレ
ポートメールをチェックするぐらいで済むので、運用負荷もかかりません
し、いざとなればマニュアルに従って、迅速にシステムをバックアップ環境
へ切り換えできるという安心感は大きな成果だと捉えています。
今後の展開予定とワイ・ディ・シーへの期待
た。
今後の拡張予定などあれば教えてください。
切り換えに関してはワンクリックできるものの、
アプリケーション切り換えに
グル構成になっているシステムがまだたくさんありますので、システムの
DBの同期も当初から3分間隔でほとんど問題はありませんでした。DBの
複雑な手順が必要なケースが見られました。
その確認と手順をマニュアル
化するため最終的には2か月ほどかかりました。
アシストに相談をした理由を教えてください。
自分たちでも調査しますが、今回の件に限らず、困ったことがあれば専
門のベンダーに相談するのが問題解決への近道です。アシストは幅広い
製品やソリューションを提供しており、特にOracle環境に関しては豊富な
経験と実績がありますので、
とても頼りになる存在です。
実際、今回もStandby Expressだけでなく、当社の要望に応じたいく
つかの提案をしていただき、
大変感謝しております。
「販売管理システム」や「在庫管理システム」
と同様、
ストレージ部がシン
重要度や利用状況などを見極めながら、Standby Expressの導入を進
められればと考えています。
また、Standby Expressの同期・切り換えの機能を使えば、DBのマイ
グレーションや移行にも応用が可能だと聞いています。今後、そのような
ケースが発生したときにもStandby Expressの利用を検討していきたい
と考えています。
Standby Expressおよびワイ・ディ・シーへの評価や期待などあればお
聞かせください。
Standby Expressに関しては、アシストから「Oracle DBの機能を上
手く使って同期を自動化しているので、動作もシンプルでトラブルなどが
発生しにくい」という説明を受けましたが、当社としてもその点を高く評価
しています。今後は、マイグレーションやDB移行をシンプル化するソリュ
ーションの提供にも期待しています。
販売パートナー企業概要
株式会社アシスト
株式会社アシスト 情報基盤事業部
戦略顧客営業部 協業課
浅羽 義彦氏
情報活用基盤事業本部
住 所:東京都千代田区九段北4-2-1 市ヶ谷東急ビル
代 表 者:代表取締役社長 大塚 辰男
設 立:1972年3月
資 本 金:6,000万円
従業員数:1,070名(2016 年4月) ※グループ会社含む
事業内容:コンピュータ用パッケージ・ソフトウェアの販売、技術サポート、
教育およびコンサルティング
〒183-8540 東京都府中市府中町1-9 京王府中1丁目ビル
TEL:042-333-6217 FAX:042-352-6104
E-Mail:[email protected]
http://www.ydc.co.jp/
YDC Corporation 2016 ©All Rights Reserved.
※記載の組織名称等は2016年3月時点のものです。
Fly UP