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カタログをダウンロードする - 株式会社ワイ・ディ・シー

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カタログをダウンロードする - 株式会社ワイ・ディ・シー
高機能バックアップ/災害対策ソリューション
同期間隔の異なる2台のスタンバイ機で、
データベースのバックアップを2重化。
. 導入前
導入後
●テープバックアップのリストアに不安
● 10分間隔でリアルタイムにデータベースを
と乖離
●データベースのクラスタ構築はコストが見合
わない
● 夜間のみにバックアップするスタンバイ機も
●1日1回のバックアップ体制がビジネスモデル
「1台は昼夜を問わず10分間
隔で、
もう1台は夜間に60分
間隔で同期を取っています」
IT&システム事業部
マネージャ 田上 英治 氏
キングスタジオ)では、基幹システムを運用するデータベースのバックアップにStandby Expressを
利用している。導入の経緯と効果について、IT&システム事業部 マネージャ 田上 英治氏とIT&システ
ム事業部 中村 繁利氏に詳しく伺いました。
知れません。
そのため、
システムのハードウェア環境なども冗長
ABCクッキングスタジオでは、Standby Express
をどのように利用していますか。
社内の基幹システムで使用しているOracleデータ
ベースをバックアップするために利用しているのです
が、
スタンバイ機は2台用意しています。1台は時間帯
を問わず24時間、10分間隔でデータを同期し、
もう1
台は夜間に60分間隔で同期をしています。
なぜ、同期間隔の異なる2台のスタンバイ機にバック
アップをしているのでしょうか。
データベースには、顧客データをはじめ、各教室の
予約データ、人事システムのデータなど、当社の業務
株式会社ABC Cooking Studio
住所:東京都千代田区丸の内三丁目1番1号
設立:1987年4月
資本金:1,000万円
従業員数:2,431名(2015年1月現在)
に欠かせないデータが保管されています。
しかも、EC
サイトも運用していますので、24時間365日、常に
データは更新されています。そのような状況で、万が
一、データを消失するようなことがあれば、当社の業
務は立ちゆかなくなり、
その損害や影響の規模も計り
事業内容:
ABCクッキングスタジオの全国展開、
家庭用雑貨等の販売
併用
●基幹システムが守られているという安心感
全国で料理教室や食にまつわるサービスを展開する株式会社ABC Cooking Studio(以下、ABCクッ
絶対に消失できない基幹システムの
バックアップを2重化
「データベースのクラスタ化
も検討しましたが、費用が高
く、
システムが複雑化するこ
ともネックでした」
IT&システム事業部
中村 繁利 氏
バックアップ
データセンター 1Gbps
化していますが、万が一の備えとして、
データベースの
バックアップも2重化をしています。
ただし、
バックアップはシステムへの負荷が大きいの
で、2台ともリアルタイムに近い短い間隔でバックアッ
プを取るのは現実的ではありません。
そこで、役割を分
担して、1台は10分間隔でリアルタイムにデータを同
期するスタンバイ機として運用し、
システムへの負荷を
平準化。
もう1台は最悪のケースでも、十数時間前の
データは確保できるよう、
システムに余裕のある夜間
に1日1回同期をかけるイメージで運用しています。
データベースの容量とデータ転送量について教えて
ください。
データベースの容量は300GB。1日あたりのデータ
転送量は平均で約100GB、最大で約120GB(※スタ
ンバイサーバ A 、B それぞれの転送量を合わせたサ
イズ)
となります。
転送量
平均約100GB/日、最大約120GB/日※
スタンバイA
Standby Express(A)
10分間隔で同期
1985年に静岡県藤枝市の小さな一室
からスタートし、2015年に30周年を迎
えるABCクッキングスタジオ。国内134
か所、海外14か所に新しいスタイルの
料理教室を展開し、生徒数は28万人に
上る
(2015年1月末現在)。
「 世界中に
Red Hat Enterprise Linux 5
Oracle Standard Edition R11g R2
本番
HDD
HDD
(300GB)
Standby Express(B)
スタンバイB
60分間隔で同期(夜間のみ)
笑顔のあふれる食卓を」を企業理念に
掲げ、
「食生活の大切さ」
「手作りの大切
さ」をひとりでも多くの人に伝えたいと
いう想いを持って、料理教室や食にまつ
わるサービスを展開している。
※スタンバイサーバ A 、B それぞれの転送量を合わせたサイズ
ABC Cooking Studio 様 バックアップ構成イメージ
HDD
高機能バックアップ/災害対策ソリューション
24時間365日絶え間なく更新される情報を
確実にバックアップ
Standby Expressを導入する以前のバックアップ環境について教えて
ください。
Standby Expressを導入する前はデータベースもOracleではなかった
のですが、当時は1日に1回テープデバイスにバックアップを取っていまし
た。
システムインフラを刷新してOracleデータベースを稼働したのを機に
Standby Expressを導入しました。
Standby Express以外に、導入を検討したバックアップシステムなど
はありましたか。
当然、
それまでと同じ方法で1日1回バックアップをするという考え方もあ
りました。最大24時間分のデータを失ってしまう可能性がありますが、以前
であれば、
ビジネスタイムに追加・更新されたデータがある程度守られれば
いいという考え方もありました。
しかし、近年ではWebサイトを通じた通販やお客様とのやり取りなど、
24
時間365日絶え間なく情報が更新されるようになりました。
そのため、24時
間分のデータに対するとらえ方や重要性が変わり、
リアルタイムでバック
アップを取る必要があると考えるようになりました。
しかも、
テープデバイスからの復元は、信用できないというか、失敗する可
能性もあり、最終的なシステムの復旧にかかる手間と時間を考えると、
旧方
式はすでに当社にとって理想的なバックアップ環境とは考えにくい状況でし
た。
一方、Oracleデータベースをクラスタ化することも検討しましたが、費用
が高く、
システムが複雑化することがネックとなり、導入には二の足を踏まざ
るを得ませんでした。
バックアップの存在を気にせずに済む安心感は
何事にも換えがたい
Standby Expressを採用した理由を教えてください。
Standby Expressの導入効果について教えてください。
バックアップは保険です。運用担当者としては、通常、何もしなくても基幹
システムのデータベースが守られているという安心感があり、
バックアップの
存在を気にせずに済むこと。
そして、
いざとなればクリック1つでデータを復
旧できるという信頼感は、何事にも代えがたいものがあります。
また、
ワイ・ディ・シーにはOracleデータベースの技術サポートを依頼し
ていることもあり、
いざというときは直接、
サポートをしてもらえるという安
心感もあります。
実際にStandby Expressでデータを復元したことはありますか。
幸いなことに、実際にデータを復元するようなトラブルが発生したことは
ありません。2010年からStandby Expressを使い始めて、Oracleデータ
ベースの設定を変更したり、Standby Expressのバージョンアップなども
行ってきました。
その際、両者の依存度が低いのでスムーズに作業ができ、
稼働後も何もトラブルが発生していないのは、
とてもありがたいことだと捉
えています。
ワイ・ディ・シーへの要望と期待
今後の拡張予定などあれば教えてください。
システムの大きな入れ換えから5年ほどが経過し、今後のシステムインフ
ラや運用法については、社内で検討をはじめた段階です。そのような状況
下、Standby Expressに問題や不満はないので、
まずは現状維持という所
ですが、
遠隔地でのバックアップなど今後検討すべき課題はあります。
Standby Expressおよびワイ・ディ・シーへの評価や期待などあれば
お聞かせください。
製品にもサポートにも満足しており、
これといった要望はないのですが、
今後、
システムインフラに関して大きな方向転換やバックアップ環境のさら
なる強化に取り組む際には、相談に乗ってもらいたいと思っています。信頼
をしていますので、
今後ともよろしくお願いいたします。
Standby Expressの仕様を見て、
コストパフォーマンスが高く、
無理をせ
ずOracleの基本的な機能を上手く使って同期を実現していると感じまし
た。
当時は、
データベースを含めシステムの全面的な切り替えを行っている
ときで、
データベースのバックアップシステムの選定だけに時間を割くことが
できる状況でもなかったこともあり、結果的には、次のようなポイントを評価
して導入を決めました。
• 機能がシンプルでムダがない
• Oracleデータベースが稼働するスタンバイ機を用意するだけで簡
単に設定が可能
(スタンバイ機は本番環境と完全に同じ構成でなくても良い)
• クラスタ化などと比較して安価なコストで導入できる
•(導入コストが低いため)バックアップ環境を2重化できる
• 本番環境への影響や負荷が少ない
• 簡単な操作でスタンバイ機から本番機へデータベースの復旧
(復元)
が可能
• 復元できなかったとしても、スタンバイ機でシステムを継続運用で
きる
SOAソリューション事業本部
〒183-8540 東京都府中市府中町1-9 京王府中1丁目ビル
TEL:042-333-6217 FAX:042-352-6104
E-Mail:[email protected]
http://www.ydc.co.jp/
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※記載の組織名称等は2015年2月時点のものです。
ABC クッキングスタジオのスタジオとイメージ写真
(写真提供:株式会社 ABC Cooking Studio)
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