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みどりのてびき

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みどりのてびき
緑を育むやさしい心
10
みどりのてびき
平成27 年
No.355
* 季 節 の 園 芸*
編集◆練馬区緑化協力員みどりのてびき編集委員会
発行◆練馬区環境部みどり推進課
ハボタンの魅力
ハボタンは西ヨーロッパ原産、アブラナ科の植
えます。栽培
物でキャベツの仲間ですが、キャベツのように結
環境は日当
球しません。日本には江戸時代に野菜として渡来
たりと水は
し、その後観賞用として品種改良が進められまし
けのよいと
た。
ころ。酸性土
品種としては、江戸時代から続く古い系統の丸
(とう立ちしたハボタン)
壌を嫌うの
葉系、葉の縁が細かく波状に縮れるちりめん系、
で、植える前に苦土石灰で用土を中和しておく
葉に深い切れ込みが入るさんご系などがありま
とよいでしょう。
す。色は大まかに白と赤紫の 2 種類。昨今では切
キャベツの仲間なので青虫がつきます。葉の
り花用の丈の長いもの、矮小化したミニハボタン
裏までよく見てこまめに取り除きます。青いバ
など、さらに多様化され寄せ植えやハンギングバ
ッタも飛んできて葉を食べます。どちらも葉と
スケットの材料にも使われています。
同じ色なのでよく観察して虫害を防ぎます。厳
寒冷な気候にも耐えるので、寒くなって花が終
冬期には虫はつきません。肥料も特に必要なく
わり寂しくなった冬の花壇に植えれば、華やかな
手間いらずで、霜が降りても雪が降っても、元
彩りを与えてくれます。冬の間美しく見えるのは
気に長い間花壇を華やかにしてくれます。
花ではなく葉っぱですが、春になると、とう立ち
して黄色い花が咲きます。
秋が深まってくると園芸店でハボタンが売り
出されます。買い求めるときは色がきれいで葉の
花が咲き終わったら、花茎を根元まで切って
わき芽を出させ育てると、わき芽の先に再び葉
が展開してくるそうです。うまくいけば次の年
も楽しめるかもしれません。
たくさんあるものを選びます。ポットから土に移
(西大泉:北村
す時は土ごとそっと根を崩さないように植え替
弘子)
さんぽみち
みどりの散歩道
もう・・・秋
中新井川緑道沿いに位置する徳殿公園、さほど広くはないのです
が、遊具やベンチ、散歩道が備わり園児から高齢者まで皆さんに親
しまれています。
(
蝉
の
抜
け
殻
)
多様な樹木が植えられ、モッコク、ウバメガシ、ヤマモモ、クス
ノキ、スダジイ、ヤマボウシ…と樹名板を目にしながら歩を進める
と、夏の名残か蝉の抜け殻、傍らには色付き始めたイロハモミジ、
まつかさ
忍び寄る秋を感じつつ、何時ものようにコウヤマキの松毬のような
実を眺め、そのユニークな表情に独り笑みを浮かべながら公園を後
にしました。
(豊玉南:奥山
秀雄)
(コウヤマキの実)
このコーナーでは緑化協力員の「みどりへのおもい」をシリーズでお伝えします。
*みどりへよせて*
70 の 手 習 い
昨年の 4 月から緑化協力員に委嘱され、1ヶ
止されてしまいま
年半が過ぎました。私の所属するBブロックの
したが、平成 26 年
活動場所は光が丘の“夏の雲公園”、
“中の宮竹
秋に試験的に再開
林公園”や区民の方から所有地をお借りして開
しました。また、
放している“たかまつ憩いの森”です。主な活
草花の育成場が高
動の内容は公園花壇への植栽・除草等、また憩
松から春日町に移
いの森では自生している野草の保護・除草・清
設され、私達の活動地により近くなり、四季に
掃等の作業を行っています。また秋の陽公園内
合った草花が育成できるようになりました。
(夏の雲公園での活動)
で近隣小学校の授業の一環として稲作(田植 5
24 年度から始めた一般家庭への植樹活動が
月、稲刈り 9 月、田起こし 11 月)の手伝いな
大変好評でしたので、本年も引き続き植樹の募
どで活動しています。
集チラシを地域限定(旭町、田柄地区の一部)
さらに草花植栽用として育成場の造成・管理、 で配布し、約 100 本(10 種)の植樹ができまし
公園内の樹名板の作成・取付、四季の香公園内
た。これらの活動を通して練馬区の緑化に貢献
で腐葉土作りなど四季を通じてBブロック 22
できるよう日頃から頑張っています。
名で活動しております。全員の親睦を深めるた
め、2 か月に 1 度程度ランチ会を行っています。
今後とも区民の皆様の御協力をお願い致し
ます。
先の東日本大震災の影響で腐葉土作りが中
*緑化協力員活動*
(春日町:岩坪
直光)
練馬区緑化協力員Cブロック活動報告
Cブロックでは長光寺橋公園の花壇づくりと
り受けたカブトムシの幼虫
葉っぴいまつり等区内各種イベントで区民の
を育て、7 月には学童クラブ
方に配付する草花の育成を行っています。
の子ども達に提供が出来ま
草花の育成は各自が自宅で苗を育て、さらに
した。
その苗を練馬区の樹木育成場で区民の方が育
Cブロックの会員の交流
てやすい大きさまで育成します。草花は年間を
会として大関山の森緑地で
通じて季節ごとに複数種類を選び区民の方に
自然観察会を行いました。普
持ち帰っていただいています。
段見慣れている緑地も自然観察といった別の
(大関山のギンラン)
大関山の森緑地ではカブトムシの育成を行っ
目的で観察すると参加者各自の知識や経験が
ていました。この緑地には6基のカブトムシ育
思わぬところで発揮されメンバー同士の交流
成腐葉土箱が設置されており、同緑地内のクヌ
会として意義あるものとなりました。
ギの落ち葉を主たる餌として利用しています。
区内の公園や緑地の多くがデング熱対策で
3.11 の原発事故以来腐葉土作りが出来なかっ
下草刈りが行われ、今までにない風景が見えて
たこともあって、一時カブトムシの繁殖床づく
います。緑化活動も区民の安全安心をより心が
りが出来ませんでしたが、平成 26 年秋から試
けていく所存です。
験的に腐葉土作りが解禁されました。今年は譲
(上石神井:花岡 暭)
ご意見・ご感想をお寄せ下さい
練馬区緑化協力員がつくる「みどりのてびき」は、広く区民の皆様にみどりを親しんでいただく目的で
編集しています。皆様のご意見をお寄せください。
〒176-8501
練馬区豊玉北6-12-1
みどり推進課みどり協働係
℡ 03(5984)2418
◇「みどりのてびき」は区ホームページでもご覧いただけます◇
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