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資料1-1(PDF形式:67KB)

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資料1-1(PDF形式:67KB)
資料1-1
外国人有識者との Cool Japan に関する意見交換 結果報告
クール・ジャパン官民有識者会議委員
梅澤
高明
主旨
クール・ジャパン施策の顧客である世界の人々が、日本製品やサービスについてどのよ
うな関心・希望を持っているかを十分には把握できていないことが、クール・ジャパン官
民有識者会議の場でも指摘された。そのため、パリ、NY、香港に在住し、日本に住んだ経
験を持つ有識者3名と官民有識者会議の委員4名で下記テーマについて電話会議を行った。
1. What aspects of Japan do you think are most interesting or cool?
2. What words best fit in terms of characterizing Japan’s creative content?
3. How can Japan better promote its creative content to the world consumers?
参加者
Mr. Ivan Wang(香港):タレント事務所・ライツ事業経営
Ms. Gaëlle Dupré Legros (パリ):伝統工芸ツーリズムの企画会社運営
Mr.EDDIE VAN NARC:Eddie Van Narc Inc.のクリエイティブディレクター
有識者会議メンバー(梅澤高明氏、吉川稔氏、楠本修二郎氏、生駒芳子氏)
議論の概要
• クール・ジャパンが代表するものは香港、フランス、アメリカで異なっている。
• 香港:日本がトレンドセッター。日本コンテンツの影響。多くのテレビ番組が中国
語に翻訳されている。ただし音楽はアジア進出に出遅れ、韓国に負けた。ファッシ
ョンは人気で、メイクアップアーティストなどの技術を身につけるため日本で勉強
したい人も多い。また、東京の中に原宿、渋谷、秋葉原、巣鴨など個別の特徴を持
つエリアがあることが面白い。
o Stylish / Trendy / New / Possibility
• フランス:すでに日本が好き(興味や接点がない人をのぞけば)。伝統文化好きと
ポップカルチャー好きがいるが、それ以上に精神性や態度、ライフスタイルなど が
尊敬されていると思う。こうしたものは目に見えないし、PR しづらいが、大切。
o Diversity / Rich Content/Clean Line
• アメリカ:日本文化の認知度はまだ低いと言わざるを得ず、「癒しを得られる観光
地」「テクノロジーの先進国」といったイメージしかない。日本について分かりや
すく伝える必要がある。NY 等で店を開くのも一案。また日本のタレントがアメリカ
のテレビ番組や映画でもっと活躍すべき。彼らが日本を伝える役になる。
o Innovative/ Cutting edge/ Smart / Futuristic/ Zen
• 相手の地域や年齢などにあわせたものを発信し、届ける必要があるが、そのためにまず
日本の「ユニークな」文化を見せることで「興味をもたせる」べき。たとえば アメリ
カに日本人が R&B で乗り込んでも(宇多田ヒカル)現地が本場なのでうまくいかないが、
津軽三味線(吉田兄弟)だと話題を呼ぶ。ただ、何がユニークかを日本政府や日本人が
認識していないのではないか。日本政府も韓国のように、エンターテイメント業界など
との連携を密にする必要がある。
• 日本の認知度をあげるためにはテレビ、雑誌などのメディアだけでなく、アンバサダー
(大使)となりうる「人」の力が大きい。ファッションならイッセイミヤケ、ヨウジヤ
マモト、川久保玲が既に有名だが、今後は英語ができる若いクリエイターを海外に送り
出し、相手国の文化や市場を理解した上で日本を発信すべき。米国であれば渡辺健、富
永愛、小雪などがメディアでもっと露出してプレゼンスを高めることが有効。
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