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港区における広告事業の実施について(PDF:176KB)
港区における広告事業の実施について 港区では、磐石な財政基盤を確立し、安定した質の高い行政サービスを提供す るため、区民税収入以外の新たな収入確保策として、広告事業の導入について検 討し、以下のとおり試行実施することとします。 1 広告事業の定義 広告事業とは、自治体が保有する財産を広告媒体として活用することによ り、広告料等の収入を得る事業又は事業経費の縮減を図る事業を示します。 2 実施目的 (1)地方自治体が保有する財産の有効活用 財産本来の用途や目的を妨げない範囲で広告を掲載することにより、新 たに収入が得られるなど、財産の有効活用を図ることができます。 (2)財政負担の軽減 広告事業によって収入を得ること、又は事業経費を縮減することにより、 区の財政負担の軽減を図ります。 (3)区民への生活情報提供 区の汎用封筒や広報誌等に広告を掲載することで、区民に身近な情報を 提供することができます。 (4)職員の意識改革 広告事業の実施により、職員に対し、行政運営における経費削減の必要 性を再確認するよう促します。 3 取組の基本原則 広告掲載実施にあたり、取組の基本原則は次のとおりとします。 (1)広告媒体の適切性の確保 実施にあたっては、広告媒体本来の目的を損なうことのないよう、広告 媒体として活用することの適切性を検討したうえで実施します。 (2)広告内容の適切性の確保 広告媒体が区有財産であるという公共性を踏まえ、適切な広告主の選定 及び広告における節度ある表現により、内容の適切性を確保します。また 区民の誤解を招かないように、広告の目的や意図を明確にします。 (3)公平性・中立性の確保 広告を掲載することで、区が特定の事業者を推奨しているような誤解を招 かないよう、広告であることを記載すること等により、港区としての公平 性・中立性の確保に努めます。 4 広告掲載要綱等の策定 適切な内容の広告を掲載するため、下記のとおり要綱等を策定します。また、 社会状況の変化に応じて適宜見直します。 (1)港区窓口封筒広告掲載要綱 (2)港区窓口封筒広告掲載基準 (3)港区広告入り窓口封筒の寄付に関する取扱要領 5 審査機関の設置 広告掲載等に関する審査を行うため、港区窓口封筒広告掲載要綱に基づき、 港区広告審査会を設置します。 審査会委員の構成 外部委員(有識者 1人) 区職員 4人 6 実施について (1)試行期間 平成24年4月から平成25年3月まで (2)実施方法 広告が掲載された窓口封筒(※1)を、各総合支所区民課窓口に設置しま す。 7 検証について 試行期間中に区民等の意見を聴取し、試行実施の検証を行い、広告事業の本 格実施(刊行物への広告掲載及び命名権(※2)の導入)について決定します。 ※1 窓口封筒とは 住民票など、各種証明書をお持ち帰りいただく際に、ご希望の方が自由にお使 いいただく封筒です。 港区では、各総合支所区民課窓口に設置しております。 ※2 命名権とは 企業の社名やブランド名を施設の名称に付与する権利を言います。 区が命名権を導入することで、事業者による施設の維持管理費の一部負担等の対価 を得ることが可能となり、また施設の認知度の向上等を期待することができます。 (例:東京都「味の素スタジアム」)