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1 §12 道徳教育と教科教育 3.教科における道徳教育

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1 §12 道徳教育と教科教育 3.教科における道徳教育
1,小学校学習指導要領より
小学校学習指導要領
第3章特別の教科 道徳
2015年度 「初等道徳教育論」
林
§12
より
第3 1 各学校においては、道徳教育の全
体計画に基づき、各教科、外国語活動、総合
的な学習の時間及び特別活動との関連を考慮
しながら,道徳の年間志津計画を作成するも
のとする。
泰成
道徳教育と教科教育
内容?
小学校学習指導要領
第2章各教科 第3節
数学
より
第3 指導計画の作成と内容の取扱い
(3) 第1章総則の第1の2及び第3章道徳の
第1に示す道徳教育の目標に基づき,道徳科
などとの関連を考慮しながら,第3章特別の
教科道徳の第2に示す内容について,算数科
の特質に応じて適切な指導をすること。
第2 内容
学校の教育活動全体を通じて行う道徳教育の要である道徳
科においては、以下に示す項目について扱う。
A 主として自分自身に関すること。
[善悪の判断、自律、自由と責任]
〔第2学年及び第2学年〕
よいことと悪いことの区別をし、よいと思うことを進
んで行うこと。
〔第2学年及び第2学年〕
正しいと判断したことは、自信をもって行うこと。
〔第2学年及び第2学年〕
自由を大切にし、自律的に判断し、責任のある行動を
すること。
以下省略
3.教科における道徳教育
道徳教育=道徳授業+学校教育の全体
教科領域
特別活動
学校の中の生活場面
など
国語・・・道徳的な話を教材に使う。
「走れメロス」で、友情を学ぶ。
社会・・・民主的な原理を学ぶ=道徳教育
↓
公平、正義など
理科(生物)・・・生命尊重
1
算数・・・合理的推論の仕方を学ぶ
→道徳的な判断の際にも必要なもの
実践三段論法
お年寄りには親切にすべきである。(原理)
眼の前にお年寄りがいる。(状況)
∴席を譲るべきである。(行動)
しかし、こうしたことは、学習指導要領で求められて
いる「教科における道徳教育」ではない。
顕在的カリキュラム・・・各教科
副次的カリキュラム・・・教科における道徳的
価値の教育
潜在的カリキュラム・・・学校教育が暗黙裏に
教えている内容
【注意!】顕在的カリキュラムと潜在的カリキュラムは、
一般に知られた教育用語。副次的カリキュラムは、私が
勝手に作った用語。
4.体験活動と道徳教育
教科ではないが、「総合的な学習の時間」や
「特別活動」においても、道徳教育を行うことに
なってる。
「第1章総則の第1の2に示す道徳教育の目標に基づ
き、道徳科などとの関連を考慮しながら、第3章特
別の教科道徳の第2に示す内容について特別活動
の特質に応じて適切な指導をすること。」
小学校学習指導要領 第6章
総合的な学習の時間 より
体験活動の重視
どちらが望ましいのだろうか?
① 体験
②「道徳」
→
→
小学校学習指導要領 第5章 総合的な学習の時
間 より
第3 指導計画の作成と内容の取扱い
2
(3) 自然体験やボランティア活動などの社会
体験、ものづくり、生産活動などの体験活動、観
察・実験、見学や調査、発表や討論などの学習活
動を積極的に取り入れること。
「道徳」
体験
教師の権威と教科教育と道徳教育
認知的権威
学習指導と生徒指導
「知っている」から「従う」
では、道徳は?
管理的権威
知っているだけでは権威が機能しな
い?
2
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