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自ら、 こ 心耕し ま 学び つ 創る

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自ら、 こ 心耕し ま 学び つ 創る
平成26年度 葛飾区立小松中学校経営方針
平成26年4月1日
葛飾区立小松中学校
校 長 角
康宏
Ⅰ 教育基本理念
学習指導要領の「生きる力」の教育理念を具現化するために本校においては、次の教育目標を掲げ、
理想の生徒像を目指し、特色ある教育活動を展開する。
1 学校の教育目標
社会の要請や地域の期待を背景に東京都教育委員会・葛飾区教育委員会の教育目標や教育ビジョンをふま
え、小松中学校の教育を推進する。
学校生活のさまざまな場面で、自ら考え[思考]、判断し[判断]、責任をもって行動[表現]する生徒を育成す
るために、下記の教育目標を掲げる。
自ら、
こ 心耕し
ま 学び
つ 創る
豊かな心と健康な体を養い、社会性を身に付ける生徒
意欲をもって学び、確かな学力を身に付ける生徒
個性を開花させ、社会的に自立していける生徒
2 理想の生徒像
○
学びの探求をあきらめずに取り組む生徒 ○ 互いを認め合い貢献し合う生徒
3 特色ある教育活動
◎基礎基本を身に付け、活用・応用力を育む(少人数・TT・3大検定の推進)教科指導
◎体験活動を通したキャリア教育の推進(総合・特活・道徳)
体験的活動
◎豊かな心の育成(ボランティア・卒業制作・学校美術館・伝統文化の継承) 心の育成
◎社会性の育成(あいさつ・校内へ人材招聘・地域行事参加等)
社会性の育成
Ⅱ 教育目標を具現化するための教育活動
1 こ 心耕し 豊かな心と健康な体を養い、社会性を身に付ける生徒
(1) 道徳教育
全教育活動を通した道徳教育の充実
① 道徳的実践意欲を醸成する道徳の時間の確保と指導の工夫
② 道徳授業地区公開講座の実施
③ 「副読本」や「私たちの道徳」
、
「心見つめて」等、心に響く資料を活用 独自資料の開発
④ いじめ、人権侵害などを許さない意識の高揚 教師の人権感覚を磨く
⑤ 道徳教育推進教師を設置し、計画的に道徳教育を推進
⑥ 各学年に道徳教育担当者を決め、道徳の時間の推進を担当
⑦ 各学年の年間計画に位置付け、全教育活動の中で計画
⑧ 各教科の年間指導計画の中に道徳的価値の視点を設け、各教科で意図的に指導
⑨ 道徳の時間の指導形態の工夫、指導方法の研修
(2) 生活指導
一人一人の背景を考慮し温かさの中で生徒理解と指導を重ねる
① 校内の統一した指導方法(社会の中で許されないことは、学校でも許さない)
② 学校いじめ防止基本方針に則ったいじめの防止(教師の人権感覚を磨き、早期発見・早期対応―あ
らゆるいじめを許さない)
③ 薬物乱用防止教室 セーフティー教室(e ネットキャラバン) 不審者侵入想定避難訓練
④ 地域・保護者と生徒を守る「犯罪から子どもを守る街の取り組み」を学校として参加
⑤ PTA役員に1枚の腕章配布・来校時には自宅から腕章着用、パトロールを兼ねて街を歩く「いつ
でもどこでもパトロール運動」展開
⑥ 情報化社会の中で、正しい情報、有益な情報、被害・加害に陥らない情報の取捨選択能力・規範意
識を高めるため、計画的で有効性のある情報教育を実施 スマートフォン等携帯端末使用に関わるネ
ットトラブル防止教室(生徒、保護者、教員対象)の実施
1
ア 安全指導
① 火災・地震・河川氾濫、浸水・不審者侵入等を想定した避難訓練の実施
② 地域、保護者と生徒を守る「犯罪から子どもを守る街の取り組み」
③ 「自分の身は自分で守る」意識の浸透を図る指導(薬物乱用防止教育・IT犯罪防止教育・不審
者侵入想定避難訓練、セーフティー教室等)
イ
不登校生徒への全校体制対応・教育相談の実施
週1回の教育相談連絡会を核とした不登校生徒への対応・予防的な取り組みを全校体制で組織的に
行い、多様な生徒の課題にきめ細かに対応し、指導する。
ウ
特別支援教育の推進
スクールカウンセラーも含め教育相談連絡会を定期的に開き、支援の必要な生徒について対策を協
議する。プログラムの立ち上げ・保護者との連携・チームの結成・関係機関との連携・ボランティア
の導入等、組織的に取り組む。
エ
性教育・薬物乱用防止・健康教育の指導
「自分の身は自分で守る」ことに通じる教育を推進する。だめなことにはノーと言える能力と意志
をもつことが、これからの社会に生きる生徒にはより一層求められている。年間計画に位置付けて、
生徒の健全育成にあたる。
オ 食育指導
① 給食指導や保健指導、体育の授業や家庭科等関係する教科を通して、基本的な生活習慣や食生活
の改善に意識を持たせる指導を年間計画に位置づけ、指導する。
② 栄養士、給食調理師による食育指導や保護者への給食試食会を開催する。保護者に対して「早寝・
早起き・朝ご飯」
「個食・孤食の防止」等への呼びかけを行い、協力を得る。
(3) 豊かな心の育成
自尊感情・自己肯定感の醸成
① 自分の力の確認
各種検定 ・各団体からの応募への参加(ポスター・作文・標語等)
② 教科ごとに生徒作品の校内常設展示、卒業制作の展示=学校美術館
③ 受賞した賞状の校内展示
様々な人とのふれあい
コミュニケーション力の育成機会
④ あいさつの励行=一万人あいさつ運動 PartⅡ・地域、保護者との連携
⑤ 地域行事への参加、地域人材の導入(教科指導・特別活動・部活動・別室登校・面接練習等)
⑥ ボランティア介護体験
⑦ 予防的カウンセリングの実施 カウンセラーによる第 1 学年生徒の全員面接を実施 家庭訪問(必
要に応じて夏季休業中実施) 三者面談
(4) 特別活動
望ましい集団生活や体験的な活動を推進・コミュニケーション能力の育成
① 学級活動 望ましい人間関係を形成し、集団の一員としてよりよい生活づくりに参画させる。
② 生徒会活動 集団や社会の一員として協力して諸問題を解決しようとする自主的、実践的な態度を
育てる。
③ 学校行事 儀式的、体育的、文化的行事、宿泊行事の実践を通して、集団への所属感や連帯感を深
め、公共の精神を養い、学校生活の充実と発展に資する。
(5) 体力の向上 体幹を鍛える実践プログラムの継続と「多彩な運動部活動の活性化
① 「体幹を鍛える」実践プログラムを継続して実施し、生徒の体力向上、良い姿勢の向上を図
る。
② サッカー 柔道 ソフトテニス バスケット バレー バドミントン ハンドボール部を設
置し、日常の活動を通して体力の向上を図る。
③ 地域人材を各部活動の指導員、コーチとして活用 (各部活動の専門性の向上を図る。)
④ 生徒を新小岩ロードレースに 100 人規模で積極的に参加(地域のスポーツ行事等を通して体
力の向上を図る。
)
2
2 ま 学び 意欲をもって学び、確かな学力を身につける生徒
(1) 教科指導
① 数学の少人数制授業を活かす
・学習支援講師の活用 ・学生ボランティア TTとして活用
・学習ボランティア
放課後の補充教室(水曜チャレンジ教室開設)
・定期考査前の補充
学年単位で数学に対応
・長期休業中の補充 日常の教育活動を補充
② 授業内容の充実
・教科の基礎・基本の修得と得た知識を活用できる授業の工夫
・授業研究によって切磋琢磨する
・特別支援教育の推進(関係機関との連携や学生ボランティアの活用による支援)
・補充指導を学年全員で取り組む 考査前の学年で取り組む補充教室や水曜チャレンジ教室により、
数学計算問題の基礎・基本の定着
③ 学習支援講師の活用
・学生ボランティアの活用 ・支援を必要とする生徒の教室内での支援活動
・水曜日(チャレンジ教室)別室登校生徒への学習支援
④ 学力伸び伸びプランの実施
英検、漢検、数検を受検を推進し、受験対策講座を各検定20回ずつ計画的に実施
電子辞書を40台導入し、言語活動の充実を図る
家庭学習ノートを配布し、家庭学習の定着を図る
(2) 総合的な学習の時間
コミュニティー・コミュニケーション・小松=コムタイム
① 1年生 地域調べ 福祉体験
地域の人々にインタビュー(地域を知る)地域文化を発見し継承する。
福祉講話を実施し、車椅子、点字、高齢者疑似体験、手話等体験学習する。
② 2年生 職場体験
地域の人々から、働く事への誇りや夢を学び、自己の夢を膨らませる。
③ 3年生 地域ボランティア
学びを深め・広げる 地域の方々へ学びを還元する。
④ 宿泊行事
宿泊学習でさまざまな地域を調べ地域ごとの特色を学び比較する=日本を知る
第1学年は、千葉県柏市 手賀の丘少年自然の家にて、ふれあい宿泊学習を実施する。(4月)
第2学年は、長野県菅平にて、移動教室を実施する。(9月)
第3学年は、関西方面(京都、奈良、飛鳥)にて、修学旅行を実施する。
(5月)
⑤ 下級生へ伝達する「総合的な学習の時間」の取り組み内容
1年生の学習発表会を小松南小学校に公開する。見学形態を工夫する。
2年生の学習発表会を1年生が参観し、次年度への目標を設定させる。
3年生の学習発表会を2年生が参観し、次年度への目標を設定させる。
⑥ 3年間で一回は体験する介護ボランティア
奥戸くつろぎの郷・ケア新小岩・ライフコミューン新小岩の介護体験の実施
卒業するまでに一度は(福祉)介護ボランティアを体験させる。そのために体験のまとめ・体験で
学んだことの発表を計画的にコムタイムに設定し、総合的な学習の時間の充実を図っていく。
(3)
日本語指導での教員加配
日本についての予備知識がなく、周囲とのコミュニケーションがとれない外国人の生徒に対して、
日本語指導での教員加配によって、通訳との連携を確実に行い、効果的な学習指導や生活指導等を
行う。
(4) 不登校生徒対応での教員加配
不登校生徒へのきめ細やかな指導の継続と、個に応じた適切な指導体制を維持し、不登校対応での
教員加配によって、担任、家庭、家庭支援センター等関係諸機関、医療等との連携を密にする。
3
3 つ 創る 個性を開花させ、社会に自立していける生徒
(1) 進路指導
キャリア教育の視点を踏まえた進路指導
① ちょっと先の自分の想像(20歳、25歳くらいまでの自分)を考え、今をチャレンジさせる。
② 職場体験は連続5日を、総合的な学習の時間と連携して取り組み、働くことの意義・自己実現
の一つとしての職業・働くことを通しての社会貢献などを考えさせる。
(2) 家庭・地域の連携
① 「一万人あいさつ運動 PartⅡ」の 継続
青少年育成新小岩地区委員会、新小岩第一自治会、PTA校外部と各家庭
② PTA・父親委員会、同窓会との連携
③ 関係機関との連携
学校評議員、学校関係者評価委員、青少年育成新小岩地区委員会、新小岩南まちづくり協議会、自
治町会、葛飾警察署、江戸川少年センター、本田消防署、保健所、新小岩児童館、足立児童相談所、
奥戸くつろぎの郷・ケア新小岩・ライフコミューン新小岩等
(3) 教育環境
学習の場、生活の場としての学校環境
① 西側トイレ一系統(1階~4階)全面改修工事
② 少人数制授業を促進するための教室環境
③ 生徒の顔、姿の見える学校―学校美術館
④ 卒業後も誇れる学校づくり(卒業制作等の常設展示)
・生徒自らがかかわる環境づくり
・階段ギャラリーの活用
(4) 学校を開く
① 学校公開の日常化
② 地域人材の活用(各教科・総合的な学習の時間・道徳の時間・特別活動・部活動・不登校支援・図
書館運営・特別支援等)
③ 学校評議員 石井なが子様・高田伸一様・菊池順子様・緑川みどり様 南克巳様
(5)
①
②
③
校務分掌
主任を中心に分掌内での情報交換を密に
各学年の情報を分掌内で共有
分掌での計画立案は、主任を通して企画委員会に提出
(6)
校内研修
研究主題を設定し、年間実施計画に基づき計画的に実施する。
① 言語活動の充実を図った学習指導の研究を推進し、授業力を向上させる。
② 自尊感情や自己肯定感を高める研究の推進
③ 人権教育の推進
(7) 教育公務員としての自覚
① 勤務時間・体罰・わいせつ・交通手段・私費会計等での疑惑や不正を抱かれない行動
② 清掃・整理整頓・時間・挨拶・人権を尊重する言動等、生徒に手本となる行動
③ 校内研修の充実
(8) 予算執行
教育活動を促進するための予算執行
① 疑いのもたれない会計処理
② 教育内容充実のための予算の適正配置と執行
③ 教育備品の適切な購入
④ 消耗品類の無駄を省く
⑤ 施設の保全・管理
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