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情報技術による 企業革新セミナー(第2回)
FORUM & SEMINAR 情報技術による 企業革新セミナー(第2回) 主催:システムコンサルティング部 1999 年 3 月 3 ∼ 5 日(東京) 経営のグローバル化が求められるなかで、日本企 業は経営の方向転換を目指している。そのなかで情 して、顧客接点の再編成と営業プロセスの再設計を 行うことが欠かせない。 報技術による企業革新が注目されている。今や、情 次の「大規模データウェアハウスの落とし穴と構 報技術が事業を生み出し、事業を変える時代が到来 築上のポイント」では、近年注目を集めるマーケテ している。 ィング手法であるワン・トゥ・ワン・マーケティン このような観点から、NRI のコンサルティング事 例を踏まえて、「情報技術による企業革新セミナー」 グに向けたシステム技術面の課題を取り上げた。 ワン・トゥ・ワン・マーケティングの実現には、 を CIO(最高情報責任者)、経営企画担当者、情報 大規模なデータウェアハウスが不可欠だが、機能や性 システムのマネジメント担当者を対象として、1999 能の不備から期待どおりの成果が得られない企業が 年 2 月から継続的に開催している。2 回目となる本 少なくない。データウェアハウスの構築を成功に導く セミナーでは、情報技術による営業革新に焦点を当 ためのポイントを実践的な視点で提案した。 て、以下の 3つの講演を行った。 最後の「動かないオープンシステムへの自己防衛 最初に、「情報技術による営業革新の実践論」で 策」では、オープンシステムをいかに成功裏に構築 は、情報技術による効率的な営業革新、マーケティ するかを明らかにした。オープンシステム環境で基 ング革新について提案した。 幹業務システムのような高性能、高信頼性が必要な 現在脚光を浴びている情報ツールである① SFA システムを構築する場合には、失敗例が多い。いか (営業活動支援に特化したグループウェア)、② CTI にオープンシステム環境に適した大規模システムを (コールセンターなどの効率化を目指しコンピュー 設計すべきかを、オープンシステムが期待どおり動 タと電話を統合する仕組み)、③データウェアハウ かない場合の防衛策について、具体的に提言した。 ス(顧客情報などのデータを記録・分析する仕組み) ――を活用した革新事例についても考察した。 重要なのは、これらのツールを個別に導入するだ けでは効果が限られることである。システム全体と 74 知的資産創造/ 1999 年 4 月号 本セミナーについてのお問い合わせは下記へ システムコンサルティング部 淀川高喜 電話(03)5203−0461 電子メール [email protected]