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映画の画面
vol. System Report 61 プラズマディスプレイ ティ・ジョイ出雲 様 ●所 在 地 / 島根県 出雲市 ●納 入 年 / 2008年6月 ●納入会社 / パナソニックシステムソリューションズ ジャパン株式会社 発行:2008-6 映画館の環境にふさわしい大画面・ハイクオリティ映像を実現するプラズマディスプレイが、 最新テクノロジーを駆使したデジタルシネマコンプレックスで活躍。 導入の経緯 ●シネマコンプレックスでの映画予告編放映に プラズマディスプレイを活用。 新しい映画興行のシステムづくりを目指して設立された株式 会社ティ・ジョイ様は、東映グループの一員として、デジタル シネマコンプレックスを全国各地で企画・運営されています。 2008年6月には山陰地区最大級となるシネマコンプレックス 「ティ・ジョイ出雲」様を同社13番目の拠点として島根県出雲 市にオープンされ、 ロビーでのサイネージ用のディスプレイに 103V型プラズマディスプレイを採用いただきました。 ● 映画館ゆえに大画面・高画質にこだわり、 お客様に最上の映像を提供。 これまでティ・ジョイ様では、公開予定作品の予告編をロビー に設置したプロジェクター+大型スクリーンで放映していました。 しかし、昨今著しく大型化・高画質化している家庭用テレビで 比べても、 プロジェクターによるスクリーン投射は、 ¡ロビーの照明を極端に暗くできないため、映像の輝度が不 足してしまい、鮮明な映像を提供できない。 ¡年中無休で長時間使用するため、頻繁なランプ交換が必 要となり、相当なランニングコスト高となる。 といった課題点が挙げられていました。 この課題点を解決すべく、65V型LCDを導入した他店舗も ありますが、映画予告編の放映を行うと、 ¡コントラスト不足のため、映像にメリハリ、鮮明感がない ¡暗いシーンに黒ツブレが発生し、 ディテールが再現できない といった、画質に大きな不満点が出ました。 そこでティ・ジョイ出雲様の新規オープンを契機に、映画館ら しい、魅力的な映像をお客様に提供するためのサイネージ用 ディスプレイを検討され、 ¡100インチ超の画面サイズ ▲自発光デバイスのプラズマディスプレイを採用することで、明るい吹抜け空間のロビーでも、 メ リハリのある映像をお客様に提供することができる。 (画面はハメコミ合成のイメージ写真です) 大画面を用いることで、映画館らしい迫力を前面に打ち出す。 ¡HDに対応し、高い映像クオリティを有していること 特に映画の暗いシーンにおいては、暗所を黒ツブレすることなく再 生できる描写力が必要。また今後を見据えると、HD対応は必須。 といった条件を満たす103V型フルハイビジョンプラズマディ スプレイに高い評価をいただき、実機でのデモを経て今回の 導入となりました。 ▲サイネージ用の103V型ディスプレイのほかに、 自動券売機の上部に65V型プラズマディスプ レイを採用。上映スケジュールや空席状況などをお客様に掲示。 ■ティ・ジョイ出雲様のプロフィール ●所在地 島根県出雲市大塚町650-1 ゆめタウン出雲 東館3F ●URL http://www.t-joy.net 健康公園 出雲ドーム 広域農 第三中 278 道 最先端の機器を導入した 文化発信の拠点を全国で運営。 161 ティ・ジョイ出雲 276 県立中央病院 一 畑 電 車 北 松 江 線 9 出雲バイパス 159 今市小 出雲市役所 9 至 江南 第二中 27 出雲市 277 大 至 津 宍道 町 出雲科学館 パークタウン前 山陰本線 ティ・ジョイ様が全国で運営するシネマ コンプレックスでは、導入された先進の デジタル機器により、映画上映に限らず、 ¡コンサートやスポーツイベントのパブリッ クビューイング ¡演劇の放映 など も可能にしています。そのため、 イベント 会場から離れた地域にも多彩なエンター テイメントを提供することができ、各地域 における文化発信の中心地といった面 も持っています。 また¡デジタルシネマシステムにより映 画フィルムを削減する ¡劇場での飲 食にはリユース可能な食器を用いるといっ 環境に配慮されたシネマコンプレッ ▲ティ・ジョイ出雲様にはステージ付きの劇場もあり、映画やパブリックビューイン た、 グ以外にも各種イベントが行える。 (写真はオープニングセレモニー時の様子) クスにもなっています。 System Report プラズマディスプレイ システムレポート vol.61 T・ジョイ出雲 様 島根県 出雲市 2008年6月 納入 システムの紹介 ●ディスプレイの性能を最大限に活かす HD映像配信システムを導入。 ディスプレイは据置きスタンドにセットされ、箱状の台座に 設置されています。ティ・ジョイ様で従来使用されていた SD映像のコンテンツをプラズマディスプレイで放映したと ころ、解像度不足が目に付きました。そのため、 シネマコン プレックスにふさわしい高画質を提供すべく、映像配信シ ステムはHD映像に対応し、 さらに今後のディスプレイ増設 なども可能な、拡張性の高いシステムを導入しています。 コンテンツは、別のフロアにあるサーバ室よりネットワーク 回線を介してディスプレイまで配信されます。また映画の 予告編放映には迫力ある音声も欠かせないため、ディス プレイ下部にスピーカー(L・R) をセットされているほか、 台座の内部には、 サブウーハー、AVアンプとともに、配信 システム用STBが組み込まれています。 ▲音声再生用としてスピーカー(L・R) をディスプレイ下部にセット。また下の 白い台座には、 STB、 AVアンプ、 サブウー ハーが収納されている。 (画面はハメ コミ合成のイメージ写真です) ティ・ジョイ出雲様はショッピングモール内にあるため、 ロビー が明るく照明されています。そこで、照明が画面に映り込 みコンテンツが見えにくくなる現象を抑制する「映り込み 軽減モデル」のディスプレイを導入いただいています。 ロビーに設置されている 自動券売機の上部には、 65V型プラズマディスプ レイが設置されており、上 映スケジュールや残席数 が表示されます。 大型ディスプレイを使用 することで視認性が高まり、 高齢のお客様にも文字 が読みやすい環境を提供 されています。 ▲台上に設置することで画面中心点が高くなり、お客様が見や すくなる。 (画面はハメコミ合成のイメージ写真です) 導入を終えて ▲転倒防止のため、壁面から ワイヤーをつないでいる。 ● 映画館にふさわしい「大画面・高画質」映像を全国に展開。 導入されたディスプレイが想像を超えるハイクオリティ映像だったため、驚きと 感動の第一印象となりました。 「特に暗所の描写力やメリハリのある映像は、 まるで映画館のスクリーンで見るような迫力映像で、 とりわけスペクタクル映画 との相性の良さを感じます。この迫力の大画面、繊細な映像再生能力は、 お客 様に映画館まで足を運んでいただく価値がある映像です。」 と自負されています。 今回、取材にご協力いただきました 株式会社ティ・ジョイ 企画開発部 課長 井川 洋一 様 「一度この映像を見てしまうと、 プロジェクターでの投射に戻すことは難しい」と、 ティ・ジョイ様では新規店舗を中心として、今後もプラズマディスプレイによる サイネージシステムの導入を進めていくと同時に、ディスプレイ性能を最大限 に活かすため、 コンテンツのHD化を一層推進されています。 松下電器産業株式会社 パナソニックAVCネットワークス社 映像・ディスプレイデバイス事業グループ 〒571-8504 大阪府門真市松生町1番15号 電話:06-6905-5441