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【日的】ヒアルロン酸ナトリウム点眼液中のヒアルロン酸の定量試験は, 周方

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【日的】ヒアルロン酸ナトリウム点眼液中のヒアルロン酸の定量試験は, 周方
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ポス トカ ラム誘導体化法 を用 い る HPLC/蛍光検 出法 による ヒアル ロン酸 ナ トリウ
ム点眼液 の簡便定量
○ 鈴木 恵 1,太田 知洋 1,小 島 久毅 1(l日本点眼薬研 )
【目的】
ヒアルロン酸ナトリウム点眼液 中のヒアルロン酸の定量試験は,局方 「
精製ヒア
ルロン酸ナトリウム」の定量法,カルバゾール ー
硫酸法を採用することが一般 的である.こ
の方法は高分子および低分子ヒアルロン酸の含量を酵素 HPLC法に比べて,再現性 良
く評価できることが知られている.しかしながら,カルバゾール ー
硫酸法は操作が煩雑で,
危険な濃硫酸を使用する必要がある.今回,フローインジェクション分析法および HPLC
法により,ヒアルロン酸の簡便定量法の検討を行った.
Uv 吸収がないヒアルロン酸を検 出するため,ポストカラム誘導体化法を
【
方法 ・
結果 】
用いた.ヒアルロン酸は非還元糖であるため,還元糖 (
アルデヒド基)に対する誘 導体化
法は使用できない.そこで,誘導体化試薬としてシスジオール構造 由来の酸化反応 と発
色反応 が同時に起こる,過ヨウ素酸ナトリウムー
タウリン混合液 を用いた.その結果 ,ヒア
ルロン酸の簡便な定量法を確立した.
【
考察 】
本誘導体化法はシスジオール構造を含 む化合物 に対する選択的な酸化反応
および発色反応を利用して,ヒアルロン酸を選択的に定量する方法である.しかしながら,
試験法を高感度化すると水 中にごく微量存在するエンドトキシンがバックグラウンドとして
検 出されるため,必要以上の高感度化 は避 ける必要があった.
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