「古典（古文・漢文 」 ）

「古典（古文・漢文）」
１
単
位
数
２
学科・学年・学級
全日制普通科
単
第２学年
位
Ａ～Ｈ
組
学習の到達目標等
学 習 の 到 達 目 標
使用教科書・副教材等
１
２
古典としての古文と漢文を読み味わう能力を養います。
古文と漢文とをバランスよく学び、古典に親しむことによって、ものの見方や感じ方や
考え方を広く深いものとし、人生を豊かで確かなものにする力を養います。
【教科書 】「新精選古典 」（明治書院）
【副教材】新国語総合ガイド（京都書房）・古典文法（第一学習社）
新明説漢文（尚文出版） 等
２ 学習計画及び評価方法等
（１）学習計画等
学
学
習
内
容
月
学
習
の
ね
ら
い
期
１
２
オリエンテーション
４
古文：説話
『十訓抄 』『古今著聞集』
『今昔物語集』
３ 漢文：故事・逸話
「推敲 」
「杞憂」
「 臥薪嘗胆」 ５
第
４
１
学
期
古文：随筆
『 方丈記 』
「ゆく河の流れ」他
５ 古文：日記 『更級日記 』 ６
「門出」
「源氏物語を読む」
６ 古文：歌謡
『梁塵秘抄』『閑吟集』
７ 漢文：詩
７
「桃夭 」「飲酒」「客中行」
「登岳陽楼」
・１年間の学習計画について理解します。
・文章の内容を構成や展開に即して的確に捉え、
登場人物の行動や心情を読み味わいます。
・説話作品についての知識を整理します。
・故事や逸話にこめられた古代中国人のものの見
方、考え方を味わいます。
・登場人物の生きた時代背景を考えます。
備考（学習活動 の特
記事項、他教科 ・総
合的な学習の時間・
特別活動等との 関連
など）
考
査
範
囲
＊補助教材（プ リン
ト）の使用もあり
ます。
中
間
考
査
・随筆を読んで、自然・人間・社会などに対する ＊補助教材（プリン
作者の思想や感情を読み取り、文化や感性の伝
ト）の使用もあり
統についての理解を深めます。
ます。
・助動詞の用法を理解しつつ、日記文学のおもし
ろさを味わいます。受領階級の娘であった作者
についても理解を深めます。
・歌謡をとおし 、当時の人々の心情を理解します 。
・古来より有名な漢詩について、表現上の特色を
ふまえながら内容理解をはかります。
期
末
考
査
【課題・提出物等】
１授業の中で使用するプリントや小テストの復習プリントなど。
２ノートなど。
３春季休業中の課題。
【第１学期の評価方法】
１対象：中間考査と期末考査の成績、授業中に実施した確認テストの結果、課題・提出物の内容、学習態度など。
２評価配分：学期全体の評価で、最大の評価対象は中間考査と期末考査の成績です。
その他の評価対象（確認テスト、課題・提出物、学習態度等）と総合して評価配分を決めます。
ただし、定期考査の難易度や評価対象の実施回数によって評価配分は変動することがあります。
８
古文：随筆
『 徒然草 』 ９
「折節の移り変はるこそ」
「世に語り伝ふること」他
・随筆を読んで 、作者の観察眼の鋭さを読み取り 、 ＊補助教材（プリン
そこから作者の思想がどのようなものであるの
ト）の使用もあり
か考えます。
ます。
漢文：史伝
「鴻門の会」
「四面楚歌」
・登場人物の行動や心情を読み味わい、作者の人
間に対する観察眼と洞察力について考えます。
中
間
９
第
『史記』
10
考
査
２
10
学
期
古文：物語 『源氏物語 』 11
「光源氏誕生」
「小柴垣のもと」
古文：随筆 『枕草子』
「二月つごもりごろに」
12 漢文：文
「漁父辞 」「捕蛇者説」
11
12
・文学史上に卓越した存在である『源氏物語』に
ふれ、作品に親しむ態度を養います。
・各場面の内容を的確に把握し、登場人物の心情
を理解します。
・『 源氏物語』と同時期の作品を比較します。
・作者の世の中に対する働きかけについて理解を
深めます。
【課題・提出物等】
１授業の中で使用するプリントや小テストの復習プリントなど。
２ノートなど。
３夏季休業中の課題。
-1-
＊補助教材（プリン
ト）の使用もあり
ます。
期
末
考
査
【第２学期の評価方法】
１対象：中間考査と期末考査の成績、授業中に実施した確認テストの結果、課題・提出物の内容、学習態度など。
２評価配分：学期全体の評価で、最大の評価対象は中間考査と期末考査の成績です。
その他の評価対象（確認テスト、課題・提出物、学習態度等）と総合して評価配分を決めます。
ただし、定期考査の難易度や評価対象の実施回数によって評価配分は変動することがあります。
古文：歴史物語 『大鏡 』 １
「花山天皇の退位」
「南院の競射」
14 古文：俳諧・俳論
２
松尾芭蕉 与謝蕪村
小林一茶 『去来抄』
15 漢文：寓話
３
「率獣而食人 」「夢為蝴蝶」
「曳尾於塗中 」「不死之薬」
13
第
３
・歴史物語への内容理解を深め、登場人物の行動
や心情を読み味わいます。
・文体や敬語表現についても整理します。
・近世の代表的な俳人の作品を読み味わいます。
・俳論を読み、作者の思想を読みとります。
＊補助教材（プリン
ト）の使用もあり
ます。
学
年
末
・短篇中に含まれている人生の深い智恵について
考えます。
考
査
【課題・提出物等】
１授業の中で使用するプリントや小テストの復習プリントなど。
２ノートなど。
３冬季休業中の課題。
学
期
【第３学期の評価方法】
１対象：学年末考査の成績、授業中に実施した確認テストの結果、課題・提出物の内容、学習態度など。
２評価配分：学期全体の評価で、最大の評価対象は学年末考査の成績です。
その他の評価対象（確認テスト、課題・提出物、学習態度等）と総合して評価配分を決めます。
ただし、定期考査の難易度や評価対象の実施回数によって評価配分は変動することがあります。
【年間の学習状況の評価方法】
１学期成績、２学期成績および３学期の成績を総合し、年間の学習成績とします。
確かな学力を身に付け
るためのアドバイス
・毎時間の授業に対する予習・復習は必ず行ってください。
・定期考査にむけての計画的な学習はもちろん、定期考査において身についていない知識の定
着については積極的に復習を行ってください。
・読解力・国語力を養うためにも朝の１０分間読書などで読書習慣を身に付け、できる限り多
くの文章に触れるようにしましょう。
授業を受けるに当たっ
て守ってほしい事項
・授業担当者からの指示や説明などをよく聞いて 、積極的に授業に参加するようにしましょう 。
・授業には毎時間、国語総合ガイドなどの副教材や辞書（古語、漢和）を用意してください。
・評価については様々な観点から行いますので、毎時間の授業を大切にしてください。
（２）
評価の観点、内容及び評価方法
評価の観点及び内容
価
方
法
関心・意欲・態度
・授業や課題に対し積極的に取り組むことができたか。
・目的や課題に応じて様々な情報を収集し活用して、進ん
で表現することができたか。
・学習活動への参加の姿勢や態度
・課題プリントや提出物、ノート
話す・聞く能力
・作品を読んで、人物の生き方やその表現の仕方などにつ
いて自分の意見を話すことができたか。
・相手の話を聞き取って、論理の展開や要旨を的確にとら
えることができたか。
・学習活動への参加の姿勢や態度
・課題プリントや提出物
書
く
能
力
・作品を読んで、書き手の考えやその展開の仕方などにつ
いて意見を書くことができたか。
・学習活動への参加の姿勢や態度
・課題プリントや提出物、ノート
・定期考査
読
む
能
力
・積極的に作品に親しもうとする姿勢があるか。
・作品の理解を深め、登場人物の性格・置かれた状況・心
情・展開を正しく読み取っているか。
・学習活動への参加の姿勢や態度
・定期考査
・ノート
知 識 ・ 理 解
３
評
・全文を正しく音読できたか。
・学習活動への参加の姿勢や態度
・文法、語句の意味、用法を的確に理解し語彙を豊かにす ・課題プリントや提出物、ノート
るとともに 、修辞などの表現上の特色をとらえているか。 ・定期考査
・日本及び中国の古典の時代背景や文化、習慣を正確に理
解しているか。
・作品の文学史上の基本的な知識をもっているか。
担当者からのメッセージ
「国語総合」で学習した内容の進化、発展をはかり 、「現代文」などとの関連性を保ちながら、日本語の豊かな言語
文化に触れることをとおし、古典の様々な分野について自分の考えを深めたり発展させたりすることを目標としていま
す。自分の考えを深め、古文や漢文の言語感覚を磨くためには「読書」が必要不可欠です。授業で扱う文章以外の様々
な文章を「読む習慣」をつけることにより、「読む能力」は高まります。本を「読む能力」をさらに高めましょう。
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