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平成27年度 部局行動宣言 達成状況報告書
平成27年度 部局行動宣言 達成状況報告書(消防局長 奈良 浩二) ■取組項目 取組項目 1 達成状況の説明 担当課 《成果》 消防職員として目指すべき職員像やキャ 【人づくり】 リア像に加え、備えなければならない知 識・技術・能力などを示した「大分市消防 来年度からの人事評価制度の実施を見据 局人材育成基本ビジョン2016」を策定 え、 「大分市人材育成基本方針」をベースに、 しました。 消防職員に求められる職員像、意識・意欲、 消防局全課 (3月末見込み) 能力、キャリア像などを示した、 「大分市消 防局人材育成基本計画(仮称) 」を策定しま 《今後の課題》 す。 今後は、全職員に「大分市消防局人材育 成基本ビジョン2016」の内容を周知し、 人材育成に関する取り組みの構築及び着実 な人材育成の推進を図る必要があります。 【消防団の活性化】 《成果》 ○広報活動として、市報やラジオ等を活用 ○新たな消防団員の確保のため、広報活動 し、消防団活動を知ってもらうことによる を中心に加入促進を図ります。具体的には、 入団の促進を図りました。 メディア・広報誌への掲載やリーフレット また、自治委員連絡協議会へ団員の加入 の配布、他団体への働きかけを実施し、普 促進の働きかけを行いました。 及啓発を行います。 こういった取り組みから、今年度中に7 6人の団員が新たに入団しています。 2 ○消防局と消防団の連携強化のため、消防 団が実施する訓練や定例会に消防局が積極 的に参加し、意見の集約や信頼関係の構築 を図ります。具体的には、水防訓練、夏季 訓練、消防出初式、幹部会議・定例会等を 通じて、意見交換や技術支援などを行いま す。 ○消防団・消防局幹部会議を年2回(4月 総務課 及び11月)及び消防団幹部定例会議を月 1回開催し、意見交換を行いました。また、 技術支援として水防訓練や夏季訓練の際 各消防署 に、各消防署と消防団が連携した訓練やポ ンプ操法の指導などを通じて、連携強化を 図りました。 《今後の課題》 ○将来の消防団員の確保及び地域防災を担 う人材の育成を図るため、平成28年度か ら「大分市かた昼消防団育成事業」に取り 組むとともに、団員がやりがいと誇りを持 てる魅力ある消防団づくりに取り組む必要 があります。 1 取組項目 【火災予防】 3 4 ○市民生活における「安心・安全」の確保 につながる住宅防火対策として、住宅用火 災警報器の設置促進・維持管理を消防訓練 指導及び自主防災訓練時等において啓発活 動を実施します。また、定期的に集客力の ある大規模小売店に赴き、維持管理にかか るチラシの配布と相談対応を行います。 担当課 《成果》 ○広報媒体の活用や大規模店舗での啓発活 動をはじめ、自主防災訓練や救急講習など、 あらゆる機会を通じて住宅用火災警報器の 設置及び維持管理の必要性について普及啓 発を図りました。 予防課 ○幼少期からの防火意識の醸成として、8 月に「親子ふれあい消防パーク」 、11月に 「防火パレード」 、 「防火書写書道展」を開 各消防署 催し、多くの参加者に対して、防火に対す る意識の醸成を図りました。 ○幼少期から、防火に対する意識を身近な ものと感じてもらうために、様々な啓発活 動を展開します。具体的には、 「防火パレー 《今後の課題》 ド」 「防火書写書道展」 「親子ふれあい消防 ○今後も継続して、火災予防に関する普及 パーク」などの防火イベントを開催します。 啓発活動を実施していく必要があります。 《成果》 ○消防活動の効果的な取り組みとして、ま ず、各隊員が自分の役割を確実に把握する ことで現場到着時にそれぞれの役割に応じ た迅速な活動が展開できました。 現場到着時間の短縮として、出動経路を 【消防活動】 瞬時に判断するために、電子地図(ストリ ートビュー)や他署が出動した出動指令書 ○出動指令から放水開始時間の短縮を図る により、図上訓練を行うことで出動経路の ため、各消防署において、必要な取り組み イメージが共有できました。 を実施します。具体的には、効果的な消防 迅速な放水技術や連携活動の強化につい 各消防署 戦術や出動経路の調査・研究、迅速な放水 ては、実戦型訓練として民間施設を借用し 技術の習得、消防隊同士での連携活動の強 た実火災想定訓練や署所間での連携訓練を 化を図ります。 ブラインド型で実施することで、より実戦 を想定した訓練ができ、活動の強化が図れ ました。 【救急】 5 達成状況の説明 ○現場活動に必要な高度な知識や技術を習 得するため、救命救急センターに一定の時 間、救急車と救急隊員を派遣する「救急ワ ークステーション(派遣型) 」の運用を開始 し、その効果や課題を検証します。 《今後の課題》 ○消防活動の基礎的技術の向上に加え、複 雑多様化する災害を想定した災害事例の研 究や実戦的な訓練を実施し、更なる消防活 動技術の向上を図る必要があります。 《成果》 ○平成28年3月29日に、大分県立病院、 大分市医師会立アルメイダ病院と協定を結 び、救急車と救急隊員を派遣する「救急ワ ークステーション」の運用を平成28年4 月から開始し、高度な救急体制の構築を図 警防課 ります。 《今後の課題》 ○「救急ワークステーション」運用開始後の 課題に対応するため、実習や出場体制につい てのPDCAを着実に実行し、救急隊員の技 術や知識の向上を図る必要があります。 2