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分割版2(PDF:1492KB)
木落牧野組合 ・面 積 採草放牧兼用122ha,野草地等615ha ・利用料金 4~12月 1万7千円/ 年 ・馴致牛については 100円/日 部会の新たな取組 新たな取り決め事項策定 ・家畜共済への加入義務 ・3日おきの当番制馴致 ・除角、削蹄 ・鑑定済み妊娠牛 など - 35 - 追い込み枠設置 放牧状況 - 36 - 定期的な衛生対策 定期的な衛生対策2 - 37 - 馴致状況 放牧未経験牛事故の低減 ~衛生プログラム 1 入牧前 2 入牧時 3 入牧中 4 退牧時 5 退牧中 平地での放牧馴致、健康検査 牧野の点検(牧柵、水等) 集団で放牧、濃厚飼料給与 衛生検査、殺ダニ剤の塗布 殺ダニ剤の塗布 高TDN飼料給与(増飼い) - 38 - 馴致不足の牛は・・・ - 39 - そして現在の目標 放牧ど素人集団を卒業 駆け出し集団へ 10年が経過 野草利用による飼料費の低コスト化 牛舎コストをかけない増頭 180 160 140 120 100 80 60 40 20 0 部会の木落牧野における 広域放牧頭数の推移 口 蹄 疫 H17 H18 H19 H20 H21 H22 H23 H24 H25 注)H17は黒川牧野 - 40 - 今後の課題 1 広域放牧関連 1 放牧取組理由の明確化 コスト低減 放牧ファンを増やす 繁殖牛の長寿命化 2 更なる受入牧野との連携強化 3 経営拡大 4 互助制度 今後の課題 2 広域放牧関連 1 放牧取組理由の明確化 2 更なる受入牧野との連携強化 長期賃貸契約締結等 3 経営拡大 夏山冬里ではなく周年放牧 互助制度 クリア 4 世界農業遺産に登録された阿蘇草原の保護にも寄与 - 41 - 今後の課題 3 JA菊池として 実践農家の規模拡大 肥育素牛確保 繁殖農家経営安定 農協販売事業につなげる!! ご静聴ありがとうございました - 42 - 以下 配布用参考資料 放牧馴致の重要性と効果 放牧馴致の方法 入牧時の注意点 入牧1ヶ月後の体重減少(図) ピロ病の発症率(未経験牛)(図) 放牧未経験牛の放牧 衛生検査1 衛生検査2 衛生検査3 退牧時の注意点 異常牛退牧中の注意点 放牧馴致の重要性と効果 (1)飼養環境の変化の緩和 屋内 → 屋外 (2)急激な飼料変化の緩和 青草への馴致、第一胃内微生物の馴致 (3)群飼いストレスの緩和 群行動への馴致 - 43 - 放牧馴致の方法 4週間前 削蹄、除角 濃厚飼料を減らし、乾草飼料主体へ 昼は屋外、夜は屋内 2週間前 青草の給与 昼夜パドック飼養 2週間前 群単位での飼養、集団放牧への適応 必要なワクチン接種を終了 1週間前 青草のみの給与 入牧時の注意点 パドック等がある場合 全頭測尺して推定体重を把握 パドック内に全 頭を放す。 パドック内で濃厚飼料を全頭に給与する。 (クラクション等と連動、数回繰り返す)一斉 に放牧する。 *パドック等がない場合は、全頭ゆるめに牧 柵等に繋ぎ、上記と同様 - 44 - - 45 - 衛生検査 1 1 放牧未経験牛 放牧の経験が1年未満又はピロプラズマ原虫感染 (寄生度)が(-)である個体。 3週間間隔で衛生検査を実施、全頭採血 2 放牧経験牛 放牧の経験が1年以上又はピロプラズマ原虫感染 (寄生度)が(+)以上である個体。 3週間間隔で衛生検査を実施、貧血牛のみ採血 - 46 - 衛生検査 2 1 測尺(推定体重の把握) 2 外貌検査 臨床症状、外陰部検査、BCS 3 採血・顕微鏡検査実施 ヘマトクリット値、赤血球、白血球数、 塗沫(ピロ原虫寄生度) 4 殺ダニ剤の塗布 衛生検査 3 異常牛の下牧基準 (1)推定体重が前回より50kg以上の減少 (2)臨床症状 元気消失、跛行(はこう)、発熱 (3)血液検査結果 ヘマトクリット値(25%以下) ピロプラズマ原虫寄生度(+++以上) その他、異常所見確認時 - 47 - 退牧時の注意点 1 分娩予定日の1カ月前には下牧。 2 殺ダニ剤の塗布。(2時間前までに) (畜舎へ牧野ダニを持って帰らない) 3 内部寄生虫駆除剤の塗布。 (2時間前までに) (早産等の事故低減) (同居畜への感染防止) 異常牛退牧中の注意点 1 舎飼い牛と隔離飼養 2 配合飼料による増し飼い 3 かかりつけ獣医師による治療 殺原虫剤の注射 輸血(ヘマトクリット値15%以下) 補液等 4 定期的な採血によるモニタリング - 48 -