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2-01 baado
三滝で見られる野鳥 ○年中見られる野鳥 メジロ 三滝のシンボルともいえるほど、多くいます。小 さなお椀型の巣を枝先にハンモックのようにつ るしてかけますが、たくさんあるのに、夏場には 目立ちません。 シジュウカラ 取り付けた巣箱をよく利用します。胸から腹にか けて黒いネクタイをしています。ネクタイが太い のがお父さん、細いのがお母さんです。 ウグイス さえずりは、ある程度学習されるものなでしょう。 三滝では、代々のウグイスが『ホーホケキョケキ ョ』と、鳴いています。 ヤマガラ これも巣箱をよく利用して、シジュウカラと競争 になります。ドングリなど木の実を食べるときは、 足で器用に押さえて、くちばしで、コンコンコン と割って食べます。 エナガ ジュリッジュリッ、ジリリリと、多彩な声を持っ ています。くちばしが大変短く、柄長と書くよう に、尾が長い小鳥です。成功すれば、一度に10 羽近くのヒナが巣立ちます。 カワラヒワ コゲラ キリキリコロコロ、ピーンとさえずり、飛ぶと黄 ギーギーという声がすると、この小型のキツツキ 色い斑が目立ちます。 です。樹のまわりを、くちばしでつつきながら、 虫餌をあさっています。 アオゲラ 大型のキツツキです。 生きた樹に巣穴をうがち ます。ピヨーッピヨーッ と、叫ぶように飛びなが ホオジロ 森と野原の境になるような場所、だから竜王公園 ら鳴きます。アオといっ ても美しい緑色をしてい ます。 との境に近い、管理棟周辺に多く見られます。樹 の頂で、よく通る声でさえずっています。 モズ 小さな猛禽類(タカ などの仲間)といわ イカル れるくらい、激しい 気性の鳥。餌は、虫・ えぇっ!これが野鳥?とびっくりするくらい、飼 トカゲ・カエルに加 い鳥の文鳥に似た鳥です。大きなくちばしで、木 えて、場合によって の実を割って食べますが、鳴き声はヒーホーヒー は、小鳥も襲います。 ホーと、透き通る声でよく響きます。アスレチッ 管理棟周辺に毎年巣 ク周辺の高い松の木のてっぺんでさえずってい をかけています。 る姿をよく見かけます。 キジバト 山鳩ともいわれます。三滝にはドバトもいますが、 ヒヨドリ キジバトはドバトのように、群れ飛ぶことはあり ません。 餌場を作れば必ず陣取って、独り占めしようとす る暴君です。でも、冬場のヒヨドリと、夏場にい るものとは、どうやら違う個体のようです。 ○夏に見られる野鳥 オオルリ 幸せの青い鳥 は、この鳥の ことでしょう か。黒谷の方 で、毎年営巣 し、お父さん がとてもすて きな声でさえ キビタキ ずります。 反射板から少し谷の方におりたあたりに居着く、 夏鳥です。喉と腰のオレンジ色がなんともいえず きれいです。 ヤブサメ シーシーシーシーと、虫のような鳴き声でさえず るウグイスの仲間です。小さい身体ですが、三滝 にも早ければ3月末にはやってくる夏鳥一番乗 りです。 冬に見られる野鳥 ウソ フィフィと澄んだ口笛(うそ)のような声で鳴き ます。3月の時期に桜の芽がふくらむと、おいし そうについばんでいます。桜の色が乗り移ったか のような、美しいピンクの喉をしています。 ジョウビタキ 羽根についている白い紋が目立つ、可愛らしい冬 鳥です。冬でも、虫餌をよく食べあまり人を恐れ ないので、すぐそばまで近寄っても逃げないこと もあります。友愛広場にも、冒険橋の下にも、イ ノシシ谷にも必ず別々の個体が、縄張りを作って います。 マヒワ オスはみごとな黄色の小さな冬鳥です。群れで飛 び回り、そのようすはまるで孫悟空の乗る金斗雲 のようです。三滝では、ヤジャブシの実に群がっ ています。 シロハラ ガサッガサッ という大きな ルリビタキ 音をさせなが ら、落ち葉をひ ジョウビタキに体型も行動場所もよく似ていま っくり返りしては、虫餌をさがしている大きなツ す。オスの成鳥は、とてもきれいな青い冬鳥です。 グミの仲間です。警戒心が強く、ピヨピヨピヨピ ジョウビタキの目を避けるように、ググッググッ ヨポロポロポロと形容しがたい声を出しては、逃 と鳴いては、飛び回っています。 げていきます。 アオジ 地面でひそかに落ちている種などを食べていま す。チッ、チッと鳴いていますが、本当にひそや キクイタダキ 日本で一番小さな小鳥です。イノシシ谷周辺の杉 かで目立たない冬鳥です。でも、その姿を見れば、 アオジとはいいながら、お腹に黄色の目立つきれ いな鳥です。 やヒノキなどの針葉樹で、チュリリリリという声 をあげながら、飛び回っています。 ベニマシコ 赤い冬鳥です。くちばしが短く、尾が長い鳥です が、友愛広場の上側の草地で、イノコヅチ・ヨモ ギなどの、草の実を食べています。 ミヤマホオジロ スズメに似ていますが、緊張すると、パッと冠羽 を立てて、眉と喉の部分に鮮やかな黄色が目立ち ます。 ツグミ 渡りの途中には、ものすごく大きな群れをなして いますが、定着するときは、少数の個体になって 冬を過ごします。同じ仲間のシロハラに比べて、 どちらかというと地面から高い位置でも動き回 っているのでよく目立ちます。