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04.02 No.
韓国からのホットニュース 2012. 4. 2 No.1401 「 景 福 宮 」 (観光案内書より) 景福宮は、朝鮮王朝最高の法 宮です。 1395 年の太祖、李成桂が創 建、1592 年の朝・日戦争で焼失し ましたが、高宗の時である 1868 年に再建されました。 写真は、「守門将の交代儀式」 の 模 様 で す が 、 10 : 00 ~ 16 : 00 毎時 00 分に行われます。 為替レート 1 ドル=1,133.00 ウォン、100 円=1,382.72 ウォン。 韓米 FTA 効果で対米輸出 28%増 3 月の貿易収支は 2 月に続き 2 カ月連続で黒字だった。知識経済部(省に相当)は、先月の輸出が 473 億 6100 万ドル(約 3 兆 9300 億円)、輸入が 450 億 3300 万ドル(約 3 兆 7370 億円)で 23 億 2800 万ドル (約 1932 億円)の黒字だったことを発表した。1 月は赤字だったが、2 月、3 月と連続して黒字を出したことから、 1-3 月期の貿易収支も 16 億 1700 万ドル(約 1342 億円)の黒字となった。産業別で見ると、自動車輸出が 35.1%と急増し好調だった。相手国の地域別では中東が 28.1%増えるなど、新興市場の伸びが目立った。 自由貿易協定(FTA)締結の効果が顕著だった米国も増加率が 27.9%に達した。その一方で、船舶無線通 信機器の輸出が大幅に減少したほか、欧州財政危機の影響で欧州連合(EU)地域への輸出不振が続いて いる。輸入は、原材料と資本財は減少したが、消費財は 1.9%増加した。昨年 3 月に比べると輸出は 1.4%、 輸入は 1.2%減ったが、景気縮小を懸念するほどではないとのことだ。知識経済部の関係者は、EU 輸出で 大きな割合を占めていた船舶輸出の減少が大幅に影響した。スマートフォンなど無線通信機器輸出の減少 は生産拠点の海外移転が多かった影響もあると話している。 韓国とトルコの FTA、交渉開始 2 年目で妥結 農林水産食品部は、韓国とトルコの代表が自由貿易協定(FTA)基本協定および商品貿易協定に仮署 名し、公式的な交渉妥結を宣言したと発表した。交渉を開始してから 2 年目のことである。韓国側は国内農 水産業に対する悪影響を最小化するため、関税譲許(concession)の適用除外、関税の部分的な削減、 関税撤廃期間の設定などの例外を確保した。関税譲許の除外対象は、コメや、牛肉、トウガラシ、ニンニク、 リンゴ、ナシなど農水産物 795 品目である。その他の品目についても、関税を部分的に削減したり、10 年にか けて関税を撤廃することにした。両国政府は、協定文に対する法的検討や翻訳を経て協定を確定し、上半 期中に合意文書に正式署名する予定である。 韓進海運、韓国最大のコンテナ船に元会長の名前 韓進海運は、蔚山市東区の現代重工業で 1 万 3100TEU(20 フィート標準コンテナ換算)級コンテナ船の 韓進秀鎬(スホ)号、韓進アジア号の命名式を行った。韓国の船会社が保有するコンテナ船としては最大級と なる。1 万 3000TEU を超える大型船は、世界の主要海運会社でも保有していないところが多い。韓進秀鎬 号は、同社の故・趙秀鎬(チョ・スホ)会長にちなんで名付けられた。同社関係者は、韓進海運が世界 10 位、 韓国 1 位の船会社に発展する基礎を築いた故趙秀鎬会長の業績をたたえるためだと説明した。故・趙重勲 韓進グループ会長の三男として生まれた趙秀鎬氏は、1994 年に社長に就任し、2006 年 11 月に死去するま で韓進海運を率いた。夫の後を継ぎ、07 年 2 月から経営を担当している崔恩瑛会長は同日、テープカット役 を務めた。韓進海運は今後、韓進秀鎬号を自社保有船舶として、韓進アジア号をドイツ系船舶保有会社 からリースするチャーター船として運航する。 暁星グループ、カタールから 2700 億ウォン規模の電力網を受注 暁星グループの重工業事業部門は、カタールの電力網拡充 10 段階プロジェクトのうち、超高圧変圧器と ガス絶縁開閉装置(GIS)を含んだ 220 キロボルト GIS 変電所 6 基と 66 キロボルト GIS 変電所 2 基に対する 工事契約を締結したと発表した。受注総額は 2700 億ウォンで、2013 年の完工を目指しているという。同社 関係者は、今回の契約締結によって事業能力を認められ、中東の EPC(Engineering, Procurement and Construction)市場で確固たる足がかりを作った。既存の重電機の資機材納品とともに EPC 事業を展開して、 世界有数の企業と肩を並べるグローバル重電機メーカーになりたいと述べた。 SK ハイニックスが発足 SK ハイニックスは、京畿道利川本社で発足式を行ない、世界最高の半導体メーカーに跳躍するための新 たなスタートを宣言した。同社は SK グループの一員になることにより、メモリー半導体を超える総合半導体会 社へと事業領域を拡大することが可能になると期待している。一方、SK グループでは、エネルギー、情報通信 に次いで半導体という第三の成長原動力を確保してグローバル経営と輸出拡大の契機を設けたと評価して いる。 SKC&C、カザフスタンの鉄道庁と物流事業に関する MOU を締結 SKC&C は、カザフスタンの鉄道庁(KTZ)との間で物流事業の協力に関する覚書(MOU)を締結したと発表 した。今回の MOU は、同社が 2009 年に中央アジア地域で初めて構築したカザフスタンの郵政物流システム が高効率性と安全性の面で高く評価されたことによるものであると同社では説明している。今回の MOU により、 両者はカザフスタンの主要拠点を連結する国家レベルの物流ネットワークを構築し、アジアとヨーロッパの主要 国のグローバル物流量を確保するための多様な方案を模索する計画である。また、現地で物流 IT サービス 事業が可能な分野を対象に情報技術の交流を進めることにした。 韓国で治療する外国人患者、年 30%増 外国人患者の積極的な受け入れは 2009 年に本格化し、韓国を訪れる外国人患者数は毎年 30%以 上も急増している。韓国を訪れた患者数は 09 年の 6 万 201 人から、10 年は 8 万 1789 人へと 35.9%増え た。韓国保健産業振興院では、11 年の外国人患者数を 11 万人以上と見込んでおり(現在集計中)、そうな ると 10 年に比べ 34.5%以上の増加となる。今年は前年比 36%増の 15 万人を目標としている。患者の国 籍別で見ると、米国が 32.4%と最も多く、次いで中国 19.4%、日本 16.8%、ロシア 7.7%の順だった。外国 人患者は診療・治療費を 1 人当たり平均 131 万ウォン(約 9 万 6000 円、10 年の統計)払っていることも分か った。保健産業振興院は、重症患者 3-4 人で現代自動車のセダン 1 台を販売したのとほぼ同じ経済効果が ある。海外患者の受け入れはそれほど経済波及効果が高いと話す。特に、心臓血管疾患などの重症患者 が多いカザフスタン(約 27 万円)、ロシア(約 22 万円)、モンゴル(約 19 万円)の患者は平均診療費が高かった。 一方、韓方(韓国漢方)や皮膚科での診察・治療が多い日本の患者は、平均約 6 万円となった。 中国製茶わんからも基準値超える発がん性物質 中国製メラミン樹脂で作られた箸とひしゃくに続き、今度は同じく中国製メラミン樹脂でできた茶わんや深皿 からも基準を上回る発がん性物質が検出され、韓国政府が回収に乗り出した。食品医薬品安全庁は、全 国各地の市場などで主に販売されている中国製メラミン樹脂で作られた茶碗や深皿(製品名フラワー)から、 国際がん研究機関(IARC)が発がん性物質に指定しているホルムアルデヒドが検出され、流通・販売を禁止 し、製品の回収に乗り出したと発表した。 以上。カムサ・ハムニダ