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公立陶生(とうせい)病院 西棟 1/2 - TOTO:COM-ET

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公立陶生(とうせい)病院 西棟 1/2 - TOTO:COM-ET
公立陶生(とうせい)病院 西棟
外観
公立陶生病院は、日本の陶磁器の代名詞とも言うべき歴史と伝統が息づく
瀬戸物の産地である瀬戸市に立地。
1936年(昭和11年)に、地域住民の大きな期待を担って開院した。
1F 救命救急センター トイレ図面
小さなお子さま連れに配慮して、男女トイレともひろびろブースを1ヶ所
設置している。
1F 救命救急センター 女性トイレ 大便器ブース トイレ入口には、トイレの設備がひと目でわかるサインを表示。
大便器ブ
大便器ブース入口には、手すりの設置位置がわかるサインを表示している。
入
は 手すり 設置位置がわかるサイ を表 し
る
1/2
サイン
今いるフロアが、視覚的にも容易に確認できるよう、各フロアごとにカラーを
変えたサインを表示している 。
1F 救命救急センター 多機能トイレ
多機能トイレは、車いす使用者やオストメイト、小さなお子さま連れなど、
さまざまな使用者に配慮して、オストメイト対応の汚物流し・
収納式多目的シート・ベビーチェアなどを完備している。
1F 救命救急センター 男性トイレ 男女トイレとも小さなお子さま連れに配慮して、ベビーチェア・フィッティング
ボ ド 補助便座を備えた ろびろブ
ボード・補助便座を備えたひろびろブースを設置。小便器コーナーには
を設置 小便器
ナ
は
緊急用として、小便器の間に非常ボタンを取りつけている。
1F 救命救急センター ベビー休憩室 救命救急センター内には、授乳室(写真左)も兼ねたベビー休憩室(写真右)
を設置している。
2F 集中治療室
器具洗浄用に底が平らなマルチシンクを採用。壁に貼り付けている
マグネットタイプのアートワークは、患者さんの癒しの演出になっている。
8F 個室
窓から自然光が射し込む明るく開放感のある空間。
寝
寝ている姿が外来者から鏡に映って見えないように、鏡の取り付け位置は
る姿が外来者から鏡 映
見えな よう
鏡 取り付け位置は
モックアップで検証を行った。
2F 集中治療室 入口
集中治療室の入口には、スタッフ用と面会者用に手洗器を設置。
スタッフ用の手洗器は、肘まで洗うことができる手術用手洗器を
採用している。
8F 病室 図面
より多くの自然光が室内に射し込むように、トイレの壁を斜めにしている。
8F 個室 トイレ
車いす使用者に配慮して、はね上げ手すりとL型手すりを設置。
手すり 視認性を高めるため
手すりの視認性を高めるために、設置している壁と手すりの色に
設置し
る壁と手すり 色
コントラストを付けている。
2014.03 作成 無断複製・転載禁止 (C) TOTO. LTD. 2014 All Rights Reserved 28178
公立陶生(とうせい)病院 西棟
8F 特別室
特別室は各階でインテリアイメージを変えている。
この階はダークブラウンを基調とした落ち着きを感じさせる空間。
ソファでくつろげるゆとりあるスペースを確保している。
8F 4床室
感染対策としてベッドの間隔を2m以上確保している。
窓側に車いす使用者がアプローチしやすい洗面器を設置している。
8F 採尿トイレ
2/2
8F 特別室 トイレ
特別室には、専用のトイレとシャワールームを設置している。
8F スタッフステーション 手洗いコーナー
ノンタッチで肘まで洗うことができる衛生性の高い手術用手洗器を採用。
8F 多機能トイレ
車いす使用者に配慮した多機能トイレと、オストメイトに配慮した
多機能トイレを左右勝手違いで設置している。
スタッフ用トイレ
スタッフ用トイレにはすべてウォシュレットを設置。
便器後方のライニング前板のカラーは、トイレごとに変えている。
建築概要
8F 汚物処理室
名
称
所 在 地
愛知県瀬戸市西追分町160番地
施
主
公立陶生病院組合
設
計
株式会社日本設計 中部支社
施
工
株式会社竹中工務店 名古屋支店
竣工年月
車いすでアプローチできるスペースを確保し、車いすから便器に移乗しやすい
よう
ように、はね上げ手すりとL型手すりを設置。
はね上げ手すりと 型手すりを設置
洗面器横の壁に採尿用の窓を設けている。
公立陶生(とうせい)病院 西棟
2013年12月
8F シャワー室
脱衣室の洗面化粧台は、自立歩行の方や車いす使用者にあわせて高さを
変えることができる「座ドレッサー」を採用。
シャワー室には、ストレッチャーのまま入ることができる。
スタッフ用休憩スペース
スタッフがリラックスできるように、スタッフ専用休憩スペースは、カフェを
イメージした演出が施されている。各フロアでインテリアは異なる。
水まわりの特長
<施設の特徴>
公立陶生病院は、愛知県瀬戸市に立地する地域の中核病院。病床数は平
成26年1月現在701床。病院の運営は、瀬戸市・尾張旭市・長久手市の3市
による一部事務組合(特別地方公共団体)で行っている。新たに建設された
西棟は地下1階、地上9階建てで、202床の病床を持ち、進歩する医学や医
療ニーズの変化に対応するため、「救急医療部門の強化」、「災害対応の強
化」、「院内の利便性と快適性の向上」を柱に、高度で専門的な急性期医療
を中心に、幅広い診療機能を有し、医療サービスの充実を図っている。屋上
にはドクターヘリや愛知県の防災ヘリコプターが着陸可能なヘリポートも完
備している。
<水まわりの特長>
救命救急センターのトイレは、小さなお子様連れに配慮して、ベビーチェア・
フィッティングボードを備えたひろびろブースを、男女トイレの各1ヶ所に設置。
病棟内の多機能トイレは、機能の分散化を図るために、「オストメイト配慮
の多機能トイレ」、「車いす使用者配慮の多機能トイレ」を左右勝手違いで
設置。また、病棟内の複数の場所に、肘まで洗うことができる手術用手洗
器を設置、患者様の使用するトイレは便器を全て壁掛けにするなど、随所
に、病院に求められる衛生性・利便性がきめ細かく配慮されている。
採尿トイレの隣に設置された汚物処理室。ステンレス流しの上にあるのが
採尿用 窓
採尿用の窓。
2014.03 作成 無断複製・転載禁止 (C) TOTO. LTD. 2014 All Rights Reserved 28178
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