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特別養護老人ホーム 愛厚ホーム岡崎苑 全景 愛厚ホーム岡崎苑は、木々に囲まれた自然豊かな小高い丘の上に位置。 里山の家の集まりのように、いくつもの屋根が並んでいる。 外観 車寄せ付きのエントランス(写真上) 。4床室の建物外観(写真左下) 。 切妻型屋根の個室ユニットの建物外観(写真右下) 。 多床室ユニット 入口 各ゾーンの入口は住宅の玄関をイメージしている。写真は多床室フロアの 入 入口。 1/2 建物配置図 フロア平面図 入居者が生活しながら建て替えができるように、建て替え工事は工期を3期に 分けて実施された。 10床を一つの単位とする個室ユニット4つと、30床を一つの単位とする多床室 (4床室)フロア2つで構成されている。 食堂兼機能訓練室 4床室 室内 各居室が取り囲むように配置された食堂兼機能訓練室。 天井部分のハイサイドライトから自然光が射し込む明るく開放感のある 気持ちの良い空間。 地域交流スペース 入居者の方はもちろん外部の方も利用できる地域交流スペース。 大人数が集まるイベ トや行事 際 利用され 大人数が集まるイベントや行事の際に利用されている。 る 各部屋をカーテンで間仕切るだけではなく、壁紙を各ベッドルームごとに 変えることにより、視覚的にも個室感を高める工夫が施されている。 4床室 共用トイレ 洗面所の対面に設置されたトイレ。身体を保持する手すりや背もたれを 備える トイ 内 手洗 ま 完結 きるよう 洗面器を設置 備える。トイレ内で手洗いまで完結できるように洗面器を設置。 4床室(あかね)平面図 4床室の多床室フロアは各居室を雁行させ、各居室部分が窓に面するように している。 4床室 洗面所 居室の前室に洗面所とトイレを設置。洗面器の水栓金具は自動水栓と シャワー水栓を併設。腕が伸ばせない人は、介助者と一緒にシャワー水栓を 使って手や顔を洗うことができる。 個室ユニット(るり)平面図 洗面所は各居室に設置。共用トイレが3ヶ所、共用の多機能トイレが1ヶ所設置 され されている。 る 2014.09 作成 無断複製・転載禁止 (C) TOTO. LTD. 2014 All Rights Reserved 28183 特別養護老人ホーム 愛厚ホーム岡崎苑 個室ユニット 居室 洗面化粧台は、車いす使用者がアプローチしやすいタイプを採用。 ショートステイ 居室 施設内にはショートステイ用に個室が5部屋用意されている。 機械浴室 2/2 個室ユニット 共用トイレ 共用トイレは、大便器後方からアプローチするレイアウトを採用。 大便器の横に車いすを止めて便器に移乗する。 共用スペース 流しコーナー 食事の後の皿洗いなどを入居者自身に行ってもらえるように、車いすに座った まま使用できるステンレスシンクを設置。自分でできることは極力自分で 行ってもらえるようにという考え方で設置。 個室ユニット 共用トイレ 使用中の座位の安定が図れ、排泄を促す前傾姿勢が保てるように、 前方ボードを設置している。 共用スペース 多機能トイレ 共用スペースの多機能トイレには、オストメイトの方に配慮して汚物流しを 備え、トイレ内でおむつ替えができるように、多目的収納シートも完備して いる。 共用スペースの洗面所には、車いす使用者がアプローチしやすい、 車いす対応洗面カウンターを設置している。 共用スペース 男性トイレ 冬場に温水で手が洗えるように、電気温水器付の自動水栓を設置。 手洗い後の水が床に垂れないように、クリーンドライを洗面カウンターの上に 設置している。 建築概要 機械浴室 名 称 特別養護老人ホーム 養 愛厚ホーム岡崎苑 (ユニット型:40床、多床室型:60床、ショートステイ:5床) 入居者の身体状況に応じて使用するお風呂を選択できるように、機械浴の 横 個浴も設置し 横に個浴も設置している。機械浴槽はストレッチャーのまま入浴するタイプ。 る 機械浴槽は ト まま入浴するタイプ 共用スペース 洗面コーナー 所 在 地 岡崎市竜泉寺町字松本34-6 施 主 社会福祉法人 愛知県厚生事業団 設 計 株式会社蓮建築設計 施 工 株式会社ナカノフドー・株式会社中根組共同企業体 構 造 鉄筋コンクリート造平屋 工事期間 2012年8月~2014年3月(工期3区分) 竣工年月 2014年3月 水まわりの特長 <建て替えの経緯> 特別養護老人ホームである愛厚ホーム岡崎苑は築40年が経過したこともあ り、2014年に入居者の方が生活しやすい施設に建て替えを実施。建築コン セプトは「丘の上の集落」である。入居者の環境を大きく変えないことを重視。 既存の平屋建築の形式をそのまま踏襲。施設全体が平屋で、切り妻屋根 が寄り添うように並んでいる。既存の施設を運営しながら建て替えを行うた め、工期を3期に分けて実施。地域に根付いて40年、隣接する小学校との 交流や地域の人たちを招いてのお祭りや運動会も恒例になっている。『施 設』ではなく『家』をつくるという思いをそのまま受け継ぎ生まれ変わった。 <水まわりの特長> 個室の共用トイレは、車いすから便器への移乗がスムーズに行えるように、 大便器の後方からアプローチするレイアウトを採用。多床室の洗面器の水 栓金具は自動水栓とシャワー水栓を併設し、「腕が伸ばせない人は介助者 と一緒にシャワー水栓を使ってもらう」という配慮がされている。また、共用 スペースの多機能トイレには、おむつ交換ができるように収納式多目的 シートを設置するなど、積み重ねられた経験と先進の機器・機能を生かして、 入居者と介助者にとって使いやすい水まわり空間を実現している。 機械浴も色々なタイプを用意。脱衣場には座りながら安全に脱衣ができるよう に多目的収納シートを設置している。 多目的収納シ トを設置し る 2014.09 作成 無断複製・転載禁止 (C) TOTO. LTD. 2014 All Rights Reserved 28183