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「100 のモノが語る 世界の歴史」~東京都美術館 「大英博物館展から」~

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「100 のモノが語る 世界の歴史」~東京都美術館 「大英博物館展から」~
平成27年5月18日(月)朝会
「100 のモノが語る 世界の歴史」~東京都美術館 「大英博物館展から」~
今日は、東京都美術館で開かれている「大英博物館展」についてお話しします。もう見
てきましたよという人はいますか?校長先生は実際に行って見てきましたが、なかなか興
味深い展示でした。
イギリスの大英博物館は、1753年に創設されました。世界で初めての国立博物館で、
世界中のあらゆる地域から集められた700万点もの品々があります。その中から100
点選ばれた品が日本に運ばれてきました。この展覧会の見どころは、展示の仕方です。世
界の歴史というのは、同じ時に日本とアメリカでは違うことが起こっています。この時代
にアジアではどうだったか、アフリカではどうであったかが、このように地図と一緒にわ
かりやすく掲示されています。その中で有名な作品を紹介します。
まずこれは、有名なミイラの棺です。古代エジプトのもの、今から2600年
前ぐらいのものです。緑色の顔は、植物とつながるオシリス神(しん)を表して
います。
これは、この棺ができた頃よりさらに2000年前に造
られたなぞの箱です。王様のお墓からみつかりました。片
方の面に戦争の絵が、もう片方の面に平和な世界の絵が描
かれています。こういう絵から当時の様子がわかります。
日本では、そのころ使われていた縄文土器の展示もありました。
さあ、この絵は何でしょうか。1515年、今から500年前、
ドイツで広まった版画印刷した絵です。この絵を描いた人は、実際
にサイを見たことがなく、人々の話を聞いて書いたそうです。だか
ら鎧のようなものを着たサイですね。この顔の銅像は、「イフェの
銅像」と言われているものです。1300年ぐらいにアフリカで作
られたもので、この作品によって世界がアフリカの美術技術を認め
ました。
一つのモノからその時代に生きた人々の様子をみていくという展示はとても面白いと思
います。この展示会は6月末までやっていますので機会があったら近いですからぜひ行っ
てみましょう。
<今日のクイズ>
1877年(明治10)年に上野公園で開かれた「第一回内国勧業博覧会」の説明
で間違っているものはどれでしょうか。
① 6つの陳列館が建てられた。
② 8万点以上の展示物が出品された。
③ アトラクションとして自転車競走が行われた。④ 会期中に約45万人が来場した。
〔正解〕③の自転車競争です。
自転車が日本に初めて輸入されたのは18
98(明治31)年といわれています。それ
にしても大きな博覧会が当時、この上野で行
われていたことが記録からわかりますね。
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