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朗読劇『トロイ戦争は起こらない』
「ルーヴル美術館展ー地中海 四千年のものがたりー」 特別公演 朗読劇『トロイ戦争は起こらない』 by 軽井沢演劇部 (powered by 軽井沢高原文庫) 「運命が否定文に興味を持つなんて、あなた見たことある?」 「知らないわ、運命がどんなものだか。」 「教えてあげましょう。運命って、ただ時間の速くなったものなのよ。」 エレーヌ「この愛にひたっていると、あたしは星座のなかの星のように、 楽な気持ちでいられるの。引力にひかれて廻転したり輝いたりするのも、 呼吸をしたり、抱きしめたりする、あたしのやりかたなのよ。」 エクトール「女一人を誘拐するのと、戦争で我々二つの民族が亡びるのとじゃ、 比較にならないことくらい、わかっているだろう……」 『トロイ戦争は起こらない』(ジャン・ジロドゥ作 鈴木力衛・寺川博訳 白水社)より La Guerre de Troie n'aura pas lieu J.GIRAUDOUX 2013年8月14・15日 東京都美術館 講堂にて CAST:矢代朝子、坂本岳大、山本芳樹、岩 大 (Studio Life) (Studio Life) 朗読劇『トロイ戦争は起こらない』 トロイの英雄エクトール、悲劇の予言者カッサ ンドル、「パリスの審判」のパリス、ギリシャ の智将ユリッス、地上で最も美しい絶世の美女 エレーヌ・・・・・・。 ギリシャ神話の登場人物たちは、古来様々な 芸術のテーマとして描かれてきました。その 彼らがこの夏舞台で甦り、時に叡智に満ち、 また愚かしくもある人間の本質を語りあいます。 ルーヴル美術館が所蔵する膨大なコレクション を「地中海 四千年のものがたり」という縦軸 で編みあげたこの展覧会に文学の視点から 寄り添ったのが朗読劇「トロイ戦争は起こらない」です。 ヨーロッパ文化の根底に息づくギリシャ神話の世界を舞台に、人間と神々が〝戦争〟を巡って 語りあい交渉を続けるその姿を、フランスを代表する劇作家ジャン・ジロドゥが描きます。 第二次世界大戦勃発への危機感が迫る時代に外交官として活躍していた貌をもつ異色の劇作家 ジロドゥ。ナチスの台頭を防ぐべく交渉を続けた時代に外交官だったジロドゥが、当時の不穏な 世情をギリシャ神話の世界へ仮託し、〝戦争へと秤を傾ける当事者=運命〟に抗おうとする人 間の姿、いわば普遍的なテーマを、フランス的な風刺に満ちた台詞で戯曲化しました。第二次 世界大戦が始まる4年前の事です。 「歴史は繰り返される」。言い古されたこの言葉をどのように感じ、また私たち一人ひとりが その歴史の一員であることに思いを馳せる。四千年の歴史を紐解く芸術と文学が、そんなこと を考える一助となることでしょう。 【公演概要】 主 催 :軽井沢高原文庫 共 催 :東京都美術館(公益財団法人東京都歴史文化財団)、日本経済新聞社 出 演 :矢代朝子、坂本岳大、山本芳樹(Studio Life)、岩 大(Studio Life) 公演日時 :(A)8月14日(水)14:00∼ (B)8月15日(木)11:30∼ (C)8月15日(木)15:30∼ 会 場 :東京都美術館 講堂 定 員 :各回200名(先着にてお申し込みを承ります) 料 金 :3,500円 ※ルーヴル美術館展を観覧される方は別途観覧チケットをお求めください。 予約方法 :E-mailのみにて承ります。 E-mail [email protected] 宛に、タイトルに「東京都美術館朗読劇」とご記入いただき、 ①お名前(フリガナ) ②ご希望の回(A、B、Cでご記入ください) ③人数 ④返信用メールアドレス ⑤ご連絡先電話番号 を明記の上、お送りください。 1週間以内に確認のメールを返信いたします。その後チケット代をお振り込みいただき、入金確認後 チケットを郵送いたします。 ※お申し込み時にお預かりした個人情報は、本公演のチケット販売以外の目的には使用せず適切に管理 させていただきます。 お問い合わせ先:[email protected] ※公演情報に関してのお問い合わせ先:[email protected]