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志と読書~伝記を読む - 台東区生涯学習センター
平成27年10月5日(月)朝会 「志と読書~伝記を読む~」 さわやかな秋晴れの日々が続いています。秋は、読書の秋とも言われています。「本を読 みなさい」と言われてもさて何から読んだらよいものか、読みたい本がみつからないとい う人もいるかもしれません。そういう時は、ぜひ今までの偉人、いろいろな功績を残され た方の生涯について書かれた伝記を読んでみてください。私たちが学ぶべき生き方や方法 がそこには書かれています。 台東区では、「こころざし教育」を行っています。道徳の時間など に 区の 「こ ころざ し高 く」と いう本で学 んでいると 思いますが 、自 ら の夢 ・理 想を目 標に 掲げ使 命感や信念 をもって達 成に向けて 努力 す る自 律し た行動 ので きる人 間に育って ほしいとい う願いから この 「こころざし教育」は進められています。 偉大な功績を残された人は、みなまず、どのように自分が生きたいか、何をしたいか志 を立てました。すぐれた考えを学ぶことは、大切なことです。自分が抱 いている志を、どうしたら実現できるかという思いを抱く時、私たちは、 読書によって私たちは、学ぶことができます。上野公園のシンボルとも 言うべき「西郷隆盛」は、当時の日本の政治や世の中の仕組みを変えよ うと立ち上がりました。同じく、上野公園の中に像が立っている野口英 世は、医者になって一人でも多くの人を救いたいという思いから、世界 の医学の進歩に貢献しました。 野口英世が活躍した頃、大学入学の時に「太平洋の橋になりたい」と 言って、国際連盟の事務局次長を務めたのが新渡戸稲造です。今から百 年前、飛行機ではなく船で何日間もかけて世界の人々が行き来していた 頃、自分の志を大切に世界で活躍した日本人がいます。今、校長先生は、 新渡戸稲造が書いた『武士道』という世界的にベストセラーになった本 を読み返しています。グローバル、国際社会と言われている今日ですが、 日 本 人 の 心 、「 義 」と か 「礼 」 につ い ても う 一 度勉 強し た いと 思 った か らです。 秋は、さわやかな気候なのでスポーツの秋とも言われますが、ぜひ本 を一冊手に取り、読んでみてください。そこには、きっと学ぶべきこと が書かれていると思います。 <今日のクイズ> 野口英世や新渡戸稲造が活躍した時代、田谷力三という 人が浅草で活躍しました。さて、どんなことをした人でし ょう。 ①コックさん ②オペラ歌手 ③彫刻家 〔正解〕②のオペラ歌手です。 西洋のオペラが浅草で大人気を得た時代があ りました。「浅草オペラ」といって、くだけた 歌詞の替え歌で学生や若者などが口ずさんだ といいます。田谷力三は当時の人気歌手でした ④火消し