Comments
Description
Transcript
7. 貸借受付業務
グローバル ILL ガイド ver.3.3(2013.2)(実務編) (料金請求) 7. 貸借受付業務 7.1 GIF 参加北米図書館 7.1.1 参加図書館 7.2 (6.1.1 を参照。 ) OCLC システムの特徴 OCLC システムでは,ILL レコードの状態が 4 日間(実質 3 日間:土日を除く)同じ場 合,自動的にキャンセル状態となります。(6.複写受付業務,p.35 をも参照。 ) 7.3 受付 依頼内容等を確認します。特に次の点に注意します。 ① 依頼館 GIF 参加の図書館からのリクエストであること。参加館以外から の申込では,紀伊國屋書店 OCLC センターを介しての料金徴収 ができず,個別決済となります。 ② 経費の上限金額(MAXCOST) CMMNT に記録されています。 (例:MAXCOST=USD40.00IFM) 上限金額以上に経費がかかる場合は先方に照会します。 ③ 送付方法 SPVIA ④ IFM 対応 CMMNT 欄に, 「PAYMENT=IFM」の記載があることを確認。こ の記載がないと紀伊國屋書店 OCLC センターを介しての料金決 済ができず,個別決済となります。 ⑤ 7.4 その他 CMMNT 欄の上記以外の NOTE 記載事項 送付 7.4.1 貸出期間(返却期限 DDATE 設定) 貸出期間は,送付・返送に要する日数を含み,返却期限とは貸出館に返却図書が届く 日とします。なお,貸出期間については,6 週間以上を設定するものとします。北米の大 学図書館では,海外との現物貸借に通常 8 週間を設定しています。 7.4.2 送付方法 10 日間以内に届く,航空便,国際宅急便等の効率的な方法によります。 ・航空便 :郵便局の国際郵便(航空通常郵便,国際スピード郵便(EMS) )*1 ただしエコノミー航空郵便(SAL)は除く。 (2 週間以上かかるため) *1 国際郵便物料金表 http://www.post.japanpost.jp/int/index.html 国際スピード郵便(EMS) http://www.post.japanpost.jp/int/ems/index.html 39 グローバル ILL ガイド ver.3.3(2013.2)(実務編) (料金請求) ・国際宅急便:FedEx, DHL, TNT, UPS 等(郵便より高額)*2 7.4.3 梱包方法 送付には,Jiffy Bag(クッション材入り厚紙封筒)あるいは箱(任意のダンボール製等 厚紙仕様)を使用してください。 7.4.4 送り状 到着処理に識別しやすいよう,連絡用帳票(送り状)を同梱し,ILL レコードナンバー (ADPU 識別子グループ ID:ISOGID)を大きく明示してください。帳票の様式等は,任 意で構いません。 7.5 料金通知 7.5.1 料金 各大学で設定した ILL 合計料金(料金+送料(実費) )等を,米ドルに換算し,SUM 欄 に記載します(小数点以下2桁) 。 なお,送料(実費)の徴収のみが必要な場合もここに記載します。国内のように切手 で徴収することはできません。 日本円の ILL 料金は,ALDF フィールドに記載します(必須。半角数字のみ入力可) 。 7.5.2 換算レート 日本円の ILL 料金合計を米ドルに換算する際のレートは,前日の TTS レート(外為対 顧客電信売相場)を使用します。TTS レートは,新聞等で確認できます。 (OCLC システ ムは,米ドルしか扱えません。 7.5.3 入力必須フィールド 入力必須フィールドは 6.5.3 を参照してください。以下は貸借のときのみ必須の入力フ ィールドです。 入力フィールド 受付館住所<AADRS> 受付館担当者<ASTAF> 借用期限<DDATE> *2 入力値 備考 2-1-2 Hitotsubashi, Chiyoda-ku, 英文に修正する(半 Tokyo, Japan 角英数字のみ使用 Hanako,Hinomoto 可) 。 20090420 FEDEX http://www.fedex.com/jp/ DHL http://www.dhl.co.jp TNT http://www.tnt.com/express/ja_jp/site/home.html UPS http://www.ups.com/content/jp/ja/index.jsx 40 グローバル ILL ガイド ver.3.3(2013.2)(実務編) (料金請求) 7.6 謝絶・問い合わせ 7.6.1 上限金額 申込で指定された MAX-COST を実際の複写経費見込みが上回る場合,先方に照会もし くは謝絶(謝絶理由を記載のこと)します。 7.6.2 謝絶理由 理由は,必ず記述してください。英文で記載する必要がありますが,ISO 10161(ISO ILL プロトコル)でコード化され,コードの記述のみでよい場合がありますので,付録 2 に掲載します。 41