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ベトナム展開のための支援策パッケージ
平成25年9月19日 ベトナム展開のための支援策パッケージ 「ベトナム展開サポート100」を取りまとめました! ~進出前から進出後まで一貫支援します~ 近畿経済産業局は、中小企業のベトナムでのビジネス展開を支援するため、 関西の10支援機関及び金融機関と連携し、100の施策からなる「関西中小 企業等向けベトナム展開支援策パッケージ『ベトナム展開サポート100』」 をとりまとめました。 企業の特定国への海外展開を支援するために、経済産業局が地域の支援機関 と連携し、これまで支援策が手薄であった進出後の段階までをカバーする施策 をパッケージ化して提供するのは、全国で初めての試みです。 ◆目的 ベトナムに進出する関西の中小企業等を、進出前から進出後まで一貫して支 援するツールとして提供することを通じ、企業のベトナムにおける円滑なビジ ネス展開を支援する。 ◆特色 1.切り口: 時系列(進出前、進出時、進出後)かつ企業ニーズ別の課題整理 2.支援策: 海外展開一般支援策に加え、ベトナム展開に特化した支援策を拡充 3.運 用: 支援機関や専門家のハンズオンによる運用 4.更 新: 企業からの声を随時反映させ改訂頻度の高い「生きている資料」 ◆主な支援内容 ○ 情 報 収 集: ○ 販 路 開 拓: ○ 人材育成・確保: ○ 資 金 調 達: ○ 現地サポート : ユーザー目線での施策情報のパッケージ化 戦略的なビジネスマッチングや商談会の開催 現地人材に対する人材育成研修支援等の実施 金融支援チームによる現地資金調達手段の多様化 関西ビジネスデスクの設置等、現地体制の充実 ◆今後の取組 ○ 中小企業が効果的に活用できるよう、海外展開にかかるハンズオン支援を 行う専門家への情報提供に力を入れる等、特に運用面での工夫に取り組む。 ○ 中小企業の多様なニーズに対応するため、進出後の課題等に対しても、中 小企業の声を拾いながら、支援施策の更なる充実に取り組む。 ○ 関西ベトナム経済交流会議において取り組む、中小企業によるベトナム ドンナイ省ロンドウック工業団地レンタル工場への共同進出支援するモ デル事業等の具体的プロジェクトに支援策を効果的に投入していく。 (参考1)取組の背景 ・関西の中小企業の海外展開(直接投資)関心国としてベトナムは1位であり、 これまで関西経済界においても、ベトナムとの官民連携の取組を全国に先駆 けて実施してきている。 ・一方で、中小企業の海外展開支援の観点からは、進出前から進出後までを一 貫して支援する体制の構築が必ずしも十分ではなかったことから、平成24 年4月、近畿経済産業局が事務局となり「関西ベトナム経済交流会議」を立 ち上げ、関西の11支援機関が連携し、関西の中小企業等のベトナム展開を 集中的に支援していくこととなった。 ・その後、各機関がそれぞれの強みを活かした取組を進める中で、当局では、 平成24年11月にベトナム商工省、同25年4月にベトナムドンナイ省と 経済交流促進にかかる協力文書に署名し、ベトナム政府機関とのパイプを強 化しながら、現地のビジネス環境整備に取り組んできた。 ・そして今般、関西の中小企業が自社のベトナム進出の段階に合った支援策を 活用しやすくするため、各支援機関が有する既存支援施策及び新たな支援策 をパッケージ化し、支援体制のより一層の強化を図ることとなった。 (参考2)関西ベトナム経済交流会議参画機関 ジェトロ大阪本部、中小企業基盤整備機構近畿本部、関西経済連合会、 大阪商工会議所、大阪産業振興機構、JICA関西、海外産業人材育成協会、 太平洋人材交流センター、大阪府、大阪市、近畿経済産業局(事務局) 「関西中小企業等向けベトナム展開支援策パッケージ」は、 以下の当局ホームページからダウンロードできます! http://www.kansai.meti.go.jp/2kokuji/glocal_PT/sesakup ackage.html (参考3)関西中小企業ベトナム展開金融支援チーム 1.チーム発足の目的 ・ベトナム進出を検討中、または、ベトナム進出済の関西の中小企業による、 現地資金調達手段の多様化を促進する。 ・関西ベトナム経済交流会議で取り組むプロジェクトに、金融機関が強みを有 する知見やネットワークを活用し、付加価値を提供する。 2.チーム参画機関 ・中小企業のベトナム展開に関する具体的な金融支援策を有する都銀、地銀、 その他金融機関 ・参画機関の拡大については、上記を満たす限り、常にオープン ・参画機関:みずほ銀行、商工中金大阪支店、日本政策金融公庫大阪支店、 池田泉州銀行 3.主な取組 ①金融支援策の適用・共有 ベトナム進出を検討する中小企業、または、ベトナム進出済の中小企業か ら、資金面での課題に関する相談があった場合の親身な対応(場合によっ ては他機関の紹介) 。 ②現地ネットワークの活用 現地提携金融機関や現地融資先等とのネットワークを活用し、可能な限り 同中小企業のニーズに対応。 ③関西裾野産業集積支援モデル事業への協力 新たなモデル事業参画企業の発掘、既参画企業への情報提供・相談対応、 中小企業に影響の大きい金融課題解決に向けた必要な取組の実施。 (留意点) ・各金融機関の金融メニューの適用については、各機関が有する基準に基づ き適切に判断する。 ・近畿経済産業局は、本金融支援チームの事務局を務める。 4.中小企業にとって期待される主なメリット 短期 中小企業 ・より多くの資金調達手段の認知、活用 可能性の拡大 口の活用 参画中小企業 ・新商品を開発する金融機関拡大 による資金調達手段の多様化 ・取引金融機関以外の金融機関相談窓 モデル事業 長期 ・金融機関が有する現地企業等と のネットワークの活用可能性の ・金融機関が提供する付加価値の高い 情報へのアクセス ・金融機関によるきめ細かな相談対応 拡大 ・ベトナムにおける金融課題解決 にむけたチャネルの増加 (本発表資料のお問い合わせ先) 近畿経済産業局 通商部 国際事業課(青井、藤川、藤田) 電話:06-6966-6032