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10月号 - 福岡市教育センター
2015.10.23 編集:教頭 東光中学校だより -ホームページはカラー版です- 『学び合い』と成長戦略 〜校長〜 「バック・トゥ・ザ・フューチャー2」が予言した未来設定の日が,奇しくも新しい生徒会の発足日と 重なった。「現在」は30年前と比べると科学技術の進歩やそれに伴う社会の変化は著しい。もちろん 教育界も同様である。アクティブ・ラーニング(AL)なる言葉が喧しい。本校が実践している『学び合 い』そのものが AL である。また,映画で未来の「現在」に登場したタブレット端末,薄型 TV,ビデオ 通話などは本校が推進している ICT 教育の一端を担っている。実際に本校の生徒たちは,その30年前 に予言された「道具」を使って学習している。確実に子どもたちを取り巻く社会も教育も大きく変化し ている。遅れをとる訳には行かない。21世紀に生きる子どもたちに,将来幸せになるために,いかな る能力と生き方を支援していくかが教師のミッションと考える。3年生を中心とした旧生徒会役員の頑 張りが,『学び合い』の東光中を大きく発展させた。旧役員に感謝すると共に,諸君と一緒にこの東光 中の歴史を作り上げてきたことを誇りに思う。『学び合い』の実践は,本校の「成長戦略」でもある。 これからも新生徒会役員を中心に,そして全校生徒,全校員で『学び合い』を深め,高め合い,みんな で幸せになるために頑張っていこう。願わくば・・・30 年後の東光中を見たいものである。 チャレンジマインド育成事業 10/2(金)体育館 福岡市教育委員会「チャレンジマインド育成授業」が本校で実施さ れ、他校の先生や他県の視察団、ベネッセなど教育報道関係者の 方々が視察に来られました。この事業は、福岡市中学校全校に3年 間で実施する予定で、本校が最初のスタート校に選ばれました。 チャレンジマインド育成事業は、起業家の方の話を元に司会進行役 が生徒たちと話し合いを進めながらアクティブラーニングをすると いうもの。その中で、将来いろいろなことにチャレンジする心を育 てるということを目的にしています。東光中は、 『学び合い』授業が 進んでいるため、話し合いが活発だろうと期待されて1番目に選ば れました。教育委員会ブログにも紹介されています。 ブログ URL: http://blog.livedoor.jp./fukuoka_education/ 今後の予定 10/30(金) 合唱コンクール (博多市民センターホールにて) 11/ 2(月)~ 7(土) 学校公開週間 11/ 4(火) 3 年実力テスト,1 年花育成事業 11/ 6(金) 2 年修学旅行説明会,3 年進路説明会 11/ 7(土) 土曜授業・マルシェ 11/19(木) 期末考査 11/20(金) 期末考査・避難訓練 11/25(水) バレーボール大会(2 年) 11/26(木) バレーボール大会(1,3 年) 11/27(金) 生徒総会 教育実践の成果・報告 東光中学校が取り組んでいる教育実践の成果等を紹介します。 ① 自主的自治的活動 集会の原則&「I メッセージ」 下記の文章は集会の始めと終わりの言葉です。 校区内清掃:美化専門委員長 始めの言葉 「校区内清掃では普段掃除をしている学校の中ではなく、校区の様々な場所に清 掃に行きます。リーダーが中心となってグループをまとめ協力し合って清掃しま しょう。また、僕たちは地域の方々にとてもお世話になっています。地域の方に 喜ばれるようにしっかり清掃しましょう。そして、この校区内清掃を通して異学 年の人とさらに交流を深められるように努めましょう。僕も他学年の人とも交流 を深めたいと思います。3 年美化専門委員長」 合唱コンクール開始式:実行委員 校区内清掃の様子 始めの言葉・終わりの言葉 「今日は合唱コンクールの開始式です。ブロック合唱を行うことで学年を超えて 絆を深めていきましょう。私は放課後残って実行委員で決めた合唱コンクールの スローガン、ブロックのスローガン、そして合唱コンクールへの思いを伝えられ る よ う に 頑 張 り た い で す 。 た だ 今 よ り 開 始 式 を 行 い ま す 。【 2 年 女 子 】」 「今日の合唱コンクール開始式はどうでしたか。これから本番に向けてみんなで 力を合わせ、思い出深いものになるように頑張っていきましょう。私も実行委員 としてみんなをまとめていけるように頑張りたいと思います。これで合唱コン クール開始式を終わります。 【1 年女子」 これらの文章は、教師は確認修正程度でほとんど生徒の考えです。その会にふさ わしい発言を自分で考え、「I メッセージ」も加えています。「I メッセージ」の 意味は、ネットで検索してみてください。 [みんなでアクティブラーニング] ②東光中で研究授業 『学び合い』&ICT 活用 10 月 6 日(火)福岡市中学校一斉に教科の授業研究会が行われまし た。本校では、社会科古立先生と技術科三原先生が 2 年生 1.2 組の 授業を公開。技術科は福岡県研究大会も兼ねて行われたため、県内 各地を含め 100 名以上の先生方が来校しました。授業は『学び合 い』を基本とし、ICT 機器の活用した授業実践。『学び合い』も他校 の先生方には新鮮に感じられたようで、生徒の生き生きとした姿が 印象的だったようです。 特に社会科では、タブレットが一人一台ずつ準備さている ことに他校の先生方は驚いていました。今年度、福岡市教 育委員会から ICT 機器活用実践校に指定されている本校で は、「富士ソフト株式会社みらいスクール事業部」からタブ レットや環境機器の提供を受けています。 教師の準備 『学び合い』の授業や学校行事・学級活動で生徒を前面に出 して活躍させるには、教師の準備がとても大切になります。 各行事では、専門委員会や実行委員会が事前に何度も開催さ れ、生徒が発言する場面や活動を指示する場面のシミュレー ションなどを行います。また、右の写真は毎朝の風景のひと つです。時計の針は 7 時 15 分。この日は中間考査でしたの で、「試験を受けるにあたっての注意事項」「今日の試験教科 と実施時間」「今日のめあて」がすでに板書・掲示されていま す。生徒の力を十分に引き出せるように、教師は裏方でしっ かり準備をし、生徒の「笑顔」を楽しみに頑張っています。