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8 農林漁業体験をして理解を深めましょう (1)宮城県の生産者の話 ~山元町内の小学校の農業体験学習(田植え等)に携わった農業者の話~ 子供達は毎日,学校のおいしい給食や家族の作ってくれた 料理を食べています。この中に入っている野菜の種類や,植 物のどの部分を食べているのかわからない人が大勢いると思 います。 農業体験はそういう子供達にとってとてもいい経験だと思い ます。田植えから稲刈りまで参加することによって,育てること の難しさや作っている人達の想いなど,いろいろなことを体験 を通して感じ取ってもらえれば,子供達の心も豊かになり,野菜 の嫌いな子も好きになって,大切に食べてくれるのではないで しょうか。 人間にとって大事な食生活の基本を大切にしてほしいと思います。 農業体験 ※平成17年度宮城県子ども農業体験学習地区推進事業 亘理地区農業体験学習紹介資料より ~仙台市内のきのこ生産者の話~ げんぼく 地元小学生を対象に,地域の森林資源を有効利用した原木 しいたけ栽培の体験を通じ,農林産物の収穫の喜びを体験して もらうことを目的として体験学習に取り組んでいます。 体験学習後に子供達からもらったメッセージには「嫌いだった きのこが食べられるようになった。」とのうれしい言葉が書かれ ていることもあり,一連の栽培作業を通じきのこに興味を持つ 子供が増えているようです。 ※宮城県保健福祉部健康推進課ホームページより 林業体験 ~気仙沼市内の漁業者の話~ 漁業について理解を深めるためには,漁業の現場を見て, とって,食べてもらうことが一番。 例えば,漁協の青年部員が漁業を説明しながら,一緒に漁業 をして魚をとります。とった魚は,漁協の女性部員が一緒に料理 をして,みんなでおいしく食べる。できれば親子で一緒に体験し てほしいですね。 漁業体験を通して,漁業という仕事や魚などの食べ物にもっと 興味を持ってもらいたいと思っています。 漁業体験 0 (2)農林漁業体験をしてみましょう 農林漁業体験は自然を体験し,その体験を通じて学習できる貴重な機会です。宮城県内の多くの小学校で 農林漁業体験学習を行っています。 体験を受け入れる生産者にとっては,生産現場の現状や問題を理解し,解決に向けて考えてもらうきっかけ としてほしいとの思いがあります。 体験する側,受け入れる側,どちらにとっても有意義なことなのです。 宮城県では,平成25年度までに,延べ140,000人の小学生に農林漁業体験をして もらう目標を立てて,みなさんが農林漁業を体験し,その大切をわかってもらうように取 組を進めることにしています。 モデル校を指定して農業体験学習を支援したり,小学校での農山漁村での長期宿泊 体験活動を進めています。 みなさんも,ぜひ,このような活動をしてみませんか。 ~農林漁業体験の問い合わせ~ 農 業 : 宮城県 農林水産部 農 業 振 興 課 022-211-2832 林 業 : 宮城県 農林水産部 林 業 振 興 課 022-211-2911 漁 業 : 宮城県 農林水産部 水産業振興課 022-211-2934 (3)学校農園の取り組み 校内や近くの田んぼや畑で農業体験学習を行っている学校もあります。 県内の約9割の小学校で農業体験学習が実施されており,その多くは校内で取り組まれています。 みなさんの学校ではどんな取り組みが行われていますか? 地域ごとに栽培する作物は様々です。どうしてその作物で学習するのかを考えると,地域の文化や歴史に ついても学ぶことができるのではないでしょうか? 田植え体験 大豆栽培体験 そば栽培体験 資料:宮城県農林水産部農業振興課 農業体験学習の実施状況調査結果,農業体験学習実践事例集 1