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英国の医薬品・バイオテクノロジー産業の概要

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英国の医薬品・バイオテクノロジー産業の概要
参考資料
英国貿易投資総省 ファクトシート
2006 年 1 月
英国の医薬品・バイオテクノロジー産業の概要
英国のバイオテクノロジー産業は欧州で最大の規模を誇り、450 社を超える製薬企業が研究や製造の
拠点を英国に置いています。2003 年には、これらの企業によって開発された 224 種の新薬が後期臨床
試験段階にあり、欧州全体の 40%を占めるに至っています。また、2003 年には、63 億ドルに上る研究
開発への投資が行われるなど、英国が米国や日本と並び世界トップスリーに入る優れた研究開発拠
点であることが伺えます。
医薬品・バイオテクノロジー産業を支える産官学の連携
英国の医薬品・バイオテクノロジー産業の成功を支える基礎には、世界屈指の研究機関や、スピン・オ
フ企業が持つ数々の優れた基礎研究・技術を活かす産官学の連携があります。世界トップの製薬会社
12 社が英国に研究開発や製造拠点を構えています。また、ロンドンには EMEA (欧州医薬品審査庁)
の本部や、欧州内の特許申請を扱う英国特許局の支部が置かれており、製薬会社にとって様々な医
療関連情報の入手や申請に好都合な環境となっています。また、英国政府はバイオテクノロジー関連
の研究に年約 9 億 6,000 万ドルの予算を計上し、産業や研究開発を抑圧せず、安全性や環境保全を
維持できるような規制や対策を実施しています。このように医薬品・バイオテクノロジー産業の発展を
目指した支援体制を強化してきた結果、2004 年度には、世界的にバイオ・医薬関連産業の成長が停
滞したにもかかわらず、医薬品売上高では 10%の成長が見られました。
医薬品・バイオテクノロジー産業の主な特徴
‐
欧州にある株式公開バイオテクノロジー企業の約半数が英国に拠点を持っている
‐
欧州における臨床試験中の新薬候補の 40%は英国企業による
‐
世界で売れているベスト 100 の医薬品の内、約 4 分の 1 は英国で開発された
‐
約73,000 人が直接雇用されており、その内 3 分の 1 が R&D に、22,400 人がバイオテクノロジー関
連に従事している
英国への直接投資の概要
英国政府は、長期雇用を保証し、新しいテクノロジーやマネジメント手法を導入することにより、今後英国のビジネ
ス環境をより競争力の高いものとしていく対英投資プロジェクトに強い関心を持って取り組んできました。柔軟な規
制や優遇税制措置、研究開発の奨励、産学協同の基盤整備など、政府の積極的な政策や活動により、2004/05
年度の対英投資件数は過去最多の 1066 件(対前年比 31%増)となり、新たに 39,592 人の雇用を創出しました。*1 ま
た、日本からの対英投資は、これまで 100,000 人以上の雇用を創出し、投資国のリーダー的な存在となっていま
す。
*1
2005 年 7 月に英国貿易投資総省が発表した 2004∼05 年度の投資実績による
(お問い合わせ先)
英国大使館 対英投資部 民部(みんぶ)
03-5211-1268
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