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文化とは - 栃木市

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文化とは - 栃木市
文化とは(概念)
文化芸術振興基本法
(前文抜粋)
文化芸術を創造し、享受し、文化的な環境の中で生きる喜びを見出すことは、人々の変
わらない願いである。また、文化芸術は、人々の創造性をはぐくみ、その表現力を高める
とともに、人々の心のつながりや相互に理解し尊重し合う土壌を提供し、多様性を受け入
れることができる心豊かな社会を形成するものであり、世界の平和に寄与するものである。
更に、文化芸術は、それ自体が固有の意義と価値を有するとともに、それぞれの国やそれ
ぞれの時代における国民共通のよりどころとして重要な意味を持ち、国際化が進展する中
にあって、自己認識の基点となり、文化的な伝統を尊重する心を育てるものである。
・文化庁シンボルのもつ要素
キーワード「過去・現在・未来」
「創造・発展」
「保存・継承」
・我が国の文化施策
平成 25 年度
ささえる、つづける、ひろげる、つくる(文化庁長官あいさつ)より
(抜粋)しかし、文化と一言でいってもその範囲は様々であり、定義することはかなり
難しいのです。最も広義には、ある地域や集団の中で摩擦なく生活するための礼儀作法や
生活様式のことで、もちろん言葉もその中に含まれます。長い時間をかけて作り上げられ
た文化はその地域や集団では空気のようなもので、そこに住む人々には意識されないほど
自然に身に付いたものなのです。
・栃木県文化振興計画基本目標
(抜粋)文化は、人々に精神的な豊かさや感動を与え、日々の暮らしに生きがいとうる
おいをもたらします。さらに文化は、地域コミュニティの形成や地域の特色ある産業の振
興をはじめ様々な分野において、その果たす役割は大きくなってきています。
・宇都宮市文化振興計画(改定)基本理念
文化とは、その地域に関わりを持つ人々の手によって育まれ、そのくらしに豊かさと潤
いをもたらすものであるとともに、まちに魅力と活力を創出してくれるものです。
(抜粋)
・小山市文化芸術振興条例
(前文)
文化芸術は、人々に楽しさや感動を与え、やすらぎや生きる喜びをもたらす。それは、
人生を豊かにするものであり、豊かな人間性をかん養する上で重要なものである。また、
すべての人が、心豊かな生活を実現していくうえで不可欠なものでもある。
ふるさとの豊かな自然や昔から親しまれている祭りや芸能などの地域に根ざした伝統文
化は、ふるさとへの誇りや愛着を深め、日々の暮らしの共通のよりどころである。先人た
ちからの歴史や伝統を保存し、継承し、新たな文化芸術を創造することは、私たちの責務
であるとともに、次なる時代の基盤となる。
文化・芸術先進事例
◆遠野遺産認定制度
「遠野らしさ」を構成する重要な文化資源や自然が保護され将来へ引き継がれるだけで
なく、市民の手で地域資源を再発見し保護・活用する過程で、魅力ある地域づくりとふる
さとへの誇りが醸成される、双方向的な効果のある市独自の制度である。
<目的>
遠野らしい農村景観や、それを構成するあらゆる文化資源や自然を将来にわたって継
承していくために、既存の文化財保護制度の対象とはならないが大切な「遠野市民が愛
する遠野らしい地域の宝もの」を市独自の「遠野遺産」として認定し市民協働でその保
護及び活用を図ることを目指す。
◆創作市民劇公演事業
地域に密着し、地域興しに寄与できる劇として創作し、市内の各地域を輪番による区民
総参加型で公演する。
「イガルーシマ(オラガムラ) の出番だ。1 度のチャンスだ」と自治会
が全力を挙げて各種団体を網羅して一致団結して取組む。成果として地域の特色を再確認
し地域への誇りや人との繋がりを強め、協働して地域活性化を図る。
<目的>
地域の貴重な歴史や伝承・伝統文化や文化財等を題材に戯曲化し、地域の特色を活か
した創作市民劇を上演し、公演をとおして自ら住んでいる地域に関心と誇りを持ち、芸
術文化の創造、地域興し及び人材育成につなげることを目的に開催する。
文化芸術創造都市事例
近年、文化芸術の持つ創造性を活かした産業振興や地域活性化の都市政策を実施している
自治体事例。
札幌市
◎街なかに文化芸術による賑わいを創出
市役所ロビー、大通公園、札幌駅、地下街などの公共空間で無料のアウトリサーチコン
サートが多数開催。また、
「さっぽろアートステージ」などの開催により、プロ・アマを
問わず広く参加の機会が提供される。
仙台市
東北大学をはじめとする多くの大学・研究機関が集積しており、「学都の知」として現在、
都市個性・魅力づくりの方向性の一つに「創造都市」を掲げている。
学都の知的資源・創造性を芸術・文化や産業の振興に結び付け、都市の活力や個性づく
りにつなげていく考え方である。創造都市を目指している文化政策の柱が「楽都(がく
と)仙台」並びに「劇都仙台」である。
「楽都」の代表的な事業としては、仙台フィルハーモニー管弦楽団の運営支援や「仙
台国際音楽コンクール」の開催、
「定禅寺ストリート・ジャズフェスティバル」のような
市民主体の音楽系イベントを含むものもある。
また、
「市民誰もが芸術文化を楽しめる環境づくり」として、秋に開催されているのが
「仙台クラシックフェスティバル(通称「せんくら」)」である。
「せんくら」は街中がク
ラシックで溢れる三日間が演出され、運営には多くの市民ボランティアが協力している。
成果として、第1回が 30,000 人、第2回が 38,000 人、第3回が 40,000 人と観客数が増
加してきている。
さらに、街中のカフェや居酒屋を舞台に、市民に気軽に演劇に触れてもらえる場づく
りとして、2008 年から「杜の都の演劇祭」が開催されている。さらに、2007 年から市内
のホールなどを会場に、音楽や朗読、仙台に縁のある著者によるトークショーなどを組
み合わせた公演「ライブ文学館」事業が開催されている。
一方、新たな情報メディアと図書館機能とを備えた「仙台メディアテーク」を開設し、
メディア産業の振興と市民の美術や映像文化の「創造の場」として活用されている。
豊島区
2005(平成 17)年の文化創造都市宣言に基づいて、翌年に文化芸術振興条例を制定し、
「文化と品格を誇れる価値あるまち」づくりを進めている。
閉校となった学校施設を文化芸術創造の拠点として、「にしすがも創造舎」の整備。アー
ト系NPO法人との協働により、劇団や文化芸術団体等の作品制作や稽古等の場の提供、
子供たちのワークショップや地域住民との交流の場となっている。
2007(平成 19)年にオープンした、
「あうるすぽっと」(舞台芸術交流センター)と中央
図書館で、舞台芸術の創造発信、担い手育成による賑わいの創出とまちの活性化。
横浜市
◎近代建築遺産を創造的人材の活動拠点に活用
近代建築遺産を積極的に保存することで、都市デザイン政策の確立を図る。
◎横浜トリエンナーレの開催
国内初の現代美術の国際展。
◎市民、NPOとの協働による取り組み
「横浜トリエンナーレ 2008」では、約 160 人のサポーターが自主的な広報活動などを展
開し、1500 人を超えるボランティアが運営を支援。
BankArt 1929 は、アートNPOによる施設運営の可能性と創造性の高さを実証。
金沢市
◎工場跡地を市民芸術創造活動の場として再整備
紡績工場の煉瓦造り倉庫を「金沢市民芸術村」として 1996 年に再生し、市民が「24 時
間、365 日」自由に芸術創造活動に利用している。
◎クラフト都市として世界初のユネスコ「創造都市」
クラフト分野では世界初の登録が 2009 年 6 月に認定。
篠山市
篠山市では、文化財という本物が多く残されていることを活かして、市域に広がる様々
な文化財を総合的に捉え、積極的な保存・活用を図り、歴史・文化を活かした地域づく
りを進めている。
地元の自治会から組織された「篠山まちなみ保存会」は、保存地区住民・建築士・施工
者・NPO・市などと連携を図り、保存地区のまちづくりを積極的に推進し、新たな活力を
生み出している。
◎歴史文化基本構想及び保存活用計画
市・市民・関係団体との連携による策定。
◎篠山チルドレンミュージアム
学校施設を転用し、子供たちの「生きる力」を育む拠点として、子供たちが文化をはじ
め、自然や食等を体験することが出来る活動を展開している。
◎「丹波方式」文化ボランティア
◎まちなみアートフェスティバル
保存地区の伝統的建造物の空間を生かした中に、篠山出身・丹有地区在住など、この地
ゆかりの芸術作家の作品(彫刻・絵画・工芸等)を展示発表し、歴史的な町並みの中に
アートストリートを創出。
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