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3)「富山市まちなか賑わい広場(グランドプラザ)」
4.先進事例調査 ② 交通アクセスの利便性向上、イベント実施への支援 コミュニティバス「まいどはや」の運行/レンタサイクルの運営/ 無料駐車システムの運営/「街なか感謝デー(駐車場無料開放) 」の開催/ 「富山市まちなか広場(グランドプラザ) 」の運営 ③ 活性化ソフト事業 「街なかメイクアップサポーター」の運営/ 「富山市まちなか研究室(MAG.net) 」の運営/ IC カード活用商店街ポイントサービス社会実験の実施」 ④ 情報の発信 情報誌「シティウォーカー」の発行/ 「富山まちなか情報ハブステーション なかもん(WEB) 」の整備 ⑤ 中心市街地活性化組織への支援 中心市街地活性化協議会の事務局運営/中心市街地活性化研究会の事務局運営/ 「地場もん屋総本店」 街なかサロン「樹の子」 3) 「富山市まちなか賑わい広場(グランドプラザ) 」 ・ 「富山市まちなか賑わい広場(グランドプラザ、以下グランドプラザ) 」は富山市が平成 19 年に 設置した施設である。平成 22 年からは「株式会社まちづくりとやま」が指定管理者として管理 運営を行っている。 ・ グランドプラザは再開発事業により、西隣に大型商業施設「総曲輪 FERIO」 、東隣に大立体駐車 場(グランドパーキング)とともに建設された。再開発事業前にあった複数の路地を集約化して 道路区域を廃止し、街なか広場として創出したものである。 ・ 長さ 65m、幅 21m、高さ 19m で、広場の上空をガラス張りにした全天候型施設である。277 インチの大型ビジョンや、倉庫兼用の昇降舞台を設置し、ダンスライブ、コンサート、ビール祭 り、ワインフェスタ、輸入車ショー、ボクシング、スケートリンクなど、様々なイベントに活用 できる。 【参考文献】 福原 武「株式会社まちづくりとやまの取り組み」 (UH まちづくりレター まち・つくる通信 vol.9)平成 25 年3月 50 4.先進事例調査 「グランドプラザ」位置図 「グランドプラザ」南面 「グランドプラザ」内部北側 総曲輪通商店街(右にグランドプラザ) 「グランドプラザ」内部南側 51 4.先進事例調査 44 「金沢市民芸術村」 1)開設の経緯 ・金沢市は「国際化を目指した歴史と文化に培った個性を鮮明に」を、まちづくりのスローガンに 掲げている。 ・ 金沢市は古くから加賀友禅の伝統、絹織物の大生産地であったが、旧大和紡績の紡績工場の敷地 と建物を金沢市が購入し、レンガ倉庫群を再生し、糸を紡ぐ工場から、創作の夢を紡ぐ賑わいの 場所として、市民の芸術活動を支援する目的の総合文化施設であり、平成8年に開村した。 ・ 建物は平成9年度のグッドデザイン賞対象を受賞するとともに、事務所棟は国の登録有形文化財 でもある。 ・ 「金沢市民芸術村」は、公益財団法人金沢芸術創造財団の下部組織である。 2)施設の概要 ・設置主体:金沢市、管理主体(指定管理者) :公益財団法人「金沢芸術創造財団」 ・施設規模:敷地面積 約 97,000 ㎡(東京ドーム2倍) 文化施設 3,500 ㎡ マルチ工房/ドラマ工房/オープンスペース/ミュージック工房/ アート工房/里山の家(金沢市郊外より移築)/パフォーミングスクウェア 3)運営の特色 ・ 「文化芸術活動に規制は馴染めない」 (いつでも、だれでも、自由に) ・年中無休・全日 24 時間利用が可能 ・ 低利用料金 6時間 1,000 円(2時間 300 円) ・楽器、道具・機材の備品使用は無料 ・ 無料駐車場 450 題完備 ・ 「市民ディレクター制度」 (市民の代表による自主運営) 「金沢市民芸術村」外観1 「金沢市民芸術村」外観2 52 4.先進事例調査 事務所棟 ドラマ工房 オープンスペース 里山の家 外構1 外構2 53