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(社員食堂を活用した健康づくりの推進に向けて)とりまとめ
平成 28 年度特定給食施設等講習会 意見交換 取りまとめ 福島県県南保健所 項目 健康課題 健康増進課 内容 ・血糖、高血圧、血中脂質(年齢に関係なく)(男女ともに) ・メタボ・肥満の改善 ・男性の尿酸値 →単身赴任者の食生活の問題、女性の更年期の課題が考えられる。 ・要精密検査対象者の再検査受診勧奨・特定保健指導対象者への参加勧奨 ・40 歳未満の BMI≧25 の社員への体重管理 健康課題解決に 【献立・味付けの工夫】 向けて、施設で ・提供メニューに加えて、サラダをおかわり自由にしている。 取り組んでいること ・サラダバーの実施 ・薄味での提供。(調味料をきちんと計量している。 ) ・月2回の低脂質食メニューやカロリー別のおかずの提供。 ・毎週金曜日は No フライ。 ・ウェルネスメニュー(毎日限定 10 食程度)を提供。 【栄養表示や情報提供】 ・テーブルに卓上メモを置き、食事中に目を通してもらう。 ・ウェルネスメモ等のポップ設置。ベジタブルファーストの普及の意見掲示。 ・週 1 回のヘルシーメニューの提供。 (ポスターの掲示。 ) ・プライスカードによる定食・小鉢の栄養表示。 ・食材×食材=期待できる効果、栄養メモ、栄養士だよりの掲示。 ・BMI が高い従業員の方へ、食事の摂り方のアドバイスを小冊子にて 食堂内で閲覧啓発している。 【健康づくりのイベント等】 ・年に数回、ウェルネスフェアとしてパネル展を実施。 栄養士も配置し、相談にも応えている。 ・健康メニュー年間計画表を立て、実施している。 ・健康推進委員会の活動。 (ウォーキング、球技等の運動) ・給食委員会の活動(ヘルスアップ食堂 700kcal、野菜 120g、 全品カロリー表示、従業員との交流・相談会) ・料理教室の実施 ・血管年齢や血圧測定 項目 内容 効果があがっている ・ごはんの量を茶碗の大きさで選択できるので、カロリーコントロールが 取組 しやすく、特定保健指導参加者の体重減少に役立っている。 ・飲み物に関して、無糖商品が増えており、カロリーを抑えられている。 ・健康づくりの取組で、従業員の健康に対する意識が高まった。 ・塩分摂取緩和に酢を使用した献立を多く提供。 ・サラダコーナーのドレッシングに酢を置くようにした。 ドレッシングの量を減らすことができ、減塩につながると考えられる。 実際に「血圧が下がった・安定した」等の声をいただいている。 ・委員会の活動により、運動への動機付け、職場間のコミュニケーション向上、 ストレス解消、個人の健康意識向上に繋がっている。 困っていること 【取組】 悩んでいること ・そもそも特別なことに取り組めていない。 ・施設担当者が忙しく、なかなか時間がとれない。 【利用者の嗜好とメニューの内容】 ・幅広い年齢層に対応できるメニューが難しい。 ・利用者が少ないため、利用者の好むメニュー傾向となってしまう。 ・お金を出してまで健康食を食べてくれるかと言えば、そうではない。 ・生活習慣病予防の定食を提供しても、人気定食(揚げ物・肉料理等)の 売れ行きがよく、その価値が共有できていないように思われる。 ・明らかにメタボ体型であるが、肉体労働の多さを考えると、 大盛り・おかわり等は黙認せざるを得ない。 ・味覚や食事量については、習慣になっているので変容しにくい。 【健康や疾病に対する意識の低さ】 ・自分の健康に対する意識の低さ。 ・交代勤務で規則正しい生活が難しい。 【従業員の生活習慣・食習慣の把握の難しさ】 ・有所見者の食生活の把握の難しさ。 ・食生活の把握ができないため、媒体による情報提供にとどまっている。 ・一般的な情報提供のみで、効果があがるまでに至っていない。 【施設管理者と委託業者の連携】 ・委託だと、踏み込んだところまで従業員と関われない。 ・従業員の健診データは個人情報であり、身体状況が把握できない状態。