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優先し、「free-behind race condition」の問題による回

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優先し、「free-behind race condition」の問題による回
特定のお客様は、05.33.000.5.081へのアップグレードを VOLUME 11
2014年12月
優先し、「free-behind race condition」の問題による回
1
「free-behind race
避可能なシステム停止を防ぐことを推奨
condition」の問題の
VNX製品ラインは、信頼性向上を目的としたサービス パックをリリースし続けているため、各信頼性メトリックは向
上を続けています。信頼性は、発生するシステム停止の大部分が、発生回数の非常に少ないバケットが根本原因
となるポイントまで改善されました。実際、残りのシステム停止の多くは、「one off」インスタンスです。VNX製品ライ
ンにおけるシステム停止の既知の原因のうち、確認済みインスタンスの記録件数が最も多い原因は「 free-behind
race condition」と呼ばれるものです。これは、最新のコードにアップグレードすることで回避できます。
「free-behind race condition」は、スペースを解放してプールに戻してしまうコード内のバグです。この結果、LUNが
オフラインになり、データが一時的に使用不可になる可能性があります。オフラインになったLUNは、多くの場合、
そのときにスペースを解放する機能により制約を受けます。たとえば、この問題が発生する最も一般的な状況で
は、お客様のプール内の重複排除されたLUNがすべてオフラインになる可能性があります。重複排除は、影響を
受けるコードを頻繁に使用し、これによりスペースが解放されてプールに戻されるため、重複排除LUNの脆弱性が
高まります。圧縮LUNも影響を受けるコードを頻繁に使用します。
VMwareやWindows 2012などのホスト オペレーティング システムは、トリミング/割り当て解除などのシン認識機
能を使用し、スペースを解放してプールに戻すために、影響を受けるコードをアレイが実行する可能性があるた
め、どのプールLUNも脆弱性が高まる可能性があります。これは競合状態であるため、重複排除などの機能が通
常の機能の一部として影響を受けるコード ルーチンを何回も実行することにより、システム停止がトリガーされる
可能性が高くなります。
なお、FAST VPは脆弱なコード ルーチンを使用しないため、このバグの影響を受けません。
回避
VNXスナップ ユー
ザーへの推奨事項
2
新しいドライブ ファー
ムウェアを入手可能
2
縮退したSPSテスト中
のVNX8000の問題
2
ターゲット コードのリビ
ジョンと主な修正
3
ブロック重複排除: 基
本的な概要
4
VNXドキュメントに対す
るその他のソース
4
05.33.000.5.081ソフトウェア リリースでは、「free-behind race condition」の問題が緩和されています。
05.33.000.5.072、05.33.000.5.074、05.33.000.5.079の各リリースでも緩和されていましたが、05.33.000.5.081に
より以前のソフトウェア リリースは置き換えられたため、現在では以前の2件のリリースをダウンロードすることは
できなくなっています。これらのいずれかのリリースまたはそれ以降のリリースをすでに実行している場合は、修正
済みです。
VNXストレージ プールでWindows 2012のトリミング/割り当て解除を使用することでパフォーマンスに及ぶ可能性
がある影響の詳細については、ナレッジベース記事https://support.emc.com/kb/182688を参照してください。
オフラインLUNのトラブルシューティング
データにアクセスできず、1台以上のLUNがオフラインになっていることが
判明した場合、すぐにこの問題をEMCサポートにエスカレートしてくださ
い。EMCのサポートとエンジニアリングは、ほとんどのオフラインLUN状況
の原因をすぐに特定できるようにトレーニングされています。サポートまた
はエンジニアリングにより、オフラインLUNの原因が既知の「free-behind
race condition」であると判断された場合、通常よりすばやい方法でLUNを
安全にオンラインに戻すことができる可能性があります。エンジニアリング
では、この状況が発生した場合にそれをすばやく特定し、回復するための
ツールを開発しました。
UPTIME BULLETINに関するご意
見をお待ちしております。今後の発
行物に対するご意見は、こちらまで
お送りください。
[email protected]
VNX Seriesのページで
「UPTIME BULLETIN」を検索
https://support.emc.com/
products/12781
お客様
ドキュメント
 https://mydocuments.emc.com/VNX
 http://japan.emc.com/vnxesupport
VNXシステムのVNXスナップ ユーザーへの推奨事項
R32ファミリ内でコードを実行しているVNXスナップのユーザーは、05.32.000.5.215(または最新のターゲット コード)にアップグレードしてくださ
い(現在では05.32.000.5.216です)。このコードには、パフォーマンスの低下からSPの再起動まで、問題を抑制できる重要な修正が含まれてい
ます。最も極端なケースでは、この問題によりストレージ システムへのアクセスが停止する可能性があります。
VNXスナップを使用するR32ファミリ システムで、I/O応答時間、LUNへのアクセス性、管理不可能になるストレージ プロセッサに関する問題が
発生する場合、状況を解消しようとしてSPを再起動しないでください。この状態でSPを再起動すると、SPが再起動から戻ることができなくなった
り、一連の繰り返しバグ チェックがトリガーされたりして、サービスが停止し、エンジニアリングの介入による修正が必要になる可能性がありま
す。サポートのチケットをオープンし、全機能を復元するために行う必要がある診断やアクションをEMCが安全にサポートできるようにします。
この特定の問題については、ナレッジベース ソリューションhttps://support.emc.com/kb/172028も参照してください。
特定のドライブにおけるDU/DLのアップタイム レートを高める新しい
ファームウェアが入手可能
EMCは最近、600GB VNX SASドライブ、パーツ番号005049675および005049677の新しいファームウェアをリリースしました。この新しいファー
ムウェアにより、ドライブの信頼性が向上します。つまり、このドライブのMTBF(平均故障間隔)メトリックが大幅に向上します。さらに、この新し
いファームウェアにより、ESXホストでのVAAIプリミティブの操作を伴うかなり限定されたシナリオで、ドライブのパフォーマンスも向上します。
この新しいドライブ ファームウェアは、https://support.emc.com/downloads/か、ここをクリックして入手できます。ダウンロード サイトで、検索
する製品シリーズの名前(VNX1シリーズまたはVNX2シリーズ)を入力すると、入手可能なドライブ ファームウェア ダウンロードがリストされま
す。USM(Unisphere Service Manager)を使用した無停止が適用される可能性があります。Unisphere Service Managerにログインしたら、
[Downloads]>[Download Disk Firmware Packages] を選択します。詳細については、ETA 195555を参照してください。第4四半期末までに、
VNXeの特定のドライブの信頼性を高める新しい同様のドライブ ファームウェアが他にもリリースされる予定です。
縮退したSPSテスト中にVNX8000が停止することがある
R33ファミリのすべての現行コード リリース(05.33.000.5.081以前を含む)では、電源がオンになっていないSPSユニットがある場合にSPSテス
トが実行されないようにすることを目的としたチェックに問題があります。このテストでは、このような状況でSPSテストが誤って実行できるように
なるため、ストレージ システムへのアクセスが停止することがあります。電源消失のためにピアーがオフラインになっているときに、SPSテストに
よりSPSユニットの電源が消費されると、電源はこれを完全な電源消失として検出し、シャットダウンを見越してキャッシュをディスクにフラッシュ
し始めます。キャッシュがフラッシュを完了すると、コードにより両方のストレージ プロセッサが再起動されます。
この状況はVNX8000モデルでのみ発生する可能性があり、このモデルにおけるSPSの設計と実装の変更に関連しています。 VNX8000の次期
コード リリースで修正される予定であり、現在のところ2015年第1四半期末頃のリリースが予定されています。SPSテストを無効にすることはで
きないため、週1回のSPSテスト時はVNX8000で両方のSPSユニットの適切な電源が維持されるように十分注意を払ってください。
ストレージ プロセッサの再起動前にキャッシュがディスクにフラッシュされるため、この問題によりデータ消失が発生することはありません。 こ
の問題の最新情報については、ナレッジベース記事 https://support.emc.com/kb/195006を参照してください。
VAAIの改善におけるEMCの進行
状況の更新
修正の効果が高まる用途について説明する、この
ホットフィックスのリリース ノートも用意されています。
最後に、VAAI XCopyの操作とVNX環境に関する
ホットフィックスは、コードのリリース05.32.000.5.216
ホワイト ペーパーがエンジニアリングによりリリース
に基づいて使用可能です。 ホットフィックスをリクエ
される予定です。ホットフィックスの具体的な参考事
ストするには、サポートにご連絡いただければEMC
例と、さまざまな用途でパフォーマンスに関してユー
でのチケットをオープンいたします。
ザーが予期すべき事柄が掲載されます。このホワイト
ペーパーは、今後お客様向けにリリースされ、
support.emc.comからダウンロード可能になります。
VNX/VNXeのターゲット バージョン
EMCでは、各製品を安定した信頼性の高い環境で稼働させるために、ターゲット リビジョンを設定しています。ベスト プラクティスとして、
ターゲット コード レベル以上で運用し、最新の機能拡張と修正を入手することを推奨します。現在のVNX/VNXeのターゲット コードの導入
率については、http://support.emc.com で「adoption rates」という用語を検索してください。
VNXe OSバージョン
リリース日
ステータス
2.4.3.21980
2014年11月17日
ターゲット
2.4.3.21980
2014年11月17日
最新リリース
リリース日
ステータス
3.0.1.4029529
2014年11月17日
ターゲット
3.0.1.4029529
2014年11月17日
最新リリース
リリース日
ステータス
7.1.76.4 (VNX for File)
2014年5月15日
ターゲット
7.1.76.4 (VNX for File)
2014年5月15日
最新リリース
05.32.000.5.216 (VNX for Block)
2014年10月24日
ターゲット
05.32.000.5.216 (VNX for Block)
2014年10月24日
最新リリース
リリース日
ステータス
8.1.2.51 (VNX for File)
2014年2月28日
ターゲット
8.1.3.79 (VNX for File)
2014年11月25日
最新リリース
05.33.000.5.052 (VNX for Block)
2014年5月2日
ターゲット
05.33.000.5.081 (VNX for Block)
2014年12月19日
最新リリース
VNXe2 OSバージョン
ユニファイド VNX コード バージョン(7.1およびR32)
ユニファイド VNX コード バージョン(8.1およびR33)
製品のリリース ノートには、新しいコード リリースご
との機能拡張の一覧が掲載されています。
 特定のLCCコード アップグレード タイミング シ
ナリオまたは単一ループ障害モード シナリオに
おいて、NDU中に修正不可能なエラーや一貫
性エラーが発生する問題が包括的に修正され
ました。
リリース3.0.1.4029529における
VNXe2 OEコードの機能拡張
 Shellshock/Bashbleedセキュリティ修正が含ま  証明書チェーンを使用している場合にユーザー
れています。
リリース05.32.000.5.216における 
Flareコードの機能拡張
NDU中のSASコントローラーの更新時に、SPが
まれに応答しなくなる問題が修正されました。
 8.1.3.72と同じキー修正と、Shellshock/
ポートの速度が手動で変更された場合にSPの
パニックが発生するという問題が修正されます。
Bashbleedセキュリティ修正を提供する更新さ
れたbash RPM。
修正されました。
ルと同時に多数のEnablerもインストールした場
合に、NDU時に発生する問題が修正されました。
リリース05.33.000.5.081における
リリース05.33.000.5.079における Flareコードの機能拡張
Flareコードの機能拡張
 33.079と同じすべての機能/修正。
 Unisphereでファイバー チャネルIOモジュール
ビジョンがブロック オペレーティング環境
05.33.000.5.081以上になります。
8.1.3.79でのファイル コードの機
能拡張
 特定のシナリオでドライブの復元性を向上させ  パニックを引き起こす可能性があるコアOSバンド
て、二重障害が発生したRAIDグループのリスク
を軽減します。
 D@RE Enablerの今後のリリースでは、必須リ
がLDAPにログオンできない問題が修正されま
した。
 ドライブの検証のパフォーマンスを向上させて、  NDU後にSPがまれに管理できなくなる問題が
ドライブが早く摩耗しないようにします。
化されるというD@RE(静止データ暗号化)の問
題が修正されます。
 初期暗号化プロセス中のストレージ プロセッサ
の再起動イベント発生時に一部のデータが無効
Shellshock/Bashbleedの問題
の詳細
GNU bashには、ナレッジベース記事https://
support.emc.com/kb/192608で説明されているセ
キュリティ脆弱性があります。このソリューションで
は、業界全体に及ぶ脆弱性の影響を受ける可能性
があるEMC製品について説明し、脆弱性が解決され
るソフトウェア リビジョンについて詳細に説明する他
の製品固有のソリューションへのリンクを示します。
EMC VNXブロック重複排除:
基本的な概要
目的
この文書では、ブロック重複排除に関する基本的な質問の回答を示します。
ブロック重複排除が有効なLUNに最適なデータおよびアプリケーションI/Oはどれですか。
 大量の重複データを含んでいるLUN
 大量の静的データを含んでいるLUN
 30%未満の書き込み率を有するLUN
 シーケンシャルI/O、またはブロックが大きいランダムI/Oを発生しないLUN
 レーテンシー非依存のアプリケーションを含んでいるLUN
ブロック重複排除の使用時に避けるべきなのはどれですか。
 アプリケーションでシンLUNパフォーマンスが受け入れ不可能なLUN
 大量の一意のデータを含んでいるLUN
 30%を超える書き込み率を有するLUN
注: VNXのファイルLUNでは、ブロック重複排除を有効にできません。
ブロック重複排除の使用時の最適な構成はどれですか。
 重複排除が有効なすべてのLUNを、同じSP上のプール内に配置する
 他のすべてのLUNを、ピアーSP上のプール内に配置する
 可能であれば、SP間で重複排除コンテナーを分散することにより重複排除をロード
バランシングする
 重複排除が有効な各LUNで、デフォルト オーナー、現在のオーナー、配置オーナーが
同じであることを確認する
ブロック重複排除に関する詳しい情報はどこで入手できますか。

http://support.emc.com
 ホワイト ペーパー「EMC VNXの重複排除および圧縮」
 ホワイト ペーパー「EMC VNX Unified Best Practices for Performance」
VNXドキュメントに対するその他のソース
https://mydocuments.emc.comにアクセスして、VNX シリーズを選択すると、VNX製品について詳しく調べたり、既知の問題についての最新の
一覧を確認したりできます。また、カスタマイズしたインストールを作成したり、ご使用の環境に適した保守手順を選んだりすることもできます。
VNXシリーズのページの下部にある関連ドキュメントのリンクを開くと、よくアクセスされるzipファイルをダウンロードできます。 ぜひこのサイトに
アクセスして、ご意見をお寄せください。
EMC Corporationは、この資料に記載される情報が、発行日時点で正確であるとみなしています。この情報は通知なく変更されることがあります。
本文書に記載される情報は、「現状有姿」の条件で提供されています。EMCは、本文書に記載された情報に関する、どのような内容についても表明保証条項を設けず、特に、商品性や特定の目的に対する適応性に
対する黙示の保証はいたしません。
この資料に記載される、いかなるEMCソフトウェアの使用、複製、頒布も、当該ソフトウェア ライセンスが必要です。EMC2、EMC、E-Lab、Powerlink、VNX、VNXe、Unisphere、RecoverPoint、およびEMCのロゴ
は、EMC Corporationの登録商標または商標です。その他のすべての名称ならびに製品についての商標は、それぞれの所有者の商標または登録商標です。Copyright © 2014 EMC Corporation.
All rights reserved.(不許複製・禁無断転載) 2014年12月
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